打越 正行
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社会学者。和光大／社会理論・動態研究所。研究分野：社会学、沖縄、参与観察。書いてきたものに『ヤンキーと地元――解体屋、風俗経営者、ヤミ業者になった沖縄の若者たち』（筑摩書房、2019年）など。
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2024年度も、以下の講義を公開する予定です。
質的調査法の基礎（前、木4）
現代社会と労働（前、木5）
現代社会を読み解く（後、木5）
公開してる講義の様子は、以下の記事よりご確認ください。
2023年度に公開予定の講義は以下の通りです。
詳細は3月末に公開されるシラバスでご確認ください。
【前期】
質的調査法の基礎（木・5限）
沖縄の社会と文化（木・6限）
【後期】
貧困の社会学（木・5限）
文化の社会学（木・6限）
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中学の時に田中角栄が亡くなって、連絡帳かなんかに私は何も考えずに「残念だ」みたいなこと書いてしまった。そしたら、家庭科の先生がきちんとその人が何をしたのか調べてくださいってコメントしてくれた。中学生相手でも、大人扱いされた気がして今でも覚えてる。
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「僕は沖縄に行ったことない。日本人がどのツラ下げて、観光なんかにいって、いくら僕がゴルフ好きでもあそこでゴルフする気にはなれない。」大橋巨泉
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ぜひ、全文を読んでください。
「強くなってしまった私は、強くならなくたって、苦しまなくたって、生きていける社会を希求します。これ以上、強くなることを強いられる人が増えずに済む社会を、希求しています。」
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学生の懇親会に同席してて、少しでも気を抜くと、女子学生が聞き役で男子学生が話し役になってることがよくある。大学で学ぶことを通じて、そういうとこに引っかかって欲しいし、そういうことをしっかりと伝えたい。
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【若気のいたり】
大学の非常勤を始めた頃、教室に適当に座ってる学生に「今日の授業がおもろかったら、次は今日より前の席に座って、そうじゃなかったら今日より後ろにどうぞ」と伝えた。数回講義を重ねたら、みんな後ろに座ってったんで、私は教室の真ん中に立って講義した。ｗｗ
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2年間にわたりゼミにモグリで通った方が、この春、卒論を提出しゼミ内での審査をパスしました。正式な卒業証書は出ませんが、ご自身で書かなければならないテーマに向き合い、書き上げた卒論が何よりの学んだ証だと思います。
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ちょい長いけど、学生さん読んで。
「情報はいつでも簡単に検索できるのに、なぜ自分の考えを遺すのか」「自分の主観的で狭い考えに意味などあるのか」と思うかもしれない。しかし、その検索可能な「情報」は、特定のものの見方を正当化するために組み立てられていたりする。
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Tverでどうぞ。
こんやの #激レアさん は…
社会学の研究のために
20年間暴走族のパシリをしていた人🏍
｢パシリにしてください🙇🏻｣
ぐいぐい暴走族に話しかけに行く激ヤバな行動をしていたら、あわや警察沙汰に…⁉️
#成田凌 さん #丸山礼 さんも驚愕😳
よる11時15分から！
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路上喫煙所に通い1200件近くの観察記録を集めたり、高齢者とのたわいもない話を1年近く記録したり、あとライブハウス関係者にインタビューした文字起こし原稿（20万字）に基づいて書かれた卒論って、導かれた結論とか新たな知見って些細なものやけど、私は「美しい」と思います。
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院生だった時、歴史が専門の方に「いやー、図書館にこもって資料検索とか、歴史資料を隅から隅まで目を通すなんてすごいっすよね」っておべんちゃらを言ったら、その方が「やってることは打越さんの調査と変わりません」って返してくれて、背筋がのびたの今でも覚えてる。
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最初の文からシビれる。理論的に書かれたエスノグラフィの傑作��
書くことは考えることである。考えることが書くことによって結実するというのではなく、書くことが考えることであるというこの順序を大切にしたい。（石岡 2023: 9）
■石岡丈昇、2023、『タイミングの社会学』青土社．
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『激レアさん』では、『ヤンキーと地元』と以下の原稿にもとづいてお話ししました。ぜひ手にとってみてください。
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沖縄の「復帰」50周年のニュースを、東京発信のメディアから受け取っている限り、「溝」はこのままやと思います。起きてることを自身で調べて、自身の立ち位置について考えてください。たいへん面倒でつらい作業ですが、それ抜きには始まりません。
