Yoshiaki Sato Profile
Yoshiaki Sato

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トマス・ピンチョン研究と翻訳。グレゴリー・ベイトソンの研究と翻訳。ポップ・ミュージックの長い進化の過程について学び、日本語文法を記述し直し、対抗的な英語教育に役立てることを考えている。放送大学で『ビートルズde英文法』『アメリカの芸術と文化』を開講中。

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@satochon3
Yoshiaki Sato
3 years
書影が出ました。日本語版刊行(1982)から40年、これでようやく、これからの日本を背負って立つ人たちの手に、安定的にわたることが可能になりました。
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Yoshiaki Sato
3 years
ガチガチの言語認識論を、こんな楽しそうにレイアウトしてもらいました。さすがアルクさん。『英文法を哲学する』A New Philosophy of Grammar、刊行は1月末です。
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Yoshiaki Sato
3 years
これは敬語の使い方の書ではなく、敬語という装置が、日本語を使う私たちを巻き込んだ困難についての本である。言語が変わりつつある歴史を内側から捉えようとする「語用論」の快著として、千年紀の変わり目に爆発的に登場した「させていただく」が巻き起こす悲喜劇を描く。
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Yoshiaki Sato
3 years
ようやく発売日を迎えました。本当に長いことお待たせしました。 #ベイトソン #精神と自然
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Yoshiaki Sato
3 years
〈ベイトソン再版のお知らせ〉 長らくお待たせしていました。新思索社から出ていたグレゴリー・ベイトソンの2冊のうち『精神と自然』は、2022年1月、文庫版(版元はおいおいお知らせできます)での出版に向けて動いています。『精神の生態学』も、続いて文庫で出版される予定です。
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@satochon3
Yoshiaki Sato
1 year
岩波文庫の新装丁で、この本が出ます(上巻・4月18日予定)。カバーの絵を描いたマーク・ケイツビーは、300年ほど前の博物誌家。中巻、下巻のカバー画も美しいです。あ、内容もアップグレードされました。
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Yoshiaki Sato
2 years
時を経ることで、出版当時より輝きが鮮明になる本がある。社会の変遷を描くには、社会学的アプローチだけでは足りないこと、文学研究で鍛えた感性が必要だということがひしひしと伝わる著、文庫で登場。税込902円。
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Yoshiaki Sato
3 years
ご来光に先立って、見本刷りが届きました。 グレゴリー・ベイトソン『精神と自然』 Happy New Year! 『精神の���態学』全3巻も年内には。
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Yoshiaki Sato
3 years
この本は1982年に刊行されたが、版は重ねていたものの、版元の倒産を二度にわたって被った。三度目はぜひ安心して死んでいけるところからと望んだが、その実現に5年を要してしまった。その間、ご迷惑様でした。岩波文庫版『精神の生態学へ』も恐らく2020年中には。
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Yoshiaki Sato
3 years
1月末刊行本のカバー見本が届く。第1章「英語文は真実を語るので、その窮屈さから逃れる方法がいろいろ用意されている」。つまり仮定法、法助動詞。Will は未来時制を作るのではなく、今後のことについての発言を「真実」から救い出す装置。英語に時制は2つ。ミニマル英文法。
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Yoshiaki Sato
2 years
a と the の違いを私たちが習得しないのは、主語を「〜は」と訳させることにも絡んでいる。「I'm a ~」は「私は〜」と訳してよいが、「I'm the ~」は「〜は私だ」と訳すのがよい。I'm the best. という最上級の the にしても同じ。
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Yoshiaki Sato
