エフェソス公会議議事録の英訳が出るらしい。2020年4月予定。このただでさえ複雑なテキストが英語で概観できるようになるのは嬉しい。
Price, R. and Graumann, T., The Council of Ephesus of 431: Documents and Proceedings. Translated Texts for Historians 72
近刊
F.M.ヤング『ギリシア教父の世界 ニカイアからカルケドンまで』関川泰寛・本城仰太訳, 教文館, 2024.
*大元はFrances M. Young, From Nicaea to Chalcedon: A Guide to the Literature and Its Background. Fortress Press, c1983. と思う。大家による著作の訳書。
San Lorenzo de El Escorial, Real Biblioteca del Monasterio, Ω-II-13写本。「アンナ」(=アンナ・コムネナというのは現状推定段階)の署名があるのは、ヨアンネス・クリュソストモスのロマ書講話が終わってIコリ講話が始まるところなのか。以下pinacesの該当頁
「なぜスペインに?」というのは、pinacesに手がかりがある。1540年頃ヴェネツィアに建てられた図書館に収蔵されていたが、1573年にスペインのヴェネツィア大使Guzman de Silvaが王立図書館に収蔵するために持っていったと。イケイケ期のスペイン……。そしてなぜヴェネツィアにあるかというと多分……
John Behr, Gregory of Nyssa: On the Human Image of God (Oxford U. P., 2023).
4世紀のギリシア教父、ニュッサのグレゴリオスによるいわゆる『人間創造論』の新校訂版と英訳が出たか。色々な理由で、これは今後しばらくの参照必須文献になると思う↓
古代・東方キリスト教研究会 第57回会合
9月26日(日)午後4時から(オンライン)
発表者:Dr. Vincent W.J. van Gerven Oei
発表題:"How to Read Old Nubian"
著者による最新の研究も盛り込まれた、学者向けの古ヌビア語文献学・言語学の紹介と最新の研究動向のような内容とのこと