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和光のすごいとこ（＝守らなあかんとこ）は、教員が講義してるんじゃなくて、研究者が講義してるとこやと思ってます。和光には重複履修可の講義ってのがあって、それは同じ講師の同じ科目名の講義を、何度も履修でき単位を取得できる仕組みです。つまり、講義を毎年アップデートしてるってことです。
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『他者といる技法』を読み、奥村先生が当時在籍されていた千葉大の大学院を受験しました。いま私がやっている、沖縄のヤンキー若者の参与観察調査からすると、テーマや専攻として進学先を間違っているのですが、そのくらい血迷うほどにおもしろかったです。（続）
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東京発信のメディアが物足りないのは、政治的立場だけやなくて、沖縄社会でいい意味で「もまれた」経験を欠いてること。沖縄に生きる人びとが「地域社会のしがらみのなかで葛藤しながら、そして生活を懸命に守るために行った判断」ってことを忘れて、沖縄の世論を先導しようとするのも止めて欲しい。
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学生の皆さんへ
定期的に大学のランキングが流れてきますが、そんなもんに一喜一憂したらあきませんよ。
大学生という特権的立場を自覚し、それに向き合い、そこにあまんじることなく、その立場でこそ成せる社会的責任を果たせばええんです。
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【告知】
NHKカルチャーの講座のお知らせです。
年末のあわただしい時期ですが、ぜひご参加ください。
日時：2021年12月18日（土）18:00-19:30
テーマ：「ヤンキーと地元の社会学――沖縄における参与観察調査をもとに」
講師：打越正行
受講形態：オンライン＆アーカイブ配信
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年金、健康保険、そして生活保護もほんとに必要としてる人には届いてなくて、保険証も住民票ももたず人生を歩んでる人がいる。そんな肉体労働の現場に依存してんのが、私たちの社会なんだということ。沖縄の調査でこういう人たちにたくさん会ってきました。
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見本が届きました。
8年かけたというか、かけてしまった重みを感じますｗ。
■打越正行、2020年10月20日、「排除Ⅰ――不安定層の男たち」岸政彦・打越正行・上原健太郎・上間陽子編著『地元を生きる――沖縄的共同性の社会学』ナカニシヤ出版、263p-370p．
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告知することでもないですが、私が担当してるすべての講義は当日の空席があれば一般開放しますので、ご自由にご参加ください。開講する講義名、時限、教室などは、3月末ごろに公開される大学のシラバスからご確認ください。
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【学生さんへ】
4月になったら、12月までなんやかんやでまとまった時間をとれないかもしれないので、この2か月なんでもええんで量をこなすことをやってみてください。本を読む、映画を観る、vtuberをきく、旅に出るなどなど、とにかく量をこなすことで、みえたり感じれる世界もあるように思います。
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上間陽子さんの『海をあげる』が、2021年ノンフィクション本大賞を受賞しました。授賞式のスピーチにしびれました。
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【お知らせ】
だいぶ先ですけど、信田さよ子さん、上間陽子さんとシンポでお話しすることになりました。関心ある方は、ぜひお申し込みください。
3月19日（日）13:30-
オンライン配信のみ（要申込）
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「いい論文を書くので、話を聞かせてください。」彼女は、「それが違うっちゅうんだ。いいのを書くやない。書けないかもわかりませんけど、精一杯やりますから、お願いしますって頼むんだ。それが人にものを頼むっていうことだ」と言った。涙が出た。
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【和光3分大学】
私の調査研究について紹介してもらいました。人びとの生活をみたり、人生をきくことに関心がある方、ぜひ大学に寄ってってください。
「最近はやたらと評論家や経営者のような視点で人を理解しがちです。しかし、生活の背景を見て人を理解することも、重要で魅力的な方法なのです。」
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「沖縄、女性たちの現実」（朝日新聞・耕論）
決して許されないことですが、追い詰められた男たちが、さらに女たちを殴る。沖縄の若者が生きる貧困と暴力の連鎖には、米軍に支配され続けた沖縄の戦後や、基地経済などの構造的要因がかかわっています。
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かつて書いたものです。
社会構造と歴史の問題。
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3年前に実施した『ヤンキーと地元』出版記念イベントにて、岸政彦さんとお話しした記録です。テキストについても話してますが、ある院生の研究奮闘記になってます。
