阿津川辰海
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ミステリー作家。本の話ばかりのアカウントです。『名探偵は嘘をつかない』『星詠師の記憶』『紅蓮館の殺人』『透明人間は密室に潜む』『蒼海館の殺人』『入れ子細工の夜』『録音された誘拐』『阿津川辰海読書日記』『午後のチャイムが鳴るまでは』『黄土館の殺人』
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7/26頃にKADOKAWAから発売の拙著『バーニング・ダンサー』の見本が届きました。警察ものっぽい表紙！ 題はディーヴァーリスペスト。
某国に飛来した隕石の影響で100人の能力者、「コトダマ遣い」が生まれた世界で、能力を殺人に用いる凶悪犯を、能力者で組織された警察チームが追う物語です。趣味全開
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クリスティーを読むと健康になる。その理由の一つに、『ナイルに死す』のクリスティーによる前文があると思います。
"探偵小説は逃避文学かもしれませんが(それの何がいけないのでしょう！)、読者は太陽がまぶしく輝く空と、青い川水と、犯罪を、安楽椅子にすわったまま楽しむことができるのです。"
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「吸血鬼すぐ死ぬ」が弱っている心に効くの、「作品の舞台が夜」っていうのが大きい気がする。色々不安とか寂しさで眠れない夜に「眠れないの？ だったらクソゲーでもする？」って誘ってくれる漫画だと思う。眠れない夜に寄り添う漫画というか、眠れない夜に遊んでくれる漫画と登場人物たち。
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「ブレット・トレイン」を見る前に『マリアビートル』を読む最大のメリット、心の中で映画の内容にツッコむときに、「そこは原作通りなのかよ！！！！！！！！！」というレパートリーが追加されることです(それはそれとして『マリアビートル』は最高に面白い小説なので読んでください)
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『MIU404』の3話「分岐点」、あまりの完成度の高さに声も出ない。機捜で青春モノを描く時点で凄いが、「女性の戦い」の演出を積み上げてきたことにより生まれる、通報を受け取った女性が「あの、ちょっといいですか！」と声を上げる3秒、あのワンカットの説得力が素晴らしい。
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3/20頃にハーパー・コリンズ・ジャパンから発売となる張國立『炒飯狙撃手』をご恵贈いただく。イタリアで炒飯作りの腕を振るう一流スナイパー、という設定だけで最高なのですが、狙撃のコツと炒飯作りの極意を同じテンションで語るのでめちゃくちゃツボでした。世界を股にかけたエンタメとしてオススメ
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この話すると引かれるんですけど、私は中2の夏に海岸に『夏と冬の奏鳴曲』を持っていって、家族が海で遊ぶのをよそに、モリモリと読んでいき、ラストを読んで呆然として、そのまま夕陽を見ていた記憶があります。この世の終わりみてえな夕陽だった。だから『夏と冬の奏鳴曲』が好きです(？)
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なんだか突然、目的と意味と合理性の世界に生きているのが馬鹿馬鹿しくなって、なんの意味もなく都内のホテルに泊まっています。どんな名探偵にも自分の行動を読み解かせてなるものかと無意味に動いている。読む本もすべて現地調達。地域共通クーポンはすべて酒に換えた。残るのは三文文士の成れの果て
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「大逆転裁判1・2」をやり直していると、全10話をかけた壮大な構成に随喜のあまりむせび泣く。今まで触れたホームズ関連作の中で一番好き。最終話に『緋色』『四つの署名』『恐怖の谷』『バスカヴィル』全部入ってるの凄すぎないか。カーや古典ミステリーの名作も大量に元ネタとして放り込まれている…
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もう何が辛いって、あの絶望感と急な悪意にさらされた緊張感の中で、全員が一つの目的に向けてひた走るって言う、ある種胸のすくようなシーンから、彼だけが取り残されてるってことなんですよ。あの絵作りがとんでもなくうまい。後半20分マジで息が出来なかった。あと岡崎体育と菅田将暉の使い方満点！
