斎藤真理子
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韓国の小説ほにゃく。後手後手の人。最新の翻訳はハン・ガン『別れを告げない』（白水社）。 こちらは告知とRT中心です。Xで議論をしませんのです。
東京
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在日韓国人と韓国人がいっぱいいて日本人がちょっとしかいない新聞社にいたとき、同僚から「明日選挙だよねー」「いいなー自分も投票してみたいなー、やっぱしてみたいよ」「がんばってなー」と言われたことがあった、はっとして、この人たちの分も二倍責任があるんだなと思いました
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図書館に年をとった女性がやってきて、女が読むのにいい小説はあるかと司書に聞き、司書が、家族のお話がいいのか恋愛小説がいいのかと尋ねると、どっちでもないのはないのかと年をとった女性が聞き返す、という小説を訳していますが、よい（一文が長い）
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私はこれを柴田元幸先生に教わって使ってみましたが、おそろしく効率が上がります。
でも、１日じゅう使っていたら効率が上がりすぎて、疲れました。
ほどほどに使うとすばらしいパフォーマンスを見せてくれます。時間を量として可視化するアイディアは◎。良いお道具です。
仕事がはかどらないので、小学生が使う、「時っ感タイマー」というのを買ってみた。
１時間までセットできて、時間の経過を色が確認できて、時間いっぱいになったらアラームで知らせてくれる。
今のところ、なかなかいい感じ。
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「読書の半分は、本に書いてあることではなく、本を読みながら自分のうちにわきあがってきたことにあると思うからだ」という頭木さんの前書き ほんとにそうだよね と 思う
【WEBみすず】頭木弘樹「咬んだり刺したりするカフカの『変身』」第20回「家族熱」を掲載しています。小説『変身』を新訳しながらスローリーディングする連載。今回から『変身』の第3部に入る。4/1更新
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芦田愛菜さんは可愛いですが、十代の女の子に、高校生に、おっさんを「（70歳に）見えな〜い」「若〜い」とおだてさせてるワイモバイルのCM私は拒否感あります、こういう発想する大人がいやだ（個人の感想です）
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イリナ・グリゴレ『優しい地獄』（亜紀書房）控えめにいってこんな凄いもの読んだことないな。２ページに一度ぐらいの頻度で「ぐわん」とか「かつん」とやられる。
ルーマニア生まれで今は東北にお住まいだけど、地球のどこに生まれてどこに住んでも、こういう人は、凄いものを作ってしまうんだと思う
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日本の出版社は、キレイゴトを馬鹿にしてゲスな本音を書けば庶民が喜ぶと思うのをやめてほしい。それに、それ、本音じゃないから。普通の人はよその国と揉めることを喜んだりしないんだから。大人ならキレイゴトを面白く編集してよ。在日外国人も在外日本人もみんなほんとに迷惑してるんだから。
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読んでよかった。「親ガチャ」論争関連ヒオカさんの寄稿
「私の絶望は、障害のある父の元に生まれたことでも、貧困家庭で育ったことでもない。その後の支援が薄く、脆弱な社会社会保障制度、自己責任論がまん延し、行き過ぎた「自助」を強いられる今の日本社会に対してだ」
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高野連はじめ関係諸団体は、ヘイトスピーチを許さない声明を出すべき。
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セウォル号沈没事件に関する本を改めて読んでいるのですが
「国家の基本的な機能さえ果たせないほど無能になっているとは」「国は私たちの生命と安全を保障してくれない」（ペ・ミョンフン）といった文字列が
たった３年前とは違う感覚で見える
引用は『目の眩んだ者たちの国家』矢島暁子訳 新泉社
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台湾女子旅行がバカにされてた件だけど、女子旅がバカにされるのは1970年代も同じ。「アンノン族」と笑いものにされていました（「an-an」や「non-no」の旅特集を見て京都などにやってくる女子たちが）
