松本人志報道に見られる「先走る世論」 多数派によって物事が決まってしまう危険性【仲正昌樹】 |BEST TiMES(ベストタイムズ)
文春による松本人志氏の性強要疑惑報道に代表されるように、近年マスコミで“疑惑”が報じられると、警察の捜査や裁判、専門家による正規の調査等によって公式的な「答え」が出る前に、ネットの世論で“決着”を付けてしまい、当人を社会的に葬ってしまおうとする傾向、キャンセル・カルチャーの過激化が目立っている。本当に犯罪を犯したのなら、いずれ法の裁きを受ける可能性が高いし、そうすべきなのに、どうしてそんな...