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『鉄鼠の檻』は中学2年生の頃に背伸びをして読んで、その時はやっぱりなんかカッケェ！ というぐらいの理解と、読み通した満足感だけだったのだけど、15年経って読み返すと、どうしてこんなにも面白く読みやすく宗教のことが整理出来て、しかも余念なく伏線が配置されてるんだろうと膝から崩れ落ちる
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9/21発売予定の私の新刊、『午後のチャイムが鳴るまでは』の見本が届いたよ〜。ラーメンを食べる完全犯罪ミッション、文芸部が遭遇する人間消失事件、消しゴムを使ったポーカーによるコンゲーム、「九マイル〜」オマージュ、天文台で起きた消失。「昼休み」に起きた五つの事件を描く連作短編集です。↓
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クリスティーとクイーンとカーは新訳が出るたびに「何冊あってもいいですからね〜」と言いながら買い直してる。そうすると棚がXXXXYYYZZ最後最後大空の死雲雲ナイルナイルライ麦ライ麦みたいなことになります。
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そして今回は、九重世人だよ……後半で展開のハンドルを切ってからの、「機捜メンバーのそれぞれの決断」のシーンが本当に凄い。3話始まってからずっと価値観の対立を描いていることで生まれる一つ一つの言動の説得力が、九重にだけ残酷に響く。3話のタイトル「分岐点」ですからね……。
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本当に口動かさないと頭回らないんだなぁというのは最近実感していて、この前ウェブ会議で、ザクっと作った短編のプロットを叩き台に話して、自分でプロットに書いたオチを否定した挙句、「解けました」って言って真相を滔々と話し出したんですよね。解けました、じゃあないんだよ。解いとけよ
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スチュアート・タートン『名探偵と海の悪魔』を読了し、喝采を叫ぶ。最高だ！ 早くも本年ベスト級。死と隣り合わせの航海を描いた17世紀が舞台の海洋ミステリーというだけで素晴らしいのに、最高の名探偵&助手の関係性と、登場人物達の血湧き肉躍る冒険譚に興奮！ 本格としても物語としても大満足！
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サイン本、今回も作らせていただきました。既刊まで合わせて、かなりの冊数です(ぜんぶ机に並ぶタイミングはなかったので、ぜんぶは撮れなかった)。
お知らせは、各書店さんからのポスト等をおまちください。
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【告知】5/24頃発売予定、私のノンシリーズ短編集第2弾、『入れ子細工の夜』の見本が届きました！ 装画は前の短編集『透明人間は密室に潜む』に引き続き、青依青さんにお願いしております。
全四編、コロナの世相を反映した「コロナミステリー」に仕上げており、凝りまくった作品です。ぜひご注目を。
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【重版告知】拙作『蒼海館の殺人』に重版がかかるようです！ いつも応援ありがとうございます！ 血を吐くようにして設計図を引いて、書くたびにパーツが加速度的に増え自分でも目を回しながら書いた甲斐がありました！！！ お気に入りは第四部です！！！ 元ネタの編集さんにも公認を得たので！！！
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光文社から発売中の第2短編集『入れ子細工の夜』に続いて、8/24に2冊新刊が出ます！ 「盗聴された殺人」コンビが誘拐に挑む新作長編『録音された誘拐』と、暑苦しく新刊や好きな本を語った連載と解説、エッセイをまとめた『阿津川辰海読書日記 かくしてミステリー作家は語る《新鋭奮闘編》』です！
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文藝春秋から4/8頃発売、スティーヴン・キング『ビリー・サマーズ』を頂戴しました。傑作、それも、マイベストキングです。殺し屋が潜入のため小説家に扮し、いつしか小説を書くのが楽しくなってしまうというのが発端。人が「書くこと」に出会う黄金のような瞬間の輝きを閉じ込めた燦然たる犯罪小説。
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#小説家さんの本棚が見たい
