![天汐香弓@BL小説とAIイラスト Profile](https://pbs.twimg.com/profile_images/1837096328058609664/KdxbYc_Z_x96.jpg)
天汐香弓@BL小説とAIイラスト
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成人済。BOOTHにてBL小説「シュガーテイル」YouTube「Boy Meets Boy」FANBOX,fantia,。DLsite「湊の受難シリーズ」アルファポリス「優しい鎮魂」他。えとむすアンバサダー。初心者向けchatGPT講座、AIイラスト講座。#AI塗り絵
福岡 福岡市
Joined July 2010
RT @sesera_gi_ai: スタフロのイラスト募集が始まりましたね😊 簡単ですが、まとめました ・タグは「 #スタフロ新星祭 」で大丈夫 ・アスペクト比は3:4 ・構図は大雑把なら添付画像を参考に ※キャラ名位置は2パターンあり 詳細はスタフロ公式さまのカードを見…
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『ガーディアン』 アシュがまだただの猟師だった頃、アシュは山脈に囲まれた辺境の村で過ごしていた。 狩りの腕には自信があったが、心には常に何かが足りないという焦燥があった。 生きるために獣を狩り山の恵みを詰む――それは確かに必要な仕事だったが、心はどこか満たされないでいた。 幼い頃に両親を亡くし、村人の助けを借りて生きてきたアシュにとって、村の外に広がる世界はほとんど未知。この世の理も、この宇宙の姿も知らない。 胸を満たすものは一体何なのか、ぼんやりと想い描いては、答えを見つけられない日々が続いた。 そんなある日のこと── 狩りから戻る途中、見慣れない馬車が整備のために足止めを食っているのを見つけた。 どうにも大きく、装飾も派手で、辺境の村には不釣り合いなほどの豪華な馬車……。 「大層な馬車だな……」 アシュがそう訝しんでいると、扉が開いて人影が現れた。 ──その瞬間、アシュは言葉を失った。 彼女がどんな容姿をしていた��か、本当は今でもうまく言葉にできない。 けれど、そのたたずまいは、まるで夜明けの光が差し込むような圧倒的な存在感と慈愛に満ちたオーラが漂う。それがエーテルだと知るのはずっと後だ。 馬車の故障を直そうとする護衛らしき者たちがいる一方で、村の子どもたちは身分の高そうな彼女の姿を物珍しげに見ている。 それに気づいた彼女は、子どもたちへ優しく言葉をかけていた。 何を言っていたのか、少し離れていたアシュにははっきり聞こえなかった。 ただ、声の響きと微笑みからは、子どもを安心させる温もりだけが伝わってきた。 「ああ、こういう人が、本当に護られるべき存在なんだろうな……」 ふと、アシュの胸の奥に熱いものがこみ上げる。 (この人を誰かが守らなきゃならない。彼女に何かあったら──そんなことはあってはならない……) そんな衝動にも近い思いが、素直な形で心に刻まれた。 馬車が修理されるまでの短い時間、彼女は飾らない態度で村人と話をし、子どもたちと遊び、アシュが差し出した木の実も丁寧に受け取り子どもたちと食べてくれた。 「ありがとう。貴方は猟師なのね?誰のために狩る……それはとても素晴らしいお仕事だと思うわ」 そう言ってくれた言葉が、アシュの心を優しく震わせた。 自分の仕事を褒められるのは初めてだった。 だが、猟師という肩書だけでは表せない感情がアシュを支配していた。 ──この方を守りたい…… その一心が、アシュの中で一気に膨れ上がっていった。 馬車が動き出す前のほんの束の間、アシュは握りしめた拳を意を決して開き、彼女の護衛らしき者たちにまじり、彼女の前に膝をついた。 「俺はこの銃で……貴女を守りたい……」 護衛の一団は面食らったような顔をして、勢い込んだアシュを押し返そうとする。 「お待ちなさい」 けれど、彼女は皆を静かに制し、その瞳をアシュに向けた。 「あなたはこれから、私に仕えるというの?」 「はい……俺の命にかけて」 こんな気持ちは初めてだった。そしてついて出た言葉に偽りはなかった。 「いいでしょう。あなたのエーテルはとても真っ直ぐで心地良いわ。私の守護を任せましょう」 「ありがとうございます!」 地面に額をつけたアシュに彼女は「あらあら、顔をあげて。せっかくの男前が台無しよ」そう言って笑った。 「アシュ、街の様子を見に行きましょう」 王女の言葉にアシュは急ぎジャケットを羽織る。 影のように王女にアシュは付き従った。 そんな日々が半年続いた時だった。 「アシュもいい名前だけど、私の近侍としてふさわしい名前をあげましょう。私が知る限り、心優しく強い貴方に相応しい名を」 思いもよらなかった言葉に、アシュは胸が高鳴るのを抑えきれなかった。 彼女がそっと微笑み、静かな声で言葉を紡いだ。 「貴方は猟師アシュを捨て生まれ変わるの。アシュベル・エーテリアとして、“私とエーテルを守る人”になるのよ」 その瞬間、何かが弾けるように、アシュの中のわだかまりが消えた。 彼女の存在感と慈愛の前に、自分の役目がはっきりとした形を持った。 初めて心から確信した。自分が追い求めていたのは、ただ獣を狩るための腕前ではなく、守るべきもののために、その腕を振るう『意志』なのだと。 「アシュベル・エーテリア……」 「あなたの名であるアシュ(灰)から、あなたなら何度でも蘇るの。私守るため」 「はっ!この名に恥じぬよう、このアシュベル、王女様をお守りいたします!」 今はただ、胸の内に灯った新たな誓いを抱きしめ、この命を、彼女のために使う──そう強く自分に言い聞かせるのだった。
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@moramorawife うーん……。うちみたいにドアが壊れてるなら『閉めないで』って一言言って行くけど……なんだろ。やっぱり自分と比べると相手への思いやりが足りないなぁと。モラ嫁さん、鬼さんのこと見下してるから、鬼さんの戻って部屋が寒いとと思う気持ちや暖���費がとかの心遣いに思い至らないんだろうな
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