中西嘉宏 NAKANISHI Yoshihiro
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京都大学の端っこにある研究所の人。専門は東南アジア政治外交の研究。『ミャンマー現代史』（岩波新書）とか『ロヒンギャ危機－「民族浄化」の真相』（中公新書）とか出してます。いつまでたってもテキトーな父。似顔絵は同僚の川島さん作に何者かが若干加筆。
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最新の『ミャンマー現代史』（岩波新書）と昨年の『ロヒンギャ危機』（中公新書）、どちらも概説書ですが、ところどころ独自の発見やら解釈もあり、悩みつつ書いた提言めいたものも含みます。感想も批判も歓迎です。新刊ももう本屋さんで売ってますぜ、よろしくどーぞです。
#赤い岩波と緑の中公
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おそれ多いことに、拙著が複数の賞をいただきました。各賞関係者の皆様、本書の出版までにお世話になった皆さんに、心より御礼申し上げます。各選評では、過分な評価と「さあこっからやぞ」という激励をいただいています。やれるだけやってみようかと思います。引き続きよろしくお願いします。
サントリー学芸賞（政治・経済部門）受賞作、中西嘉宏著『ロヒンギャ危機―「民族浄化」の真相』。「一少数民族問題から、政治一般へと広がる豊かな洞察を生み出した」と選評されています。樫山純三賞、アジア・太平洋賞特別賞とのトリプル受賞となりました！
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おお、すごい。「在留を希望するミャンマー人に対し・・・在留資格「特定活動」を付与」「難民認定申請の審査については迅速に行い・・・認められない場合でも在留や就労を認める方針」。ミャンマー人に緊急措置、在留・就労許可…クーデターで情勢不安 : 読売新聞オンライン
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昔の資料を書棚から出していたら見つけたミャンマーの偽ドラえもん。なぜか触角がある。この手のまがい物は東南アジアでは次第に過去のものになりつつあるけれども、誰か収集して研究して欲しい。偽ドラえもんの比較。もうあるのかもしれない。
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今晩ですね。現地での取材が難しいなか、毎回、丁寧に番組作りをされています。
NHKスペシャル
「忘れられゆく戦場〜ミャンマー 泥沼の内戦〜」
初回放送日: 2022年4月17日
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ミャンマー情勢に関するNHKスペシャルが次の日曜日（22日）の夜9時から。4月の番組の続編とのこと。
「なぜ軍はそこまで“暴走”を続けるのか？番組では、軍から離脱した複数の将校の証言に加え、軍の内部資料を入手。そこから、軍の体質や、巨大な「利権構造」が見えてきた。
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Google検索のトレンド（2021年1月1日ー2023年11月3日）
黄色：「ミャンマー」
緑：「アフガニスタン」
赤：「ウクライナ」
青：「イスラエル」
実際にメディアで目にしたり耳にしたりする体感とだいたい合います。
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見本がやって来ました！！19日発売でございます。よろしくお願いします。
＃ミャンマー現代史
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ミャンマー人３００人に在留許可 政情不安で緊急措置
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米国にいる友人から、ウクライナ危機でミャンマー危機がますます忘れられるというメッセージが来る。残酷な話だけども、国際社会からの忘却を折り込んで行動することも大事だと伝える。ロシアのウクライナ侵略が起きる前からミャンマーへの関心は下がっていた。
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ミャンマーで拘束されていた久保田さんが恩赦で解放されるとのこと。くわえてNLDの経済アドバイザーだったショーン・ターネルさん、元英国大使であるビッキー・ボーマンさん、あとその夫のテインリンさんも。6000人くらいの規模の恩赦。
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9月1日に東南アジア学会のセミナー「ミャンマー情勢を読み解く」が開催されます。会員だけでなく一般参加も可です。多様な観点からの考察に加えて、他地域の専門家がコメントします。他では聞けない話がたくさん出ると思います。ミャンマー情勢を政治だけに特化せずに知るために是非。
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推計で5231の家屋が軍によって破壊されたという報道。ミャンマーのことです。昨年2月1日からの累計数で、半分以上がザガイン管区で発生。
An estimated 5,231 homes across Burma have been burned down by troops during arson attacks since the coup, with over half of the cases occurring in Sagaing Region, independent researchers Data for Myanmar has announced.