でも同じ時期におじさんは大挙して、韓国や台湾や東南アジアに買春ツアーに行っていました。
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編み物は 女だろうが男だろうが誰だってやっていたことですが いつのまにか「女の人が愛をこめて人のために編む」のが主流となっておりました
そうじゃなくて「自分が着たいもんを好きに編んで好きに着るんよ」という方向性を強く打ち出したのが 日本では橋本治さんでした
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・監督が俳優をレイプしながら撮影した
・それによって俳優が激しく傷つきPTSDに苦しんでいる
ーーということが明らかな作品の上映に反対
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韓国文学の本が出すぎていて困るということをよく聞くのですが、英米文学がどんなにたくさん出ても困るとは言われないと思うのですが
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パラサイトおめでとう。
最初に読んだ韓国語の小説は朴婉緒の短編「盗まれた貧しさ」。見たことのない腹のすわった「貧しさ」観で成り立ってたので、本当に驚いたのだった。
それは「貧しさはいつ何時でもあなたのものになる」＆「金持ちは何でも盗んでいく。あなたの貧しさすら」という命題だった。
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男性のマスターベーションと女性の生理を似たような・同じようなものとするのは、村上春樹がノルウェイの森で30年以上も前にやってて、当時も今もいつもげんなりするのは同じ
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その次に好きだった誤植は、大先輩に聞いた話なんだけど、某大学の教授の退官記念論文集の巻頭の辞の中に「その当時私は、まだ何の業績もない、一介の助手でした」とあり、「助手」の「手」が「平」になっていたという、
校正は研究室の弟子たちが請け負ったらしい
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私も、予告編だけ見て「わー」と思った。「わかってる人たちが作ったアンだなあ」。アンの読者たちを裏切らないだけじゃなくて先を行く。
「アンという名の少女」がすごい。アンもダイアナも原作通りだ！と観てたら、現代的解釈に不意打ちされた【熱烈鑑賞Netflix】
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日記の主がこんなに怒っていらっしゃる。
NHKの担当者にただすと「『日記を原作として、子どもたちと一緒に創作をしている』」と言われたという。「私は激怒しました。日記の偽造だと」
「シュン」の日記主、NHKに不信感
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『文藝』春号は特集「母と娘」。全部すごいんだけど、イ・ランさんの「母と娘たちの狂女の歴史」を訳したので読んでください
『アヒル命名会議』にも出てくるお母さんの話を改めて書いていただいたのですが、雑誌ができるまでの間にイ・ランさんの家族にとても、とても悲しいことが起きてしまって
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詩が「ポエム」と呼ばれてバカにされてる現象は面白いといえば面白い。たいていは欧米語にすると重んじられるので
詩と「ポエム」は違うんでしょう。それはわかる。とにかく、舐められたもんだな。詩が。まあ、詩を読んだことのある人は宰相の演説がひどいときに「ポエム」とは言わんでしょう。
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明日4月16日はセウォル号沈没事故から８年めの日です。
日本語で読める、セウォル号に触れた文学作品を挙げておきます
キム・エラン『外は夏』（古川綾子訳、亜紀書房）
キム・エラン他『目の眩んだ者たちの国家』（矢島暁子訳、新泉社）
ファン・ジョンウン『ディディの傘』（拙者訳、亜紀書房）
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本当にもうやめるけど、「ポエム」問題、佃煮にするほど詩人の多い韓国との比較を始めるときりがない、しかし確かなのは、日本の人は「詩」に照れるということなんですよね。短歌俳句の５倍（当社比）ぐらい照れる。それは「正論を堂々と開陳することに照れる敬遠する笑う」こととも暗に関連し文字数
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『キム・ジヨン』って本当に堪忍袋の緒を切る小説だったと思う。以前は「このバカ���と思って流してたことが、改めて我慢できなくなった。特にテレビ。声をあげる人も増えた。一度切れた勘忍袋の緒は戻らないんですよね。
