佐原
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#夜のhrakプラス 💥
ばくご〜とイチャついてたらキスもそこそこに押し倒されて｢わり、今日優しくしてやれねェわ｣ってギラついた目で見下ろされるけど｢…優しいのがいい｣って呟いてそっと首に腕まわす。｢かつきくんが優しくしてくれるの、すき｣｢ぐっ…テメェ、優しくして欲しいなら煽んな。
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参考にしたいのですが、｣｢なんだ｣｢ばくご〜くんて、女の子の服、どんなのが好み…？｣っていう片想いが両片想いになる日。
デート当日はケーキ屋の道中でみつきさんに遭遇してまだ付き合ってないからクラスメイトって紹介されるけど数ヶ月前には彼女、数年後には結婚相手って紹介されてたらいいね
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｢ア"ー…これ優しくできてっか…？できてるよな…？｣って彼女に覆いかぶさってゆるゆる動きながら自問自答が口から漏れる。どんなに限界でも彼女にあんなこと言われたら絶対に｢優しく｣を遂行する男。それでうんと気持ちよくなって寝ちゃった彼女を眺めて、耐えた甲斐あったな、って満足する。
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｢治ったら教えろや｣って言ってくちびるの代わりに頬とか額にキスする。
後日お風呂上がりに会ったとき、｢かつきくん｣｢あ？｣｢その、治った｣って顔を真っ赤にした彼女に伝えられたばくご〜、｢…素直すぎンだよ｣って小さく舌打ちして｢俺ン部屋行くぞ｣と手を取り彼女を連行。
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と言われたので、以降は｢かつき、結んで｣ってお願いして結んでもらうようになるし、服買う時もリボンついてるのを選びがちになるし、かつきも心做しか嬉しそうな顔で結んでくれる
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くちびる、は俺がやばいので頬にキスをした。阿呆みたいにポカンとしたあと一瞬で真っ赤になった彼女に、口角が上がる。勝った。
｢じゃ、オヤスミ｣
｢お、おやすみ…｣
そう言ってさっさと部屋を後にする。早く寝ろと言った手前でわりーけど、あれじゃあ寝れねーだろーな。
俺はたぶん、よく寝れる。
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ほんとかわいーなって愛しげな目を向ける。この後スマホで調べものと見せかけて、彼女がグミ開けてから「ん、これめっちゃ硬い！かつきくんも食べてみて」って差し出してくるとこまで⚫REC。
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ばくご〜がお前も、と視線で急かすので女の子も慌ててスマホで予定を確認し日にちを決めた。二人だけで行くのかな、これってデートかな、なんてソワソワする女の子の心を読んだのか、｢言っとくがこれはデートだ。気合い入れて来いや｣なんてケーキ食べながら平然と言ってくる。｢き、気合を入れる上で
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買いに行くし、当日は景色きれーだなって言いながら登るし、へばる彼女にペース合わせるし、頂上ついたら二人で作ってきたおにぎり食べてお湯沸かしてコーヒー飲んで｢登山ぽいね〜｣｢紛れもなく登山だわ。阿呆か｣ってニコニコな彼女にツッコミながらも連れてきてよかったって思ってるばくご〜見たい
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出払ってるはず…と思いつつ｢はーい｣とドアを開けるとそこにはばくご〜が。｢今いいか｣｢え、あ…うん｣と動揺しながら答えると無言で白い小さな箱を差し出された。｢な、なに？｣｢やる｣｢は…？｣｢こないだ誕生日のバカ騒ぎがあったんだろ。アホ面が言ってた｣…ってことはこれ、プレゼント？
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｢それってお店聞いていいやつ？ さすがに個人情報？｣｢行きてぇンか｣｢うん、他のも食べてみたい｣そう言うと今度は探るみたいにじっと見つめられる。｢ダメならいいよ…？｣｢いや、今度連れてったるわ｣｢え？｣｢分かりにくいとこにあっから。空いてる日教えろ｣ポケットからスマホを取り出す