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読んでいて勉強になる上に楽しい対談ですね。
【特別対談】岡本隆司×君塚直隆 中国とイギリス――今も生きる「帝国」と「悪党」たち（上）：岡本隆司,君塚直隆
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中国ミャンマー国境での紛争を軍の崩壊の予兆とみなすのは尚早。兄弟同盟内の武装勢力やコーカン内の利権争い、中国政府との関係など、相当複雑ですが、少なくとも革命運動ではないです。ラカイン、カチン、カヤー、ザガイン、チン、ラカインなど各地で軍への攻撃が増えていますが、
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明石康さんをはじめとする日本の有名な元外交官たちがミャンマー情勢打開を政府に提言。国連で活躍されてきた豪華な顔ぶれですが、「事態打開に最も効果的、現実的な対応が期待できるのはASEAN」。国連とミャンマーの現実を知っている方々の提言だけに重みあり。
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昨日ミャンマーで2296人が釈放。多くがクーデター後の抵抗運動を理由に拘束された人たちとのこと。軍側の自信のあらわれと懐柔策か。ヤンゴン大学客員時代の教え子も釈放されたという情報に接する。よかった。
Myanmar Junta Frees Political Prisoners and Journalists
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約2年半ぶりのヤンゴン訪問。実態は複雑ですが、明るい先行きはやはり見えません。滞在中に死刑執行などがあり、情勢がさらに悪化しました。途中で新型コロナに感染して滞在の大半を自己隔離で過ごしたことは残念でしたが、やり残したことはまた次回に。いろいろとお話をうかがった皆さんに感謝です。
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国連総会でのウクライナ侵略非難決議。東南アジア諸国はベトナムとラオスが棄権。その他の国はすべて賛成です。ベトナムとラオスは安全保障と経済面でロシアとの関係が深いです。ミャンマーもロシアとの関係は深いですが賛成。国連に民主化勢力の代表が暫定的に残っているからです。
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本日、無事校了。はぁ、しんどかった。で、来月のいまごろ発売です。『ミャンマー現代史』（岩波新書）、よろしくお願いします。地域モノと時事モノの両立を目指した現代史です（なんのこっちゃ）。合わせて『ロヒンギャ危機』（中公新書）も手に取ってもらえると感謝です。
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拙著にも同じ悩みがありますね。商魂たくましいなとか嫌味言われても、今こそ読むべきなんじゃと長老風に宣伝してほしい。
『エリザベス女王』『物語 ウクライナの歴史』 ～悲しい出来事があったとき、それにまつわる本を売っていくことの意味について～｜連載｜中央公論.jp
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復刊にあたって短い解説書きました。オススメです。小国、小国と呼ばれるミャン国ですが、人口は5千万超えてて世界30位以内で、面積は40位以内と規模的には小ではないのですよね。でも、大国という言葉は軍事力や経済力も加味されて使われるから、諸々総合して小国なのか。
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なんとか初校ゲラまでたどりつきました。ですが、誤字脱字王ならびに不注意王、さらにギリギリまであれこれ悩む王である私にとっては、こっからが踏ん張りどころなんですよね。出版時期はまだもう少し先の予定ですので、いずれ書名等お知らせします。
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ミャンマー中国国境地域にあるネット詐欺やオンラインギャンブルの拠点で中国政府による大規模な摘発があったという記事。ミャンマー側でほぼ独立状態のワ州「リトルチャイナ」にも焦点。
Chinese border crackdown forces citizens to leave Myanmar’s ‘Little China’
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本日の21時からBS1スペシャル「市民たちの“不服従”〜ミャンマークーデターから3か月〜」
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昨年11月のミャンマーの選挙で不正があったとして、結果（NLD圧勝）を無効とする決定を選挙管理委員会が発表。今後、NLDの解党、幹部への有罪判決へと続きそうです。予想されたこととはいえ、どんなに混乱が広がっても軍はクーデターの目的達成に向けて依然邁進中。無力感。
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ポスト・スーチーの時代となると瞬間風速すら吹かないかもしれない。ちなみに以下が半月ごとの犠牲者数の推移。忘れられたまま低強度紛争が続くというのも厳しいものがある。まあ、世界の紛争の多くがそういう状態ではあるのだけど。
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包括的で有益な論考です。通り一遍のODA悪玉論でもなく、特定の人物が牛耳っているという誤認識にも基づかない議論が必要ですね。過去の検証が必要だという主張も。