2 years
深く重要な問題意識。謙虚に実証的な調査の累積。好著が出た。英文法の細部にとまどいを感じながら教えてこられた先生たちは、何度も肯かれるだろう。
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Yoshiaki Sato
3 years
グレゴリー・ベイトソンの『精神と自然』岩波文庫版、再校点検中。年内校了を迎えられそうです。
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@satochon3
Yoshiaki Sato
1 year
1990年に個人訳の思索社版が出て以来、2度にわたる長期の絶版で、ファンの方、学習を必要とする方に、たいへんな御迷惑をおかけしましたが、この文庫本の刊行で私の人生、ようやく安泰です。途中多くの方を頼り、支えてもらいました。お礼申し上げます。
@iwabun1927
岩波文庫編集部
1 year
【新刊】グレゴリー・ベイトソン『精神の生態学へ(上)』佐藤良明訳 現象に内在する精神とは? 精神のエコロジーとは? ベイトソンの生涯にわたる知的探究をたどる集大成。上巻はメタローグ・人類学篇。頭をほぐす父娘の対話から、分裂生成とプラトーの概念まで。
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Yoshiaki Sato
2 years
『精神の生態学へ』は岩波文庫より上・中・下3巻を準備中。上巻(メタローグ・人類学篇)は、なんとか初稿の手入れが終わりました。春の盛りまでお待ちください。
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@satochon3
Yoshiaki Sato
3 years
「動物の左右対称性も、葉の配列パターンも、二国間の軍備拡張プロセスも……センテンスの文法構造も……これらはみな私の提唱する観念のエコロジーの視点に立ってはじめて理解可能になる」(ベイトソン『精神の生態学へ』序文)。この言葉に励まされて書いた、英語文の統語法の本がこれです。
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@satochon3
Yoshiaki Sato
3 years
『精神と自然』、岩波文庫版、校了。 新年刊行をお待ちください。
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Yoshiaki Sato
1 year
下巻が刷り上がってきて、上・中・下が揃いました。10日発売。
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@satochon3
Yoshiaki Sato
3 years
アルクから2週間後に発売予定の『英文法を哲学する』。その哲学は、浅いものです。深める代わりに、文法規則という凝り固まったものに対し、いくつもの違った視点を提示することを心がけました。
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Yoshiaki Sato
3 years
どや(笑)
@jumping5555
阿部公彦 ABE Masahiko
3 years
佐藤良明さんは、どんなにドヤ顔をしても許される、地球上でも数少ないおじさんの一人ですが… 『東大の佐藤先生と英文法を哲学する』(アルク)はドヤ顔一切ナシで「事実の響き」「背骨」「空間英語」「解像度」など秘術的概念をリズムにのってがんがん解説してくれます。
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@satochon3
Yoshiaki Sato
1 year
見本が届きました。『精神の生態学へ』の中心となる巻です。より多くの精神になじんでくれるよう、時間をかけて直しました。15日発売とのこと。
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Yoshiaki Sato
2 years
a とthe の意味の違いを習得せずに,高校までのの英語教育を終えてしまう日本人が約9割にのぼることを、某市民大学のテストによって確認した。Molly is the singer in a band.の冠詞を変えると意味がどう変わるかを4択で問う問題。
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@satochon3
Yoshiaki Sato
11 months
『知の技法』から30年。その続編『知の論理』の新装版が出た。当時の、概ね40代の東大教員22人の写真と、写真以上に若い言葉がモリモリ詰まっている。小生も「こころを生けどる論理──ベイトソンと精神のエコロジー」という題で参加しています。
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@satochon3
Yoshiaki Sato
1 year
