門脇 耕三｜Kozo Kadowaki
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建築家・建築学者｜明治大学 教授・構法計画研究室 主宰｜アソシエイツ パートナー｜明治大学出版会 編集委員長｜東京藝術大学 非常勤講師｜MIXCLOUD→
Tokyo
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尾道ガウディハウス
不景気になる直前の1933年築で、高台の変形敷地に大工がひとりで3年かけてつくったのだとか
座敷はもちろん整形なので、動線やサービングルームが敷地にあわせてゆがむ
ひしゃげた階段とそこに取り付く身体寸法ぎりぎりの廊下が衝撃的
現場でつくりながら考える日本の大工の真骨頂
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第17回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展がぶじ開幕しました。会期は11月21日まで。
日本館展示「ふるまいの連鎖：エレメントの軌跡」ではどこからでも楽しめるウェブサイトも制作しました。
自然と溶けあう美しい写真はアルベルト・ストラーダさんの撮影です。
#vba2021jp
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話題の「堀口捨己と明治大学校舎建築 1955-65」展で展示した門脇研による映像作品を公開します！
明治大学生田キャンパス工学部2号館・斜路棟
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授業料が100万円の理系私立大学で、年間履修上限が40単位だとすると、2単位15回の講義は1回90分あたり3000円超払っている計算になるわけで、サボってバイトなんて愚の骨頂だし、授業中寝てもいいけど高い睡眠ですね。という話をたまにするのだけど、そういう意識は教える方にこそ必要だとも思う。
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なかなか良いファサードだなと思って入ってみた〈テアトロ・イタリア〉。建築家ジョヴァンニ・サルディによる1915年の建物らしいけど、いまはスーパーマーケットとして使われていて超絶シュール。
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本日記者発表。2020年5月23日に開幕する第17回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展にて、日本館のキュレーターを務めることになりました！長坂常、岩瀬諒子、木内俊克、砂山太一、元木大輔、長嶋りかこ他の皆さんと、これまでにない展示に挑みます。乞うご期待。
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鞆の浦へ向かう途中、UIDの近作《santo》もご案内いただく
工業団地にならぶ工場のすきまにできた用途があまりはっきりしない建物で、屋根下の半分以上が外部の非-施設的な場所
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伊藤維さんによる〈岐阜のいちご作業所・直売所・遊び場〉。総工費250万円という驚異的なプロジェクト。もともとあったイチゴのビニールハウスを主材料に、足りない材料は基本的に廃材でつくったのだとか。
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近代建築の名作のディテールを読み解き、建築家による「日本」という主題の実像を浮かび上がらせることに挑んだ青柳憲昌さんの渾身作『建築家による「日本」のディテール』
丹下、前川、吉阪、菊竹、篠原…と錚々たる建築家のディテールが丸裸にされるヤバい本
僕は帯文を書かせていただきました
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湯島の国立近現代建築資料館「建築家・堀口捨己の探究」展の内覧会へ
ものすごい量のアーカイブが見事に整理されて堀口の足跡がたどれるのが貴重だし、そもそも堀口の全仕事を対象にする展覧会はずっとなかったはずなので、展覧会自体が超貴重
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武田清明さんの《鶴岡邸》を拝見。建築界に強烈なインパクトをもたらすだろう非常に力のある作品だと思いました。竣工おめでとうございます！
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明治大学建築学科の卒業設計公開講評会は今年もYouTubeで配信します！今週末の1月28日（日）13時より。ゲスト審査員は成瀬友梨さんと西田司さん。今年も力作が揃っています。ぜひご覧ください。
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〈門脇邸〉が日本建築学会作品選奨を受賞しました。
選評には励まされました。感謝。
“設計者が言う三歩歩いたら忘れる空間という断片的な構成要素、ディテールがこの建築であり、今までの住宅建築とは空間体験も、設計手法も一線を画した力作である”