打越正行 x 岸政彦 相手の10年を聞くために、自分の10年を投じる | 岸政彦 「調査する人生」 | web岩波
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春から大学生になる方は、今のうちに通う大学のシラバスでどんな授業があるのかを調べといて欲しい。他学科や他大学の授業も受けながら、専門性を深めてって欲しい。どこの大学のなに専攻とか、入ったらどうでもよくなるし、変わってくことも多い。私も数学科に入ったのにいつのまにか社会学やってた。
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この前、社会人のゼミ生が「退職して大学に入ったけど、40頃に入学しとけばよかった」って言ってて、それもそうだよなと。学びなおしも、いろんな形があった方がええ。
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しんどいことってのは、難しい本を読むとかじゃなくて、自分が誰かの足を踏んでることであったり、自身が努力してきたことがだいぶおぜん立てされた結果であることに気付くということです。そして、それでもその特権的な立場で学ぶことを引き受けるというしんどさです。
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存在していた真実や、潜在する「事件｣、あるいは別の可能性があったことに気づくチャンスが生まれる。よくみて、よくきき、つつみかくさず、すべてひっくるめて、自分の理解・状態を描き遺しておいた断片は、未来の自分や社会への贈り物（dono）となるはずだ。（新原 2022: 5-6）
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誰かが語る「わかりやすい正解」ではなく、そのとき日誌を付けていた自分が、現実をどう感じ考え、どう行動したのか、どのように「うち／そと」を分けていたのかを書き遺しておく。そうすれば、自分や他の人たちが、「見ない、聴かない、考えない、言葉にしない」としてきたことのなかに、実はすでに
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学校にいけない間に、やっといて欲しいことリスト
・netflixで映画を50本以上みてトップ10をつくる。
・電話でインタビューして文字起こしする。
・好きな漫画家の作品をすべて読んでファンレターを書く。
・近所の風景写真をとりまくる。
・卒論に関係する本や資料100冊分のリストを作成する。
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そんなときに発せられた、まだかたちをとらない感触や予感を含んだ「つたない」言葉は、後になって大きな力を発揮する。社会が急速に転換し「前からこうでした」と歴史が単純化されていくとき、これまで「あたりまえ」だったことが失われていくとき、自分の力ではどうにもならない不条理に
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学生の皆さんへ
「あなたと誰かのために投票に行ってください」
「クソみたいな社会を、クソおもろい社会に変えるために」
ぜひ視聴してください。
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『ヤンキーと地元』が第6回沖縄書店大賞に選ばれました。推薦いただいた沖縄���書店員の皆さま、読者の皆さま、そして10年前本土から来た私に自身の人生を語り、地元の生活について教えてくれた彼・彼女らに心より感謝申し上げます。
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『プリズン・サークル』上映会
公開されてしばらくたつので、既にどこかで観た方も多いかと思います。ただ『プリズン・サークル』は観るだけではもったいない映画です。観た後に、輪になって、となりの人の話を聴いたり、自分の話をしたりすることで、もっとおもしろくなる、そんな映画です。
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「いま起こっていること／起こったこと」の大半は、一定の解釈（先入観）による「コーティング」（塗布）が施されている。飛び交う「情報」や、目にする耳にする現実の一端についての「解説」を聞いて、「そんなものかな」と思いつつも、「でもなんかちょっとひっかかる」と思うことがある。
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下線を引きまくって、どこが大事かわかんなくなって、2冊目を買い、文庫本の前の単行本、自炊用、学生貸出用と、たぶん5冊くらい持ってる。まさに、ヤバい社会学！
「100分de名著」から再注目、ポール・ウィリス『ハマータウンの野郎ども』。岸政彦さん、ブレイディみかこさんからコメントをいただき、新帯になりました。
落ちこぼれの“野郎ども”の反抗は、逆説的に格差を再生産してしまう。77年イギリスの生活誌が、なぜ今も響くのか。社会学の必読書です。
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これまで「ガッツリ調査する」ことを大切にしてきましたが、それがどういうことで、どんな意義があるのか、やっと正面から書き切った感じがしてます。
■打越正行、2023、「パシリとしての参与観察―つかえる部外者から、つかえない内部関係者へ」社会理論・動態研究所編『理論と動態』16: 32-50．
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あれ以降、理論やってる人とか統計やってる人も、FWするのと同じように徹底的に読んで思考して、統計処理してるんだと考えるようになった。当たり前の話だけど、時どき思い返す。
