yuka
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書店員です。文芸文庫新書担当。本と本のある場所なしでは生きられません。あとあまいものと珈琲とアイス/No.75/夏のオリジナル文庫フェア #ナツヨム @natuyomu 2024
東京→名古屋
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七五書店の最後の日々に、いつも閉店ギリギリにいらっしゃるお客さまがいた。だいたい閉店時間をかなり過ぎてもずっと店内をぐるぐる回って棚を見ていて、腕いっぱいに本を抱え、毎晩毎晩たくさんの本を買っていった。いつしか今日もいらっしゃった！と店長とふたりその方を心待ちにするようになった。
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わたしが声をかけなければあの時間は永遠に続いたかもしれない。七五書店は今まだ開店していたかもしれない。そんなことを考えてしまうような魔法のような時間と空間だったように思う。言葉はほとんど交わしてないけれど、最後の最後に何かを共有できた気がした。ありがとうございました。
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思う存分ゆっくり見て行ってくださいとお伝えすると、その方は「もう十分です。楽しくていつまでもずっと見ていたくてきりがないから…」と寂しそうにおっしゃってレジへ向かわれた。仕事で帰りが遅いので、いつも閉店時間過ぎてすみません、とも。
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全ての棚から買っていこうとしているかのように、オールジャンル、とにかく大量で、あまりにも金額も多いので、途中からだんだんと嬉しさよりも困惑というか、なぜこの方はこんなに買い物をしてくださるのかと思い始めた。ふだんは夜しか来られないけれど、イベントの日は2回とも来てくださっていた。
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そして最終営業日。絶対に来てくれる、と信じていたその方は、閉店直前に現れた。取材の東海テレビの方が「もう九時ですが…」と時間の確認をしてくるけれど「お客様がいらっしゃる限りは閉めません」（これはこの日だけでなくいつも）と答える。最後の最後までゆっくり選んでください、と念を送る。
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30分近くたった頃、店内には関係者とその方のみ。静かな空気。終わりのその瞬間をみなさんが待っているのが感じられる。その時、床に本が落ちる音がした。抱えた本が持ちきれなくなって崩れたのだ。思わず駆け寄って、お預かりしておきましょうかと声をかけてしまう。永遠に続くような時間が動いた。
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ある夜、夏葉社島田さんの作ってくださった #七五書店フォーエバー バッグを下げてきたので、思い切って声をかけてみたところ、あまり話しかけられるのを好まない方なのかなという印象を受けた。もっとお話ししてみたかったけれど、それ以降は淡々と店員として接することにした。
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これガチャガチャコーナーにあるより、本屋の店頭にあった方が絶対動く気がする。600円の文庫一冊買うか悩むかもしれないけど、ガチャ２回ならうっかりやっちゃうよね。
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『薔薇の名前』は『夜と霧』と並んで、絶対に文庫化されない本という認識の書店員は多いと思う。だれが言ったのか知らないけど、「『薔薇の名前』が文庫化されるときは世界の終わるとき」という名言があるくらい。
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クリスマスのラッピングした本たちが飛ぶように持ち帰られてゆく。こんなにたくさんのひとたちが本を贈りあっているのに、ふだんは本が売れないなんてうそみたいだ。ラッピングした本を見たとき、みんなすごくうれしそうな顔するのに。1年に1回じゃなくてもいいのに。いつでもよろこんで包むのにな。
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本屋の閉店のニュースを聞いてからではもう遅いと思うかもしれないけど、少しでも思い入れがあるなら駆けつけてほしい、と同業者として。売上はいくらあってもいいし、特に岩波とかサイン本とか古めの雑誌のバックナンバーとか倒産版元の本とか、委託でないものは現金化できるととても助かるはず。
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小手鞠るいさんがツイートしてた、バイト先の書店で運命の人に出会って結婚！なんてロマンティック！と思ったら、そういえばわたしは旅先ではじめて訪れた書店の棚に一目惚れし、結局そこの店長と結婚したので、わたしもなかなかにロマンティックと言えるのかもしれない。
