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批評家・随筆家<若松英輔>の読むと書く運営事務局公式アカウントです。 「読む」と「書く」がぐっと深まる 少人数制講座、音声講座の配信情報などを発信します。
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没後でしたが哲学者の井筒俊彦の家に何度か行ったことがあります。古今東西の本がじつに美しく置かれていて、主が見えない姿でそこにいるようにすら感じられました。その後、あるところへ寄贈され、今では研究資料になっています。資料としても見たことがあるのですが、書斎にあったものとはまるで別ものでした。それは、いのちある書物というよりは、ある「文献」のように感じられたのです。
ゼミという名のとおり、若松と参加者とが共に学びを深めて参ります。 名著を取り上げるのはもちろん、若松がどうしても取り上げてみたいマニアックな本、本だけに限らずにテーマ(詩、哲学)なども取り上げて、「読む」こと「書く」ことを深めていく講座です。
東京国立博物館で異例の現代美術展が開かれている。日本を代表する美術家・内藤礼の個展。東博所蔵の縄文時代の土製品と作家との出会いから生まれた展覧会は、展示室全体をひとつの作品として体感するもの。空間に身を置き、そこここに配されたささやかなオブジェたちに気づくことで、感覚がときほぐされてゆく。窓からの自然光を受けて刻々印象を変える会場を、様々な時間に出演者たちが訪問。映像と言葉で内藤礼の世界へと誘う。
週末がどういう時間なのか、ときどき考えてみるといいですね。 会社が休みの日、仕事をしなくていい日、ともいえますが、もう少し創造的にとらえることもできそうです。 ユダヤ教では安息日という伝統があります。僕はカトリックのキリスト者ですが、教会に行き、自分を見つめなおしたり、大いなるものと出会う場所でもありました。 自分との時間を、わたしたちは、あまり持てていないのではないでしょうか。人といる時間...
これまでどこか踏み出せないところがあって、行っていなかったのが自作の朗読でした。ここは声で皆さんとつながる場所ですので、思いを新たにして読んでみました。エッセイ集『悲しみの秘義』の最初の章です。読んでみて、やはりこの作品は特別なものだと思…
若松が、大瀧の子息が14歳のときに託した一冊、池田晶子『14歳の哲学』。読者が何歳であろうとも、読み継がれているこの本から、若松がここだけは、という一節をご紹介します。-------真理は、君がそれについて考えている謎としての真理は、いい…
振り返ってみると、苦手だと感じていたことによって生活しているように思えるのです。中学、高校時代、国語が苦手でした。話すこともじつは得意ではないのです。でも、今は、書くことと話すことは私の生業(なりわい)になっています。苦手だと思っているこ…
ひとを驚かせる言葉じゃなくて自分を驚かせる言葉を書いたほうがいい。自分に向かって真摯に文章を紡ぐって、すごくそのひとを鍛える。いちばん満足しない読者って自分なんですよ。エックハルトに出会わなかったら、人生は変わっていたと思うーーと若松が語…
休むといろんなことが変わるの。変わるし、整理もされたり、きっかけにもなるし、周りも変わったり、自分の仕事のやり方も変わったりするから。休むのは、いいことなんだよね。番組アシスタント:大瀧純子(「読むと書く」事務局代表)★「読むと書く」若松…
大瀧:若松さんは音楽も聴くんだね。若松:文章を書くと、走ったようなイメージなのね。長い文章書くと長いマラソンやったような感じだからぜいぜいする。そのあと音楽を聴いている感じ。書いているときには音楽を聴けないけれど、ドビュッシーは唯一の例外…
「似て非なるもの」という言葉がありますね。言葉との関係を考えていくときに、似て非なるものを念頭に置いておいていただくと、いいのではないか、有効なのではないか、と思うんです。 「好き」ということと、「愛する」ということがどう違うのか。深めれば深めるほど、その違いは、見えてくるのではないでしょうか。 私はあの人のことを好きだ、私はあの人のことを愛している、というのは、あるところまでは、区別がつか...