岩波文庫新刊『精神の生態学へ』(下)に、「ヴェルサイユからサイバネティクスへ」というベイトソンの講演(1966)が収録されている。そのナマの音声データがこれ。サクラメント州立大学の学生聴衆に向かって、ゆっくりしゃべている。45分過ぎから質問タイムになります。
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@satochon3
Yoshiaki Sato
2 years
岩波書店の元旦全紙広告。関孝和全集の隣に、ボブ・ディラン『ソングの哲学』(The Philosophy of Modern Songs)が。ノーベル賞作家が初めてガチに取り組んだ、歌謡ネタによる哲学風文学書。
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@satochon3
Yoshiaki Sato
1 year
これ『精神と自然』ですね。生き物の、生存をかけたコミュニケーションの本質を追究したベイトソンが一生掛けて獲得した言葉が詰まっている。それを bps が早いほどいい、みたいな機械(非生物)の論理で受信しようとする、嗚呼、21世紀の日本人よ。
@SyundokuJP
瞬読 ー 速読を超えた速読法 ー
1 year
「瞬読」っていう読書術が凄かった…!📖 ただの速読とは全然違くて、 1冊3分くらいで読めるのに 内容も全部記憶できちゃう! (↓こんな感じ↓) テレビとかニュースでも紹介されて最近すごい人気らしいから 家に読んでない本が溢れてる人は見てみてね📚笑
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@satochon3
Yoshiaki Sato
3 years
12年前、アメリカが今のようでなかったころ、「こういうの好きだ」という思い入れ全開にして編集した、英文詳注リーダーです。よければ手にとってみてください。
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@satochon3
Yoshiaki Sato
2 years
岩波文庫版『精神の生態学へ』は三分冊。原著の Steps to が「へ」となる。中巻は,ダブルバインド仮説の誕生までと、それ以後の思索の広がりに話が限定されるので、「ステップス」が辿りやすい。分かりやすくはないが、33年前の訳文のボヤケは大分解消した。刊行は梅雨時までお待ちくだされ。
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@satochon3
Yoshiaki Sato
2 years
「お客様」でいたのでは外国語は身に付かない。「消費者」として甘やかされたらダメ。ひとつの言語を習得することは、知識を購入することではなく、自分の心を組み替えること。言語の門を叩くものは、「丁稚」の精神をもち、まずはプライドを砕かれるべし。
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@satochon3
Yoshiaki Sato
3 years
ブックファースト新宿店、『英文法を哲学する』販促コーナーに一緒に並んでいます。 金谷武洋『日本語と西洋語』(講談社学芸文庫) 『日本語に主語はいらない』に続く金谷氏の挑戦本第2弾は、私の日本語観だけでなく英語観も揺さぶった。世界観としての〈英語〉を過去へ遡っていくところに興奮する。
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@satochon3
Yoshiaki Sato
3 years
岩波文庫『精神と自然』は40年前の自分との共訳である。過去の無鉄砲さはそのままに、偉そうに朱を入れた。1章、4章、6章にはごっそりデータ入稿した部分もある。訳注は控えめにした。索引は、知見が得られそうな箇所を選択的に採るという原著の方針にしたがいつつ、項目と選択幅を拡充した。
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@satochon3
Yoshiaki Sato
1 year
15年前、まだ出来たての尖鋭的な学会があって、東大駒場からの飛び立ちを求めていた。15年後の今週末、ややノスタルジックな装いで、駒場に帰還する。
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@satochon3
Yoshiaki Sato
3 years
Twitter 初登場のサトチョンです。 「アフター6ジャンクション」で、宇多丸さん・美里さんとトマス・ピンチョンを語りました。 特集-夏の補習シリーズ-おしえて-ピンチョン先生-佐藤良明先生/id1505337177?i=1000532982257
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@satochon3
Yoshiaki Sato
3 years
「ビートルズde英文法」(放送大学の本年度からの科目)、こちらのサイトに開放されました。Feel free (as a bird) to take it.