みんな綺麗な本棚だなぁと思ったので晒しておきます。読書日記をあのペースで更新する本バカの部屋は当然本で埋め尽くされて潰れるのです。はやくにんげんになりたい。
読書日記で扱った本は、全て2枚目の段ボールの中に収めています。並べるところが、なくて……。
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マイケル・ロボサム『天使と嘘』。め〜っちゃ良い……臨床心理士と「嘘を見抜ける」少女とのコンビがとにかく最高。二人が少しずつ話をしたり、距離を詰めたり、事件を解くために協力したり、上手くいかなかったり、その過程が超読ませる。凄く魅力的なコンビなんですよ。三部作になるらしいので期待大
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光文社から9/19頃発売予定、斜線堂有紀先生の『本の背骨が最後に残る』を頂戴、読了しました。『異形コレクション』で発表された六篇に、表題作に繋がる書き下ろし短編を加え全七篇。表題作の世界観が特に好きだったので書き下ろしが読めて嬉しい限り。ダークで破壊的な斜線堂有紀の怪奇幻想世界を見よ
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7/26、KADOKAWAから発売予定の拙作『バーニング・ダンサー』のプルーフが届きました。作者なのでシリアルナンバー001だ(右下の数字)。
初めて挑んだ警察小説ですが、バディだったり捜査だったりロジックだったりは結構いつも通りの私の作品だったりしますので、ぜひぜひお気軽に……。
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「ブレット・トレイン」見てきた！ 最高！！ サイケでポップに改造された『マリアビートル』なのに、時々原作愛まで滲んでくるのなんなんだ。ブラピ主演のブラックユーモアコメディ映画としてもスカッと痛快に楽しめる。陽気で強い黒人の巨漢が「きかんしゃトーマス」の話するところ、見たくない？
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最近、「ただでさえ本が売れない時代なんだから、本書いてる人間くらい本買わないでどうすんだよ〜」っていう気持ちで本をレジに突っ込んでるのは正直ある。大型書店の初速に貢献していきたい
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「怪盗クイーンはサーカスがお好き」を見て昼間から号泣している。生きてりゃこんないいことあるんだ……パンフレットとBlu-rayとマグカップセット買った プックカバーも欲しかった
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【告知】拙作『蒼海館の殺人』が「本格ミステリベスト10」で2位、「このミステリーがすごい！」で5位、「ミステリが読みたい！」で4位、この帯には間に合っていませんが「週刊文春ミステリーベスト10」で8位の栄光に与りました。ありがとうございます！ 皆様の応援のおかげです！
重版分は銀帯です。
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阿津川辰海、恥ずかしながら現世に帰って参りました
すぐに諸々復帰、というわけにもいかず、しばらくは自宅で諸々体調管理という感じになるのですが、まずい状態は脱したのでよろしくお願いします。ご心配をおかけして申し訳ありませんでした。
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第23回本格ミステリ大賞評論・研究部門候補作に、拙著『阿津川辰海読書日記 かくしてミステリー作家は語る〈新鋭奮闘編〉』(光文社）が選ばれました！ ありがとうございます……！
現在もジャーロwebで連載中の日記企画の書籍化＋解説11本＋αが収録されています。大好きな本を紹介しまくった一冊
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『阿津川辰海 読書日記 かくしてミステリー作家は語る《新鋭奮闘編》』が第23回「本格ミステリ大賞 評論・研究部門」を受賞しました。感無量です！ ありがとうございます！
速報／第23回「本格ミステリ大賞」受賞作決定！
〔小説部門〕
『名探偵のいけに�� 人民教会殺人事件』白井智之 新潮社
〔評論・研究部門〕
『阿津川辰海 読書日記』阿津川辰海 光文社
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10/13頃、私の『星詠師の記憶』が文庫化されます！
