せい 10/27
@wj93_k
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妄想を呟きます。夢投稿は連投しますのでうるさいです。小説は急に削除する事もあります。夢を書いたものに関しては自己責任でお読み頂き、合わないなと思ったらブロックなど自己防衛をお願いいたします。夢以外のジャンルも好きな雑多垢です！ 昔から使っていたアカウントを閲覧用・雑多垢に変更しました。20↑です。リクエスト停止中！
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烏から猫に行った2年マネちゃん④
試合結果は猫が勝利。
こんなにもワクワクする試合は久しぶりだった。楽しかった。
ゴミ捨て場の決戦。
練習試合でこれだけ楽しいのだ。
公式戦で戦ったらどうなるのだろう…。
「あぁ…。最高」
想像しただけなのにニヤニヤが止まらなくなってしまった。
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五と結婚後娘が産まれた時のお話。五は子煩悩になりそうだし、娘大好きすぎて大分早い段階からパパ、嫌！って言われていそう。
テーマパークとか一緒に行った時には娘ちゃんが「疲れた〜これ持って〜」と渡してきた小さい子が担ぐクマちゃんリュックを「ハイハイ」と言って
#じゅじゅプラス
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いて凄く騒がしい。
烏での思い出は沢山ある。苦しかった事も楽しかった事もあって私の中では特別な存在になっている。
でも、今はﾈｺﾏで送る生活も大切で、このワチャワチャが凄く大好きだ。烏とはまた違った居心地の良さに(あぁ、入部してよかった)とそう思った。
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ﾈｺﾏの臨時マネをしたら気に入られちゃったｶﾗｽﾉマネちゃんなお話(ｹﾝﾏ)2
マロリクありがとうございました☺️
今回は１回目東京合宿の前半も前半な部分を書きました！
需要があればまた後半も書こうかなと迷っておりますが一旦ここで終了です！
下記は前話です！
#819
プラス
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泣いている…。そんなに嬉しいの…？と疑問に思いつつもさっそくマネ業に取り掛かる。
ｼﾊﾞﾔﾏ君やｲﾇｵｶ君を筆頭にマネの仕事を教えてもらうがほとんど烏でやっていた事と一緒で安心。
しかし、これを自分1人でできるかな…？と不安もあって。でも、そんな事言ってられない！
一緒にボトルを
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洗っているｼﾊﾞﾔﾏ君に「この量の仕事を選手達でしていたなんて凄いね。早く仕事覚えて私1人だけでもこなせるように頑張るね！」と意気込んだ。
なのに返ってきた言葉は「え！？」とビックリした声。逆にこちらも「え！？」ってびっくりしちゃって不思議な空気感に。
そこを偶々通ったﾔｸさんに
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「どうした？」と聞かれると慌てたｼﾊﾞﾔﾏ君が「○○先輩が仕事を1人でするって！」「え！？」これまたﾔｸさんも大きな目をさらに開いてコチラを見てくる。
「え、おかしいですか…？」と不思議に思って聞いてみると「あのな、この量の仕事をマネ1人に任せっきりにはしないよ。ちゃんと皆で
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役割分担しよう」「でも…私はマネですし選手の方々に手伝ってもらうわけには…」ってごねる。
すると顔を洗いに来たのかタオルを持ったｶｲさんが「1人でやれとか誰も思ってないし、頼られる事を迷惑なんて思わないから大丈夫」と仏の表情で言ってくれるから肩の力が抜ける。
その後もマネ業に加えて
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猫の部活のルールや監督からは猫と烏の因縁の話を聞かせてもらえて初日は終了。濃い1日だった！とホクホク。
「どうだった初日は？」「凄く楽しかったです！皆さん優しいですし、マネ業1人でしなきゃいけないってプレッシャーも無くなって有難いです！」「それはよかった」ニコニコしながら話して
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くれるｸﾛｵさん。最初ちょっと怖いって思ってごめんなさいと心の中でそっと思いながら帰路についた。
