第0回「医学書を通読するなんて、酔狂な暇人のやることである。」|Dr.ヤンデルの 勝手に索引作ります!|レジデントノート
学生時代、医学部には数名の「異常な読書家」がいた。やれ「ハリソンを通読したので、どこに何が書いてあるかだいたい覚えている」だの、「ロビンスを読むのが趣味だ、邦訳よりも原著が美しい」だの、ドヤ顔の好事家スタイルでマウントをとってくるヤカラがうっとうしかった。どうしてだろう、彼らは、試験直前でみんながピリピリしているタイミングを選ぶかのようにして、「いやーちょっと間質性肺炎のこと調べようと思った...