装画は『透明人間は密室に潜む』から引き続き青依青さんにお願いしました！ 物語の鍵を握る男・真維那と紫水晶を美麗に描いていただきました。
解説は斜線堂有紀先生！ お会いした時に本作への色々を伺ったので、言語化してもらおうと依頼しました
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ちなみに、編集さんからこの文言提示されて、「いいよ〜」って言ってから気づきましたが、件の二点が提示されるのは「第一部の冒頭」なのであしからず。混乱させると悪いので言っておきます。
プロローグは飛鳥井さんのモノローグです。
【明日発売】
『黄土館の殺人』は、ミステリ作家・阿津川辰海さんの大いなるチャレンジ作品です。
・冒頭から、犯人視点ではじまります
・冒頭から、事件は交換殺人だと明示されます
最初からこんなに明かされてしまって、胸躍るミステリになるのでしょうか。
答えは明日、書店で確かめてください。
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ということで、『紅蓮館の殺人』『蒼海館の殺人』と続いてきた〈館四重奏〉の三作目に向けて動いています
『紅』の刊行(2019年9月)頃からプロットを出して始動し、2021年2月に『蒼』が刊行というペースだったので、まだまだ時間をかけて練っていく必要がありますが。頑張りますので宜しくお願いします
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『録音された誘拐』、いよいよ発売日です！
法月綸太郎先生の『一の悲劇』、土屋隆夫先生の『針の誘い』などなど、愛する誘拐ミステリーに捧げた作品です。加えて、『陽気なギャングが地球を回す』の響野や、『コルト拳銃の謎』のジョニーなど、「演説する悪党」が書きたかった作品です。好きな犯人！
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新卒兼業作家、一年目はどっちの仕事で評価されてない状態で生きるので辛かったし、入社半年後に兼業バレした時に上司に激詰めされキツかったし、作家仕事が忙しすぎて職場での友達は一切出来ないし、毎日一冊以上本を読んで心を支えることでしか耐えられませんでした。最後の一行だけ様子がおかしい？
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11/30頃東京創元社より発売予定、楠谷佑さん『案山子の村の殺人』を頂戴し、読了。惚れ惚れするような本格ミステリー。大学生コンビ(しかもコンビ作家！)の掛け合いも楽しいし、ありとあらゆるツボを押さえた気持ちの良い解決編が見事。あんまり面白すぎて全ての自信を喪失するほど。オススメです。
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表紙で告知されていますが、『このミステリーがすごい！ 2024年版』の『名探偵コナン』連載30周年記念特集において、斜線堂有紀先生とコナンのベストエピソードを選ぶ対談をやっています。この二人が揃ったせいか、どうにもクセのあるセレクト……。
青山剛昌×東野圭吾両先生の特別対談が楽しみ！
＼今年の『このミス』がすごい！／
『名探偵コナン』連載30周年記念特集
青山剛昌×東野圭吾 特別対談
作家生活30周年を迎える
京極夏彦 特別インタビュー
ミステリーはクイズと出会うーー
小川哲×Quiz Knock河村拓哉 特別対談
などなど、豪華企画が満載！
12月5日の発売日、お見逃しなく！
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ところで、映画化記念なのか、はやみねかおる先生の作品のKindleが信じられないくらい安かったので、怪盗クイーンに高められた気持ちも手伝って、読み返したい既読作から高校生くらいになってからの追いかけられてない未読作までどんどこ買った結果、とんでもないことになった私のKindleがこちらです。
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蔡駿『忘却の河』、これは傑作！ 転生した男が自分を殺した犯人を探すというのが基本設定なのですが、この転生に至るまでの経緯も上手いし、天才少年の存在を宙吊りにした語りの構成もたまらない。文藝春秋から刊行の『幽霊ホテルからの手紙』はメタホラーでしたが、こちらはしっかりホラーミステリー
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『バーニング・ダンサー』、本日発売です！ ジェフリー・ディーヴァー流本格×警察ミステリー&ガッシュうえきSPEC全部載せ異能力バトルミステリーです、よろしくお願いします！(長い！)
またシリーズ一作目で「火」ですか？ だって？ そうですよ
