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若松 英輔 Profile
若松 英輔

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批評家・随筆家。最新刊は『自分の人生に出会うために必要ないくつかのこと』(亜紀書房)。そのほかの著作には『霧の彼方 須賀敦子』『悲しみの秘義』『美しい花 小林秀雄』『イエス伝』『井筒俊彦 叡知の哲学』などです。voicyも始めました。➱

東京
Joined March 2012
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@yomutokaku
若松 英輔
3 months
独りのときは 独りでなくては 分からないことを 考えるのがよい どこを探しても私の 代わりになる人などいないことや 私が生きる意味は 私の中にあって 私に見つけられるのを 待っていることや 私の悲しみを癒せるのは 私の深い所にある 小さな言葉であることなど 本当に大切な何かを考えるのがいい
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@yomutokaku
若松 英輔
4 years
「10万円」を辞退することが美徳であるかのような風潮が、改まっていくのを願わずにはいられない。国民である以上、もらって、その人から見て、最も行き届かない人たちのために働く人たちに黙って寄付すればよいではないか。百歩ゆずって辞退するのもよい。それなら黙ってすればよいではないか。
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@yomutokaku
若松 英輔
4 years
国からお金を「もらう」などという意識でいる必要はまったくない。私たちは時の権力者から「ほどこし」を受けるのではないのだ。私たちがこれまで納税し、国庫に蓄えてあったものを危機になったので、本当の意味でみんな(納税の有無は関係ない。)で分かち合う、それだけだ。
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@yomutokaku
若松 英輔
7 years
書物は腐らない。だから買ってすぐに読まなくてもよい。手元において、日々眺めながら読む時期を待つ方がよい場合も少なくない。状況が許せば、読みたいと感じた本はすぐに読まなくても買って、目の届く場所に置く。嘘だと思われるだろうが、書物の方から今だ、と無音の声をかけてくれることもある。
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若松 英輔
7 years
書けないと感じた人は必ず書ける。書けないと感じるのは、書ける者だけだからだ。書くときにあまり力を込めてはいけない。それは直すときにとっておく。真剣に書きたいと思うのなら、まず肩の力を抜くことだ。そして、大切な人への手紙のように慈しみながら書くといい。内容の如何にかかわらずである。
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若松 英輔
5 years
『モモ』によると「時間」を節約するようになった人間は「物語」と「遊び」を軽んじるようになる。「灰色の男」はモモにいう。「おまえたちは、遊びや物語をするさいごの人間になるだろう」。ということで、これからは「物語」と「遊び」を重んじて生きていきます。気が付くのが少し遅かった。
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若松 英輔
5 years
12日、20時、この時間まで政府は、今回の台風に関する緊急対策本部を立ち上げていないことを忘れないでいよう。これから被災地が危険な状態になるかもしれないのに。危機管理能力がまったくない人たちに「緊急事態」を任せるようなことのないように、これからもしっかりと目を覚ましていよう。
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@yomutokaku
若松 英輔
4 years
WHOの会見は昨晩、生でみた。関係者が繰り返し、語気を強めて発言していたのは「積極的な検査」の実施だ。そして早期発見による適切な処置だ。しかし、NHKの以下のコメントには「積極的な検査」の文字が抜けている。どうしてこういう報道をするのか。命に係わることなのに。⇒
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@yomutokaku
若松 英輔
4 years
福岡市が、とても大胆な決断をした。「県の要請や依頼を受けて休業する市内の中小、小規模事業者の店舗賃料の8割を支援する」というものだ。今、日本では地方行政がその意味を取り戻し、行政と国の関係が変わり始めているのだろう。友人たちも、少しだけ安堵したようだった。⇒
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@yomutokaku
若松 英輔
4 years
今、全国民が、石牟礼道子さんの『苦海浄土』を読んだらいいと思う。苦しむ人はいるのに「患者数」は増えない理由も、因果関係がないという言い逃れも、少額のお金で「いのち」にケリをつけようとする態度も、そして、批判する人をおとしめる動きをつくることも、今と全く変わらないのに驚くだろう。
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@yomutokaku
若松 英輔
4 years
最近、未知の人から「ポエムみたいなことを書いている間抜け」というリプライをいただくので、一度だけ書いておきます。まず、私は「ポエム」を生業にしている人間ですので、その旨はご理解頂きたいと思います。しかし私にとって「ポエム」は最も強靭な言説である、ということも書き添えておきます。
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@yomutokaku
若松 英輔
4 years
どうしてこうした基本的な情報が、日本のメディアから流れてこないのか。そちらの方が心配になる。
@bbcnewsjapan
BBC News Japan
4 years
BBCニュース - 肺や免疫、脳にも……COVID-19が体に与える影響
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@yomutokaku
若松 英輔
3 years
いつからか、この国は「能力」を評価し、そこに意味と価値があると考えるようになった。それは仕事上だけでなく、教育の現場にまで巣食っている。私たちは、もう一度「存在」の意味と重みを学び直さねばならない。「存在」はつねに、評価の次元を超えて尊ばれなくてはならない。
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若松 英輔