入部して数ヶ月後。
猫のマネとしても板についてきて皆とのキョリも近くなったような気がする。
ｺﾂﾞﾒ君は今ではｹﾝﾏ君と呼ぶしなんならゲームも一緒にする。ﾌｸﾅｶﾞ君も新ギャグを毎回
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聞かせてくれる。(ちょっとツボ)唯一ﾔﾏﾓﾄ君はまだまだキョリがあって寂しいがそこは追々かな。
と、この数ヶ月を振り返ってシミジミしていると「センパーイ！！ﾔｸさんがひどいんです！」「ﾘｴｴｴｰﾌ！！」そんな怒号が今日も響いていて苦笑い。
スコア表を整理していた私の元まできて泣きつい
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「何！？そんな事はさせんぞ！！」「何バカな事言ってんのﾄﾗ、ｸﾛ」
冷静なｹﾝﾏ君と慌てるﾔﾏﾓﾄ君、悪ノリするｸﾛｵさん。「○○さん置いていかないで下さいよおお！」と抱きついてくるﾘｴｰﾌに「離れろ！」なんておかん力を発揮してるﾔｸさん。
それぞれがそれぞれのリアクションをして
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てくる大きな後輩。
「今日はどうしたの？」「ﾔｸさんがまだまだレシーブ練習するって言うんですよー！こんなに腕真っ赤なのに！」「お前は下手なんだから当然だろ！」と鬼の形相で言うからまぁまぁと宥める。でも、後輩には上手くなってもらいたいのも事実。
「ﾔｸさんもﾘｴｰﾌには上手くなって
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意地悪い笑みで返すからうわ〜って顔される。
「ちょっとｸﾛに似てきた。やめて」「そんなに嫌？」「うん」なんて心底嫌だって感じの返答がくるからプハッ！って笑ってしまう。
「ちょっと〜ｸﾛｵさんさすがに傷つくんですけど〜」なんてｹﾝﾏ君の頭に肘を乗せながらｸﾛｵさんが茶化すもんだから
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もらいたいんだよ。だから頑張ろ！」って腕を優しく叩くと絶望した顔のﾘｴｰﾌ。
「○○さんの裏切り者おおお！」そう叫びながらﾔｸさんに引きずられていく彼に手を振る。
この光景を側で休みながら見ていたｹﾝﾏ君に「○○って偶に優しいのか怖いのか分からなくなるよね」「そう？」とちょっと
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れない。皆と会える。ゴミ捨て場の決戦も練習試合だけどこの目でみられる！
ｷﾖｺさんやﾀﾅｶ、ﾉﾔからも凄い1年コンビが入ってきたって聞いているから更に楽しみ！顔が幸せで溢れてしまう。
「あれ？烏って確か○○の前の学校…？」「そうだよ！あー楽しみ！」「うちの…マネが取られる…！？」
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ｹﾝﾏ君の眉間の皺が増えてしまった。
翌日。監督から衝撃の報告が。
「えー、今度宮城県の烏と練習試合が決まった。遠方での合宿になるから今回は選抜メンバーとマネで行く事になる。じゃ、さっそくメンバー発表するぞ」
夢にみていた事がこんなにも早く叶っていいのだろうか！？ワクワクが抑えら
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ﾌｧﾝが「ｽﾅ夫婦偶々見たけど奥さんめちゃくちゃ美人でビビったし、ｽﾅ選手が奥さんに向ける目が甘すぎてｻﾄｳ吐いたっ」て投稿したらもちろんそれをｲﾝﾘﾂして「俺の奥さんｽﾃｷだったでしょ？」ってしちゃう。
奥さん大好き愛してるなｽﾅ。
結婚しても変わらぬ激ｵﾓ感情は健在。
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「で、答えは？」
「わ、私も…好き…」
「ん、知ってる」
悪戯が成功した子供のように満足そうな表情のｹﾝﾏ。
そんな彼に私はもう白旗を挙げるしかなかった。
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烏から猫に行った2年マネちゃん ⑨
第２回合同合宿
これが春高予選前の最後の合宿になる。
(気を引き締めていこう)
今回は涼しくて快適なｼﾝｾﾞﾝ高校で行う。私達は準備もそこそこにｶﾗｽﾉ勢が待つ駐車場へﾈｺﾏ全員でお出迎えだ。
「あれってもしかして東京タワー！？」
#819
プラス