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岩波少年文庫を揃えてる店があまりないというツイートを見かけた。もっといろんなお店で置けたらいい、良書が多いのにもったいないよね。岩波少年文庫とジュニア新書は、版元がミニ常備セットを作ってくれたら解決するのに。大変だとは思うけど、それだけの価値がある気がする。未来の読者のために。
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朝からずっと七五書店にいて、何度も何度もご近所のお客さまから閉店のことで声をかけていただいたけど、「いい店だから惜しい」というのはひとつもなくて。「さびしい」「悲しい」そして思っていた以上に多かったのが、「これからどこで本を買えばいいのか」という言葉。「すみません」しか言えない。
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2023年5月30日の七五書店跡（今はまほろば珈琲館スペース）で、岩波書店の本とそのほかの残りの在庫を半額で販売中。お会計はまほろばで。お近くの方、よろしくお願いします。
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この前本を大量に持ち運ばないといけなくて、いっぱい入ってめちゃくちゃ頑丈なバッグ、ということで秘蔵の岩波新書80thトートを使ったら、電車ですごい見てる人がいてうれしかったのだった。お気に入り。
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今読んでるやつ。直木賞受賞後単行本第一作目がこれなんて、またまた売れそうだ。池波正太郎が好きな今村翔吾さんの書く真田、最高に決まってる。池波作品で1番好きなのは『真田太平記』の私としては、もう読んでる間の幸福感半端ない。
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ちくますごい。1月の文庫新刊で、笹井宏之『えーえんとくちから』、プリマー新書新刊で、東直子・穂村弘対談集『しびれる短歌』。短歌なんて興味がない、別世界のものと思ってるひとに、ふだんわたしたちの使うことばと地続きなんだと知ってもらうすごいチャンス。何より好きなものを売れてうれしい。
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今日は某大手版元さんがスリップレス化にあたって書店の話を聞きたいといらっしゃった。コスト削減の話かと思いきや、なんと、スリップ読み取り（外注）の会社が廃業するためだという。廃業の理由に他社のスリップレスの影響もあるのかわからないけど、この流れが止まらないのはよくわかった。
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あとは「もっと本を買っていれば…、ごめんなさい」というのも。そんな誰かのせいではないのに。むしろ誰かのせいならいいのに。ネット上のどんな言葉よりも、やっぱりいつものお客さまの声が刺さる。いい店だから来る、じゃなくて、ここにあるから来る。町の書店のそれこそが役割。
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ちくま文庫新刊の『へろへろ」がおもしろすぎて、なんでこれ単行本で読んでないのか、こんな魅力的な本を見過ごしたなんてわたしアホだ、と思うくらいなのでみんな読んで。特養老人ホームの開設記というと、小難しい暗いというイメージかもしれないけど、電車で読んでて笑いを堪えるのが大変なレベル。
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夏の最強スープ。とうもろこしをおろし金で鍋にそのまますりおろし、火を通して豆乳か牛乳でのばすだけ。味付けは塩のみ。毎年のことだけど、じぶんで作ったのが信じられないくらいに甘くておいしい。あたたかいままでもいいけど、冷やすと格別の味。絶対試してほしい。
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今日はお問い合わせの本をサッと棚から抜き出してお渡ししたら、ちっちゃい子に目をまんまるにして「魔法？！」って言われた。文庫は基本50音順だし、毎日棚さわってたらどこの何段目になにがあるかぐらい頭に入ってる。残念ながら魔法じゃないよ、と思ったけど、にこにこ笑って謎のままにしておいた。
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『世界の本屋さんめぐり』ぱらぱらっとして驚く。この本の画像はぜんぶイラストで、読んだだけで行った気分になってしまうようなガイドとはふた味くらい違う。想像力を刺激される。棚にどんな本が並んでて、店主はどんな人なんだろう、ワクワクが止まらない。夜寝る前に読んだら素敵な夢が見られそう！
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「子どもがいない人に児童書は書けない」っていうのも信じられないような発言だけど、わたしも「女性だから実用書と児童書担当して」って言われて憤死しそうになったことある。過去に二回だけ書店員やめようかと思ったことあるけどそのうちのひとつ。