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んでもうゼッテェ喋んな｣ってすっごく甘いキスをしてくれる。その先も手荒にならないよう慎重になっていつもよりゆっくりするから女の子は焦らされまくるけど、優しくしてくれてるのがちゃんと分かるからうれしい。ばくご〜は理性を必死に繋ぎ止めていっぱい耐えてたら途中でわけ分かんなくなってきて
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ばくご〜くんが？とっくに過ぎてるのに？ 困惑もあるけどすごくうれしくて胸がキュンと音を立てる。｢あ、ありがとう…｣両手を差し出すとそっと箱が置かれる。少し冷たいそれは箱の形からしてケーキであることは分かるけど、中身が気になるのがプレゼントというもの。｢見てもいい？｣
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｢そりゃテメーにやったんだよ！テメーで食えや！｣｢だ、だって二つあるし…えと…好きにしろって言ったの！ばくご〜くんだし！｣どうにか言い返すとばくご〜がグッと言葉を詰まらせたので畳み掛ける。｢当日いなかったんだから、誘われてくれてもいいと思います…！｣い、言ってしまった。
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もう顔も体も全部が熱くて顔が見れない。激しく動く心臓を感じながら返事を待っていると、チッと舌打ちが聞こえて背筋が冷える。ダメか…と項垂れかけたとき、両手から箱が奪われた。｢一階行くぞ｣｢…え？｣｢テメーのワガママ聞いてやるって言ってんだ｣
こうして嬉し恥ずかしな気持ちを抱きつつ
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パッと顔を背けた。｢？｣｢まァいんじゃね。誕生日くらい｣｢過ぎてるけどね｣｢うっせぇ｣｢ふふ。ありがとう、うれしい｣｢そーかよ。俺ァ帰る｣用は済んだとばかりに踵を返したばくご〜を、待って！呼び止める。｢これ…その、一緒に、食べない？｣勇気を出して誘うと、ア"ァ"！？と凄まれる。
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テメーのモンなんだから好きにしろや｣｢やった！｣｢落としたら殺す｣｢わ、分かってる！｣そーっと中を覗くとそこにはきらきら輝く真っ赤ないちごタルトと生クリームたっぷりのショートケーキが。｢二つもある…！いいの？こんな贅沢！｣飛び跳ねて喜びたい気持ちを抑えつつ顔上げると、ばくご〜が
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二人並んでソファに座る。女の子は少し悩んでタルトを選び、いただきます！と一口。｢おいし〜！｣と頬を緩ませていると横から視線を感じる。チラッと伺うと、気持ち穏やかなばくご〜と目が合う。｢その、ばくご〜くんもドウゾ…｣｢…ン｣｢おいしーね｣｢おー｣｢これどこの？｣｢俺ン家の近所｣
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｢どうかな？｣くるりと一回転して見せれば彼はじっとこちらを見つめて｢ちょっと、こっちこいや｣と感想じゃないことを口にした。ちょっと不満に思いつつ近寄ると彼の方からも距離を詰められ、その手がウエストのリボンの端を掬い取る。彼が無言のままゆるく引っ張るのに従ってするりとほどけた。
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の指と絡めるように繋ぎ直す。彼女は恥ずかしそうにコクンと頷いて｢ぎゅーとか、してほしい｣ってハグをねだるからばくご〜はグッときちゃう。せっかく照れてる彼女を揶揄ってやろーって気だったのに素直にお願いされて調子狂うけど彼女の可愛さには抗えないから優しく包み込むように抱きしめて、
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隙間をくぐって二つ目の輪っかができる。熱さも呼吸も忘れて細やかな手つきに見入っていると｢…ンだよ｣と手が止まり怪訝な目が向けられる。｢いや、なんか…大事にされてるなって、おもって｣｢そんなん当たり前だわ｣ふっと目を細めた彼は仕上げに左右の輪をきゅっと引っ張り、私のとは違って
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綺麗な蝶々結びが出来上がった。彼はそのまま私の肩にかかった髪を背へと流して整え、｢ン、似合っとる｣と満足そうな顔をする。｢…ありがと｣そう言って彼が結ったリボンに触れる。なんだか自分がいっとう特別になったような気がして、うれしかった。｢かつきに結んでもらっちゃった｣そう満面の