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烏から猫に行った2年マネちゃん 12
合宿最終日
マネ部屋にて
「ふわぁ～ぁ」「ﾋﾄｶちゃん疲れたよね、大丈夫？」「あっ、はい！すみません」
大きな欠伸をするﾋﾄｶちゃん。やはり慣れない土地での合宿は疲れが溜まってしまうようだ。
「最終日だしやっぱり疲れちゃうよね」
#819
プラス
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烏から猫に行った2年マネちゃん ⑧
１回目の合宿が終わってから数日。
私たちは体育館の隅で頭を抱えていた…。
「ﾘｴｰﾌ…本当にバレーの用語分からないんだね…」「ブ、ブロードって何でしたっけ？」「前にも教えた…」「お前本当にヤバいな…」「……」
#819
プラス
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甘えたなのか？と思いきや実は隠れヤンデレだったｹﾝﾏさん！
ネチネチしてそうだし恋人になったら自分が1番じゃないと嫌だ！って駄々もこねて欲しい。そして、それを呆れながらも「はいはい分かったよ」って大きな愛で包み込んでしまう主。
奇跡的な相性によりめっちゃ幸せで素敵な家庭を築きます。
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ちなみに、「あいつら…」と言っていたのはﾈｺﾏ勢から「ボトル洗いに行ってきてよ〜」とニヤニヤしながら言われたため。
ｸﾛｵとｶｲｻﾝには一目惚れした事即バレして男子高校生特有の揶揄いみたいなワチャワチャした場面があったらいいな。青春。
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烏との合流時間。
赤のジャージを着て久しぶりに彼らと対面。
何か不思議な感覚でソワソワする。
全体の挨拶もそこそこに体育館に進もうとするとﾀﾅｶとﾉﾔが「久しぶりだな！○○！」「本当に久しぶり！！」
2人が声かけてくれるからもう嬉しくて嬉しくて満面の笑みでハイタッチ！
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悲しそうな顔をしているが絶対嘘だ。
この男、策士すぎる。
事の発端はまぁ…私のせいだ。
「ｹﾝﾏ、私のジャージ余裕で着れそうだよね〜」
「えっ」
「華奢だし、ほら腕も細いから！」
体育館の壁にもたれる様に座り休憩をしていた私達は自主練をしている皆の事を眺めていた。
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烏から猫に行った2年マネちゃん 11
合宿４日目
朝の食堂にて
「ｼｮｰﾖｰ君おはよう。今日も特盛りでいいの？」「おはようございます！特盛りでお願いします！」「あ、○○さん俺も特盛りで！」「俺もお願いします」「了解～」
ｼｮｰﾖｰ君、ﾘｴｰﾌ、ｶｹﾞﾔﾏ君の分を大きなお椀に
#819
プラス
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「ﾔﾏﾓﾄうるせぇぞ〜」「すんませんﾔｸｻﾝ！でも！でも！！」「落ち着け」
ｶｲｻﾝに言われて何とか落ち着くとグルッと部室を見渡してゴクリと唾を飲み込む。
「マネさんが…」「マネがどうしたんだよ」「あのマネさんが昨日イケメンとデートしてましたあああ！！」「「「……はあああ！？」」」
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おまけ
ある日の部活の帰り道。
パラパラと歩いて帰っていると前を歩く先輩の携帯画面が見えてしまった。
[○○と早く会いたい]
「えっ…」「ん？どうかした？」「あ、いや…」
ニコニコで返信を打っている先輩にﾂｷｼﾏは動揺を押し殺す。送信先の名前は確かにｺﾂﾞﾒｹﾝﾏと書かれていた。
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お辞儀をして挨拶をすれば「我らがﾈｺﾏにマネが…！！」と涙するモヒカンの人がいてびっくり。すぐに「臨時ね、臨時」と主将の人が言ってくれた。遠くからはﾀﾅｶとﾉﾔが「「うちのマネですけどおおお？？」」って大きな声で言っていてﾀﾞｲﾁさんに頭をはたかれていたが。
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2人が恋人になったらｷﾀｻﾝは無意識に甘えたりデレを発動させるのでマネさんはドキドキバクバクな新生活をスタートさせる事になります！