4 years
「休業に対して補償を行っている国は世界に例がなく、わが国の支援は世界で最も手厚い」と発言した人物がいるらしいが、多分、嘘をついているのではなく本当にそう思い込んでいるのだろう。そう報告されてもいるのだろう。すなわち、自分で考える事がもうできていないのだ。私は何よりそれが恐ろしい。
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@yomutokaku
若松 英輔
5 months
多く知ると人は傲慢になることが多いが、深く考える人は謙虚な場合が少なくない。若いとき、眼前の人が「知の人」か「考える人」なのか、それを融合した人なのかが判然としなかった。五十を超えるとそれは、じつによく分かる。知の人は、答えを語ろうとするが、考える人は問いを告白するからである。
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@yomutokaku
若松 英輔
4 years
すでにお分かりだと思いますが、今、私たちは「がんばって」はいけません。もっとも注意しなくてはならないのはそこなのです。人は、もとの生活に戻ろうとする習性があります。今、私たちに必要なのは、ゆっくりでよいので、新しい生活を作ることです。そして、かつてのようにがんばらないことです。
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@yomutokaku
若松 英輔
5 years
14歳の学生たちが、アイルランドからナイジェリアへ強制帰国を命じられたクラスメイトのために反対運動をし、それが認められた、という話。今、世界で、「国民」というものの定義が刷新されようとしている。
@CorbynistaTeen
Hasan Patel 🌹
5 years
Prepare to cry. 14-year-old Nonso Muojeke’s classmates prevent his deportation to Nigeria from Ireland. This is what humanity looks like and a lot of so called adults could learn from this.
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@yomutokaku
若松 英輔
2 years
若い頃、私は何かを成し遂げた人たちを羨望のまなざしで眺めていた。しかし今は、そうしたことにほとんど関心がない。今は、何かを真剣に愛し、そして、悲しみを経験した人たちの言葉を、言動を信頼している。人生は思うようにならない、という地平を生きる者たちに深い畏敬の念を抱いている。
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@yomutokaku
若松 英輔
5 years
夕方からの記者会見を見て、多くの人がメディアへの信頼を失っただろう。新聞社には友人も多い。だがあの会見は受け入れがたい。メディアが媒介となって不誠実を拡散した出来事以外の何ものでもなかった。メディアから正義が消えたなら、存在する意味がないではないか。私はこちらの方に失望した。
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@yomutokaku
若松 英輔
4 years
昨日、この動画を見てから言葉がない。今も語る言葉を見つけられない。ただ、この31歳の男性が語っている言葉は、「敗者」の言葉ではなく、賢者のそれであることは分かる。こうした言葉に遭遇した、この16歳の若者はもう、昨日までの彼ではいられないだろう。
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@yomutokaku
若松 英輔
4 years
今日の会見を見て、本当に残念だったのは、明日の生活に困っている人が世のなかにはたくさんいる、ということを何度も繰り返しながら、その人たちをめぐる抽象的な経済対策の話をするだけで、感染とは別の危機にある人たちへの「いたわり」も勇敢に働く人たちへの「ねぎらい」もなかったことだ。
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@yomutokaku
若松 英輔
3 years
コロナ危機になってからずっと怒っているような気がする。私憤に流されまいと、自分を鎮めてきたが、怒りを感じなかった日はなかった。真実とか誠意とか真摯という態度を、片っぱしから愚弄してきたこの国のありように、あるいはその手先になっていることに何の疑問も持たない人々にずっと怒っている。
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@yomutokaku
若松 英輔
4 years
人は、誰かが望む「人材」になるために学ぶのではない。その人自身になるために学ぶのだ。世にただ一人の「人間」になるために学ぶのだ。私は「人間」と「人材」を区別できない者を怖れる。よき「人材」の基準は時代状況によって決まるに過ぎない。若者よ、「人材」になってはならない。「人間」たれ。
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若松 英輔
6 years
なんともいい写真だ。後世が適切にこの出来事を判断するだろう。
@SportsHochi
スポーツ報知
6 years
白山・川本牧子部長が打席でスイング 高野連が注意
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@yomutokaku
若松 英輔
4 years
ある政治家の会見を見た。いたわりの言葉なく、痛みに寄り添う姿勢もない。ただ命令と指示だけがある。この国のあちこちで同質のことが起こっている。市井の人々が、どれだけの犠牲を払い、苦しみと不安を抱えて毎日を送っているのかを、こういう人たちは知らない。愛とまではいわない。想像力の欠如。
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@yomutokaku
若松 英輔
4 years
どうして私たちは、こうした言葉を自国の政治家から、その人自身の声として聞けないのか。台湾は面積としては小さな国だが、その影響力はすでに甚大だ。真に自国を愛することと、真の国際性とは、けっして矛盾しない。蔡英文にはすでにアジアのリーダーといった風格がある。もっと学ばねばならない。
@iingwen
蔡英文 Tsai Ing-wen
4 years
百万人のフォローワーに感謝したいとおもいます。 マスクが少しでもCOVID-19と闘う日本の役に立てれば。 共に戦えば、一人一人の力の和より大きな力を生み出せる! Together, we can be more than the sum of our parts.