ではそのつぎどうしますか？というのが『彼女の名前は』（チョ・ナムジュ）です
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昨日の続きになっちゃうのですが、「韓国文学（とくに女性作家の作品）がたくさん出ている理由は
「支持する読者がいるから」「市場ができたから」。
読者と市場が形成されたのは「面白くて自分の役に立つ」から。とにかく熱心に求め読んでくださる読者がいる。それにつきると思います。
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佐藤冬衛『関東大震災と民衆犯罪ーー立件された114件の記録から』（筑摩選書）これはすごい。今までほとんどなかった民衆犯罪の実態を主題とした本。
事件記録・資料を通して、検察が立件・起訴した600人以上の被告のプロフィールを分析するなど。そのほとんどが有罪となっている。
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それでずっと責任果たしてきたけどほとんどずっと負けっぱなしだよ！ でも昨日今日に始まったことじゃないからな。こうやって選挙が話題になるだけでもずいぶん変わったと思うよ
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韓国の本を翻訳していると時々、「大変ですね、逆風の中で」とか言われるんだけど、そんなこと全く感じたことがあないんですよね……逆風を吹かせている人たちは本読まないし。とくに小説は。
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あの映画は貧困ポルノではないかと思う人がいても不思議ではない。
同時に韓国では階級移動が激しく、誰もが貧困になりうるという実感が広く共有されている点と、表現者の多くが、疎外階級の「無念さ」を可視化することが勤めだという考え方を持っているようで、そこが日本と違うかもしれない。
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韓国の人の気持ちがわかる小説は？ と聞かれたら、まずはこの２冊かも。今じゃなくていい、いつ読んでくれてもいい、いつだって隣国だからね。
『カステラ』（パク・ミンギュ、ヒョン・ジェフン＋斎藤真理子訳 クレイン）
『フィフティ・ピープル』（チョン・セラン、斎藤真理子訳 亜紀書房）
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『82年生まれキム・ジヨン』と『娘について』と『フィフティ・ピープル』は三姉妹みたいな小説なので、つながりで読んでみてほしいと思う
↓こんなかんじで、考えのきっかけになる
『キム・ジヨン』…私たちは誰なの
『娘』…私たちは何をしてきたの
『フィフティ』…私たちには何ができるの
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夫が良い人だから解決されたというストーリーはチョ・ナムジュさんが最も警戒して、最初から排除したストーリー。
夫が、母が、周囲の人がどんなに善意にあふれていてもどうしようもない。社会が変わらないと。ということですね
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7月10日発売『韓国文学の中心にあるもの』（イースト・プレス）。今日見本が上がってきました。小説、ちょっと詩、韓国現代史に関する本です。あと何を言えばいいのかな？緊張の単著です。どうぞよろしく。
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ちくま文庫から中村きい子の小説『女と刀』、新刊です。こういうのを幻の名著とかいうんじゃないでしょうか。
『ブルースだってただの唄』（藤本和子）や『新編 おんなの戦後史』（もろさわようこ）、次はぜひこれとずっと思ってきました。解説書いてます。よろしくお願いします
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ヤン・ヨンヒ監督『スープとイデオロギー』ぜひ見てほしい。
植民地支配からの解放がまっすぐ独立につながらず、イデオロギー対立の中で多くの人が亡くなってゆく。生き残った人たちの多くが日本へ密航してきて、その後朝鮮戦争が始まる。1945ー50年の朝鮮半島史が一人の女性に凝縮している。
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関東大震災当時の虐殺関係の新資料が発見されたという記事です。無料で読めるようにしましたのでどうぞ。
有料記事がプレゼントされました！6月26日 10:58まで全文お読みいただけます