また逆に、マネさんから甘えて欲しくてお世話を沢山焼いてしまい怒られちゃうｷﾀｻﾝという未来もあったりします！
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後姿を見るのに満足するとニコニコしながら娘ちゃんの隣に並び、空いている方の手を握る。
背が凸凹なので大分腰を曲げて歩くがそれが辛くなったら「チビ、肩車する？」「するうう！」と言って自分の腰を守りつつ娘ちゃんのご機嫌もとる。
辛いとは絶対に言わない。娘ちゃんと妻、第一主義！
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間近で見ていたい。支えたい。そう思った。
烏のバレーは大好きだ。でも、もしかしたら、いつかどこかで男バレのマネをしていたら会えるかもしれない。猫と烏の対決が見られるかもしれない！
その思いでいっぱいになった私は見学した翌日には入部届を提出していた。
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「小学生みたい」って目を細めて笑われちゃうからちょっと恥ずかしい…。
それでも、ワクワクが抑えられなくてソワソワしているとﾔｸさんに「ちょっと落ち着け…！」って苦笑いされるし、ﾌｸﾅｶﾞ君には無言で肩ポンってされるから落ち着かざるおえない。
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(あ、ｸﾛｵ！)(な、何！？)(いや監督から伝言あるんだけど…。どうしたの？そんなにオドオドして)(い、いや別に！何でもない。それで、伝言って？)
ｸﾛｵ(ちょっとヘタレ)とマネさんが結ばれるのはまだまだ先の未来。
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皆びっくり。ｹﾝﾏもゲームから目を離して「見間違いでしょ」と言うが「いや、あれは確実にマネさんだった！」「何でわかるの」「マネさんのあの可愛らしい声だったんだよ！！」「……」
学校や部活でしかあまり会わないっていうのもあるがメイクをした所も私服も見た事がない。
一体どう言う事だ…と
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(ヤダとは…？)
一瞬宇宙を背負ったがとりあえず冷静になろうと深呼吸。
「ｹﾝﾏ、ジャージ」
「○○はﾈｺﾏです」
「いや、ｶﾗｽﾉだよ！？」
「○○はﾈｺﾏになります」
「ならないよ！？本当にｹﾝﾏどうしたの？」
「俺のジャージあげるから○○頂戴」
「私自身！？」
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ｹﾝﾏの腕を見ながら話すと痛いくらいに感じる視線。上を見上げれば顔を顰めたｹﾝﾏがこちらをジト〜と見ていた。
「な、何…？」
「バカなの？」
「え？いきなり暴言？」
「そんなに言うならジャージ交換しよ」
徐にジャージを脱いだｹﾝﾏは「んっ」と言って私にジャージを渡してくる。
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悶々とする一同。
「お兄ちゃんか弟っていうのは！？」「ｸﾛ、3年間一緒に○○といて兄弟いるって聞いた事あるの？」「ないな…」「じゃ、お父さんとか！」
ﾘｴｰﾌが名案だ！と言わんばかりに答える。が、「いやそこまで年はいってなかった」と一刀両断。
「本当にデートなんですかね？
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ほら、例えば道を偶々教えていただけとか？」「……確かに。ナイスｼﾊﾞﾔﾏ！イケメンといたってだけでデートにはならいよな！」「ｸﾛｵさん…腕組んでたんすよ、2人は…」「ﾋｭｵ…！？」
ﾑﾝｸの叫びのような表情のｸﾛｵと諦めたような表情のﾄﾗ。
もう…確定かもしれないと思いつつも皆は
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「すみません、うちの2年が…」「いや、元気そうでなにより」
ｶｲｻﾝと呼ばれていた方にそう言われて気まずさが緩和する。
「よし、それじゃ1年から仕事教わってもらってもいい？」「分かりました」
連れてきてもらったのはｼﾊﾞﾔﾏ君とｲﾇｵｶ君。せっせっとﾈｺﾏ式のドリンク作りを教わり、
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どれを取っても素晴らしいプレーで鮮やかでした。でも、ｶﾗｽﾉも負けませんので」
真面目にそういえば沈黙が続く。
(あれ、変な事言っちゃったかな…)