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@yomutokaku
若松 英輔
4 years
この数年のNHKの報道に、最も心を痛めているのは、NHKで働いていて、どうにか今の状況を変えようとしている人たちだろう。想像で語っているのではない。そういう人を何人も知っている。むしろ、そういう人たちとしか仕事をしてこなかった。どこに良心を持つ人はいる。それを信じるのも私たちの仕事だ。
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若松 英輔
4 months
役に立つ人に���りなさい。そんな促しが企業や教育機関で当たり前のように語られている。役に立つ方が役に立たないよりよいに決まっている、というのだ。役に立つ、役に立たない、この無慈悲な二者択一の常識を根本から疑うような言葉が、もっと語られてよい。有用性と尊厳はまったく関係がないからだ。
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若松 英輔
5 years
どうして私たちは、必要な生活支援を切り下げてまで、不要なトウモロコシを買わねばならないのか。どうしてG7で、他国が不要だといい、自国も必要ない農産物を買わねばならないのか。
@norionakatsuji
Norio Nakatsuji
5 years
日本語訳:トランプ大統領「中国が(トウモロコシを大量に買う)約束を守らないから、米国にはトウモロコシが余剰に在庫ある。そこで 安倍首相がその余剰トウモロコシを全部買ってくれる。」
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@yomutokaku
若松 英輔
3 years
「AIは人間を超えるか」という論��を聞くと辟易するのは、それを語る人が、じつにAIの機能に詳しい一方で、人間とは何かの認識が、驚くほど浅薄なことが多いからだ。人間とは何か、これは哲学の歴史と同じくらい古く、そして今も謎である問題だ。私たちはこの現実をもう一度噛みしめてよい。
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若松 英輔
4 years
仕事もせねばならないが、香港のことが心配でならない。ジミー・ライ氏も、アグネス・チョウ氏も。彼、彼女らは、自分たちの闘いが自国内に留まらない歴史的なものであることを熟知している。香港の闘士たちの姿には、ガンディーとその同士たちの姿が重なってくる。無事を祈らずにはいられない。
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若松 英輔
5 years
この数年、思いを深めていることがある。それは、今の政治は、困っている人、弱い立場にいる人、言葉を奪われた人には、けっして寄り添うことはない、ということだ。守るのはつねに自分たちだ。大切な人たちが危機にあるときすら、守ってくれないだろう体制を、どうして支持する必要があるだろう。
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若松 英輔
4 months
「書く」ことを、あまり深く発表とつなげてはならない。祈るとき人は、その言葉を誰かに聞かせたりはしないではないか。「書く」ことは、昔の医者が薬草を調合するのに似ている。人は「書く」ことによって自分だけの霊薬を世に生むのである。それが他の人に効果がなくても全くかまわないではないか。
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若松 英輔
4 years
「雨ガッパとうがい薬」は、衆愚政治の比喩だと、辞書にのるかもしれないな。
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若松 英輔
2 years
言葉は、「正しい」ことを言ったり、批判するためだけにあるのではない。自分や誰かを、いたわり、ねぎらうためにもある。言葉は、なるべく丁寧に用いるのがよい。言葉こそ、もっとも「壊れやすい」ものでもあるからだ。言葉は、投げるように用いない方がよい。
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若松 英輔
4 years
「物流」が止まると……という言葉をさまざまなところで聞く。「物」が勝手に「流れて」いるのではない。そこにはつねに「ひと」がいるのだ。感染と経済の二重の労苦を背負った人間がいる。手紙、荷物、食べ物など、「ものを運ぶ」という仕事が、どれほど貴いものであるかを、私たちは再認識してよい。
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若松 英輔
4 months
若い頃は、ものを多く知る人に憧れた。博識になれるようにと神仏に願ったこともある。だが、知命の年齢を超えてくると、多く知る人よりも深く考える人を信頼し、深く考えるだけでなく、深く感じ、何かを祈るように黙している人に畏(おそ)れの念を抱くようになった。賢者とは祈る人でもあるからだ。
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若松 英輔
6 years
「書き換え」か「改ざん」かという質問に「書き換え」だと、堂々と答える政府に、どうして憲法の改正を任せることができるだろう。言葉を扱うことに誠意のかけらもない人々に、究極的には言葉に結実せざるを得ない憲法を、どうしてさわらせることができだろう。愚行を忘れずにいよう。それが出発点だ。
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若松 英輔
2 years
真面目であるよりも、真摯であることが大事なのかもしれない。「真面目」は、世の、あるいは誰かの基準に合わせて生活することのように思われるが、「真摯」は、自らの人生からの問いに、ちゃんと向き合うことだからだ。真摯は一生懸命とも違う。もっと静かで、かつ持続的な語感を、私は感じる。