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@satochon3
Yoshiaki Sato
3 years
「象は鼻が長い」の文型研究は三上章の専売特許かと思っていたら、先達がいた。佐久間 鼎の『日本語の言語理論』(1959)。論理学の成り立ちを通して西欧規範文法の偏りを知るには、とてもよい。
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@satochon3
Yoshiaki Sato
3 years
放送大学のラジオ授業「ビートルズde英文法」の科目案内、YouTube再生回数が8000回に到達します。たくさんお集まりいただき、ありがとうございます。 4月から3巡目の授業(15回)が始まります。 Radiko 等で無料聴取可能。
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@satochon3
Yoshiaki Sato
1 year
岩波文庫『精神の生態学へ(中)』は、6月15日刊行予定。ダブルバインド仮説を提唱した論文の他、「遊びと空想の理論」、学習の階型論、アルコール依存症論など手強いものだらけで、改訳が叶って本当に��かった。「解説」(書誌つき35頁ほど)を加え、無事校了となりました。
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@satochon3
Yoshiaki Sato
2 years
たとえば英語で “He is blind.”が差別発言にならないのは、話者同士が、直説法(事実に忠実であることがお互いを立てる物言い)で結ばれているからである。この点、常に「より丁寧な」表現を強いられる日本語話者と大きく異なる。対人言語しか知らない日本人が、英語の直説法を理解するのは難しい。
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@satochon3
Yoshiaki Sato
3 years
出版11年目で3刷が掛かった。『競売ナンバー』でビートルズにかぶれたザ・パラノイズというのが登場するが、『V.』はコルトレーンの時代のNYが舞台。ロックンロールが年少者の音楽として、ちょっと距離をおいて描かれる。河出の「世界文学全集」に、池澤さんはこれを所望したんだっけ。
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@satochon3
Yoshiaki Sato
3 years
放送大学の「ビートルズde英文法」はラジオ番組だが、BSチャンネルで流れる音声に字幕をつけるそうで、今そのチェックをやっている。受講生も一緒に歌って練習するという授業。これでBS電波を受信出来る人はみな、歌詞を目にしながら歌うことができるうようになるだろう。 #ビートルズde英文法
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@satochon3
Yoshiaki Sato
1 year
『精神の生態学へ』(岩波文庫)はダブルバインド、学習理論関連で、400ページ。6月15日発売と発表されました。
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@satochon3
Yoshiaki Sato
1 year
『精神の生態学へ』下巻校了。上巻の初校が、昨年11月に届いて以来、30代後半の時間を注いで作った訳文を、70過ぎの、硬くなった頭で手直しする作業を続けてきたが、もう手が出せない。あとは、出版100年の2072年にでも、未来の物好きが新訳を出してくれるのに期待するか。
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@satochon3
Yoshiaki Sato
2 years
4月2日より毎土曜日 14時15分~15時00分 「ビートルズ de 英文法」全15回放送 ラジオ番組ですが、BS 531 では音声に字幕がつきます。ギター伴奏に合わせて歌う歌詞が出ます。放送大学の学生でない方も、Come and join us.
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@satochon3
Yoshiaki Sato
2 years
ディランの新著『ソングの哲学』(The Philosophy of Modern Song)は、最初見たとき、この裏表紙にクラッときた。日本語版はまったく同じビジュアルで、右始まりの縦書きとなる。来春まで、お待たせします!
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@satochon3
Yoshiaki Sato
1 year
『精神の生態学へ・中』書影が出ました。ダブルバインドにかかったウミヘビ。
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@satochon3
Yoshiaki Sato
2 years
ベイトソンは、ダブルバインド理論を提示した論文より、途中報告である「遊びと空想の理論」(1953)がすごい。綿密な論理によって、サイコセラピーを動物の遊びに喩える。「第二次学習」のについての1941年の発表も強烈。実験心理学のあばら屋を解体し、見通しのいい二階建てにしてしまった。
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@satochon3
Yoshiaki Sato
1 year
『精神の生態学へ』の索引。コンピュータの検索は「字句通り」にしか機能しない。しかるにベイトソンは、用語は信用していない。「名詞は偽る」と考えている。翻訳者も、それに学んで、文字としては見えない観念を訳してきた。自業自得──「意味の索引づくり」は観念するしかないかな。
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@satochon3
Yoshiaki Sato
3 years
好評頂いて品切れを起こした『精神と自然』の重版が15日に刷り上がるそうです。同じく発売一週間ほどで底をついた『英文法を哲学する』の重版は24日に倉庫に届くとの話(書店に並ぶまでに、それからまた数日お待たせするのかもしれない)。反響、ありがとうございます!