と気まずさを感じるとほそほぞと聞こえてくる声。
「俺、○○ちゃん欲しいかも」「俺もです…」「○○ちゃん東京に引っ越すご予定とかあります？」
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「……あぁ！！あの子か！違う違うあれ私の幼馴染！女子だから」「女子？」「そう。男装するのが好きな子でね。あの日めいいっぱいカッコよくしていくからって言われてさ。じゃ、私も釣り合うように可愛くしていこう！と思っていつもは着ないような服も着て悪ノリで腕も組んでたの」
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「○○はうちのマネになります…」
ｹﾝﾏ君とバイバイって意味をこめて握手をしたら手を離さなくなってしまった。
「あ、えっと…」「こら、ｹﾝﾏ！なんて羨まし…違ッ。手を離しなさい！」
えーって言いながら離す気のないｹﾝﾏ君に呆れながらも「じゃ、○○ちゃんﾈｺﾏに来ませんか？」と後ろに
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それを私が受け取ると私もｶﾗｽﾉのジャージを脱いでｹﾝﾏに渡した。
「おお〜！意外と大きい〜」
ｹﾝﾏのジャージを着てみれば案外大きくてびっくり。まず、肩の位置が違うし丈も長い。袖なんてあまりっぱなしだ。
(彼ジャーってこんな感じなのかな)
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「はい！」
ｸﾛｵさんの声で私達も自分の荷物を持ち、帰る準備をして外に出た。
「またね」
それぞれ別れの挨拶をしている中、何故か険悪だったﾀﾅｶとﾔﾏﾓﾄ君に友情らしきものが芽生えているのが可笑しくて笑ってしまう。
そして、現在。
「あの…ｹﾝﾏ君？」「何？」「手離してくれなと…」
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ﾀﾅｶとﾉﾔなんかニヤニヤしながら二人で大きなハートを作ってるし、ｽｶﾞさんとﾔｸさんはいい笑顔で親指を立てている。
唯一助けてもらえると思ったﾀﾞｲﾁさんは今不在だし、ｸﾛｵさんに至っては謎に泣いている。
(ダメだ。助けは見込めない…)
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ケラケラ笑いながらそう話すマネちゃんは嘘を言っているようには見えなくて皆安堵する。
「なに？皆私に彼氏出来たと思って焦って騒いでたの？」「「「……ッ！？」」」
ビクッと全員面白いぐらいに反応するからそれ見てまた笑っちゃうマネちゃん。
「ま、お陰様で彼氏がいらないくらい部活が
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皆は一筋の希望にしがみつく。
おそらく、仲のいい叔父さんか従兄弟だ！！
でも、心の中はモヤモヤしていて…。
「聞くか…？」「じゃ、言い出しっぺのｸﾛｵが聞くって事で」「「「異議なし！」」」
ﾔｸｻﾝがそう言えば皆声を揃えてｸﾛｵに全てを押し付けるので本人はめちゃくちゃ戸惑う。
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タオルなどの準備を行う。そして、いよいよゴミ捨て場の試合が開始。私はスコア表を書くためにベンチに座らせてもらった。
猫のようにしなやかで守り繋ぐのがﾈｺﾏの特徴。セッターであるｺﾂﾞﾒ君を最大限活かすチーム。守りのﾈｺﾏ。
「あ、捕まる」
バシン！
あの変人速攻が捕まった。
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裏話
Q.何故窓際の席に座っていたの？
A.主さんが良く見えるから
Q.何て呟いたの？
A.逃がさない
Q.何で惚れたの？
A.木漏れ日が差す喫茶店の窓際で猫と戯れている姿を見て天使だと思った。
接してみたらさらに惹かれた。彼女の優しくて儚い所が大好き。
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「えっ！？無理無理！！ﾔｸがやれよ！」「俺が聞けるわけねぇだろ！」「じゃ、じゃあーｹﾝﾏ」「無理」「ｶｲは！？」「ん？」「ﾔﾏﾓﾄ！お前がこの話持ってきたんだからお前が聞けよ！！」「いやいや俺が聞けると本気で思ってます！？」「あ、いや…。そうだな。よし、ﾌｸﾅｶﾞ！」
無言で
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くれるが私は心の中でありがとうと呟き何て事ないように喋る。