ミャンマー・クーデターが突きつける日本の政府開発援助（ODA）の課題（工藤 年博）- アジア経済研究所
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ミャンマー軍（正確には国防治安評議会）が非常事態宣言の半年間延長を決定しました。先ほどニュース報道がありました。この延長に伴って2023年8月までに実施する予定だった選挙は延期になりそうです。
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ヤンゴン大学の教員300人以上がCDM参加を理由に懲戒解雇という報道。別で解雇された人たち338人のリストもまわってきました。客員をしていたときにアシスタントをしてくれた若手教員の名前もリストの中にあり、なんとも・・・教育再開の見通しが立ちません。
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先月のWC予選「日本vs.ミャンマー」で抵抗のポーズを示した選手へのインタビュー。「ミャンマーに帰ります。今後、自分にどんなことがあっても、行動の責任は自分で取ります。」にぐっとくる。
3本指掲げたミャンマー選手の覚悟：朝日新聞デジタル #ミャンマーはいま
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＞RT
近代化論をIntellectual historyという観点から考察した以下の本は面白かったです。学説史でもありますが、近代化論がアメリカの具体的な文脈（文化間の緊張や政府との関係など）でどのように発展し、それが米国政府の冷戦下における第三世界観になっていくかという話。
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中央公論新社の編集者から拙著が『ブッダという男』で参照されていますよと教えてもらう。第3章「ブッダは平和主義者だったのか」の序盤に出てきて、自分自身さほど詳しくないながら思い切って書いた部分が、初期仏教の観点から深掘りされていた。勉強になる。
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有料記事で恐縮ですが、朝日新聞さんに出た拙コメントです。ザガインの空爆による犠牲者数は170人を超えそうですが、こうした事件が起きたこと自体は驚きではありません。似たような事件が各地で起きてきたものの、犠牲者数が少ないがゆえに注目されてこなかっただけかと思います。
ミャンマー国軍による弾圧が激化し、多数の死傷者や避難民が出ています。
国連、ASEAN、日本政府に求められていることは何でしょうか。
現地の政治や経済に詳しい中西嘉宏・京都大准教授に聞きました。
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昨日付けで地元小学校の1年生に着任した息子が「おっぱいにも色々あんで」と唐突に言ってくるので、「性教育」という言葉が頭に浮かんで若干身構えましたが、大相撲3月場所のプログラムを熟読して得た各力士の胸の形の違いについての知見を披露してくれました。ほっとしましたが、父の準備不足が露呈。
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かつての軍政期も同じ。スーチーに何かあったときだけ瞬間風速で注目が集まり、欧米の対ミャンマーの制裁が強化された。米国ジョージタウン大のスタインバーグさんなんかは、たった1人の動静で外交政策が左右されるのはおかしいという批判をしていた。ちなみに彼は軍政寄りの人ではない。
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ミャンマー軍の専門家であるAndrew Selthさんの論考。「政権崩壊が近いという予測は時期尚早だ。多くは、現敵的かつしばしば検証されていない情報源、かなりの程度の推測、あと少なからぬ希望的観測に基づいている」と。
It is too early to write off Myanmar’s junta
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今日の午前中にミャンマーでは国防治安評議会が開催され、非常事態宣言を終えて国防治安評議会による統治に移行するかが決まりそう。ここにきて非常事態宣言再延長とか、選挙延期という予測が多くなっています。どうなるか。
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昨日までに11000人を超える大学職員（教員・事務）が職務停止になったという報道。仮に半分が教員として5500。大学関係の教員数は約26000なので、約2割が対象者ということに。えらい話です。おかげで上が抜けて昇進した知人もいれば、昇進のオファーを蹴って辞めた人もいる。
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ミンアウンフライン将軍が新型コロナ対策で国際的協力を求める、と。「どの口が・・・」という言葉をここはこらえて、各国協力のもと国連機関やASEANを通じた支援を進めたいところ。これを機に他の人道支援や国際社会との対話が進む可能性もある。
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コーネル大学の大学院生向けの短期コースのシラバスだそうで、東南アジアの権威主義に関する新し目の課題文献リストが役に立つと思います。
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ミャンマー駐在経験もある法律家、小松健太さんによるCRPH憲章の仮訳。
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軍幹部が高僧に寄進したり、仏塔や仏像を建設して自らを「良き仏教徒」だと示すことは伝統的な自己正統化の手法。ですが、以下の報道にあるように、いま軍人から寄進を受ける高僧に僧侶のなか���らも批判が出ています。僧侶の世界も含めて社会内部の分断が広がっている印象。