1世紀前の惨状描いた絵巻、ネットで落札 作者は誰？ 謎追う研究者：朝日新聞デジタル
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これが『銀行員の詩集』です。10冊刊行されましたが、私は7冊しか持ってません。「全銀連」という銀行の組合の連合会が年に一度公募して出していたもの、すごい数の応募があったそうで、審査員は金子光晴とか野間宏とか。
日本にも詩を書く人がいっぱいいた時代がありました。
今月の『ちくま』には『銀行員の詩集』という、1951年から10年間刊行された詩集のシリーズについて書いた。石垣りんさんを輩出したことで知られている本ですが、石垣さん以外の銀行員の詩人たちの詩も好きです。
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韓国フェミニズム小説集『ヒョンナムオッパへ』（チョ・ナムジュ他、白水社）が韓国文学翻訳院の翻訳大賞を受賞しました、ありがとうございました。全然知らなかったのでまだびっくりしているんですが……ありがとうございます。7人もの著者さんと楽しくやりとりしながら作った本で、思い出深いです。
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この事件、テレビのニュースではベトナム国籍女性の顔をしっかりはっきり写してた、ひどすぎる。
都内の風俗店を摘発 コロナで生活苦の技能実習生ら雇用：朝日新聞デジタル
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妙な経緯になりましたが、わたなべ議員の発言をきっかけに「キム・ジヨン」に対するリアルで多様で切実な感想が浮上してきて、４年半前を思い出します。感想書いてくださった皆様、ありがとございます。
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今日は5・18です。光州事件といえばハン・ガン『少年が来る』（井手俊作訳、クオン）。
チママンダ・ンゴズイ・アディーチェがビアフラ戦争を描いた『半分のぼった黄色い太陽』(くぼたのぞみ訳、河出書房新社)と併せて読むと、作家が想像力を総動員して歴史に向き合うことの凄味が感じ取れると思います
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お読みになった方も多いかと思いますが、金順姫記者によるハン・ガンさんのインタビュー。とても良い記事でした。
有料記事がプレゼントされました！6月3日 13:12まで全文お読みいただけます
暴力に満ちた世界で、希望を想像する 問い続ける作家ハン・ガンさん
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小学館は1993年、韓国の金星出版社との共同編集による『朝鮮語辞典』を出版しました。私もこれ、使ってました。
同書は昨年『韓日辞典』としてリニューアルされ書店に並びました。約四半世紀の歴史を持つ辞典です。『週刊ポスト』の記事は、この辞典で学んだ本当に大勢の人を敵に回す行為なんですが。
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すごいな、ほんとに予想のつかないイ・ランさん。
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密林は、本を手に入れる手法の一つでしかないので、そこに在庫がないのを見て「ああ絶版か」と思うのは間違いです。覚えておいていただきたいことです。
hontoカードを利用すれば出版社から本を取り寄せできて、ポイントがたまります。この方法で出版社も書店も応援できます。
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すでに大きな書店さんには並んでいましたが、ハン・ガン詩集『引き出しに夕方をしまっておいた』（きむ ふな、斎藤真理子訳、クオン）今日発売です。20年にわたって書かれたもので、きわめて親しみやすい日常的な詩から、多義的に読める奥深い作品まで、幅広い詩集だと思い��す。どうぞ、よろしく。
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すごいですよー、もうこんな動きがあります。
韓国の出版社による『新型コロナウイルス を乗り越えた韓国・大邱市民たちの記録』。これの日本語版（PDF版）が、今日夕方からお目見えです。クオンさんの25人あまりのチームが10日ぐらいで翻訳したんですって！チームのみなさまほんとにお疲れ様でした。
『新型コロナウイルスを乗り越えた、韓国・大邱市民たちの記録』
韓国で最大規模の集団感染が発生した都市で、人々は何を思い、どのように現実と向き合い、どのような未来を描いたか―様々な立場の市民 51 名による感動の手記を、緊急翻訳出版。本日夕方より、PDF版を販売開始。完成次第、ご案内します!