「凄いと思いました。特にレシーブが。繋ぐってこう言う事を言うんだなって勉強になります」「…あ、ありがとう」
キョトン顔で私の話を聞くﾈｺﾏの皆さんに私は立て続けに話し出す。
「あと、ブロックと反射神経、それに観察力。
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フワッと香るｹﾝﾏの匂いに包まれながらそんな事を考えると無性に照れが出てきてしまう。
私はｹﾝﾏに悟られないように余った袖をブンブン振り回し、無駄に大きな声でｹﾝﾏに話しかけてみた。
「なんだか本当にﾈｺﾏのﾏﾈになったみたい！ね、どお？ﾈｺﾏﾏﾈになれるかな？」
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「え…？ないですね」
ｸﾛｵさんとﾔﾏﾓﾄさんに尋ねられてつい真面目に応えてしまった。でも、もしかしてあれは冗談で返すべき所だったのか？と、悩んでいると横から「今の気にしなくていいから」とｺﾂﾞﾒ君からのお言葉が。
ピー
試合の開始の音が鳴る。
「あ、うん。ありがとうございます」
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いとも容易く。
チェンジコート
「タオルとドリンクどうぞ」
テキパキと控え選手と共にマネ業をこなす。
「マネちゃん、マネちゃん」「はい？」
ニヤニヤしながら話しかけてくるキャプテンさんに嫌な予感がする。
「俺達ﾈｺﾏはいかがですか？」「ちょっと、ｸﾛ…」
ｺﾂﾞﾒさんが止めようとして
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そろっと覗くとボール磨きをするｷﾀｻﾝが。
彼がボール磨きを日課にしているのは知っていたけれどこんな朝早くから？とさらに驚いてｷﾀｻﾝを見つめるマネさん。でも、何かいつもの様子が違う事に気がつく。
(なんか、船漕いでる？)
ボールを磨く手が途中で止まりユラユラと今にも床と体が
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自分の顔の良さを最大限に活かすように目で訴えかけるｹﾝﾏは魔性だ。
(危ない…)
危うく誘いにのるところだった…。
そして、この押し問答はこの後五分続く。
五分後
ついに私が根を上げた…。
「ちょ、ｹﾝﾏ！そろそろ本気でジャージ返して！」
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もしかして…デートしてた？」「デート？してないよ」「えっ、でもイケメンと歩いてたってﾔﾏﾓﾄが」「そ、そうです！俺、腕組んでるのも見ましたし、普段のマネさんとはなんか…こう…違いました！」「腕組んでる？」
険しい顔をしながら考え込む彼女に聞いてよかったのか？と場がピリつく。
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「お前はどさくさに紛れてマネちゃんに近づくな！」
ゲシ！
「いったあああ！！別にちょっとくらいいいでしょうが〜！」「あぁん？？」
背中を蹴られながらもコートに行くｸﾛｵさんとそれを追いかけるﾔｸｻﾝ。
「ごめんね〜騒がしくて」「いえ、賑やかでいいですね」
ｶｲｻﾝに謝れながらもボトル
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に対して横からグデ〜と寄り掛かるｹﾝﾏ。
さながら猫がゴロゴロ喉を鳴らして甘えているみたい。
「ちょっと〜、イチャイチャとかやめてもらえますぅ〜？俺たちへのあてつけ？な、ﾔｯｸﾝ」「俺にふるなよ！？」「してないから！ｹﾝﾏが寄りかかってくるのどうにかしてよ〜」
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「ヤダ。俺のジャージずっと着てればいいじゃん。○○はうちの子なんでしょ？」
「そ、それはほんの冗談で…！」
「あぁ〜弄ばれた…」
悲しそうな顔をしているがよく見れば口角が少しだけ上がっている。
(これは、絶対に私が遊ばれてるパターンだ！！)
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「ん。あと、敬語も苗字呼びもいらない。同い年でしょ」「わ、分かった」
彼からボトルを受け取りコートに送り出す。
「あの、ｹﾝﾏが女子と普通に話してるよ〜！」「ｹﾝﾏさんだけずるい！俺も名前で呼んでください！」「ｿｳくん？」「ハイっす！」「あ、じゃ俺も〜」
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