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直面したとき、考えたりする余裕のないとき、あるいは、困難な状況にもかかわらず人のあたたかさにふれたとき、人間の可能性にこころをゆりうごかされたとき－生身の言葉は、こうした”根本的瞬間”、の道標（みちしるべ） となる。
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足使って考えろってことです。
「沖縄を語る、その前に」
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【今年の大学案内】
バカになるかもしれない
そういう恐れをもって
学び続けること。
あそびのある旅を
そして、旅する学びを
「大学案内2024」が完成しました
今年度の表紙は卒業生の漫画家
#久米田康治 先生の描き下ろし
久米田先生のインタビューも掲載されています。
「大学案内2024」のご請求→
また、5/27(土)オープンキャンパスでも配布します！
ご予約→
#和光大学
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青木秀男さん、妻木進吾さん、丸山里美さんたちによるホームレス研究は、なぜ彼、彼女らが路上にいるのか、どのような生活をしているのか、そしてそこに理由があることが描かれている。路上から考えることがとっても大切だと思う。
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学部の時に読んで、痺れた本のひとつです。こんな社会学したいなと、ぜんぜんできてませんが、、。
自分がこれまでに読み、影響を受けた本はどれかを考えるとき、トップ５には確実に入るのが奥村隆『他者といる技法』。長らく絶版だったが、ちくま学芸文庫から再版された。素晴らしい。
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宮本常一、いま読んでも、何回読んでもおもしろい。そして、読んでたら、同じような旅に出たくなる。今年の沖縄FWは、学生連れて与論島と伊江島に行きます。シマを生きている人びとの生活から、学ぶべき知恵、身体感覚、技はとても多いです。
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1/100の聞き手として書きました。10年近く建設現場で世話になっている剛さんの生活史です。
【近刊】5/12刊『沖縄の生活史』見本が出来上がりました。すごい存在感に、社内もどよめいています。
〈特設サイト更新〉
本書を応援してくださっている沖縄の書店さんの写真コーナーを追加しました。あわせてご覧ください。
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沖縄のヤンキーの若者たちにとって、学校は今も昔も、射程に入ってないぞ／外されてるぞという話を書きました。
■打越正行、2021年7月1日、「学校を去る訳――地元建設業に生きる沖縄のヤンキーたち」教育科学研究会編『教育』旬報社、905: 78-83．
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大学生、みんなギリギリのとこで踏ん張ってる。キツくなったら、ふらーっと寄れる、そんな研究室にしときたい。あと少しで夏休みやで、がんばれー。
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沖縄にある繁華街Ｒで働くキャバ嬢の女性たちにとって、安室奈美恵さんの存在はファッションリーダーとして、またシングルマザーの生き方の指針として、今でも生き続けていることについて描きました。
「生きつづける沖縄の『アムラー』」『STUDIO VOICE』412号
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本務校には学内にBBQ施設があります。学生たちがテキパキと、そして臨機応変に準備する姿には圧倒されます。この日も、近くのゴミ捨て場から廃棄する机を再利用したり、洗い場をクーラーボックスに転用したりとたのもしかったです。火を囲んで語り合う時間も格別なものでした。
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地獄の反省会ｗ
上間 打越さんが、「ワシ、臭いますかね」と言うんですよ。「昨日焼肉食べた」、と。「はーして」といって、「くさくないから黙ってて！」といって、インタビューを続けました。インタビュー後に、近くのモスバーガーに行って、地獄の反省会が行われた……。
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あとこれも、ぜひ。
「沖縄を語る、その前に」
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本日、電話にて出演します。ぜひ聞いてください。
【告知】今夜1/15（水）特集「注目の社会学者による #沖縄 の暴走族、ヤンキー調査報告」打越正行（社会学者）×荻上チキ（評論家）（TBSラジオ「荻上チキ・Session-22」22時～）
#ss954
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誰かに誘われてじゃなくて、自身の判断で講義をサボって、その時間を自分にとって価値あるものにすることができたら、大学生としていいスタートきれてると思う。
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先日のゼミで岸政彦さんをお招きし、「建築労働者になる」を講読しました。
こんな調査研究をしたいと思って、院生の頃に興奮して読んだ記憶があります。その後、沖縄で暴走族の少年らと出会うことができ、彼らに「現場で働かせてください」と頼み込み、その後の私の研究の基盤となりました。