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「家の中のセウォル号」と呼ばれた事件が韓国にあった
今、日本に住む人のほとんどが 家の中のセウォル号に乗っているような気がする
船の横ではついさっきまでオリンピックをやっていて
そして船の中では 刺されたり いなくていいと言われたり 死ぬまで放っておかれたりする
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日本にいる在日コリアンは済州島出身の人が多く、４・３事件後に日本に「密航」してきた人とその子孫も多い。
『家（チベ）の歴史を書く』（朴沙羅・筑摩書房）がとても参考になります。
この本は本当に本当に面白くて、歴史的経験を語る/語ってもらうことの「わけのわからなさ」がテーマともいえます
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良い本が出ますね。イ・ヨンソク『兵役拒否の問いーー韓国における反戦平和運動の経験と思索』（森田和樹訳、以文社）。
イ・ヨンソク氏は1980年生まれ、兵役拒否者でアクティビスト。兵役拒否について詳しく知りたかったのでこの翻訳はとてもありがたいです。9月25日発売予定。
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いつも思うんだけどフィギュアは男子の方がコスプレが多様だよねえ。王子様も士官候補生もカジュアルもすけすけＴシャツのジゴロ風もいるし。何で女子はみんなひらひらのミニドレスなの。
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ハン・ガンさんのインタビュー続編です。
有料記事がプレゼントされました！6月16日 18:46まで全文お読みいただけます
愛読書、作家の父、そして次回作 ハン・ガンさんが記者に語った思い：朝日新聞デジタル
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ヒョンビンがキム・ジヨンと同じ82年生まれだったという視点の記事。そうかそこまで気が回らなかった。面白かったです。半沢直樹との距離。
「1982年生まれ、ヒョンビン」と半沢直樹と暗号と - 矢部万紀子｜論座 - 朝日新聞社の言論サイト
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個人史上いちばん好きだった誤植は、「被害甚大」が「被害甚八」になっていて、次の見開きでは「被害甚六」になっていたこと。＞修正した
たぶん海外、おそらく韓国に発注していたんだと思う。1980年代。
手書き原稿から、漢字の形を見て組版してくれる達人たちがいたのだ、
遠い昔。
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どっかの国みたいに尊敬する国民の皆様と言ってほしいとまでは思いませんが（言ってくれたらそれはそれで嬉しい、信頼する国民の皆様の方がいい）、国民をうちの店の出来の悪い丁稚ぐらいにしか思っていない政治家の顔を見るのは免疫力が下がる。
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こんだけ嫌韓本・嫌中本が出るんだから 韓国の小説がいっぱい出たっていい
韓国だけでなく アジアの文芸で迎え撃てばいい 数では勝てないけど 十年後どっちが残っているか
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希望と絶望のバランスの絶妙な書き手である３０代女性作家、チョン・セランの『フィフティ・ピープル』（斎藤訳、亜紀書房）から引用してみます。労働条件の劣悪な病院で働き、自分自身の過剰労働や、一向に改善されない労働災害の問題に悩む若い男性産業医「ソ先生」に、ある老医師がかける言葉です。
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すごくよかった
「元気」はもうあきらめた
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『愛の不時着』はニットのドラマであるということを言いたい
とくに北韓のおばちゃんたちが着ているのは、機械編みのも手編みのも懐かしくておもしろい。
他にもっといいのがいっぱいあったけど画像がこれしか探せなかった
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『搾取都市、ソウル』（イ・ヘミ、伊東順子訳、筑摩書房）
韓国の小説を読むのが好きな方たちにも全力でお勧めです。「チョッパン」と呼ばれる最底辺住居を所有しているのが富裕層一族だとわかっていく迫力。物語の奥行きがしっかり見えてきます。伊東順子さんの翻訳なので訳注まで含めてかんぺき。
イ・ヘミ『搾取都市、ソウル』（伊東順子訳）、発売となりました！ 韓国の最底辺住宅街の調査から、「見えない」富裕層による搾取構造を明らかにするルポ。若手記者イ・ヘミさんの熱意や徹底した調査が素晴らしく、また新自由主義的な価値観の隆盛や住居問題など日本と共通するところも多くあります。
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中村きい子という名前聞いたことない方が多いと思いますが、『女と刀』（ちくま文庫）読んでみて下さい「うわああああ」と思うから。私1980年に読んで以来ずっと「うわああああ」思ってて、解説書かせてもらいました。あ、鶴見俊輔さんの元本解説も収録されててこの解説にも当時「うわあああ」と文字数
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「支配の側でおしつけてきた生き方を生ききることで、自分のアイデンティティをそこに見いだし、『私は後悔していない』と誇り高くいう、このすさまじい自己犠牲がファシズムの温床になるのです」
（もろさわようこ『おんなろん序説』未来社、1981）