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笑みを向けるついでに｢かつき大好き｣と付け加えれば当の彼に目をそらされる。｢…ア"ー｣｢あ、照れた？｣｢うっせぇ。ンなかわいーカッコで、かわいーコト言うな｣ あ！かわいいって言ってくれた！なんて思ったのも束の間、顕になった首筋にちゅ、とキスが落とされた。｢ひゃ！な、ちょっと！｣
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重ねた手まで離れていくのは寂しくて｢き、キスが嫌なわけじゃないよ｣ってその手を追いかけ捕まえる。｢くちびる、いま乾燥で荒れちゃってるだけだから、その、｣目を逸らし頬を赤らめながらそう言われたばくご〜は愉しそうに笑い、｢それ以外はしていいってことだよなァ？｣と捕まった手を彼女の
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葛藤し、ソイツも隣にもぐりこませてやった。
…らしくねェ、と思う。約束を反故にされて怒りが湧かないのも、幼い頃から一緒なのだろうとぬいぐるみを並べてやるのも、誰かの寝顔をかわいいと思うのも、全部、俺らしくねェ。でもその“らしくなさ”は案外悪くなかったし、“らしくない”自分に気づく度、
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そのままに言うと、彼は「…そ。よかったな」とだけ返して車に乗る。女の子も乗って早速食べようかなって思ったけど、なんだか勿体ないし嬉しい気持ちを忘れたくなくてスマホで写真撮りだすから、それ見てたばくご〜は堪らず笑って「ンなに喜んでくれんならカツキクンも彼氏冥利に尽きるわ」
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中へ入ってみると机上には問題集やノートが開いてある。どうやら約束を忘れた訳ではなく単に寝落ちたらしい。起こすべきかと思ったが最近コイツが忙しくしていたことくらい知っている。代わりに慎重に抱き上げてベッドに寝かせ、毛布をかけてやる。枕の傍に少しくたびれたぬいぐるみがあったので暫し
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化粧したあとはダメって言ったのお前だろーが｣トントンと自分の唇を指差す仕草に、前にメイクが落ちるからと化粧後のキスを禁止したことを思い出す。だからって首は、と憤る前に｢やっぱ足んねーわ｣と抱きしめられた。｢リボン、気に入ったならいくらでも結んだる。これ着るときは俺ンとこ来い｣
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その一連の動作から“そういうこと”が連想されてしまい体が熱くなる。ちらっと彼の顔を見てみたけど特になんということはなく視線は手元に注がれており、釣られて彼女も視線を落とすと、片方のリボンが柔らかな輪を描いているところだった。輪っかの根にもう片方が丁寧に巻き付けられ、
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そうさせる彼女が特別で、どうしようもなく好きなヤツなのだと、想いが���まっていく気さえした。
枕元にしゃがんでさらさらの前髪を梳く。まあるい頭をそっと撫でる。少しずつ触れていくと欲が出て、今度は柔らかな頬をつついた。さっき抱き上げた時も思ったが、コイツはどこもかしこも柔らかい。
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段々顔が熱くなる。らしくない行動が今更恥ずかしくなった一方、そんなんで喜ぶなら幾らでも、とも思った。
｢いーからはよ寝ろっつってんだ｣
顔を背けて言い放てば、ふふっと笑い声がした。うっせー、と視線だけ向けると、少し頬を赤らめた彼女が控えめに微笑む。
｢かつきの優しいとこ、すきだな｣
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揶揄ってんじゃねえ、いつもならそう怒鳴るしそうしたい気持ちも無くはないが、揶揄うだけでそういうことを言う彼女ではないと分かっている。だから大人が幼い子にやるように屈んで目線を合わせ、じっと見つめた。
｢な、なに？｣
｢…俺もナマエが好き｣