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若松 英輔
3 years
素晴らしい。本当に素晴らしい。
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若松 英輔
4 years
「37.5℃」が誤解だったという話、まさか、このまま終わりはしないですよね。たぶん、メディアの皆さんは、これまでの言質(証拠)を固めているのだろうと思います。強くそうであることを信じたいと思います。もし、そうでないならこの国ではもう、言葉は信頼に値するものではなくなってしまいます。
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若松 英輔
4 years
家賃の支払いが困ったという人への支援です。諸条件がありますが、「給付金」ですから、返済の必要がありません。こうしたことこそ、幾度も幾度も、記者会見で語ればよい。⇒
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若松 英輔
6 years
いまの政権を眺めていると、いざというとき、国はあなたがた市民を守ることはありません、と語り続けているようにしか感じられないのは、私だけだろうか。今回のセクハラ問題だけでなく、年金、「学園」問題、さらには憲法改正に至るまで、これほど堂々と「国民」を忘れた政府はなかったように思う。
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若松 英輔
4 years
「1住所あたり2枚の布マスク」ということは、たとえば、5人家族だとすると、家のなかで争奪戦になるわけですね。本当によく考えて行動してほしいです。机の上でだけ考えた、じつに未熟な計画です。私が経営者だったら、こういう人には、ぜったいに仕事を任せません。みんなを困らせるからです。
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若松 英輔
2 years
世の中で起こる全ての事にすぐ反応する必要はないのです。身を沈め、心を鎮め、力を蓄える日々があってよいのです。世の中を、様々な言葉が行き交うときでも、だまって、じっとしている日があってよいのです。世間がざわついているときでも静かな時を過ごしてよいのです。よい夜を。おやすみなさい。
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若松 英輔
4 years
今からでも遅くない。欧米各国のように韓国にコロナウィルスへの対処法を教授してもらった方がよい。中国のような政治体制を持たない日本が学び、実践できるのは韓国のモデルだろう。もし今ここで、韓国に助力を願いでることができなければそのために多くの人命が危機に瀕するように思われてならない。
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若松 英輔
5 years
今日は ある友が 生涯の友になった日だ 忘れてはならない そうした友に 出会えたのは わたしに 秀でたところが あったからではない わたしが 弱いから 出会うことができた 人生の宝だ もし 自らの 弱さを 認めることがなければ お前は 人生の富を 自らの手で 打ち捨てたのだ 忘れてはならない
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@yomutokaku
若松 英輔
5 years
自分にとって価値がないものに、価値が存在しないのではなく、世界には自分には分からない価値が存在することを、真に知ること。これが「学ぶ」という営みだろう。自分の価値を他者と共有するのは簡単ではなく、他者の価値もまた理解するに努力を要する、という経験をする。これが学びの現場だろう。
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若松 英輔
4 years
このままであれば、今日の日を支えている、すべて亡き者たちと、これから生まれてくるすべての「いのち」を、はからずも愚弄することになる。私たちは、この世界を少しでもよい姿にして、後世に伝えていく義務がある。 #検察庁法改正案に抗議します
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若松 英輔
5 months
生きるのが苦しい、そう感じているなら、どこかに慰めの言葉を探すのではなく、未来の自分に手紙を書くように小さな文章を書いてみるがいい。この苦しみを分かってほしい、そう感じるときこそ真の理解者を内面に探すのだ。すると君は苦しみを乗り越え、いつしか誰かの理解者にさえもなっているだろう。
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@yomutokaku
若松 英輔
4 years
感染者は236人。しかし検査数は1012件。この比率に関してどうしてコメントがないのか。そして、この検査数の少なさにどうして何も言及がないのか。NY州は昨日だけで67000件の検査をして感染者は488人。東京の現状がどうなっているか、この数字だけでもあきらかだろう。⇒
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@yomutokaku
若松 英輔
5 years
年齢を重ねて、改めて分かったのだが、誰かがやってくれるだろう、と感じるほ���んどのことは誰もやらない。ほとんどの人たちが「感じ」「思う」だけで行動しない。だから、本当に必要だと思うなら、それを自分で作りださなくてはならない。本も同じ。自分が読みたい本は自分で書くほかないのである。
