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国立天文台 天文シミュレーションプロジェクト (Center for Computational Astrophysics, CfCA) の広報用アカウントです.CfCAのスーパーコンピュータによる最新研究成果,講演会や公開日の情報,メディア掲載情報などをつぶやきます.
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神戸大学大学院理学研究科惑星学専攻の平田直之助教,大槻圭史教授,大島商船高等専門学校の末次竜講師からなる研究グループは,ボイジャー1号・2号とガリレオ探査機の撮影した画像を詳細に再解析し,木星衛星ガニメデに残る非常に古い溝状地形の方向分布を調べました.その結果,溝状の地形がある点を中心に,ほぼ衛星全体にわたって同心円状に分布していることを発見しました.これは,この地形が衛星全体におよぶ巨大...
東京大学大気海洋研究所の渡辺泰士特任研究員(研究当時)・阿部彩子教授、国立天文台天文シミュレーションプロジェクトの伊藤孝士らによる研究グループは、気候モデルを用いた大規模な数値シミュレーションにより、現代との違いが特に顕著である約160-120万年前の氷期・間氷期サイクルをコンピュータ上で再現する事に成功しました。シミュレーションからは、天文学的外力が従来の認識よりもはるかに精妙に地球の気候...
国立天文台,統計数理研究所などの研究者から成る研究チームは,スーパーコンピュータを使った大規模シミュレーションによって,宇宙のごく初期の様子を探る新しい解析方法を開発しました. 宇宙に無数に存在する銀河は,ランダムに分布しているのではなく,群れ集まって泡状の構造を形成しています.「宇宙の大規模構造」と呼ばれるこの構造は,「インフレーション理論」が予言する宇宙初期の密度ゆらぎが起源とされて...
茨城大学,工学院大学,東北大学らの研究グループは,国立天文台の天文学専用スーパーコンピュータ「アテルイⅡ」を用いた数値流体シミュレーションにより,原始惑星系円盤にて観測されるリング構造が惑星形成の歴史を示している可能性を明らかにしました.惑星は生まれたての若い星の周囲にある「原始惑星系円盤」で作られます.近年,チリの大型電波干渉計「アルマ望遠鏡」によってその詳細な構造が明らかになってきており...
宇宙における金やプラチナ、レアアースなどの起源は天文学・宇宙物理学の長年の未解決問題です。起源天体としては中性子星の合体現象が有力視されていましたが、そのような現象で実際にどのような元素が合成されたかは明らかになっていませんでした。東北大学大学院理学研究科の土本菜々恵 大学院生(日本学術振興会特別研究員)らの研究グループは、中性子星合体からの光のスペクトルを解読するため、全ての重元素の性質を...
最新観測から、太陽の驚きの歴史が明らかになってきた。太陽は銀河中心部のバリアを抜け、外側へ大移動していた。生命の絶滅・進化と繋がる太陽・奇跡の旅路に迫る!
【概要】 国立天文台,ノースウェスト大学(南アフリカ),東京大学宇宙線研究所,オランダ宇宙研究所,鹿児島大学,名古屋大学,九州大学,南アフリカ電波天文台,SKA機構などからなる国際研究チームは,はと座の方向6.4億光年の距離にある銀河団Abell 3376を,南アフリカ電波天文台が運用する電波干渉計「ミーアキャット」を使って観測しました.この銀河団は,大小ふたつの銀河団が合体している現場で,...
鹿児島大学の塚本裕介 助教らの研究チームは,惑星の種となる固体微粒子の「ダスト」(数ミリメートル程度に成長した塵)が惑星のゆりかごである「原始惑星系円盤」に降り積もる現象を,国立天文台の天文学専用スーパーコンピュータ「アテルイⅡ」を用いたシミュレーションによって発見しました.研究グループは,この現象を火山噴火における降灰との類似性から,「天空の降灰現象」と名付けました.地球上の火山噴火による...
【概要】 2017年 8月 17日にアメリカの重力波望遠鏡 Advanced LIGO とヨーロッパの重力波望遠鏡 Advanced Virgo によって、中性子星合体による重力波が初めて観測されました。日本の重力波追跡観測チーム J-GEM は、国立天文台のすばる望遠鏡,名古屋大学の IRSF 望遠鏡などによって重力波源 GW170817 の光赤外線追跡観測を行うことで、重力波源に対応す...
私たちが暮らす太陽系を含む天の川銀河は、宇宙が誕生した 138 億年前の数億年後から形成されてきたとみられています。しかし誕生から形成の過程は謎に満ちており、今でも解明されていないことがたくさんあります。 東北大学大学院理学研究科の平居悠 研究員(日本学術振興会特別研究員 - CPD (国際競争力強化研究員)/ノートルダム大学物理天文学科)らは国立天文台、計算基礎科学連携拠点、神戸大学と共同...
【概要】 ラプラタ国立大学天体物理学研究所,東京大学国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構(Kavli IPMU),国立天文台,京都大学などの研究者らからなる国際研究チームは,アルゼンチンのアマチュア天文家のVíctor Buso氏が偶然観測した超新星が,ショックブレイクアウトと言われる爆発したばかりの段階であったということを,観測データの解析及びシミュレーションから明らかにしました.ショ...