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かつて勉強になったアフガン関連本は以下。どっかでフランシス・フクヤマが「特定地域に関する深い知識がない限り国際関係論の専門家は実務家の助けにあんまりなんねー」みたいなことを書いていて、そこで優れた専門家としてこの本の著者の名前を挙げていた。それで知った本。
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5月7日付けで、ヤンゴン工科大学で不服従運動に参加している424人の職員を職務停止に（うち教員は232人）。うちの大学もJICAとともに支援プロジェクトをやってきました。医学系、工学系は、学生たちがまず目指すエリートコース、そこが壊れていく。
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オバマ元大統領のミャンマーに関するツイート。次第にミャンマーへの関心が薄れていることへの懸念ということでしょうか。内容はそのとおりだと思いますが、で、どうするのか、ということですね。ちなみに、米国の現役大統領ではじめてミャンマーを公式訪問したのはオバマさん。2012年のこと。
The world’s attention must remain on Myanmar, where I’ve been appalled by heartbreaking violence against civilians and inspired by the nationwide movement that represents the voice of the people.
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そこそこしんどい作業中で、しっかり読めていないのですが、国連の人権特別報告者による報告書。ミャンマー軍への武器供与国に関するものです。ロシア、ベラルーシはもちろん、ウクライナも入っています。
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『安倍晋三 回顧録』をざっと読みましたが、ミャンマーはほとんど出てきませんね。テインセインやスーチーの話もない。昭恵さんの修士論文がミャンマーの寺子屋についてだったのもない。FOIPの一環として外交的にはそこそこ大事な国だったと思ったのですが、御本人には関心がなかったのでしょうかね。
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ミャンマーと長年関わってこられたMigusa Shimaokaさんが、ICGの報告書を書いたRichard Horsey氏の昨晩の国連安保理アーリア式会議での演説について概要をまとめてくださっています。大変有益。
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ミャンマーの国営放送によると、米国人ジャーナリストの解放は、米国のリチャードソン元国連大使（元ニューメキシコ州知事）、渡邊秀央氏（日本ミャンマー協会会長）、笹川陽平氏（日本財団会長）からの要請を受けて行ったとのこと。軍法会議で有罪を確定させてから解放。
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ミャンマー現代史 中西 嘉宏(著/文) - 岩波書店 | 版元ドットコム
校了まであとひとふんばり。ページ数と価格はこのページの情報から変更になりそうです。まだ先の話ですが、なにとぞよろしくお願いいたします。
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ヤンゴン大学とマンダレー大学で731人が職務停止処分。解雇ではないので復帰の可能性もあるんでしょうが、この段階で職務についていない人は解雇覚悟。リストがまわってきましたが、大半が教員です。学生のボイコット率はさらに高く、6月からの大学再開は不可能でしょう。
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重版出来！！
中西嘉宏著『ロヒンギャ危機―「民族浄化」の真相』の再版が決まりました。ミャンマー西部に住むイスラーム系民族、ロヒンギャ。無国籍状態に置かれるなど、軍事政権下で長く差別されてきました。本書は、アジア最大の人道・人権問題の解説を通じて、ミャンマーの複雑な政治的背景にも迫る一冊です。
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アジ研、いいですよ。優秀な同僚たちだけでなく、でかい図書館があり、となりの公園では昼休みにキャッチボールしたり、ラジコンしたりしてました。千葉ロッテのスタジアムが徒歩圏内にあって、アジ研・ロッテ部を立ち上げた記憶も。
🌏研究職採用、スタート！🌏
#アジ研 で、2022年度・2023年度入所の #研究職 募集が始まりました！
今回は、#地域研究（#経済）と #開発研究 の2つの枠での募集です。
🔻募集要項はこちら
ご応募お待ちしています🌸
（#アジ研 職員一同）
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”シンガポールの元外務次官、ビラハリ・カウシカン氏も「ASEANの信頼を守るため、厳しい対応を取るしかなかった」と明かす”。圧力外交を嫌う現実主義者の同氏にしてこう言わせるのですから、ASEAN諸国の危機感が窺えます。まもなく最高司令官がテレビでスピーチという情報も。
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分厚い本が届きました。わたしも1章書いております。東南アジアは広義のユーラシアに含まれるのでしょうが、あまり意識したことがなかったので新鮮です。『ユーラシアの自画像ー「米中対立／新冷戦」論の死角』。