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本屋大賞の中締めで、さわや書店の田口さんが、じぶんたち本屋がこれからしなければいけないのは新しい読者を作っていくことだ、というスピーチをされた。本屋大賞はそういう賞だと。たとえば一年に一冊しか本を読まないひとのために。
外を向いていかないと。まだまだできることはあるはず。
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今月の #給料日だから本を買おう 連載時から発売を待ち望んでいた一冊。わたしは幸福なことに先輩に技術的なことを教わることができたけれど、そういう技術継承がいまは難しくなっている。無意識の当たり前のことを、きちんと言語化イラスト化して書籍にしてくださったことに感謝。若い人みんな読んで
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そろそろ引きこもりモードになるかと思いきや、今週もレジめちゃくちゃ混んだ。もはや休校のお子様のためとか引きこもりのためのまとめ買い需要だけではない気がする。情報が氾濫して何が正しいのかわからなくなって、その不安が「知の集積」である本に向かってるのかも、と思うくらいの売れ方。
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かつて正月営業してた町の本屋の夫に「住宅街だしお正月くらい休んでも良いんじゃない？」って言ったら「毎年、お年玉もらった子が駆け込んでくるから開けておきたい」って言われて。実際にお正月の朝、寝坊して5分遅れで店着いたら、ほんとに家族そろって待ってた。感動してこっそりちょっと泣いた。
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金山のTOUTEN BOOKSTOREさんへ。すごくよすぎて、心臓が痛い。七五書店があったらきっとこの本もこんなふうに並んでいただろうなとそんなことを何度も何度も考える。名古屋にこんな本屋があって本当によかった。いいお店。
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「又吉直樹さんん囲む会IN名古屋」へ。たくさんの書店員に、ひとりひとり丁寧にお話しして色紙を書いてくださりとても幸せな時間でした！冒頭のあいさつで「物語に切り取られた美しい瞬間だけが人生ではなく、むしろそれ以外の時間こそが人生だ」
と『人間』を書いたという言葉がとても印象的だった。
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改装前の棚割のスケッチが出てきた。超字が汚いので読めるかどうかっていう感じではあるが、75坪のころの七五書店の記録としてアップしておく。まだ大島さんコーナーの影も形もない頃。改装は2011年。
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もう何年も前に「取次のランキング上位だけあるような店だな」と思って久しく行っていなかったご近所の本屋へ。今、超反省。ランキング上位を揃えその棚を維持するのは簡単なことではないし、あちこちに見えるこだわり。陳列も明るく綺麗。競合店という心の障壁を取ったら、素直にいいお店だと思えた。
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夏の文庫フェアの飾り付けをしてて、今年も新潮文庫のPOPが大きすぎてダメだった。「手書き風POPセット」は一枚も使えなかった。上から順におすすめの作品のPOPが入ってますとか、工夫してるのはわかる。しかし大きすぎてどうにもならない。新潮社さん、これいい加減どうにかなりませんか？
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「じぶんにとっての一番大事な本が他の人にとってはぜんぜんそんなことない本かもしれず、だれかにとっての一番大事な本がわたしにはどうでもいいかもしれない」ということを、時々わたしは忘れそうになる。本への愛情を正義と勘違いしそうになる瞬間は怖い。気をつけなければ、と思う。
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大島さん、直木賞受賞会見で最後に、名古屋の書店への感謝の思いを口にしてくださって、その言葉を聞いて感無量。いまここにいあわせて、名古屋の書店員でいられてよかった。書店員冥利につきる夜だった。大島さん、ほんとうにおめでとうございます！そして、ありがとうござます。
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ソトコト11月号「未来を作る本」特集がとてもよい。前半はどちらかというと本自体より、本屋や図書館など本のある「場所」とそこに関わる「ひと」についてがメイン。メディアに取り上げられがちな有名店ではなく、地味だけれど町の一部のような本屋が紹介されてる。これは買い。
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新潮文庫の夏の100冊は個人的に好きだし夏には欠かせないけど、どうしてもあのPOPのサイズが理解できない。Aセットでも展開難しかったけど、Bセットだとお話にならない。店頭で展開した時に本が隠れる。使いたいのに今年は一枚も使えなかった。毎年書店から言われてるでしょう？いい加減考えるべき。