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@satochon3
Yoshiaki Sato
2 years
「意訳」とは、辞書に書かれている言葉に邪魔されず、原文の意味をストレートに訳すことである。「直訳」と呼び替えよう。
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@satochon3
Yoshiaki Sato
2 years
40年前、カリフォルニアの汚い界隈をうろついていた頃、コインランドリーに座って読んでいた小説。木原善彦訳で今夏の新刊ということで、懐かしの読み直し。リアルでノイジーでクレイジーな人間同士が擦れ合う、こういうオモシロ切ない文学をしばらく読んでいなかった。
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@satochon3
Yoshiaki Sato
3 years
規範から実態へ、論理から時間へと向かうのは、学問の自然である。定延さんは日本語の「文」に代わって文節を見ようとする(『文節の文法』)。わたしが英語について「補語だけ文」も文としよう(『英文法を哲学する』)というのと同じかも。
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@satochon3
Yoshiaki Sato
1 year
ベイトソンが考察したTHIS IS PLAY というメタメッセージを「これは遊びだ」と訳したのは稚拙だったか。 「これはxxだ」は命題の文型。日本語では「これ、遊びだよ」「遊びだからね」のように語尾を調整して、言明を関係性のメッセージに変える。終助詞の宇宙、まだ未開拓だなあ。
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@satochon3
Yoshiaki Sato
1 year
『重力の虹』刊行時に、新潮社さんのHPにアップしてもらった「小説の配線図」。スロースロップの地理的な移動を太い青線で追っています。(こういう「手懐け」の作業が意味を持つのも第三部まで、第四部には手をつけていません。)ご使用の際は出典明記でお願いします。
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@satochon3
Yoshiaki Sato
8 months
松岡正剛氏の編集工学研究所で企画された、昨年12月の「ベイトソン合宿」の記録が公開されました。
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@satochon3
Yoshiaki Sato
1 year
このロケは2018年。もう5年になるのか。この題材で授業を企画したのはトランプが大統領になる前だった。その意味では古いが、古いことは新しくなる。1920年代のパリや、紀元前のアテネと同様、20世紀アメリカのポップ・カルチャーを深掘りしよう。
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@satochon3
Yoshiaki Sato
1 year
『ソングの哲学』、扉ページをめくるとリーゼントのお兄さんが、1956年のレコード売り場に立っている。リトル・リチャードの左にハリー・ベラフォンテ、下にはジェイムズ・ディーンの追悼アルバム。背景の「MOOD MUSIC」「PIANO & ORGAN」いう分類が懐かしい。15歳のボブもすでにピアノを叩いていた。
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@satochon3
Yoshiaki Sato
3 years
放送大学の初級英語講座「ビートルズde英文法」が、オープンコースウェアとして、本日より世界中に開放されます。このサイトで常時聴取可能。英語はノリじゃ。どうぞ音楽と一緒に。
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@satochon3
Yoshiaki Sato
2 years
ディランの新刊 The Philosophy of Modern Song 、邦題(来春岩波書店より)は「ソングの哲学」となった模様。50〜60年前の渋いうたの章も多くて「モダン」の語が紛らわしいのは事実。ただ、いかにもディランらしい本文が、近・現代の人間模様を抉るものであることは請け合いだ。
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@satochon3
Yoshiaki Sato
2 years
I'm a singer. と I'm the singer. の違いを、日本語と文字表記の英語だけで説くのは限界がある。I'm the singer(シンガーは私です)では、必ず I'm が高く(強く)なる。冠詞は文のイントネーション込みで教えたい。
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@satochon3
Yoshiaki Sato
3 years
ベイトソンを咀嚼した思考は、日本でも諸分野に生まれている。平倉圭の芸術論:「前言語的世界では主語と述語は区別されず、動的パターンの中で一体化している……複数の非言語的パターンが差異を伴いつつ重なり合い「モアレ」を生む……ヒナギクと人とは種を超えて韻を踏む」 #ベイトソン #平倉圭