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アートなら無から有を生み出せるかもしれないけど、建築はそうじゃないんだよ。という少し前に言われた貝島さんの言葉に共感する。だから建築家は先人の知恵や言葉はリスペクトすべきだし、一攫千金は狙うべくもない。革命に心惹かれる気持ちをどこかで押し留めなくてはならない。本当にそうだと思う。
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北欧館では「What We Share」をテーマに、建築家ヘレン＆ハードが設計したコハウジングを実大で提示。25cmの離散的なアンジュレーションがパブリックゾーンとプライベートゾーンをゆるやかにかたちづくる形式は藤本壮介さんを思い起こさせるけど、木の質感もあってか説得力がある。
#vba2021review
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門脇研の卒業設計のやり方を知りたい人のためのおすすめの記事。
ちなみにここに書かれていない重要なtips が少なくともあと4つはあるのですが、それらは学生が一人ですぐ真似できるものでもないので、別の機会に語ります。
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今週末の1月31日（日）13:00より、明治大学理工学部建築学科の卒業設計公開講評会を行います。そして今年は完全オンライン開催となったので、Youtubeで一般公開します！ゲスト審査員は貝島桃代さんと西田司さん。例年に増して力作揃いなので、ぜひご覧ください。
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新しくつくった棚の納品。一段ごとに積んでダボでズレないようにしているだけなので、バラしたり増やしたりできます。製作は甲斐貴大さん。
甲斐さんのアイデアで、即板は吸い付き桟として機能するように蟻継ぎのディテール。樹種も一段一段変わってます。
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そういうわけでSANAA〈EPFL ROLEX Learning Center〉
人工／自然／地形／都市／建築／内部／外部といった諸概念の境界のあいまい化が徹底的に追求されている
大傑作
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近隣の台風被害。少し離れた陸屋根のマンションに後付けされた太陽光パネルが飛んできたものらしい。
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ペーター・メルクリ〈彫刻の家〉
開口は上部のハイサイドライトのみのコンクリート・ボックス
展示室の明るさが、ハイサイドの位置によって劇的に変わる
底に行くほどに暗くなる、スイスの谷を建築化したような美術館
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そして卒業生からは基礎化粧品的なあれこれをいただく。男性としての自分の歳の取り方として、ファッションへの興味を失うのでもなく、マッチョなダンディ路線でもなく、第三の道としてのおばさんっぽいおじさんを目指したいんだよね…（笑）とか言ってたらいろいろ選んでくれました！これはうれしい。
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20代で設計実務を覚え、30代前半までに研究能力を身につけ博士取得、あわせて骨太のマニフェストを掲げる。この間に幅広い活動を展開し豊かな人脈を構築。40才頃までに代表作と呼べる作品と単著を発表。
…という無理ゲーキャリアを超人のものだけにせず、学びの当然の帰結とするにはどうするべきか。
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ビエンナーレ日本館の本サイト、かなりヤバいです。
#vba2021jp
対象住宅となる高見澤邸の建設から、解体、ヴェニスへの移動、そしてその後までが時系列でならび、各年代に紐付いたデータが埋め込まれている
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というわけで4年生が担当した研究室の机が完成。実体レベルで作品と呼べるものに仕上がっているのは大したもの。こういうのを見ると、学生は知識と経験がないから実作は無理とかいう言説は単なる指導側の怠慢ではないかと思えてくる。建築は建築家が思っている以上に開かれている。
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TNA設計の岡山の《福武トレス》へ
作庭家・小形研三が武蔵野をイメージしてつくったという雑木庭園に溶けて消えいく脅威の建築
フットプリントはそれなりにあるのに存在感がほぼゼロ
極細の柱は無垢の丸鋼38φ、不等辺三角形のスラブが水平抵抗要素となりつつ座屈止めとしても効いている
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研究室の学生が卒業設計でとても活躍しているけど、このことは歴代の先輩たちが何年もかけて、一番苦しいときに笑いあい、前向きな姿勢を互いに尊重し励ましあう、そういう雰囲気をつくってきたことが一番効いていると思う。これはとても大事にすべきこと。アホな大人の冷笑など吹き飛ばしてほしい。