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『東京の生活史』
私も東京を生きた沖縄出身者の生活史を書きました。
ぜひ手に取って読んでください。
■打越正行、2021、「誰も助けてくれなかった」岸政彦編『東京の生活史』筑摩書房、p193-p202．
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【新入生へのあいさつ】
最初で最後の方もいると思い、学ぶことはなにか役に立つこともあるし、楽しいことです。ただ学んでるとみたくない現実にぶつかり、しんどくなることもあります。そこを超えたら、一生学ぶことができるんで、そこまでがんばれという話をしたんですが、ややすべりでした。
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【社会人入試】
Mさんは、学外から2年間ゼミに通って、今年卒論を書き上げました。Fさんは定年後に社会人入学して、アスベストの被害者への聞き取り調査をもとに昨年、卒論を執筆しました。おふたりに、大学で学ぶということなどについて、お話を聞かせてもらいました。
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【沖縄の生活史】
インタビューは基本苦手なんですが、10年以上お付き合いさせてもらっている剛さん（仮名）にフォローしてもらい形にすることができました。現場でともに汗を流し、班長に叱られる者同士ゆえに描けた、確かにあったもうひとつの沖縄「戦後」史だと思います。
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「いかに恵まれているか、を自覚して下さい。そして、恵まれていない人があなたの周囲に存在していることに是非気付いてください。そして、自らが、誰かの、世界の不幸や不平等に加担していないか？そのことを自らに問うて下さい。」
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ものを考えるときに、となりに、ここにいない誰かがいることを想像して、なにか話す、書くのは決定的に大事なこと。そういうとなりの人を忘れてく思考に、私は惹かれなかった。おそらく今後も。
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私もやや年をとりました。若い方にはぜひ焦らずに地道に自分のおもろいと思うことをやってって欲しいです。もしひとりでもそれを共有できる友人と出会えたら、フォロワー何万人とかどうでもよくなるんで。
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【卒論ラストスパート】
文献表が、（1）引用文献、（2）参考文献、そんで、（3）使わなかった文献に分けてまとめられてる。
読んだけど使わなかった論文も文献リストに入れたいよね。使わなかった文献が多い論文ってええ論文。卒論提出までもう少し、なんとか最後まで書ききって。
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2023年度に公開予定の講義は以下の通りです。
詳細は3月末に公開されるシラバスでご確認ください。
【前期】
質的調査法の基礎（木・5限）
沖縄の社会と文化（木・6限）
【後期】
貧困の社会学（木・5限）
文化の社会学（木・6限）
告知することでもないですが、私が担当してるすべての講義は当日の空席があれば一般開放しますので、ご自由にご参加ください。開講する講義名、時限、教室などは、3月末ごろに公開される大学のシラバスからご確認ください。
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講義で質問するのは、ほぼ未整理なままでええって話。
学生は、水を差すとか考えんでええです。私も講義でそうやってきたし、仮に頓珍漢なこと聞いても、すごい先生は、的確に応答、フォローして、講義を展開されてた。講義展開的にも、私にも他の受講生にも、みんな得する形で。まあ真似できんけど。
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たたかうために生活しなければならないし、生活するためにたたかうのであって、生活を犠牲にしてたたかうことを良しとしたり、また生活することはたたかうことから撤退であるといった関係にはありませんでした。
■打越正行「社会の癖――参与観察における理解」
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宮内さん、松宮さん、新藤さんとのはじめての共著。12年におよぶ共同研究の成果を形にしました。ぜひ手に取ってください。
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【連載】貧困から非行に走る若者 沖縄経済を骨抜きにしたのは #西日本新聞
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【質的調査法の基礎】
受講生の皆さま
インタビューレポートに取り組む方は、以下の書き起こしソフトをDLして使ってください。講義内で紹介できておらず、すみません。
【windows】
【Mac】
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仁藤夢乃さんたちのこれまでの活動がまとめられた本が刊行されました。彼女の活動家、実践家としての活動はもちろん、そのもとにある、繁華街まで出向き女の子たちの生きてる現実をつかむ力にいつも圧倒されます。
■仁藤夢乃ほか、2022、『当たり前の日常を手に入れるために』影書房．
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9月5日から8日まで京都大で「社会学特殊講義」の集中講義があります。質的調査の難しさと魅力について、自身の調査経験をもとに話します。残席がある場合は、一般公開しますので、直接教室に来てください。