自分のまわりに、どういう気が流れているか。自分はどういうものを、作り出しているか。自分の人生は、どういうものに運ばれてきたのか。それをわからないままに、生きているんじゃないでしょうか。自分を見つめ直すためにもひとたび言葉のちからを借りて書…
椿貞雄(1896−1957)という画家の名前は聞いたことがないかもしれません。 岸田劉生の盟友で、武者小路実篤にも早くから認められていた 近代日本を代表するといってよい画家のひとりです。 彼はある文章で「画道精進」と書いています。 彼にとって絵画は、この世の深みを、自分自身を、あるいは 人間そのものの本質を探究する道程にほかなりませんでした。 今回はおよそ30点の油彩画、墨彩画を集めました。...
ひとはいつも自分の心のなか、意識のほうにあるものよりも、もっと深いところにあるものも、見出しうる。何か追われるように生きていると、自分の深いところとつながれないんですよ。浮ついたものとつながって、浮ついたものをつかんじゃう。大瀧さんとフラ…
『苦海浄土』などの作品で知られる石牟礼道子さんに、若松・大瀧がお会いしたときのエピソードから、対話ははじまります。そして、石牟礼さんの言葉に導かれながら、「たましい」のありようへと。朗読箇所から、ご紹介します。自分の周りの誰か、誰か自分で…
孤独とは、人類としての自分と自然との意志の調和を本当に感じることであるーー岸田劉生の言葉を読みながら、言葉とは何か、孤独とはどんなものかさらには死とは何かという問題について、問いが問いを生んでいきます。ぜひご一緒に考えたい、大事なテーマが…
毎回1冊の著書をとりあげ、そこにテーマを設定して、講師(若松英輔)とともに読み解いていきます。 一人で読むことでは決して得られない気づきや驚きが必ずあります。約4時間の講義で、レジュメ付。 終了後には、600字程度のエッセーなどを書く課題を持ち帰り頂き、後日ご提出頂いた際には、 若松がコメントやアドバイスをお書きしてお戻しする<特典>が付いています。
「100分de名著」の今後の放送(再放送を含む)予定一覧です。
私たちは「言葉」と離れて生きることはできません。ひとりでいるときも言葉とともに暮らしています。本を読む時や文章を書く時、物の名前を呼ぶ時だけでなく、私たちは言葉を用いて考え、学び、人と交流し、自分の暮らす世界を形づくってもいるのです。 言葉には苦しみの中にある人を癒す力も、立ち上がらせる力もありますが、同時に人を深く傷つけてしまう力もあります。その働きと可能性について、皆さんと考えを深めてみ...
存在世界そのものに対する態度を変えることで、空間や時間や関係を美しくすることはできると思う。いつかこの方とは会えなくなる、ということを意識しながら生きる、ということもありますよね。一回一回会う時間をできるだけ美しいものとして位置付けたいと…
大瀧:薄くて古い、すてきな本をお持ちですね。若松:モクレン文庫で売れた本で、永瀬清子『大いなる樹木』です。特別な一冊。いいなと思う本は、手放すことにしてるの。★「読むと書く」若松英輔公式ホームページhttps://www.yomutoka…
番組アシスタント:大瀧純子(「読むと書く」事務局代表)★「読むと書く」若松英輔公式ホームページhttps://www.yomutokaku.jp/★モクレン文庫(全点若松セレクトの古書店)https://mokurenbunko.stor…
理解することのほうが、ものごとが丸く収まるし、責任をとらなくてもいい。理解できてるってことは、コミットしてないってこと。認識はあるコミットメント、すなわち参与がなければ始まらない。自分がその一部にならないかぎり、認識は始まらないんですよー…
そのときだけに起こる出会いのようなものを、確かめながら読む、そんなぜいたくなことないの。何が読みたくなるかわからないけれど、それでも4冊くらいに方向性を絞っていて、じゃあきょう読むのかといいうと、持っていても読まない日もある。でも、関係を…
詩を読む、書くことのよろこびを実感できるといいんでしょうね。そのひと自身が、それを日々体験していくということだよねーー八木重吉の短行詩を、5篇、若松の朗読とともに味わいます。そのうちひとつを以下にご紹介します。--------------…