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七五書店のコミック売場の一画。IKKIが大好きだった店長の思い入れのある作家さんのひとり、岩岡ヒサエさん。『土星マンション』シリーズ、いまなら全巻まとめ買いできますよー。SF好きなひとだけでなくおすすめのやさしい物語。
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配本といえば。
以前、きちんと品揃えしてる町の本屋が「新刊配本は（その規模では）無いのが当たり前」って言ってて、どうやってこの棚維持してるんだと驚いたんだけど、無い前提だからこそ必死で選書して手配してたんだと今ならわかる。自分含め配本がある店は無意識に甘えている部分は絶対ある。
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#河出文庫ベストオブベスト2021 の「斉藤壮馬が朗読したい河出文庫ベスト５」のうち『エドウィン・マルハウス』だけやや出足が鈍いのは外文だから？こんな狂気レベルの傑作そうそうないし、数多い河出の外文の中でこれを選んだっていうだけで、もうファンになりそうな勢い。読んで後悔はさせません。
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先日版元さんと話してて、前の会社の話になり「今も大好き。ほんとは一生働きたかった」って言ったら驚かれて、今の方が何倍も規模が大きいのにみたいなことを言われた。ぜんぜんわかってないなこの人と思う。本屋は規模だけじゃない。だいたい規模だけでいうならいま一番愛してるのは50坪の本屋だ。
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自分の勤務先で本部施策でこれやれって言われたら辞めるしかない、って思うが、いまここで働いてる人たちの心中思うと辛くて悲しくて恥ずかしくていてもたってもいられないだろう…つらい、、
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思い出し怒り。地元本ですごく初速良いものを展開拡大したいからまとまった数の追加注文と、拡材をお願いしようと版元に電話し、地区営業担当が変わってたようなので名前伺ったら「勝手に伝えていいのかわからないので…」と拒否された。思わず「は？」とか声に出てしまったよ。意味わかんない。
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御書印1店目。まずは七五書店の御書印。地元の歌人、荻原裕幸さんの七五書店を詠んだ歌が添えられている。外観の雰囲気がそのまま印になっていてとても好き。本屋巡りする人にとっては、ブックカバーやしおりがオリジナルじゃないお店でも、こういう来店の記念に残せるものっていいよね。
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虎屋ういろの期間限定の「つぶらいちごういろ」が可愛すぎるので見て。いちごういろと白ういろに、いちご、ブルーベリー、ラズベリーのドット。フレッシュで甘酸っぱくてとてもおいしい。
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今日七五書店で買った本。見た瞬間、わあっと声が出た。イーユン・リーがオビに、それも本屋の本で。もう中を見なくてもこれはきっといい本だという確信。クリスマスにもらったらすてきだなと一瞬思うものの、それまで待てないと思い直す。12月の本屋で、本の神様からの贈り物のような出会いだった。
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嵐の夜の本屋。営業時間中でもさすがに人は誰もおらず、もくもくと品出しをする。ガラスに叩きつけられる雨。外は真っ暗。孤島にいるみたい、と思う。そして同時に、ああ逆なんだ、と気付く。嵐のなかにいるひとから見たら、ここは灯台のように明るく光っている。何かに守られた場所であるかのように。
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この特別発売日のせいで書店と運送会社に負担がかかるのを、版元と取次は見て見ないふりしていない？年末年始くらいしか連休取れない書店員がたくさんいる現状わかってて。きちんと結果の検証をして、特別発売日の商品がどれだけこの日に売れたのか、もちろん経費と人件費も込みで調査をしてほしい。
「各社の発売タイトルも出揃ってきた。その刊行部数は当初の想定を上回る雑誌700万部、書籍100万部規模となる見込み」／【新文化】-PR 本紙11月17日号：12月31日初の「特別発売日」／読者需要を喚起新たな市場創出《1面特集》
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なんと13日ぶりに本を買った。ちくさ正文館、ほしい本たくさんだった。やっぱり自宅の近くにいい本屋がないと、本に出会う機会が極端に落ちるし、買う機会はもっと減る。ほんとうにほんとうに、無くなってからでは遅いんだよと思う。今度はないかもしれない、無くなる前に買わないと。