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@yomutokaku
若松 英輔
5 years
大学で講義をして感じるのは、弱者と共に生きる事への関心の低さだ。競争に勝ち、入学したという「強者」の立場を否定される気がするのだろうか。ハンセン病だけでなく、不当な差別を強いられた人たちの名誉回復の教育システムの整備が急務だ。支えられているのは「強者」である事を知らねばならない。
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@yomutokaku
若松 英輔
3 years
古典を読んでいて、ほとんど遭遇することがないのが、右肩上がりの「成長」を促す言葉、考え方だ。ただ、それを戒める言葉ならいくらでも出てくる。それに引き換え、現代の啓発書は、著しく「成長」を説く。古典を読んだ方がよい。古典はさまざまな人間の誤りの上に生まれるのである。
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@yomutokaku
若松 英輔
2 years
美術館は、絵や彫刻を見るために行く場所には違いないが、もう少し、実感を精確に言葉にすると、絵や彫刻などを扉にして、見過ごしていた自分に出会う場のように感じる。稀有な作品だと思って出かけても、真に心動かされるとき人は、美に遭遇しているだけでなく、自己とも出会い直しているのだと思う。
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@yomutokaku
若松 英輔
4 years
どうして弱い人の気持ちが分からないのだろう。さまざまな事情があって、世帯主と連絡取れない、取りたくない人はたくさんいる。別居中の人、DVに苦しむ人、あるいは両親の不仲な人など、そうした人にこそ、この「10万円」は不可欠なのだ。すべての家族が良好な関係を持っているとは限らない。
@kyodo_official
共同通信公式
4 years
10万円給付、5月から開始 - 世帯主が家族分一括申請
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@yomutokaku
若松 英輔
4 years
財務大臣が、給付金が貯金に回るのではないか、と心配しているようですが、どうかしていると思います。私たちはすでに貯金を切り崩しているのです。自分のためだけではありません。両親を始め、「弱い」立場の人のために身銭を切っている人がどれだけ多くいるかを深く深く認識して頂きたいと思います。
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@yomutokaku
若松 英輔
7 years
石牟礼道子を読んだことのない人は『苦海浄土』ではなく『椿の海の記』を読むとよいと思う。そして時が導くのを待ち、『苦海浄土』を開くのがよいかもしれない。今、彼女の作品を読むのもよい。しかし読み続けることは一層重要である。死を経て彼女は、私たちのより近くにいるようになったのである。
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@yomutokaku
若松 英輔
4 years
朝日新聞の記事から、尾身会長の言葉。《「確かに1カ月未満に、ステージ3に近づけるということは簡単ではありません」と認めた上で、「しっかりと頑張れば、1カ月以内でもステージ3にいくことは可能だと思っています」と述べた。》もはや、科学の面影すらない。
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@yomutokaku
若松 英輔
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この若者が自治体の再生に選んだ選択肢が「文化」であることに並々ならぬ才能を感じる。この小さな村に「活気」だけでなく、よき意味での「誇り」すら生むだろう。
@afpbbcom
AFPBB News
4 years
18歳の現役大学生、フランスで村長に就任 地元活性化に意欲
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@yomutokaku
若松 英輔
4 years
ちょっと怒っているので、もう一言だけ付け加えておく。今、10万円が本当に必要なのは、病や境遇など、さまざまな理由で申請ができない人たちであることさえも分からないのなら、もう今の仕事にたずさわるのはやめた方がよい。心の「痛覚」を人生のどこかで手放したのだろう。
@yomutokaku
若松 英輔
4 years
どうして最も簡単な方法を選べないのだろう。「いのち」がかかっているのだ。政治家はもちろん、メディアの人たちも、こうした意味のない、権威主義的な悪習慣を断ち切るように動いて頂きたい。国は、外出を減らし、密集するのを避けろと言っているのではないのか。⇒
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@yomutokaku
若松 英輔
5 years
中村哲さんは、アフガニスタンの復興に尽力しただけではない。多くの人が、絶望しか見いだせなかった場所にも、希望の種子が宿っていることを証明してくれたのだ。彼は亡くなった。しかし、彼の仕事と彼の警鐘は、より強く私たちに訴えている。彼の死を悼みつつ、その無音の「声」に耳を傾けたい。
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@yomutokaku
若松 英輔
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大学の教師を辞めて随分経つが、当時感じていた最たる違和感は「等しさ」をめぐる感覚だった。人は尊厳において優劣はなく、等しい。このことを経験、探求し、実現する意味を語ったつもりだったが「優れる」ために死力を尽くした若者にはあまり届かなかった。大学という場にも同質の空気を感じた。