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いや、まだ全部は触れてないから分からない。触れてないところ…具体的には服の下の肌に思いを馳せかけて脳を強制停止させた。寝ているだけの彼女を前に男ってやつはクソすぎる。がっくりと項垂れ大きな溜息をついた。これ以上ここにいてはまずい、もう帰ろうと決意した時、かつき？とか細い声がした。
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明日みてやっからそのまま寝ろ｣
俺ももう帰る、と立ち上がると袖をきゅっと掴まれた。王道すぎるあざとい仕草に一瞬呼吸が止まるが、そうとは気付かない彼女が口を開く。
｢運んでくれたのと…この子も一緒にしてくれたの、ありがと｣
俺が寝かせたぬいぐるみを抱えて嬉しそうに笑う彼女に
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｢…わり、起こした｣
顔を上げるとまだ少し眠たそうな目をした彼女がこちらを向いていて、謝ればゆっくり上体を起こして首を振った。
｢わたしこそ、寝ちゃっててごめん｣
眉を下げる表情に庇護欲が掻き立てられるが、俺は帰ると決めたのだ。じゃねえと色々やばい。
｢…別に。疲れてたんだろ。勉強は
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「じゃーそれ貸せ」と持ってたグミを奪われそのままレジへ。慌てて財布を出そうとしたけどそんな暇もなく会計が済んでしまい、「ン」とそれを渡される。「あ、ありがと」成す術もなくお礼を言い、彼を追って店を出た。…今の、すごいスマートでかっこよかった。それに出先でちょっとしたお菓子を買って
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もらうなんて久しぶりで、子どもの頃を思い出す。甘やかしてもらってるなあ、とじんわり胸が温かくなり、嬉しさが込み上げてきた。「どーした、ニヤけた面して」こちらを振り返った彼が声をかけきたのでグミのパッケ���ジを見せながら「かつきくんにグミ買ってもらっちゃった」えへへ、と緩む頬を
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｢まァ、俺がお前を連れて行きてーだけだわ｣で、どーする？と彼女の顔を覗き込むんでいたずらっぽく笑う。｢…かつきがいいなら行きたい。かつきの好きなこと、ちゃんと知りたいなって思ってたから｣とはにかむ彼女に胸がキュンとしたのでまた鼻つまみ攻撃で誤魔化すばくご〜。
後日二人で彼女の装備
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シロートが一丁前に気にしてんな｣そう言って彼女の鼻をぎゅむっとつまむ。｢んぐ…そ、そーなの？｣｢そ。ガキん時はたけー方がいいと思ってたけど。道中の風景とか頂上で食う飯とか、そういうのも悪くねェ｣今までのことを思い出しているのか、遠くを見ているような柔らかな目が不意にこちらに向いた
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｢羊羹ある！｣｢カロリーと糖分摂れっから適してンだよ｣｢あ、これってお湯沸かしてコーヒー飲んだりするやつでしょ！かつきもやるの？｣｢まーな。カップ麺食ったりもする｣｢えー！CMみたい！いいな〜｣って目をキラキラさせる彼女に、思わず｢…お前も行くかよ？｣って言っちゃう。
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彼女は一瞬パッと喜んだ表情をするけど、すぐに困ったように笑った。｢行きたいって言いたいところだけど、如何せん体力が無いので…｣｢初心者向けの山行くに決まってんだろ｣｢でもそれだとかつきが楽しくなくない？高い方が登り甲斐あるよね？｣｢登山っつーのは高けりゃいいってモンでもねぇよ。
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#hrak
プラス 💥 これの口滑った時の話
料理中のばくご〜、リビングで寝そべってる彼女にちょっと聞きたいことがあってキッチンから｢ナマエ、起きてっか｣と声をかける。｢起きてる〜｣と返事があったので質問を投げようとすると、その前にぴゅーっと彼女がやってきて隣にぴったりくっついてくる
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｢っ、ちげーわ！お前乗せんなら慣れてからって考えとっただけだ。言わせんな｣…そっか、大事にされてるなって照れてたら｢はよ乗れ｣と急かされたので車に乗り込む。黒を基調とした内装は彼によく似合ってるし運転席に座る姿が様になっているしで惚けてると、｢シートベルト締めろ。死にてぇんか｣と