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トランスビューの注文書の付録「本屋な日々」の第99回は「種を拾いに」。写真を見た瞬間、最終日の記憶が走馬灯のように蘇る。名古屋のS書店の閉店とK店長とのことについて。石橋毅史さんは『本屋は死なない』で七五書店を見つけてくれた方。無口な店長が、石橋さんの前では笑顔になる特別な存在。
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『るきさん』（高野文子／筑摩書房）の書店員レビュー
「本はいつでもだれかにとっての出会うべきものだけれど、いま『るきさん』を必要としてるひとがいるんじゃないかと思うのだ。」
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どうしてもコスト削減のイメージが強いしそういう部分ももちろんあるだろうけど、事情を説明してくださることに誠意を感じた。非POS店を回っているそうだ。スリップレスにするにあたり版元に何かできることがあるか、とも。個人的にはスリップデータの配信が直接的な解決になるのではないかと思う。
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講談社文庫のフィルムパック、現場で一番感じたのは、今はいいけど今後発売日がわからないと不便だろうということ。が、これはコミックと同じように発売年月が印字されるようになると予想。ただ初版を希望されるお客様が一定数存在するのも事実なので、何刷かも合わせて記載して欲しい。
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小学館さんの包装紙。かわいい。お客様配布用のノベルティとか、小学館さんは他の版元に比べて、書店の「現場」に還元してくださることが多い気がする。本部に報奨金も大事なのはわかってるけど、そういうの無縁な独立書店としてはこういう応援が嬉しい。
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ふだんはあまり手に取らないような小説だけど、あまりにも初速が凄まじかったので、なんでそこまでと興味が出て読んだ『世界でいちばん透きとおった物語』、いやーすごかったわ。ラストで3回くらい「すごい」「これすごいわ」「すげー」と思わず声に出た。なんかもういろいろ見事。売れて当然だわ。
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『屍人荘の殺人』試写会へ。原作ファンたけどホラーは大苦手なので、いざとなったらメガネ外して見ようくらいの覚悟で挑んだところ、めっちゃくちゃ予想外！コメディ風味が多くて怖いよりはるかに笑える部分の多い楽しい映画だった！これは原作売れそうだし映画ヒットしそう！ #屍人荘の殺人
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大島真寿美さんコーナー。現在サイン本は『結』が残りわずかのみ。そして最新刊『たとえば、葡萄』はラスト一冊に。品切れ重版出荷待ちで在庫が無くなりそうな中、かき集めて出庫してくださった小学館さん、本当にありがとうございます！無事売り切ります。
#七五書店フォーエバー
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ツイッターのTLで突然目に飛び込んできてあわてて追っかけ再生したら（たまたま録画してた）、すごい偶然映ってた。こんなことあるんだなー。
#セブンルール
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NHK趣味どきっ！10-11月放送が「こんな一冊に出会いたい 本の道しるべ」。本好きならば納得のゲストに、本屋案内が和氣正幸さん、なんと夏葉社島田さんの寄稿もある。番組で紹介される本屋の、スタッフの大切な一冊のエピソードもいい。巻末に本のリストが載っていてよい道しるべになってくれそうだ。
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『水車小屋のネネ』はもう本屋大賞取っても何も驚かない。そのくらいマイベストな一冊。すごく好きな本だと、「こんなひとに読んでほしい」というのが��ったりするけれど、ネネに関していうともう誰彼かまわず読んでほしいと思う。みんなが読めば、ちょっとだけ世界はきっとよくなるはず。
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神戸で新しく生まれたひとり出版社・苦楽堂さんの、一冊目の本のできたて束見本を見せていただきました！
このイラストは、今はないとある本屋の絵。カバー��としおりにも、その本屋の絵が。同じ本屋として、この本をお店に並べたいと強く思いました！
http://t.co/5pMusKBgqv
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七五書店のコミック売場。笠辺哲さんの『ラタキアの魔女』をいま平積みしてる本屋なんて七五書店くらいではなかろうか。とうの昔に版元品切れだけど、個人的には超傑作短編集だと思う。特にSF好きな人にはおすすめ。閉店までにだれかが出会ってくれますように！