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ジャニス・ハレット『ポピーのためにできること』を読む。傑作だ。今年度海外ミステリーはこれで決まりかも。見ての通り、メール文やメッセージ"のみ"で構成されたミステリーで、何気ないやり取りの裏に隠された人間関係や恐るべき真相を読み解くSSS難度のフーダニット！ 冒頭には"読者への挑戦"まで
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マーティン・エドワーズ『処刑台広場の女』のプルーフを頂戴し、読了。久しぶりにクリーンヒット中のクリーンヒットを引いて満足しています。黄金時代が持つ香気をたたえながら、現代ミステリーの技法を凝らした犯罪小説でもあるという。一章の終わりまで読んだら、読む手が止まらなかった。傑作です。
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東京創元社から7/18頃発売予定、ホリー・ジャクソン『卒業生には向かない真実』のプルーフを頂戴し、読了しました。第二作『優等生は探偵に向かない』の解説を書いた時から、ピップのその後が、心配で仕方がなかった。折れないでくれ、と。そして本作を読み……まさか……こんな展開になるとは！！
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シヴォーン・ダウド『ロンドン・アイの謎』、私の理想のミステリーの要件を全て備えていて大喜び
◯謎を解くことが成長や救いに繋がるミステリーであること
◯全編にユーモアが溢れていること
◯不可解な謎を論理で解く過程に重点を置いていること
分量が250-300ページなら尚良い。全て満たしてます
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幻冬舎より6/21頃発売予定、井上真偽先生『アリアドネの声』を頂戴、読了しました。やっぱり井上真偽、凄すぎる……地震によってジオフロントに取り残された女性を助け出すため、ドローンを使った誘導作戦に挑む。エンターテイメントの強さに溢れたスリリングな傑作で、ラストの驚きも鮮烈で快い……。
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ところで『自由研究には向かない殺人』は昨日読み終えたんですが……参りました、正直何回頭の中で検討してみても、今年のマイベストミステリです。私がミステリに求めるものがきっちり詰まっている。ツイートの文面は何回か練っていたのですが、こうも好きだと、やはり紙幅をとって書きたくなるな……
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9/21発売予定、斜線堂有紀先生『廃遊園地の殺人』のプルーフを頂戴、読了しました。広大なあまり、その舞台を使い切るのがとても難しい「遊園地ミステリ」の、最新にして最上級の良作。なにせ、"遊園地"という舞台を余すところなく、これでもかというほど使い切ってくれるのですから。なんと楽しいのか
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早川書房から2/7頃発売予定の新刊、ヴァシーム・カーン『帝国の亡霊、そして殺人』を頂戴し読了。またインド歴史ミステリーに新たな傑作が！ WWⅡ後、共和国化目前の年末年始という舞台設定もいいし、街の描写もいい。おまけに捜査もきびきびしていて、組織と個の警察小説としての奥行きも充分です→
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ということで、ご好評いただいている〈館四重奏〉の四部作。この『蒼海館の殺人』にて高校生編が幕を閉じ、次の『黄土(こうど)館の殺人(仮)』に向かう、ということになります。この四部作は、『紅蓮館』を書き終えた時点で結末まで朧げに見えていたものです。その光景に辿り着くまで、あと何年かるか笑
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綾辻行人先生のMRCトークイベント拝聴してました。貴重な初稿原稿とか理論的にどう構築したかとか、こういう形のトークイベントでしか見られない・聞けないことが盛りだくさんでした。『迷路館』以降の続きも希望！ 『双子館の殺人』、タイトル聞いた瞬間に彼らのことを思い出して陶然としてしまった
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看護師さんが私のベッドサイドを見ながら「あっ、ミステリーたくさん並んでますね。私もミステリー好きなんですよ」とか言うから、Twitterの住人だったら私の正体がばれちゃうかもしれない……とドキドキしたけど完全に杞憂でした。