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続いて前田圭介さんのご案内で、福山本通・船町アーケード改修プロジェクトへ
これはほんとうにすごかった
疲弊をはじめた商店街のアーケードを撤去、柱は補強して維持し、チェーンを垂らして商店街としての一体感は保ちながらメンテ費を大幅削減
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鵜川有里香さんの展示『色が変わると、』。ワンルームを移動して、ふと目線をあげると、それまでとは違った領域が立ち現れる。
🎨展示のお知らせ🎨
学内限定ですが、展示を行います！
卒業設計の一部として行うものです。
『色が変わると、』
場所：明治大学生田キャンパス 学生会館Gallery
日程：1/14（金）、1/17（月）
時間：11:00〜17:00
生田キャンパスに来られる方はぜひお越しください！
お待ちしております🙇♂️
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山田紗子さんの〈daita2019〉。敷地全体が虚のボリュームと実のボリュームに二分される明快な構成だけど、いずれのボリュームもフラグメンタルに解体されていて、結果として建築的な言語や文法は消え去り、居心地の良い居場所だけが残ったような印象。まさに巣のような建築。
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先日のゼミで藤村さんに「門脇邸って構成はあるんですか？」と聞かれたのですが、1階は内部的空間と外部的空間の市松、3階は渦巻きという割と明快な図式があります。でもこれはつくる上での定規にすぎず、根拠もないので、体験的なレベルではエレメントがその図式性を破壊するという考え。
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篠原一男は日本の住宅の二つの系統、つまり書院と民家の特徴を、「白木造りで白い／すすけて黒い」「軸組がちで開放的／壁がちで非開放的」の二つの対立軸で整理して、この二軸のマトリクスを作成、そこに「白くて非開放的」という空白の方向性を見出して《白の家》をつくるに至ったという。
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建築にも確実に流行があって、直感的にファッションや動向を掴むのが上手い人がいるけど、その感覚はやがて鈍るので、それだけだとつくり続けられないし、どうせ壁にぶつかる。いつかは少しのことではぶれない骨太な思想的定規をつくらざるを得ないし、そのためには結局のところ勉強を続けるしかない。
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創造には少なからず「ボケ」的な要素があって、一方で批評は基本的に「ツッコミ」属性なんだけど、まわりが「乗ってくる」ためにはボケの要素が必要で、だから批評が盛り上がるためには、自分たちだけでカッコつけずに、思い切ってボケを内在するか、同時代でボケている人と結託せねばならない。
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自分が教育に携わっている学生に不満を覚えることがあるのだとすれば、その矛先は言い訳なく一番最初に自分に向けるべきだ。大人たちには最低限その覚悟を持って欲しい。
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デンマーク館「Con-nect-ed-ness」。「世界はひとつの循環するシステムである」というシンプルで強いメッセージを、館内に水の循環をつくることで具現化。循環させた水で植物を栽培し、その水で沸かしたお茶のサービスも。最有力の受賞候補ひとつ。
#vba2021review
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うちの研究室のグループチャットには“ohayo”というチャンネルがあって、卒業設計や修士論文が本格化する12月くらいになると、朝6時くらいからばらばらと、おはよーおはよーとつぶやきがはじまる
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建築設計の授業でのショートレクチャー。
いまはこういうコンテンツがすごい勢いで整備されているけど、この否応なしの変化は大学を大きく変えることになりそう。ポジ���ィブな面もネガティブな面も同じくらい考えつくけど、これからはその意味づけが重要。
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福山にて前田圭介さんの事務所《森×hako》にお邪魔させていただく
ラーチ合板12mmをしゃくって割り付けて薄く見せる、120mm幅の外壁の木板にルーターで化粧目地を入れて小幅に見せるなどなどのディテールのひと手間で、ローコストながらラグジュアリーな空間に
大きな窓に面した社長席が癒されすぎる
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というわけで、藤井厚二と聴竹居をテーマに、松隈章さん、前田圭介さんと語ります！
2月16日（金）19:00より、Zoomによるウェビナーです