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『重版出来！14』
どんなに素晴らしい本でも売れるとは限らない。どんなに優れた書き手でも評価されるとは限らない。わたしたち書店員は、この残酷な事実をよく知っている。でも、だからこそ「この本を売りたい！」「この作家のために何かしたい！」という情熱が生まれるのだ
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郊外店の本屋の売上の大部分は、ごくわずかな本好きのお客様ではなく、本好きでもないけどふらっと来てなんとなく面白そうだから手に取る、そういう地元のお客様だ。その方たちに一冊でも多く興味を持ってほしい、というのが売場のあちこちに表れてる。こういうお店大好き。地元にあったらすごくいい。
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もう3ヶ月。あっという間だ。七五書店がないことがもう日常になった。そして本を買う量は確実に減ったと思う。画像はちょうど3年前くらい、まだ七五書店のカラーがグリーンだった頃。この色が好きだったな。
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#給料日だから本を買おう 『異常』ずっと気になっててやっぱり買っちゃった。『掃除機探偵の推理と冒険』は単行本でなんとなく買いそびれてたやつ。一ヶ月に一回くらいは、値段見ないで本買いたい。七五書店にて。
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棚管理の点から、経験の浅い文庫担当にとって何より重要なのは「棚から何を抜くか」ということ。自店の売上データだけでは情報が足りなすぎる。書店員20年以上やってるけど、棚から抜くときはいまだに奥付の刷りを確認するし、注文書でランクも見て参考にする。版元は棚メンテのこと考えるべき。
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全書店員読んでほしい。ていうか書店員にかかわらず読んでほしい。素晴らしい。
「レジ専任スタッフの皆さん、我々棚担当者が自分の持ち場に集中出来るのは、目立たなくても誉められなくても、あなたたちがしっかりバックを守ってくれているお蔭です。ありがとう。」
宇沢太城さんの「書店員12カ月」は「第７回 ６カ月 最後の砦」を更新しました！
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西荻窪ウレシカで開催の牧野千穂さんの個展に、たまたまタイミングがあって行くことができた。「旅ごはん」シリーズのこぐまたちがとても愛らしくて無邪気で、その対比のような大きなキャンバスの不穏さ。素敵な空間だった。思い出にポストカードを。どこかに飾りたいな。
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戸田書店掛川西郷店が何より素晴らしいのは、郊外店の宿命、本の乱れが全く気にならないこと。どんなにいい品揃えだとしても店内整理ができていなければ何の意味もない。「担当には入荷のない日でも棚を触るように」と教えているという。毎日きちんとメンテナンスされているのは棚見れば一目でわかる。
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七五書店の倉庫で発見した新潮文庫の2005年の拡材、大きなマグカップ。どのくらい大きいかというと、くらり入れると顔が見えないくらいのサイズ。花瓶にするか。
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全国の書店員のみなさま。いつからか夏の文庫100冊フェアのセットに「展開例」が付くようになり、このまま並べたら全国どこでも一緒でつまらなさすぎるし、現場のこと信頼されてないのかと思ったことないですか？オリジナルの夏フェア、一緒に作りませんか？本屋の夏を面白くしたい！
#ナツヨム
【ナツヨム2023選者参加申込受付中！】
#ナツヨム は書店発の夏の文庫フェア。書店・出版社・取次・図書館・古書店など本にかかわる仕事をしているひと40名がテーマに合わせて選書・オビ作成をし、全国の有志書店で展開します。今年の選書テーマは「とびら」。詳しくは添付の案内をご確認ください。
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何か漫画を読みたい気分だなあと積読の山を崩していたら、七五書店で買った『それでも町は廻っている』シリーズが出てきた。レシートの日付は2023年1月30日、閉店の前日。感熱紙だからもうだいぶ印字が薄くなってきてる。消えないでほしい。
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あの狂気の『デザインのひきだし』の名久井直子さんの連載をまとめた『印刷・紙もの・工場見学記』を七五書店で発見。表紙の写真からしてフェチオーラ全開でたまらない。嗅いでいるのはフルーツなどではなく顔料！最後の章が日販王子流通センターなのもポイント高い。読者に届けられてこその本だから。
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