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ありますよね、「この本を永遠に読んでいたい、終わってほしくない、あと1000ページあってもいい」って思う本。『自由研究には向かない殺人』は私にとってそれでした。ピップがいるあの夏に生きていたい
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斜線堂有紀先生と担当編集さん2名を交え、四人で道尾秀介先生×SCRAPさんの犯罪捜査ゲーム「DETECTIVE X CASE FILE
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御仏の殺人」を遊ぶ。本物のような捜査資料と様々な趣向を加え繰り出される手掛かりに酩酊、ラストに明らかになる物語はまさしく道尾ミステリー。斜線堂先生と遊ぶと丁々発止に進んだ
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新刊『午後のチャイムが鳴るまでは』発売日(9/21)から日付が変わって9/22！
私の誕生日です！
初の学園ミステリー、今回もめちゃくちゃ力が入っていますし、全編楽しく仕上げましたので、誕生祝いだと思って買ってやってください！
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『鵼の碑』、ノベルス版でも買ってきました。百鬼夜行シリーズ(長編)の新刊ノベルスを自分のお金で買うのは初めてで超感慨深い。2008年、中学2年生でハマって文庫で一気に通読して、『邪魅の雫』はまだノベルスのみだったので親にお願いして買ってもらったのでした。自分で働いた金で買うのは格別だな
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『午後のチャイムが鳴るまでは』、重版が決まりました！ 自分史上最速でとても嬉しいです。気合いを入れた甲斐がありました。応援してくださった皆様、書店様のおかげです。
この週末、都内の書店を10ヶ所くらい回ったのですが、「あ」のところに空白を見かけるたびにヒヤヒヤしてました。良かった〜
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9/21発売予定の私の新刊『午後のチャイムが鳴るまでは』のプルーフが届きました！ 初めて���ルーフ作ってもらいました！
昼休み縛りで書き上げた全五話の学園ミステリー短編集です。かなり苦労しましたが、その分バリエーション豊かに出来ました。学園の図版もついてますので、図版好きにも安心の一冊
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光文社より5/24頃発売予定、早坂吝先生の『しおかぜ市一家殺害事件あるいは迷宮牢の殺人』をいただきました。ありがとうございます！ 奥付けによるとジャーロの連載「迷宮(す)いり」を改題したもののようです。連載でも読んでいましたが、いよいよ本で読めるので楽しみです。有栖川先生の推薦文が目印
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昨日「作家・評論家」の肩書きでいくんですか？ と聞かれましたが、個人的には「評論家でござい」というより「いえいえあっしは一介のオススメ屋でやんす」という気持ちが強いので、自称は悩み中。ちなみに昨日の私的ハイライトは麻耶雄嵩先生の「ハイパーミステリクリエイターはどうですか？」でした
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プロット、はやみねかおる先生が「編集にも驚いて欲しいから、プロットを出した後に真相を変えることがある」とどこかのインタビューで言っていたのがやけに心に残り、私はプロットに真相を書かないことが多い。『蒼海館』のプロットの結末なんて、「黒幕の思惑に辿り着く」としか書いてないですからね
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河出文庫から1/7頃復刊する塚本邦雄さん『十二神将変』もいただきました。ありがとうございます。これはマイフェイバリットなミステリーのひとつ！ まさか復刊するとは！！
現代短歌の巨匠による濃密な一作。結構薄いじゃんと侮るなかれ。大学生の時、読むのに一週間かかりました。幸福で濃密な一週間
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4/24頃に光文社から発売予定、信国遥さん『あなたに聞いて貰いたい七つの殺人』を頂戴、読了。劇場型犯罪×本格推理は、犯人側の合理性を担保するのが難しいと思うのですが(派手にする必要がないし、動機が「撹乱」だと興醒め)、そのハードルを難なく乗り越え、精妙かつ大胆な構図を見せつけてくれる。