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木村松本建築設計事務所〈house / shopF〉の内覧会へ。明解なシステムによってエレメントがほどかれ、そこに揺らぎを与えるような楽しい工夫が散らばっている。斜めの配置は一体的な空間のなかに異なる場所性をつくり出すのに寄与している。モノとしてのクオリティもとても高くて感銘を受けました。
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UAE（アラブ首長国連邦）館は「WETLAND」。海水を真水化する過程でできる塩を使ったコンクリートによる建築を提案。塩コンクリートには当然鉄筋が使えないわけだけど、小さなピースをつくって、逐次構造解析を行いながら組積造的に積み上げる方法を提案。
#vba2021review
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Philip Yuan〈FAB-UNION SPACE〉。板型枠による荒々しいコンクリートのHPシェル。コンピュテーショナルデザインがここでしか構法に結びついていて、素晴らしい作品だと思う。
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僕は卒業設計に注目しすぎるのはどうかと思っていて、というのも、学びは生涯続くべきもので、だとすれば学部の卒業はその入口に立ったくらいのことに過ぎず、卒業設計＝誰しもが立つ入口を神聖化する必要はないと思うから。神聖化は裏返って呪詛化するリスクも伴うし。
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建築とは第一義的に、厳しく変動しやすい周辺の環境＝外部と切り離された安定的な環境＝内部をつくるものだといえるけど、このことに照らすと、建築家が内部空間の開放性や内外の連続性、人間が外部で過ごすことの重要性を説き続けていることはとても興味深く思えてくる。「内部」は建築の原罪なのだ。
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雑誌『ディテール』最新号はNo.235で、版元の彰国社はなんと創業90周年。その記念特集を、編集者で歴史家の伏見唯さんと共同で企画させていただきました！
「萬年ディテール、千年ディテール、百年ディテール、十年ディテール」と題して、建築ディテールの根源と最先端を考えます。
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オンデザイン〈まちのような国際学生寮〉の内覧会。天窓からの光がエキスパンドメタルを通過して薄靄のよう。その中にこぢんまりとした居場所が浮いている。単純な操作で出現する複雑な立体構成と経路。それが本当の都市街路のような雰囲気をつくっている。建築内都市の系譜の中でも出色の作品では。
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大学院に新しく入ってきた人たちを迎えながら、院生のうちに、研究ベースながら建築家をも挑発するブックスケールの建築論に一冊でも出会えると、その後の見通しがだいぶ良くなるよなと思うなど。個人的には長谷川堯『神殿か獄舎か』鈴木博之『建築の世紀末』中谷礼仁『セヴェラルネス』などがお薦め。
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修論を進めるにあたって意識すると良いなと思うのは、1）自身の認知限界を超えるような量の情報を整理し、参照可能なアーカイブにまとめる技術と、2）そうしたエビデンスに基づいて、論理的・客観的に言葉を紡ぐ技術。この二つは言うまでもなく、「自分」という枠を超越して論理構築する方法論の一端。
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《日本橋の家》で開催中の木村松本の展覧会
ボリュームスタディをやめ、架構とその反復のあり方だけをスタディするようになったというステイトメントが興味深い
ゼロ年代的方法からの脱却と言えるし、方法論が支配的なのはやはりゼロ年代的ともいえる
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日本橋高島屋で坂倉準三展を拝見。写真は高島屋和歌山支店（1948）の模型。いわゆる戦後木造。勾配屋根と百貨店としてのファサードを両立させる言語としてのバタフライ屋根。
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内田祥哉先生の訃報。『窓と建築ゼミナール』で学んだことが確実に活かされているビエンナーレの企画に対しては、「ワクワクする様なプロジェクト」という望外のお言葉をいただきましたが、完成をご報告できずたいへん残念です。ご冥福をお祈りいたします。
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国土交通の3D都市モデルオープンデータ「PLATEAU」の建築学生向けユースケースのショートムービーをつくりました。東京理科大学の西田司さん、高柳誠也さん、高瀬幸造さん、西田研究室との協働。ムービーのディレクションは西田研の木村哲さん。クオリティがヤバい。