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@yomutokaku
若松 英輔
7 years
人が文章を書かなくてはならない最も大きな理由は、他者に何かを伝えるためでも、評価されるためでもない。自分が何を感じ、何を認識し、何を生きているかを自分自身に告げ知らせるためだ。書いてみて、自分が驚くようなものであれば、他者が何といってもよいではないか。真の読者は己れなのである。
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@yomutokaku
若松 英輔
5 years
今日は、れいわ新選組の木村英子さんとの対談だった。文章や話す姿を見ながら、言葉の出所が違うと感じていたが、対談して、確信を深めた。彼女が私たちに問いかけているのは、社会制度の改変というよりも、いのちの尊厳だ。身体でも心でもない、いのちそのものの問題にほかならない。素晴らしかった。
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@yomutokaku
若松 英輔
4 years
大坂なおみさんは、語るべきことを語るべき場所で語り、期待されている以上の実績を残した。正義はいつも、ある勇気を必要とすることを改めて教えられた。亡き者たちに護られているかのような姿でもあった。
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@yomutokaku
若松 英輔
4 months
「うまく」書こうとしてはならない。見た目はよいかもしれないが、ほんとうのことが書けなくなる。私たちが、真に必要とするのは、整った言葉ではなく、生きた言葉なのである。整った言葉でよいなら社会は、もっと暮らしやすいだろう。また、自分にむかって、自分を偽っても全く意味がないではないか。
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@yomutokaku
若松 英輔
4 months
本を読むことを、多くの情報を得る手段に留めているのは、じつにもったいない。誰かの話を聞いているだけでは自分の人生は始まらないからだ。読書とは時空を超えた著者、あるいは登場人物との沈黙の対話であり、同時に自己に出会うための確かな、ひとすじの道を発見しようとする静かな営みなのである。
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@yomutokaku
若松 英輔
4 years
どうにか暮らしている人が、仕事と収入を奪われる痛みと恐怖が、どれほど大きいかを、もし政治が理解しようとしないなら、市民から税金を徴収するのをやめた方がよい。私たちは税金を、為政者にささげたのではない。毎月、毎月、国に託しているのだ。国にはその期待に応える義務がある。
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@yomutokaku
若松 英輔
5 years
気候問題には「楽しく、かっこ良く、セクシーに」取り組まねばならな��、と新しい環境大臣が発言したという。もしこのままが本意なら、帰国後、近年、自然災害で甚大な被害をこうむった人々の前でも繰り返してみてほしい。自分が誤っているだけでなく、愚かという言葉さえ生ぬるいことが分かるだろう。
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@yomutokaku
若松 英輔
2 months
もしも『カラマーゾフの兄弟』を読んで、いったい何の得になる、と尋ねられたら、少しも得になることはないと答えたい。ただ、この小説には、損得の視野に囚われているあいだは、まったく見えてこない何かがある。そして、人生の道を照らし出すのは、そうした言葉の光であると、言い添えたいと思う。
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若松 英輔
5 years
税金を多く払う人が世で力を持ついわれはない。それぞれが、応分に支払うことが定められているだけだ。発言力と納税額は関係がない。多く払っている人たちは、自分たちが社会を支えていると思っているかもしれない。だがその人は、見えない所で無数の、未知なる存在に支えられているのを忘れている。
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若松 英輔
4 years
「調査に答えた学生の13人に1人が、大学を辞める検討を始めていると回答するなど、多くの学生が経済的に厳しい状況にあることが浮かんだ」⇒ くどいようですが、状況は大学関係者が考えているよりもずっと深刻だと思います。対応を具体的に急いだほうがよいと思います。
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若松 英輔
5 years
民衆を戦いにまきこむのがリーダーの役割ではない。戦いを回避するのが、リーダーの使命だ。民衆を鼓舞し、戦いの火を燃やす者を、リーダーだと認めてはならない。その人物にとって民衆は、かけがえのない個ではなく、数に過ぎない。戦ってはならない。そのために私たちは言葉を与えられているのだ。
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若松 英輔
4 years
バイデンの大統領就任式で、若き詩人アマンダ・ゴーマンが自作を朗読した。本当に素晴らしかった。こうした場で詩が読まれるのは伝統的なことだが、この困難な時期に詩が、これほどのちからを持つことに改めて驚かされた。アメリカは困難も大きい。だが、それを潜り抜けてくる言葉もあるのだ。
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若松 英輔