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ジェローム・ルブリ『魔王の島』読みました。えええええええええええ……。確かにこれはルメートル、ビュッシ、ミュッソに並ぶフランスの刺客。太刀筋すら見えないほどの高速剣を受け止めていたら背後から刺されて死亡、開けてびっくり玉手箱、ポン、みたいなミステリー。とにかく驚愕求める人向け！
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明日には『透明人間は密室に潜む』の文庫も発売されます！ 770円に抑えてもらったので、一編あたり200円を切るというコスパの良さです(？)
それはそれとして、命を削りながらネタを盛り込んだ短編が四つ、文庫で読めます。千街晶之さんの解説も広く深く解説してくださっているので読んでください
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5年前の今日、『名探偵は嘘をつかない』でデビューして作家になりました。これにて6年目に突入します。今年一年は5周年と言い張れる、ともいえる(カッパ・ツーも5周年？)。皆様の応援のおかげで、単著6冊目『入れ子細工の夜』も形になりました。これからもよろしくお願いいたします！
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「王様のブランチ」BOOKコーナーに出演させていただきます！
初テレビということで、ガチガチになりながらインタビュー受けてきました。どうか見守ってやってください……。TBS系と縁のある本作で取り上げていただけて、超嬉しいです。
8/17、今週土曜日です。時間は11:15頃予定です。
よければぜひ！
【📺出演お知らせ】
TBS系「 #王様のブランチ 」BOOKコーナーにて『 #バーニング・ダンサー 』の紹介と #阿津川辰海 さんのインタビューが放送されます。
📺放送予定
2024年8月17日（土）BOOKコーナー（午前11時15分頃～）
※生放送のため、予告なく変更される可能性があります。
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ちなみに私は、読書日記や解説をやる時の気持ちは基本的にオススメ屋のスタンスでいて、これは中学生の頃の朝読書の時間に「なんか面白い本読みたいから教えて」と友人たちに言われて、"朝読書の時間だけの短編小説集貸し出し屋"をやっていた原体験が大きいからです。なんの話だ……？
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もう、大いなる大先輩がこんなにもスパッと言い切ってくれると、気持ちがいいじゃありませんか。なんだか勇気が湧いてきて、書いていくぞという気になるじゃありませんか。だから私は『ナイルに死す』が、アガサ・クリスティーが好きなのです。
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そしてこちら、東京創元社からフランシス・ハーディング『嘘の木』の文庫も5/18頃発売予定。ファンタジーミステリーの大傑作、フーダニットとしての完成度も一級品です。今一番好きな海外作家の一人、ハーディングの作品をいつでも文庫で読めるのが嬉しい。オススメ。
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じんせいのもくひょう
□デビュー版元でシリーズ作る
□館四重奏を書き上げる
□ホテルミステリー連作を完成させる
□殺し屋・綺羅星也も短編集と長編を作る
□九十九ヶ丘高校シリーズを本にして文化祭編をやらせてもらう
□読書日記をライフワークにする
□某社で進行中の企画も良いものにする
etc
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ということで、9/21、新刊『午後のチャイムが鳴るまでは』出ます。初の学園ミステリーで、自分が本当に読みたかった学園ものを目指しました
オオタガキフミさんのカバーイラストがめちゃくちゃ素敵で、早く裏表紙も含めて全体をお見せできる日が待ち遠しいです。左下に書かれた消しゴムもキーアイテム
2023年、実日文芸勝負作！
本格ミステリ大賞作家・阿津川辰海
@tatsumi2017
が贈る愛すべき傑作学園ミステリ誕生！
『午後のチャイムが鳴るまでは』
校了＆書影公開！
カバーイラスト＆各話扉絵
オオタガキ フミ
@fumi_otagaki
カバーデザイン
須田杏菜
@s_u_d_a_n_n_a
2023.9.21. ON SALE