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門脇研一期生、現RFAスタッフの福田宇啓さんと、新婦の平場晶子さんの結婚式にお招きいただく。席次が模型化されて驚くなど。おめでとうございます！
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パンデミックで一年延期した今年のヴェネチア・ビエンナーレではキュレーターたちがとても活発に対話している。競争から協調へと舵を切った歴史的なビエンナーレ。
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ヒトは200万年くらい肉食に特化してきた生物で、雑食に移行したのは大型哺乳類が絶滅したここ1万年のことに過ぎず、我々が野菜や穀物を食べるときに塩味をつけたり、なんなら油をまぶしたりするのは、植物性の食料をなるべく肉の味に近づけるため、という説を最近読んで、食事のたびに納得している。
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今回もっとも目立っているアメリカ館。テーマは「American Framing」。もっとも民主的な構法として、国土の基礎をつくった2×4に着目。なんてことないデザインのアメリカ館の正面に「看板」として4層のファサードを立ち上げ、イメージを一新。内部では写真と模型をミニマルに展示。
#vba2021review
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堀口捨己の設計による明治大学和泉キャンパス第二校舎が惜しまれつつも取り壊しを迎えるのですが、11月20日（土）に「お別れの会」を開催します。登壇者は木村儀一、中村拓志、湯淺幸代、青井哲人、鞍田崇、田中友章ほか。学内限定イベントですが、YouTube配信を行います。
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このソファ制作を通じて門脇研のメンバー約15%が亀甲縛りのスキルを習得。学びとは人生における迂回路の制作である。
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西沢立衛さん設計の熊本駅白川口駅前広場。建築というよりトータルな環境が設計されている感じでとても良い。建築は出しゃばらず、この場所の登場人物のひとつにすぎないというか。色も抑えめで白ではなくかなりグレー目。
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御茶ノ水駅。十字平面の先に空が見える。朝のラッシュで黒い服装の人たちがいっせいに空へ向かう姿は巡礼の光景のようで神々しくさえある。垂直面には純白の鋼板が立てられ、それでも隠しきれない上部はベールのようなターポリンで覆われるけど、天井は貼られず、人間を顧みない純粋な構築が露出する。
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卒業設計のための実験として、大橋真色さんが大学の校舎を使って行ったインスタレーション。映画がシーンに刻まれて空間にばらまかれていて、時空間の感覚がものすごくゆがむ。映画だとわりとトリッキーなモンタージュを使わないと起きない感覚が、空間が加担することでやすやすと引き出される。
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第17回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展の日本館チームで、クラウドファンディングに挑戦します！
コロナ禍で活動が長期化する中ですが、ヴェネチアに運んだ木造住宅を、さらにその先へと移動させるプロジェクトにも取り組みたく、ご支援をお願いすることを決意しました。
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帰国。オンラインと実際の空間では情報量がぜんぜん違うので、ヴェネチアでようやく完成といえる状態に持っていくことができてとてもよかった。すごく良い展示になったと思う。
パンデミックでの延期もあって2年半もかかってしまったけど、展覧会をゼロからつくり上げるというのは本当に楽しかったな。
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単位等につながらず、コスパ的には完全にどうでもいい、そういうものにこそ全力を注ぐ風習が門脇研にはあり、それは時に悪ノリ的だったりするわけだど、この態度は意外と重要で、創作において抑圧的な思考は悪であって、とにかく自由であるべきというマインドを醸成するのに役立っているような気がする
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ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展の日本館カタログが発売されました。時間的にオープンエンドな展覧会を実現すべく頑張っていたところ、本当に始まらないわけですが、、新たな建築論に誘う渾身の一冊です。土居義岳、千葉雅也、大黒岳彦、國分功一郎の各氏との対話も収録。
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千葉大学の墨田キャンパスを初訪問。中小企業センターだったビルのリノベーション。デザインやものつくり系の人たちが使う場所のようで楽しい設え。敷地内には他の大学のサテライトキャンパスもあり、UDCすみだがオープンしていて、ここから街が面白くなりそう。