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ここでいう「政治的解決」に自分たちが譲歩する意思はないように思います。せいぜい軍が主導してきた全国和平交渉で対話しようということではないか。演説では「政治的解決が必要」の前に、一部EAOは馬鹿なことやってずにさーみたいに言っています。譲歩の姿勢ではない。対応苦慮は確かでしょうけど。
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中国、ミャンマーの離島にスパイ基地設置か－警戒強めるインド
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「推しの母語がXX語だから大学ではその国や言語について学びたい」というこの前会った女子高校生たちの大学志望動機は結構新鮮だった（家人によると女子的には別に不思議ではないらしい）。その推しはアイドルだったり、歌手だったり、力士だったり。ということで、来たれ、森崎ウィンくん推し！
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なぜ、国連総会でベラルーシがミャンマーへの武器禁輸の決議に反対したのか。以下のJustice for Myanmarのスレッドが参考になります。陸軍が地対空ミサイルシステム（"Kvadrat-M）を導入している。
🧵[Thread] Why was Belarus the only country to vote against the UN General Assembly resolution condemning
#Myanmar
's attempted coup, calling for a halt to violence & urging UN members to “prevent the flow of arms”?🤔 1/
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ミャンマーとは直接関係ないものの、外からの介入で国家や秩序をつくることの難しさを感じます。10年ほど前にアジ研でパキスタンを担当していたときすでに米軍撤退後の情勢として予想されていた事態。
タリバーン、アフガン第2の都市も制圧 州都陥落13に：朝日新聞デジタル
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やらかした祝辞ばかりでなく、こういう優れたものも話題になって欲しいなと。
令和5年度東京大学学部入学式 祝辞（グローバルファンド 保健システム及びパンデミック対策部長 馬渕 俊介 様） | 東京大学
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ミャンマーの空爆に関する安保理の記録。イギリスによるプレス向け声明案（もちろん国軍を非難するもの）を中露がブロック。
Myanmar: Meeting under “Any Other Business” : What's In Blue : Security Council Report
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クローズアップ現代 ミャンマー潜伏１０００日の記録 “見えない戦場”はいま
5月15日(水)午後7:30〜午後7:57
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『外交』最新号に拙稿が載っております。少しの間、全文公開とのこと。お時間あるときにでもご笑覧ください。キーワードは正統性と実効統治の乖離。
Vol.67 May/Jun. 2021 | 外交WEB
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穏やかでないメッセージの帯になっていて、これはこれでよいのですが、そこまで肩に力を入れず、「そういえば、あの国っていまどうなってるの？」というコピーもありですね。断片的なニュースをつなぐ手懸かりにしてもらえれば。もう少し先ですが（予約は可能）、『ミャンマー現代史』、ヨロです。
【8月新刊のご案内②】
中西嘉宏『ミャンマー現代史』
アウンサンスーチーはなぜクーデターを防げなかった？ 市民を弾圧する軍の目的は？ 「はじめに」を先行公開中⇒
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末廣先生の蔵書コレクションが東大の図書館に寄贈されていたんですね。知らなんだ。フィールド・ノートやタイ語資料はアジ研で整理中とのこと。末廣先生には、左右の手でペンを握り、同時に別々のメモをとっていたという都市伝説がある。
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ミャンマー語タイプライターがついに来日。５年くらい前にヤンゴンでたまたま同じコートでテニスをした骨董屋さんから買いました。そのときは持ち帰ることができずに友人に預けてそのままに。骨董といっても停電が多かった2000年代はまだ役所とかで使ってましたけどね。まずは掃除しないとな。
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マンダレーで市街戦との情報。ビルマ語メディアでは軍とPDF（対抗政権の軍事組織）との間での衝突という情報も出ています。その銃声と思われるものは以下。
Gunshots are recorded on Tuesday Morning in Mandalay. Locals think it is gunfights between military and local defence force however it is still unconfirmed.