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@satochon3
Yoshiaki Sato
2 years
すでに所有されている知識をパッケージして売り与えることが「英語教育」だと思われているふしがある。そうじゃないでしょ。こんなに違う英語と日本語、そこに架橋して学習者を導くことは、その都度、〈創造〉を必要とすることです。
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@satochon3
Yoshiaki Sato
2 years
『ソングの哲学』(The Philosophy of Modern Song)日本語版(岩波書店)の刊行とオーバーラップして、ディランの来日が実現する形となりました。 ボブ・ディラン、来日公演決定
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@satochon3
Yoshiaki Sato
3 years
『英文法を哲学する』品切れにて、初版に近い数の増刷準備が進んでいるとの由。スケジュールについては、アルクの公式Twitter でアナウンスがあると思いますので、それをお待ちください。
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@satochon3
Yoshiaki Sato
3 years
前tweet の訂正(年の数が数えられへん)。 岩波文庫版『精神の生態学へ』も恐らく2022年中には。 書名に(へ)が加わります。
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@satochon3
Yoshiaki Sato
2 years
ディランの『ソングを哲学』、再校を返したらもう、ウェブページが立ち上がっていました。前ページがカラーで値の張るところを、原書より少し小ぶりの製本にして、定価を下げていただいた結果です。4月13日発売。ディランのうたの哲学、深いぞ。
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@satochon3
Yoshiaki Sato
3 years
中学か高校のときに考えた単純な分類だけど、その後、考えを変える必要に迫られなかった。こう考えた方が、文法もスピーキングも楽になる。少しは世のためになる。そう思って、本に書いてみたらすんなり書けた。どんな反論がくるか楽しみ。『英文法を哲学する』、明日発売のようです。
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@satochon3
Yoshiaki Sato
2 years
『精神の生態学』に初挑戦していたのは36年くらい前のことで、当時、自分の日本語はよく伸びた。伸びすぎて、しばしば上滑りしている。それが今はよく見えるのだが、やり直しても、40代50代のベイトソンの頭の回転についていこうとすると72歳の脳が悲鳴を上げる。しかし山は越えた。
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@satochon3
Yoshiaki Sato
3 years
6つのdecadeにまたがる複合的アーティストの活動の全幅を、歌詞の一行、一つのコード、サウンドの音質にまでこだわりつつ辿る誠実さについて行くのは、ボウイ・ファンにも忍耐が要求されるだろう。だが、まだ十分に見取り図の描かれていない現代アートのありようを丹念に描き出した業績は比類がない。
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@satochon3
Yoshiaki Sato
1 year
一般書で最初にベイトソンの論(「目的意識t 対 自然」)を紹介したのが、由良君美先生のこの本。名前をより原音に近い「ベイツスン」としています。1969年1月刊なので、大学ロックアウト中の仕事だったか。黒人闘争家カーマイケルがリストのトップにいるのも、そわそわします。
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@satochon3
Yoshiaki Sato
11 months
ずっと待たれていた本。確実な手さばきの研究者が、これだけ丁寧に考えを進めると、学術書もこれだけスッキリ読みやすくなるというという好例。美術書として大切な造本が、また良心的です。
@kenji_kajiya
Kajiya Kenji 加治屋健司
11 months
『絵画の解放 カラーフィールド絵画と20世紀アメリカ文化』(東大出版会)は、来週末には書店に並ぶ予定です。モダニズム美術批評に高く評価されたカラーフィールド絵画を、インテリア・デザインなど同時代の美術や文化との関わりで論じた本で、ニューヨーク大学の博士論文がベースになっています。
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@satochon3
Yoshiaki Sato
2 years
1週間後になりました。アルクさんの無料イベントで、英語と日本語の本質的な違いを語り合います。 「哲学」とは原理を知ること。原理は単純。根本が見えないと、枝葉の違いに踊らされる。英語を難しく考えて過ぎているあなた、どうぞ接続して��てください。