5 years
教皇がローマに帰る飛行機のなかで、原発は危険であり、安全性が確認されるまで使用するべきではない、と語った。これが彼の本意だが、なぜ日本滞在中に語らなかったのかも考えなくてはならない。もちろん、教皇に語る勇気がなかったのはない。語ることで周囲に「圧力」がかかるのを案じたのである。
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若松 英輔
3 years
私が書いた言葉を あなたの胸の熱で 溶かして下さい 文字の姿が消えて 語り得ない 意味だけが残るように 私が語った言葉を あなたの胸で 抱きしめてください 音の姿が消えて 耳には聞こえない 響きだけが残るように
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若松 英輔
3 years
私たちは、自分が本当に「弱い」存在であることをもう一度噛みしめてよい。自分の力で生きてきた、そう思うときは、単に自分を支えてくれている働きが見えていないだけなのだ。人は、自分が知らない人によっても、むしろ、そうした人たちによって支えられている。弱くてよい。それが人間だからだ。
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若松 英輔
6 years
書店に行き、数百円出せば、二千数百年前に生きたプラトンの著作を、日本語で読むことができる。考えてみると、とんでもなく素晴らしく、また、すごいことではないだろうか。そのとき私たちは「本」という器に入った目には見えない叡知への扉を手にしているのである。素朴なことだが、心底驚いている。
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若松 英輔
5 years
よい文章とは、読みやすい文章でも簡潔な文章でもない。その人しか書けない姿をしたものだ。文体は肉声に似ている。高い声、低い声、かすれた声、細い声など色んな声があっていい。それを平均化してはならない。それはその人自身の特性を見えなくする。人は誰も、その人自身に出会わねばならないのだ。
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若松 英輔
4 years
素朴なことなのだが、今日の会見は、今日でなければならなかった理由は、どこにあったのだろう。それが一番大きな疑問���。これくらい新しい認識、見解、ヴィジョンがまったくない会見も珍しい。
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若松 英輔
5 months
未知なる自分に出会うためなら、誰かの本を読むだけでもよいだろう。言葉はしばしば、光になるからだ。しかし、己れを生きようと真に願うなら、書かねばならない。書き得ないことを言葉にするという矛盾的な試みに身を投じなくてはならない。自己は、知る対象ではない。生きてみるべき実在である。
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若松 英輔
8 months
あるとき石牟礼道子さんが、優しく、しかし深くさとすように言った。「若松さん、分かろうともしない人を説得しなくてもいいんですよ」。確かに私は今でも必死に話してしまうことがある。神妙な顔つきをしていても態度を変えようとしない人たちに向けてそうしたとき石牟礼さんの言葉を静かに思い出す。
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若松 英輔
5 years
堪えがたい不条理を目にするとき、世界で不条理とたたかっている人の言葉にふれ、こころに息を吹き入れる。そうした言葉の一つが、アメリカの国会議員アレクサンドリア・オカシオ=コルテスのスピーチだ。以下のページには翻訳もあるが、ぜひ、彼女の声と姿にふれてほしい。⇒
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若松 英輔
1 year
どんな本を読むのかは重要だが、どんなによい本でも出会う時期が違うと深くつながることができない。読書には読書の道と呼びたくなるものがあって、出会うべき時に出会うべき本に出会う準備があるように思う。「本」というよりは、「言葉」との遭遇といった方がよいのかもしれないのだが。
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若松 英輔
4 years
飛行機といい花火といい、ある歴史を知る者たちには、背筋が凍る現象だろう。こうした華々しい現象のあとに、歴史は、じつに耐えがたい日々を刻んできた。全体主義という呼ばれることになる体制が、一つの「武器」として用いる手段だからだ。この国にはまだ、こちらの「免疫」もできていない。
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若松 英輔
2 years
何かを愛するとは、ある存在をそのままの姿で受容することだ。ある側面を「好む」ことではない。「好き嫌い」と「愛」との差はここにある。愛読するとは、その作品を高く評価することではない。評価と愛はまったく違う。自己評価などしなくてよい。己れは、真の意味でただ愛するほかない存在なのだ。
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若松 英輔
2 years
誰かを驚かせるような文章は書かなくてもよい。だが、どんなに小さくても自分を驚かせる言葉をつむぐのがよい。自分を納得させる言葉ではなく。自分の書いた文章の、最初の、最も熱き読者は自分ではないか。私は、こんなことも大切に思っていたのかと、己れの眼を開く言葉を、密かに世に生むのがよい。
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@yomutokaku