#WhatsHappeningInMyanmar
#June22Coup
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画家の吉田博さんが1931年に描いたラングーン（ヤンゴン）のシュエダゴン・パゴダ。「ラングーンの仏塔」ではなく、「ラングーンの金塔」という名で、金の仏塔の輝きがとても品よく表現されていますね。東京富士美術館に所蔵されているようです。
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朝日の日ミ関係の特集記事。「パイプ」のひとつ渡辺秀央会長へのインタビュー含む。6月のＧ7財務相会合で麻生大臣が「日本に任せておけばいい」と言ったらしい。政変直後ならまだしも6月時点の情勢判断としてはまずい。
「日本にはワタナベがいる」ミャンマーとの独自のパイプ
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拙著が新書大賞13位。ありがたやー。有識者投票3位ながら、編集者、書店員の皆さんの投票はランク外。このギャップを埋めるのは大変なことですね。とはいえ、外国の堅い話で、しかも米中韓独露がらみでなくてこの順位は大健闘だなと。投票して下さった皆さんに感謝です。
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「彼の部隊が所属する「大隊」には２５０～３００人がいるが、自動小銃はわずか４０丁ほど。」
国軍の弾圧続くミャンマーで銃取る若者たち 地雷で片足切断の兵士も...民主主義のため「最後まで戦う」：東京新聞 TOKYO Web
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先日、大阪での所用ついでに久々の紀伊國屋書店梅田本店。そしたら拙著『ロヒンギャ危機』（中公新書）が平積みに！発売から結構たっているのにありがたや。中学時代から通っていた書店に自分の本が並んでいるのは不思議な感じ。『東南アジア史10講』（岩波新書）を買って地下街でインディアンカレー。
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届きました『論点・東洋史学』。タイトルに東洋史とありますが、狭義の東アジアだけでなく、東南アジアと南アジアも含まれています。卒論や修論のリサーチクエスチョンを見つけるのに役立ちそう
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もうすでにそちらの世界にいくのはわかっていましたが、こうやって笑顔で握手しているのをみると、本当にいってしまったなと実感しますね。ちなみに政変後、最高司令官のロシア訪問は今回が３度目になりますが、プーチン大統領に会ったのは今回が政変後初です。
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ミャンマーの経営者へのインタビュー。ひとつひとつのコメントは短いですが、クーデター後に米の輸出が昨年度比約30％減、縫製業の雇用が15万人失われたなど、具体的な数字も出てきます。
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大丈夫か心配する相手は隣の方ではないかと思ったのですが、もう包帯ぐるぐる巻きで入院している人に「大丈夫か」とわざわざ聞かないですよね。
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ミャンマー国鉄の労働者20000人近くがスト中と言われます。なかには職や宿舎を追われた人たちも。のんびりした鉄道ではありましたが、動かないとなると、影響は大きいわけです。毎日10万人利用していた交通機関が3ヶ月近く動いていない、と。以下参照。
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ミャンマー当局が“日本人男性を拘束”国営メディア報道 イオングループの駐在員か(TBS NEWS DIG Powered by JNN)
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ミャンマーの高等教育が機能不全に陥っているという記事。海外留学は前から人気でしたが、国内の教育機関に学生がまともに通わない状態は異常。これが数年続くと、人権的にも人的資源という観点からも被害は甚大。
Military coup kills higher education dreams in Myanmar
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シャン州の少数民族武装勢力TNLAやSSA-SがNUGの軍事組織に加わらない理由について、報道官などへのインタビューをもとにした記事。「俺らは過去から学ぶんだよ。怪しんでんのは、軍への抵抗に俺らを利用するだけで連邦制は実現しねえってことさ」。なかなかストレートね。
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いまのミャンマーで粘り強く取材されていたと聞きました。