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本屋で麻耶雄嵩先生の『夏と冬の奏鳴曲 新装改訂版』を購入してきました。こればっかりはすぐに買ってこないと、なにせ夏冬は私の青春だから……。問題はあと何冊買うかということだ……(？)
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拙作『紅蓮館の殺人』に重版がかかりました。ありがとうございます。今回はQuizKnockさんとのコラボということで、私の作品は須貝さんに選んでいただいたようです。ありがとうございます。
様々なレベルの手がかりの組み合わせを見せると同時に、真犯人へ伸びる道はシンプルに、を意識した作品です。
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東京創元社から7/18頃発売予定、ホリー・ジャクソン『卒業生には向かない真実』を頂戴しました。ありがとうございます。プルーフですでに拝読していますが、まあ、第一作、第二作を読んだ方には、驚愕としか言いようのない内容です。第二作まで読んでれば少しは予感出来るけど。読む時は覚悟しましょう
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米澤穂信先生の『冬期限定ボンボンショコラ事件』を読み終わる。発売間近なのでほぼ何も言えないけど、私が推理小説を好きなのって、そういえば、これが理由だったなと思い出せた一冊だった。伏線の質感も含め、ある作家を思い出したからなのだけれど、松浦正人さんの解説で十分すぎるほど語られている
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8/21頃発売予定の拙著、『阿津川辰海 読書日記 僕のミステリー紀行〈七転八倒編〉』(光文社)の見本が届きました。第一弾から大幅ボリュームアップ。4枚目の通りすごいことになってる……。第一弾が青系のあしらいだったので、今回は赤でまとめていただいています。黒猫がいい感じです。
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クリス・ウィタカー『われら闇より天を見る』をいただき、今年もいよいよ8月に突入……ということで、今年の翻訳ミステリーから特に面白かった12冊をセレクトして並べてみました。「阿津川辰海の黄金の12(ゴールデン・ダズン)」。ここに写ってるのは全部面白いです。オススメです。左から右に刊行月順
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東京創元社から2/29頃刊行予定、アントニイ・バークリー『最上階の殺人』の見本が届く。藤村裕美さんによる新訳です。
畏れ多くも解説を務めさせていただいております。真田啓介さんの激おもしろエッセイ再録の横で何すればいいのよ、と思いつつ、私にとってこの一冊が特別である理由等を話しています
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デビューから4年、
『名探偵は嘘をつかない』→『星詠師の記憶』→『紅蓮館の殺人』→『透明人間は密室に潜む』
本ミス 3→6→3→1位
このミス 圏外→圏外→6→2位
週刊文春 圏外→圏外→11→2位
ミス読み 圏外→圏外→5→3位
と推移してきました。
今年は私自身驚いています。
皆様のおかげです！
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一穂ミチさん、おめでとうございます。光文社の編集さんと話していたのですが、光文社の作品が直木賞を受賞するのは、ずいぶん久し振りみたいですよ。カッパノベルスで出た生島治郎の『追いつめる』以来でしたっけ。そういう意味でも、めでたいですね。
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最近読んだ本の話題。M・W・グレイヴン『恐怖を失った男』はNVの魅力はまさにこれだ！ と言いたくなる血湧き肉躍る冒険小説。700ページ近い厚さなのにちっとも退屈を感じないのは、アクションの密度も勿論のこと、〈ワシントン・ボー〉シリーズで磨き抜いたクリフハンガーの技術が素晴らしすぎるから
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私の作品が刊行される9/21に伊坂幸太郎先生と今村昌弘先生に加えて、東野圭吾先生も新刊を出すという恐怖の状況ですが、先ほど私は伊坂先生の〈殺し屋〉シリーズと東野先生の『どちらかが彼女を殺した』『私が彼を殺した』の再読を終了し、どちらの作品もバッチコイの状態になりました。楽しみすぎる！
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