若松 英輔
5 years
水道の民営化に危険があるのは、民間企業は、市民の健康よりも利益を優先する可能性があるからだ。そんなことはありえない、という人もいるだろう。もし、そうならば、原発事故をめぐって、民間企業が市民のいのちと生活を充分に保護し得たかを、きちんと検証してからにしてほしい。
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@yomutokaku
若松 英輔
2 years
今週、来週のNHK・Eテレの「こころの時代」は「問われる宗教と“カルト”」という問題をめぐって、私を含め6人の宗教者、信仰者、研究者が討論した内容が放映されます。ダイジェスト版も9分強が2本という異例の展開になっています。 1本目➾ 2本目➾
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@yomutokaku
若松 英輔
7 years
以前のように本を読めない。おっくうに感じる。文字がうまく呑み込めない。そんなときは無理して大きな本を読まずに、小さな、でも心のこもった、できれば平易な言葉で記された本を読むといい。それは小さな器のスープを飲みほすことで食べることへ自信が戻ってくるのに似ている。読む力も蘇ってくる。
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若松 英輔
1 year
人は水を飲んだときに、渇いていたのだと気が付くことがある。同質の出来事は、言葉との出会いにおいても起こるのだ。ある小さな、しかし確かな言葉に出会ったとき人は、慰めが必要だった今に気が付く。身体だけでなく、魂の糧が必要だった己れを認識する。言葉を探せ。小さな素朴な言葉を探せ。
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若松 英輔
4 years
話にならないが、まずは正しいマスクの付け方からだな。⇒
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若松 英輔
4 years
どうしてこの国は、誰かが亡くならなと変われないのか、どうして弱い人たちと、私たちの「いのち」と真剣に向き合わないのか。明治の時代からこの国は、幾度かこうした大きなあやまちを犯してきた。公害や天災で甚大な被害がでたとき、国は、私たちを守るのではなく、国に責任がないと語り続けたのだ。
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若松 英輔
4 years
10年前、私は、強い感染症にかかることは死につながる、そんな家族と暮らしていた。今、同じ状況だとしたら私はおそらく、勤めを辞めるか、半年単位で休職できないかを話し合ったと思う。同じように苦しんでいる人はたくさんいるはずだ。だから私は、週末や今日のような無策の会見に強く憤りを覚える。
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若松 英輔
5 years
まともな社会とは、苦しい人が「苦しい」と声をあげられる場所だろう。それは「弱さ」の表現には違いない。だが「弱く」あることは、人間にとって極めて自然な状態だ。「強く、健康で、たくましく」あれ、と社会はいう。だが私たちは人間であって、作り物ではない。どこまでも人間であれ、弱くあれ。
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若松 英輔
7 years
石牟礼道子さんが亡くなられた。現代日本で最も大きな問いを生きた書き手の一人であり、真の意味における闘士だった。哀悼の意を表そうとする者は、祈りと共に、その書物を読むのがよい。そして読み続けるのがよいと思う。人は死の後も消えることがないとは、この稀代の詩人の確信だったからである。
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若松 英輔
5 years
本当に「自分らしく」生きたいと思うなら、「誰かのようになりたい」などと考えるのは止めた方がよい。もちろん、目標にする人はいてよいし、いた方がよい。だから、「あの人とちゃんと話せる自分でありたい」と思う方がよい。そして、「あの人」は、必ずしも今、この世に生きている人でなくてもよい。
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若松 英輔
4 years
世界のリーダーたちが肉声をもって、広島と長崎の苦しみと痛みを語り、強い畏敬の念とともにその歴史に対峙しているのに対し、この国のリーダーは、準備された、それも酷似した言葉を読み上げるだけだったという。その言葉を死者たちが、どのような思いで聞いているのかなど考えたこともないのだろう。
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@yomutokaku
若松 英輔
2 years
どんな場所であれ、自分を評価してくれる人を探すのは、ほどほどにした方がよい。評価の眼はいずれ、違う人を見るようになる。「よい人材」が、数年後にはまったく顧みられなくなるのが現代ではないのか。人を愛し、仕事を愛せればそこに、評価とは別な、本当の価値と重み、そして意味を見出すだろう。
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@yomutokaku
若松 英輔
4 years
こんなときですから、念のため書いておきます。悪が、私たちから奪おうとするのは「自由」「意味」「希望」「信頼」「美」「価値」(非貨幣的価値)などです。全ては保持できません。しかし、どれか一つでも、身に近く引き寄せることで人は生き続けられる。フランクルの『夜と霧』とはそういう話です。
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