NHKスペシャル「ビルマ 絶望の戦場」
2022年8月15日午後10時〜
「太平洋戦争の形勢がほぼ決した中で、失われ続けた命。証言と新資料から明らかになった“絶望の戦場”の実態とは。」
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「そうなんや！」という気づきがたくさんありました。制度を多面的に知るにはとてもよいかなと。
なぜ難民を受け入れるのか - 岩波書店
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ミャンマー北部、ザガイン州のカレーという町で、抵抗運動の市民たちが、自ら拘束した警察官4人の解放を条件に、警察に拘束されていた市民（夜間外出禁止令違反で拘束）9人を釈放させたという報道。こうした「交換」はクーデター後はじめてとのこと。
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少数民族武装勢力の多くがクーデターに反対したけども、3ヶ月たって実際に行動に移したのはKIOとKNUだけで、残りはリップサービスに留まるという解説。平和的運動に限界を感じる若者たちが一方にいて、もう一方で軍の強硬姿勢が鮮明になるほど軍との対峙をためらう武装勢力。
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岩波書店のメルマガで8月の新刊情報が解禁されたようです。まだ再校ゲラを待っている段階ですので実感はないですけども。目下の悩みどころは現地の最新情勢をどこまで反映させられるか。それにしても、同月発売の他2冊の魅力的なことよ。#ミャンマー現代史 #岩波新書
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自著を20冊くらい授業に持参して、俺様の本やるから欲しいやつは手をあげなーと威勢よく言ったら、10人くらいしか手が上がらなくて、なんだよー、わざわざ荒神口からここまで持ってきたんだぞーって泣き言言ったら、授業後に数名がもらいに来てくれた。心優しい京大生よ、ありがとう。
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ミャンマーは現在、新型コロナの感染が広がっていますが、クーデターで医療体制が極端に脆弱となって、子供たちに義務づけられているB型肝炎や結核などのワクチン接種も滞っているという指摘。大問題。
One Million Children Unvaccinated in Myanmar Amid Post-Coup Turmoil
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NHKスペシャル「ビルマ 絶望の戦場」
番組づくりの素人にも、入念な準備と大変な手間をかけて製作されたことがわかります。雨の風景に敗走する日本兵の言葉を重ねる演出が印象深かったです。雨期のミャンマーを英軍の包囲網をかいくぐりながらタイに逃げるなんて、想像するだけで絶望します。
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国連事務総長特別代表経験者３人と日本政府の国連大使経験者３人が連盟で提出したミャンマー情勢に関する提言。以下で内容を読めます。ご関心ある方はどうぞ。
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根本敬先生、土佐桂子先生、髙橋昭雄先生という、尊敬し、お世話になった先生方の最終講義がもうすぐと。僭越ながら、寂しさを感じます。いまどき定年後に活躍される方はたくさんいますので、定年がなんだという時代なんですが、それでも何かね。
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アンソニー・リード『世界史のなかの東南アジア』（名古屋大学出版会）が出たようです。訳者全員が東南アジア（史）研究の中堅で、強力な布陣。安心して読めそうですね。
【新刊出来】アンソニー・リード著／太田淳・長田紀之監訳『世界史のなかの東南アジア――歴史を変える交差路』（上下巻）
世界史を動かし続けた東南アジアを、先史から現代に至る全体史として描くとともに、豊かな多様性を生み出す人びとの姿に迫る決定版。
＊書誌情報⇒
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工藤年博先生（政策研究大学院大学・教授）が以前執筆した日本の対ミャンマー援助政策の歴史についての論考。日本の対ミャンマー政策だけでなく、1988年のクーデター後と現在とを比較するのにも最適。ご本人の承諾を得てリンク提供。
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見逃していました。少し前のものですが、東京外国語大学の土佐桂子先生へのインタビューです。有料配信の本編では、根本敬先生、松本悟先生が出演されています。
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