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ずっとドキドキしててうまく喋れなかった。｢着いたぞ｣｢う、うん…かつきくん、運転上手いね｣誤魔化すみたいにそう言うと彼がニヤリと口角を上げる。｢お前、緊張してたよな｣｢だって運転してるかつきくん、かっこいいから…｣｢ハッ、惚れ直したかよ？｣って得意げな赤い瞳に射抜かれる。
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呆れたように言われるので慌てて締めていざ出発。彼の運転はすごく丁寧で、ブレーキでカックンてならないし、横断歩道に人いたらちゃんと止まって譲るし、よく分かんない合流とか車線変更とかもスムーズだし、駐車も一発で決めるしでとにかく上手い。そして何よりハンドルを握る姿の余りのかっこよさに
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図星なのが恥ずかしくて目を逸らし、俯くようにこくりと頷くと、彼がこっちのシートに左手をついてきて体がグッと近くなる。びっくりして顔をあげれば後頭部に右手が回って、引き寄せるようにそのまま…と思いきや寸止め。眉間に深い皺を作りながら｢お前チョロすぎんだよ。もちっとしっかりしろや｣
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#夜のhrakプラス 💥
最中にちゅうしてあげるばくご〜 書きたいとこだけ
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耳へ滑って少し硬い指先がその���をゆっくりなぞる。女の子が「ン、」と首を竦めると今度は首すじから髪を分け入って、項の少し上の辺りあやすように指の腹で撫でつけた。「ふふ、くすぐったいよ」「わりぃ、かわいかったから意地悪しちまった。あとハグもしてえ」いいか？って首を傾げてくるから
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「いいよ。わたしもしたい」って返事して、お互いにぎゅうってする。そしてようやく普通に頭を撫でてくれる。何度も何度も、優しく。それがとても心地よくて、あたたかくて、自然と瞼が降りてくる。「しょ一とくんの手、安心する」「よかった。俺もナマエに触ると安心する」「じゃあ一緒だね」
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そっちでキスして一緒に寝ような」
それで同じ布団の中で何度か軽いキスをして「おやすみ」って言い合って寝るのもいいし、キスしてるうちにどちらからともなく事が始まるのもいい
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｢ね、かつき、アイス食べたい｣｢そーかよ｣｢一緒に買いに行こ？｣｢もう風呂入ったろ。メンドクセー｣｢えーやだ！行こうよ〜｣｢いーからはよ寝とけ｣｢…一緒に行ってくれないと結婚してあげない｣｢……仕方ねェから行ったるわ！オラ、はよ来いや！｣｢やったー！かつき大好き！｣ みたいな
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｢ん、かつきく、｣｢しゃーねーからしてやった。満足したかよバァカ｣｢…急でよくわかんなかったから、もう１回してほしい｣｢ア"ァ！？テメーせっかく俺が｣｢もう１回！｣｢遮んな！もう黙れや！｣ってなんだかんだまたキスしてくれるやつ
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「ああ、一緒だ」って顔を見合わせてふふって笑い合うのが幸せ。女の子はそのまま眠くなってきちゃうからしょ一とくんが「もう寝るか？」って聞くけど「や。もっとくっついてたいし、ちゅーもしたい…」って微睡みながらも起きようとがんばる。「でももう半分寝てるぞ。俺も布団行くから、
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無かったことになるけど彼女はどうしても頬が緩む。｢おい、ニヤつくな｣｢だって、かつきって私と結婚したいんだあって思ったらさ｣｢うっせーな！忘れろっつったろ｣｢ふふ、はぁーい｣って全然忘れる気ない返事されるけど、まァ嬉しそーなのカワイイし今日のところは許すか…って諦め顔のばくご〜