ソウル国立大学のジョンユァン・リー 教授、法政大学の松本倫明 教授らの国際研究チームは、3つの原始星からなる星系 IRAS 04239+2436 についてアルマ望遠鏡を用いて高い解像度で観測し、ガスの詳細な構造を調べました。その結果、衝撃波の存在を示す一酸化硫黄分子が発する電波輝線を検出し、その分布が細長くたなびく大きな3つの渦状腕を形作っていることを発見しました。観測から得られたガスの速度...
【概要】 これまでの天文観測により、我々の宇宙を占める物質の80パーセント程度は光を発することのない物質であることが示唆されています。この物質は暗黒物質と呼ばれ、その正体はいまだ謎に包まれています。暗黒物質の正体を解明するには、暗黒物質が宇宙のどこにどれくらいあるかを調べる必要があります。暗黒物質の地図を作成するために、遠方銀河の重力レンズ効果を利用する手法が近年注目されています。今回、統計...
巨大な爆発現象である「太陽フレア」は、「磁場のねじれ(磁気ヘリシティ)」が蓄積することで発生しますが、これまでどのように磁気ヘリシティが蓄えられるのかは分かっていませんでした。実際に、ねじれを持たない磁場が太陽内部に存在したとても、それが元になって太陽フレアを起こすことはないだろうと考えられてきました。 太陽内部は望遠鏡で観測することができませんが、スーパーコンピュータを使ったシミュレーシ...
近畿大学総合社会学部のソフィア・リカフィカ・パトリック 准教授と国立天文台天文シミュレーションプロジェクトの伊藤孝士 講師からなる研究チームは,地球型惑星と小惑星帯の形成を一度に説明できる条件を数値シミュレーションによって探し,新しいシナリオを提唱しました.このシミュレーションは,地球型惑星と小惑星の形成を同時に説明するだけではなく,これらの軌道や質量などの観測的特徴もよく再現しました.さら...
2017.09.22 ウェブリリース
Zhejiang Lab(中国)、国立天文台、東京大学宇宙線研究所、総合研究大学院大学、工学院大学などの研究者らによる国際研究チームは、東アジアVLBIネットワークをはじめとする観測装置を用いて、楕円銀河M87の中心から噴出するジェットの運動を詳しく観測しました。過去20年以上にわたって得られた多数の画像を分析しまとめた結果、ジェットの噴出方向が約11年周期で一般相対性理論が予言する歳差運動...
東北大学の田中雅臣 准教授(論文出版時 国立天文台 理論研究部/CfCA)らによる研究論文が,日本天文学会2019年度欧文研究報告論文賞を受賞しました. 受賞対象となった研究論文は,2017年10月16日付けで『日本天文学会欧文研究報告(Publications of the Astronomical Society of Japan)』に掲載された,Tanaka et al.,...
国立天文台や東京大学の研究者らが参加する国際研究チームは,波長 3.5 ミリメートル帯で観測する地球規模の電波望遠鏡ネットワークを用いて,楕円銀河 M87 の中心部を詳しく観測しました.その結果,巨大ブラックホールの周囲に広がる降着円盤の撮影に初めて成功するとともに,ジェットの根元の構造をこれまでで最も高い視力で捉えました.本成果は,巨大ブラックホールに落ち込むガスから膨大な重力エネルギーが...
東京大学大学院理学系研究科の藤井通子 准教授をはじめとする研究グループは、球状星団の形成過程で、星の合体から超大質量星を経て中間質量ブラックホールが形成され得ることを、数値シミュレーションにより明らかにしました。 本研究では新たに開発した計算手法により、世界で初めて球状星団の形成過程を、星一つ一つまで数値シミュレーションで再現しました。その結果、形成中の球状星団の中で星が次々と合体することに...
超新星爆発は、銀河の星形成や元素分布に影響を与える重要な現象です。しかし、この超新星爆発の計算をこれまでの銀河形成シミュレーションに組み込むと、計算コストが増大し、最先端の計算機を使用しても、銀河内での超新星爆発の影響を直接的に計算するのは困難でした。東京大学大学院理学系研究科天文学専攻の平島敬也大学院生、藤井 通子准教授、物理学専攻の森脇可奈助教らによる研究グループは、従来のシミュレーショ...
【概要】 筑波大学計算科学研究センターの吉川耕司 講師らの研究チームは,ブラソフシミュレーションと呼ばれる全く新しい手法を世界で初めて採用し,理化学研究所のスーパーコンピュータ「富岳」注1の全システムを用いて宇宙大規模構造におけるニュートリノの運動に関する大規模数値シミュレーションを実行することに成功しました.ブラソフシミュレーションは,従来の計算手法(重力多体 [N体] シミュレーション...
「惑星の種」である微惑星注1は、原始惑星系円盤注2において固体微粒子同士が付着による衝突合体を繰り返すことで形成されたと考えられています。しかし、どのような条件の下で 2 つの微粒子の塊が衝突合体するのかという重要な問題が未解明のままでした。 海洋研究開発機構(JAMSTEC)ヤング・リサーチ・フェローの荒川 創太氏らは、国立天文台の「計算サーバ」※を用い、惑星の材料物質である固体微粒子の...
オンライン「宇宙,作ってます」 今年の三鷹・星と宇宙の日は,天文シミュレーションプロジェクト(CfCA)と4次元デジタル宇宙プロジェクト(4D2U)が合同で,コンピュータが作り出す宇宙の姿や,宇宙のシミュレーションを行うコンピュータたち,またプロジェクトを支えるスタッフの活動をご紹介します. 【更新情報】 ※このページは随時更新されます.最新情報は CfCA Twitter / 4D2U...