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@satochon3
Yoshiaki Sato
1 year
『ソングの哲学』日本版。とにかく美しい。岩波書店の編集者氏の指示があってのことだけど、精興舎の印刷のプロががんばってくれました。ブルー・スエード・シューズの青の乗りと輝きなど、原書を完全に圧倒しています。
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@satochon3
Yoshiaki Sato
2 years
ディランの新書(The Philosophy of Modern Song)のファイルが、岩波書店経由で届いている。自ら選んだ60+タイトルのディープなうたのハートとガッツを、ディランならではの言葉で綴る。まるで「近代相撲の哲学」を、60+番の勝負を通して白鵬が語るかのように? やりがいありすぎるぞ、この翻訳。
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@satochon3
Yoshiaki Sato
2 years
英文法に難解そうな用語が多いのは、それらを使いこなしてみせることに意味があるから。精神分析や文学批評の用語が難解なのも同じ理由による。用語や理論によって、そういう見方もあるのかと知るのはよいが、それに縛られてしまうと実例(テキスト)の読みが歪む。文法用語も同じである。
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@satochon3
Yoshiaki Sato
2 years
ディランの新著、スティーブン・フォスターからエルヴィス・コステロまで、ハンク・ウィリアムからニーナ・シモンまで、60を超える songs についてのエッセイ集だそうだ。例の苦み走った視線で〈アメリカ〉の魂と「はらわた」を抉る文章が読めるのか。この写真でも何だか想像できそう。
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@satochon3
Yoshiaki Sato
1 year
日本語版は、英語版とサイズが違う。重くないし、廉価になったし、女性のバッグにもスッと入ります。『ソングの哲学』、13日発売。
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@satochon3
Yoshiaki Sato
2 years
「英文法を哲学する」では、日本語と英語との基盤の違いに焦点を当てました。そこで、ヒット作『「させていただく」の使い方』で日本語のしくみを掘り下げた英語学者の椎名美智さんをお迎えし、拙著にまつわる問題点を深めることを考えました。
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@satochon3
Yoshiaki Sato
3 years
高梨選手の「不運」にめげず、日本チームが高い戦果を上げた一方、同じ目に遭った欧州諸国がふるわかったことの理由を「国民性」に求めるのは科学的でないとする考えに、80 年前、ベイトソンが反論している(「国民の士気と国民性」1941)。『精神の生態学へ』、営為改訳中。
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@satochon3
Yoshiaki Sato
2 years
翻訳は、楷書体でなく、草書体で行う。画数を合わせようとしたらダメ。読者の目が走る速さで、全体を写し取っていく。テクストは時間の中にある。
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@satochon3
Yoshiaki Sato
2 years
ディランの歌詞カードは「歌っているのと違う」ことがよくあります。今回のソニーさんのアナログ盤の歌詞カードには、ディラン側の指示する「The Lyrics」に加え、「歌われたままの歌詞」とその意味も、わかるように記載しました。
@Iwanamishoten
岩波書店
2 years
ソニー・ミュージックさんによると、ディランのデビュー60周年記念として、60年代名盤3作が発売されるそうです。歌詞対訳は『The Lyrics』( )の佐藤良明さん。また、18年振りの自著『モダン・ソングの哲学』は小社より2022年度中に刊行予定です。☞
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@satochon3
Yoshiaki Sato
2 years
最良の英語教育が避けられるのは、それだと教育市場が縮小してしまうから。次々と新しい教材・機材を売り広げたい業者に都合のよいような教育政策をとる新自由主義の国日本で、英語力のさらなる低下は避けがたい。「英語のできなさ」を生み出す構図の全体を広く見渡す知性が必要だ。
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@satochon3
Yoshiaki Sato
3 years
校了の月となった。一冊はまだ終えていない。見上げる空に,荒涼の月。
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@satochon3