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当然オスロにもクラブとかがあるけど、この都市を代表する文化ではありえない。東京もそうなる感じがあって、夜を享楽する文化は、もはや20世紀的な香りしかない。夜はキャンプとかホームパーティとかに分散していく。でもそれも21世紀的都市の諸相なのだと思う。20世紀側としてはさみしいけど。
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卒業設計をやり遂げた同志と励ましあって遠隔地の卒業設計展に出展して、建築家や同世代のライバルたちと議論しながら仲間を増やしていく、そんな機会がある最近の建築学生はとてもうらやましいな。間違いなく忘れられない思い出になるし、絶対に一生の財産になる。自分が学生だったらやりたかった…
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TNA《カモ井加工紙第三攪拌工場史料館》
何回か機会があったのに叶わず、念願かなってようやく来られました
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それにしても日本建築学会の声明には本当にがっかりしたな。実はどんなステイトメントがあるのか少し期待していたところもあったのだけど、空気を読んでとりあえず出しましたみたいな感じ。しかも学会名で出した。あれが会員の総意だと思われたら、もう僕は学生に正義だの公正さだの言えないじゃんね。
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#せんだい では僕の解説が褒められたけど、あれは解説というより解釈といった方が自分としては近い。「解説」だと主体は作品の側にあるけど、「解釈」は自分のもの。僕にとってのクリティークは、作品に意見するものではなく、解釈を発見する創造的な仕事で、それが作者に対する礼儀だと思ってます。
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DJします！
うわさのイベントArchiDiscoが第5回にしてついにリアルにディスコするということで、ゲストに呼んでいただきました
4月27日（土）深夜、渋谷ROOTSにて
僕とクラブで遊んだことがあるひとはぜったいに来てください！！！
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いまはJ-STAGEで読めるんですね！若き日の石山修武や松村秀一も強い影響を受けたという伝説の論文です。こちらは『建築史学』に再録されたバージョンですが、「No2以降は存在しない」という後注は間違いで、オリジナルはNo2を藤井正一郎、No3を内田祥哉が書き下ろした、函入りの3冊セットでした。
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いくつかの建物がアトリウムでめちゃくちゃに繋がれてコンバージョンされたっぽいアナーキーなショッピングモール的な何かがあってとても良い。
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門脇研からついに日本一が出ました
土居くんおめでとう！
【せんだいデザインリーグ2023日本一決定戦 結果】
第１位 ID 490 土居 亮太 明治大学
第２位 ID 510 大岩 樹生 法政大学
第３位 ID 241 奥田 涼太郎 武蔵野美術大学
特別賞 ID 113 平松 那奈子 京都大学
特別賞 ID 365 石川 航士朗・糸賀 大介・大竹 平雅 早稲田大学
#せんだい
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今日はYKKの工場や施設を見学。ヘルツベルハーの寮に入らせていただくなど眼福の連続だったのだけど、なかでも槇文彦さんの〈前沢ガーデンハウス〉（1982）が面白かった。ヴェンチューリの影響を多分に感じさせる珍しい槇作品で、ドア枠の見付けもこの通り。
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F・L・ライトによる〈自由学園明日館〉校舎。1921年。講堂（1927）に比べるとスケールが小さく（ローカライズされている印象）、水平性を強調する見切材は張り物感が強く（化粧材であることを隠さない）、ディテールも納まってないところが散見される。要は隙だらけなんだけど、そこが愛される所以か。
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坂牛卓さんにしていただいたインタビューが書籍になりました。イラストはあの宮沢洋さん。『建築家の基点』彰国社より。
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TNA《カモ井加工紙営業事務所棟》
レシプロカル的に組み上げられた柱梁の軸がずれながら面で接することで、3方向から拘束されてがっちり固まる木造純ラーメン
独創的でありながらシンプルな架構はとてもプリミティブ
架構が純粋に現れている空間は、なんというか神々しい
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