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月曜は、上間陽子さんにゼミにご参加いただき、以下の文献について、報告と質疑応答を行いました。
■上間陽子、2020、「排除Ⅱ――ひとりで生きる」岸政彦ほか編著『地元を生きる――沖縄的共同性の社会学』ナカニシヤ出版、371-435．
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世界史も日本史も、結局教科書はカリスマが歴史を動かし、進化してきた史観なんだよなあ。
普通の人びとが社会をつくり、その過程でなにが生じて社会が変化してきたのかがおもろいのになあ。それじゃあ、教科書にならんのか。笑
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「なにかを始めるのは自分のスイッチが入った時です。始めるのも終えるのも自分で決めることです。……学生の皆さんも4月だからといってなにか始める必要はありません。ただ自身のスイッチが入るチャンスはいつ訪れるかわかりません。常にアンテナは立てておいてください。」
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研究の原動力は、なによりも「わくわくする楽しみ」にあるものだ。楽しくない研究はたぶん研究になっていないのである。そして、研究の何にわくわくするかといえば、自分というものが変わることにあるだろう。新しく何かに出会う楽しみというのは、それによって（つまり他なるものを受け容れる（続）
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【読み会】
初めての試みでしたが、あっという間の3時間半でした。
読み会は、「誤読」を読み手の生きてきた文脈と著者が書いた世界観との対話と位置づけ、「遅読」をいったん閉じて考え続ける時間として、自由に本を読みます。『体験と経験のフィールドワーク』、読み会の肴として最高でした。
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10年以上にわたり、定期的に研究会を積み重ねてきた共同研究のメンバーで、このたび、その成果を刊行することになりました。
【近刊】5月下旬発売予定！
『〈生活－文脈〉理解のすすめ：他者と生きる日常生活に向けて』（宮内 洋・松宮 朝・新藤 慶・打越正行 著）▼生身の身体を伴った，生活する人間を，同じく，生活する人間が理解するとはどういうことか？
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朝から渋谷で「私のはなし 部落のはなし」を
その後はカドちゃんとランチ&収録
ていねいに、そして覚悟をもって撮られた作品でした。特に学生さんにお勧めです。
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坂上香さんが『根っからの悪人っているの？ 被害と加害のあいだ』を10月13日（予定）に刊行されます。その刊行記念対談イベント「壁を超えて対話するために」を開催することになりました。
日時：11月3日（金）18:00-19:30
会場：小鳥書房
※会場定員は8名なのでお早めに。
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なんとか原稿のめどがたちそうなので、お知らせです。
ぜひご購入下さい。
[青土社：現代思想2024年6月号 特集＝〈友情〉の現在] @青土社より
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院生の頃、私は何度も研究の道を諦めかけました。浅煎りさんが今後も研究を続けることを後押しするものを書けたとしたら、とても嬉しいです。ご紹介いただきありがとうございました。
「いつか私が研究に打ちひしがれ諦めそうになったとき、立ち返る原点はきっとこの本なのだと思う。（浅煎り）」
『綴葉』5月号の特集は「博論本」です。以下の書籍を取り上げました。
●打越正行著『ヤンキーと地元 解体屋、風俗経営者、ヤミ業者になった沖縄の若者たち』筑摩書房
●宮内洋平著『ネオアパルトヘイト都市の空間統治 南アフリカの民間都市再開発と移民社会』明石書店
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入門なので学部生あたりを想定して読みやすく書かれていますが、本格的に調査をしてる院生でもうなることの多いテキストだと思います。フィールドワークとは、フィールドでどこをどのように観るのか、そのために何が必要なのか。
■新原道信編『人間と社会のうごきをとらえるフィールドワーク入門』．
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次の『現代思想』に「調査する執念」という拙文を書きました。執念や「しつこさ」、調査ではいろいろあるからこそ、最後の最後で大事になるもんだと思ってます。
人類学のフィールドワークの特徴はどこにあるのか？というと、良い意味での「しつこさ」にある。人類学で2年間まるまる現地調査にあてるのは普通で、むしろまだ経験が浅いなと感じる。まるまる3年間、現地調査して、その後、30年くらいフィールドワークを継続していると初めてこの人は本物だなと思う。
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2024年度も講義は公開してますんで、関心がある人（特に入学を検討してたり、大学に関心がある方）はご自由にどうぞ。講義のあとは、和光の学生も学外からの受講生も、一緒に料理して、語り合いの時間が終電まで。そいえば、講義が終わってから飯食いに来る学生もいたｗ。
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