Yoshiaki Sato
2 years
教育も産業ではあるのだが、単なる商業であってはならない。学生は消費者でもあるが、より本来的には生産物である。工業というか、農業の営みに引き寄せて考えないと、とんだことになってしまう。
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@satochon3
Yoshiaki Sato
1 year
5月19日(金)18:30 TOKYO FM オンエアー 「The Lifestyle MUSEUM」
@sachiko_shibata
柴田幸子(英亭恋丸)
1 year
珍しく覇気のある顔🤣 TOKYO FM収録ゲストは アメリカ文学・ポピュラー音楽研究者で 東京大学名誉教授の佐藤良明さん🎙 最新刊は ボブ・ディランが書き下ろした本を 佐藤さんが翻訳した「ソングの哲学」 ディランが66曲選び評論を行った1冊 ディランについて 英語教育についてなど 様々なお話を😌
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@satochon3
Yoshiaki Sato
3 years
ブックファースト新宿店、『英文法を哲学する』販促コーナーに一緒に並んでいます。 オットー・イェスペルセン『文法の原理』上・中・下(岩波文庫) チョムスキーの生成文法以後の流れが始まる前に、ヨーロッパ諸語に精通したデンマークの偉大な言語学者による、奥深く幅広い西洋語文法解説。
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@satochon3
Yoshiaki Sato
2 years
文庫版『アメリカ紀行』の——あるいは「千葉雅也」の——「解説」を書きました。「解説」なんて、亀井俊介先生の『サーカスが来た』に書かせていただいて以来かも。時代は回る。知性も変転する。 文春文庫『アメリカ紀行』千葉雅也 | 文庫 via @bungeishunju
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@satochon3
Yoshiaki Sato
2 years
制裁で苦しむ国民は、苦境をもたらした指導者に、理性的に、反対するだろうか? 経営学的思考からすればそうなるだろう。現実はどうか。ヒューマニティーズ(文学、哲学、歴史学、心理学)は、繰り返し、違う答えを出してきた。〈人間〉を考慮する思考が、学問には欠かせない。
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@satochon3
Yoshiaki Sato
2 years
『ヴァインランド』に出てくる「サナトイド」を、私は当初「シンデルロ」と訳していた。出典は研ナオコのキンチョーのCM。ある日、査読を頼まれた院生の難解な文章の中に、「〜を象徴するところのシンデルロは」などとあって、なんだか晴れ舞台を汚したような、申し訳ない気持ちになった。
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@satochon3
Yoshiaki Sato
2 years
市場からさっと消えて驚いた『英文法を哲学する』、二刷が動き出したようです。どうぞまた品切れにしてください。
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@satochon3
Yoshiaki Sato
2 years
マスクで口を覆うことは、コミュニケーション行動として、敬語の使用に似ている。言語行動と言語構造とは別とはいえ、西欧語がマスクを外した公共性に価値を置き、日本語がマスク(「うち」へのこもり)を許容する造りをしているのは事実だろう。その点から、文法を考えたい。
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@satochon3
Yoshiaki Sato
1 year
田川 憲二郎さんの論文は、『英文法を哲学する』刊行後に参照し、不定詞の to のイメージに関しての自分の主観が、学術研究の成果とマッチするのを確認して気を強くしました。動詞 seem の後にくる to 不定詞など、イメージでは捉えがたい用法などについても考察されています。
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@satochon3
Yoshiaki Sato
1 year
『ソングの哲学』ドイツ語版(左)は、哲学者風のディランの顔を表紙にした。フランス語版(および日本語版)はオリジナルと同じ。単に「頭脳的」であるところから最も遠い世界を探るディランの哲学を、よりよく図解するのはどちらか、答えは明白だ。
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@satochon3
Yoshiaki Sato
2 years
「中上健次の「文」」と称する松浦寿輝の文章(『すばる』3月号)。中上の『地の果て至上の時』とフォークナーの『アブサロム』を通過して出てくる、日本語にとってセンテンスとは何かという問題。詩人の感覚で切り込む構造の問題。先が聞きたい。
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