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ヤマシタトモコさん『違国日記』第７巻に『フィフティ・ピープル』（チョン・セラン、拙者訳、亜紀書房）が紹介されています。
連載のときから「うわー」と思ってました、ありがとうございます。
医学部不正入試問題なども織り込んだすごくパワフルな第７巻。
これ韓国で翻訳されないかなー
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『才女の運命 男たちの名声の陰で』（インゲ・シュテファン、松永美穂訳、フィルムアート社）
さまざまな分野で素晴らしい適性を持っていた女の人が、同じ分野で活躍する夫や恋人を持ったためにいかに苦闘したかという評伝10例。こういうのが読みたかった。溌剌たる＆確固たる著述、見方も公平と思う
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自分にはっぱかけるために置いておきますが、2019年からB&Bで話した内容と、wezzyで連載した内容をまとめて本にする予定です。おこがましいですが、現代史を踏まえて韓国現代文学を読むという読書案内です。（連載とはかなり内容が変わります）
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この店で前、携帯で大きめの声で喋っててお店の人に注意されたおじさんが切れて、「何だと！他の客はドリンクバーでパソコンいじってんじゃねーか俺は飯食って酒飲んでんだぞ！君のこと良い青年だと思ってたのに！え！俺のこと嫌いか！」と怒鳴り、お店の人が「いえ、好きです」といってておかしかった
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困難なときに人間を鼓舞したり慰藉したりする力が詩にはあるので、それが必要でなかったのは、平和だった証拠だと思う。
今後の日本はそうではなくなるので、詩や宗教の必要度が上がると思うが、そういう時こそ詩の中身には気をつけた方がよく、他人の言説を「ポエム」と揶揄するのはあんまりよくない
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イ・ランさんが『文藝』に寄せた、ハン・ガン『すべての、白いものたちの』の書評。書評というより一つの物語みたいな文章です。
友達に代わっての生活
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亡くなった津村喬さん。『一人暮らし 料理の技術』（新泉社）は、分量が書いてない料理本として画期的だったと思う。梅ポテトサラダとか雷豆腐とか、あれで覚えた料理は多い。最初に「良い塩を買え」という一文があり、まともな塩を探す気がないなら料理なんか諦めろという内容だった。良い本でした。
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『小説版 韓国・フェミニズム・日本』来週発売です。ハンディサイズで可愛いです。去年の『文藝』秋季号の特集掲載の小説に、
・松田青子さんの新作「桑原さんの赤色」
・チョ・ナムジュさん「離婚の妖精」（すんみ/小山内園子訳）
・覆面うさぎSF作家デュナさんの「追憶虫」（拙者訳）
がプラス。
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キム・ボラ監督が選ぶ長編映画ベスト１０。「ワイキキ・ブラザース」入るんだなあ。なるほど。
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何度でも読みたい外間守善『私の沖縄戦記』（角川ソフィア文庫）。
外間先生は当時学徒兵。その部隊で小隊長だった金鍾碩（日原正人という日本名で書かれている）のことが出てきます。「的確な判断力と将来を見通す目をもった人」で、「部下たちに『死ぬだけが国への奉公ではない』と何度も語った」と
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菅という人は何であんなに、異界からまぎれこんで困りきっている妖怪のこどもみたいな表情ができるのか。
今、世界のトップ政治家であんな顔ができる人はちょっといない。
昔の自民党にはちょっといたけど、周回遅れでパワーアップして戻ってきた感じ
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「キム・ジヨン」はヘテロセクシュアルかつシスジェンダーの正社員の男女が法律婚をして、妻が奮闘したけど壁だらけだよ！病んじゃったよ、という話なわけですが、今は（その前からだけど）非正規の若者たちの物語や、いわゆる「クィア文学」と韓国でカテゴライズされる作品もどんどん書かれております
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この「不快な思いをされた方」という言い方に、いよいよ不快な思いをしてしまう。このテンプレ外してどう言語化できるか、頭、絞らないと、頭、退化すると思う。
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「失敗はしれたこと。結果はこれからもっとひどくなるぞ。」と、秋山清も書いていた。1957年です。ずっとこうだった。挫折の蓄積がある。すぐにはひっくり返せない。といって見切りをつける必要もない。東京ちょっとずつでも挽回したい。
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ある仕事場で大先輩が「校正の重要さ」という文書を作成して全社員に配布したとき、そのエピソードが入っていたのですが、「手」が「平」になっていた件について、「それはそうだったのかもしれませんが、ご本人にとってはたいへん気の毒なことになったのでした」と書かれており、デスクの前で吹いた。
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