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その喜ぶ横顔をじっと見つめて鍋を混ぜる手が止まる。｢なあ｣｢ん？｣｢結婚するか｣｢……え？｣｢……違ぇ。今のはナシだ。忘れろ｣｢えっ、な、なぜ｣｢こっちだって色々考えてンだよ！そのうちちゃんとしたヤツやったるから黙って忘れろ！｣｢ひぇ、わ、分かりました…！｣ってその場は一旦
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｢ハ？｣かわいすぎんだろ、と言いかけて慌てて飲み込む飲み込む。｢別に、来いとは言ってねぇわ｣｢そ？てかこれ、私が食べたいって言ってたやつ？｣｢そーかもな｣｢やった！すごくいい匂いする、おいしそ〜！｣かつき天才！と体をぎゅうっと寄せてご機嫌な様子
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絶対面白がってるけど一理あるかも…と意を決してソファに膝立ちして彼の両肩に手を置くけど、彼を見下ろすってあんまり無いからドキドキしちゃって動けなくなるし、まじまじと見つめ合って余計に恥ずかしくなるし、かっこいい、好きなかおだ、とか思って照れて｢やっぱむり！｣って顔隠して後ろに
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倒れ込んじゃう。｢ハァ！？｣｢むりです、かつきくんかっこよすぎ…心臓持ちません｣って悶えてたらクソデカため息が聞こえた後ソファが沈みこんで頭上が暗くなり、顔隠してた手が剥がされる。覆い被さってる彼に驚く間もなくグッと距離が近づいて、ちゅうって柔らかく唇を食まれる。
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渡伊した後もたま〜に文通して、会いたくなったら貰った手紙を読み返してお互いの宝物になる
結婚して一緒に暮らし始めたら置き手紙って形で2人にとって思い入れのある交流ツールが日常に溶け込んでたら良い
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首傾げるから｢やっぱりなんでもない！｣って笑って抱きしめ返す彼女の図が見たい
その後忘れた頃にｶｹﾞﾔﾏくんから｢これ。手紙とか書いたことねえから、遅くなって悪い｣って同じように好きなところとか書いた手紙くれるし、
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｢だめって言ったじゃん！｣｢ちゃんとお前がいない時に読んだだろ｣｢あれは帰ってからって意味で…！｣って憤慨する彼女を黙らせるみたいにギュッて抱きしめて｢すげーうれしかった｣と一言
｢…気持ち悪くなかった？｣っておそるおそる聞いてくる彼女に心底訳分からんみたいな顔で｢どこが？｣って
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これで“いきなり触るのはよくねえ”と学習したｶｹﾞﾔﾏくん、関係が進んでも｢手、繋ぐか？｣｢キスしてえ｣って聞くし、その度に彼女は大事にされてるなって嬉しくなったり安心しながら｢うん、繋ご｣｢わたしもしたい｣って身を委ねる
でもたま〜にｶｹﾞﾔﾏ本能先行不意打ちキッス回あっても良い
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そんでめでたく結婚して式あげるときはブーケにあのとき貰った花と同じのを使う 彼女が内緒で希望したんだけど、式当日にブーケを見たｶｹﾞﾔﾏくんが「なあ、この花ってあん時のか？」って気付いてくれるから大好き
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照れた彼女に「そっか……ありがと、お花すっごくうれしい！」ってにこにこされて「ん」って満足気な顔をしてほしい
そのまま泊まって翌朝、先に起きてランニングして戻ったらパジャマ姿で寝癖つけたままの彼女がキッチンでプレゼントしたお花の水換えたりして大事そうにしてるところに出くわして、
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堪らずぎゅーって抱きしめて「結婚するか」って言う
「……は、いまなんて！？」「結婚するかって言った」「けっ、なんでいま、」「花の世話？してるの見たらぐわーってきた」「…ん、ふふふ！あのね、わたしも昨日お花貰ったとき、ぐわーってきたよ」「…そうか」「そう」「一緒だな」「うん、一緒」
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