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【告知専用】 映画文筆家/大学非常勤講師 2024年単著刊行予定 共著『彼女たちのまなざし』『反=恋愛映画論』『「百合映画」完全ガイド』/文學界/文藝/群像/朝日新聞/ユリイカ/Penほか多数寄稿/RMFF,eiga worldcup,早稲田映画まつりなど映画祭審査員 連絡先📨tal0408mi @gmail .com

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22 days
改めてありがとうございました。三島有紀子監督と藤原季節さんと映画館でいっときの時間を過ごせて、枯れない花束を手渡していただいた気持ちです。この《三島有紀子監督特集》がここから別の場所でも、さらなる広がりがあることを心から願っています。
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1 month
私も参加することになりましたが、7/20より《三島有紀子監督特集》がポレポレ東中野にて開催されます。パンフレットをはじめ様々にご一緒した映画『一月の声に歓びを刻め』の上映の他、豪華ゲストとのトークイベントが目白押しの催しです。詳細はこちら⬇️ぜひご来場ください。
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5 years
ナタリー・ポートマンのハーバード大学卒業生に向けたスピーチの「知識不足を資産として、知識を身につける」という言葉にいつもとても励まされる、そして繰り返し聞きたくなる。自らの至らなさに絶望してそこで立ち止まらないために。
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4 years
「女性監督ならではの繊細な表現」という決まり文句をいまだによく見かけるけど、女性監督だから繊細なのではなくて、その人だから繊細なの。
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5 years
"Paradise Hills"('19) 孤島の更生施設に送られた女の子達を描く魅惑のディストピア譚。彼女達は肉の代わりに花を食べさせられ、華美に装飾され、すべてを監視/管理される。徹底して「着せられる」衣服は純白であり、純白は純潔と処女の象徴。彼女達がみる悪夢を、きっと私達もみたことがあるだろう
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4 years
男女がベッドの上で結婚を約束し合ったならそれはきっと「恋愛」だと言われるだろうに『リップヴァンウィンクルの花嫁』のふたりになると「名付けられない特別な関係」のように言われてしまうのは、女女だからな気がして腑に落ちない。「名前を与えてもらえてこなかった」という視点なしには言えない。
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3 years
そもそもこの社会の仕組みが女性が一人で生きていけるように設計されてもいないのに、キラキラした物語で「結婚なんてしなくても幸せに生きていけるよね!」とメッセージを送られても、自分たちの心の持ちようだけでどうにかなる問題ではないし、空虚にしか感じられない。
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2 years
性加害で告発された映画監督の作品について話すラジオで「清廉潔白な人の作品しか認めないというのもね」といった発言が聞こえてきたけど、それは「性加害」の論点を「清廉潔白」などと抽象的に敷衍させた言葉でそうした監督や作品に厳しい態度をとることを非現実的なように思わせる語り口じゃないか。
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5 months
容姿についてもいろいろ言われているようで悲しい限りですが、私は「濃いお化粧」が好きなんです。好きなお化粧させてください。そして何故このアイコンが白紙なのか考えてください。とりわけ女性の批評家ばかりが仕事と直接関係ないにもかかわらず容姿について何か言われてしまう風潮をやめたいです。
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2 years
つまらないことだけど、「友情を超えた感情」で「恋愛感情」を指す文章を読むたび「超える」にどことなく友情を下位に置いて恋愛を上位に見做すようなニュアンスを感じ取ってしまって微妙な気持ちになる。友情も恋愛も等価なのだから、それなら「友情とは別の感情」とかの表現のほうが好き。
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4 years
本ビジュアルが解禁された今秋公開映画『君は永遠にそいつらより若い』は、女性同士の愛を描く映画です。ちゃんと、はっきりと。
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3 years
『最後の決闘裁判』で、「被害者女性はなぜ本当のことを夫に言ったのか、普通は隠すだろう」と書かれた批評を見てしまった。そういう性犯罪に対する抑圧的な価値観が今まで女性たちの口を封じ込め、泣き寝入りを強いてきたのではなかったのか。だから映画は「黙らない」態度で真実を話す女性を描いた。
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3 years
日本映画において「笑いをとる」描写の多くがセクシズム、レイシズム、エイジズムなどの差別的思想と密接に絡んでいることは否定しようがない。受容側が「そんなの笑えねぇよ」と厳格な姿勢をとって批判し続けていくしかないのかもしれないが、なぜ自国の映画を観るのにそんな苦行を強いられるのか。
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5 months
📚寄稿📚 朝日新聞のメディアに「映画『怪物』クィアめぐる批判と是枝裕和監督の応答」と題された鼎談記事が掲載されました。去年6月に『怪物』が公開され、記事化するまでには長い時間がかかってしまいましたが、この対話が日本の映画界をよりよくしていくと信じています。
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4 years
久しぶりに思い出したけど、やっぱり『his』のこの藤原季節のインタビュー記事は良かった。同性愛映画の宣伝の常套句である「普遍的」に対して、はっきりと「それは僕ら(マジョリティ)の視点」と異を唱えた役者はそういない。「変わるべきは世の中の方」だということも。
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2 years
映画『エゴイスト』には、松岡宗嗣さんが約半年前から宣伝監修として入っていた。宣伝担当の方からも勉強会の内容や取材立会いの上その原稿のチェックを挟んだりなどご尽力なさっているのを聞いていたが、こうして性的マイノリティを扱う映画の広報活動に有識者を入れるのがもっと当たり前になるべき。
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3 years
「週刊文春」で『MONSOON/モンスーン』に対して「男同士のベッドシーン、必要なの?」と書いている評者がいた。わざわざ「男同士の」とつけて。「その登場人物をLGBTにする必要ある?」論もそうだけどマイノリティになった瞬間に必要/不要の審判が始まるこの不均衡な現象はいつ終わるのかなと思う。
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3 years
前作『追憶と、踊りながら』でもゲイ男性を描いたホン・カウ監督の新作映画『MONSOON モンスーン』。日本のクリエイティヴから消された相手の男性とゲイの主人公が劇中で同フレームにいるスクリーンタイムは上映時間85分中20分程度で、二人の精神的・身体的な交流は重要なものとして映画を通して続く。
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3 years
日本の映画界、曖昧さと脆さと儚さの代名詞としての女性同性愛か、過激さとセンセーショナルとエロの代名詞としての女性同性愛ばかりで、その二極化の構造から抜け出した実在を感じられる生身の人間同士のそれをあまりに描けてなさすぎる。
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3 years
本日よりシネマートで配信開始の韓国映画『69歳』。性暴行を受けた高齢女性が警察に告訴するが、同居人を除いて周囲はそれを信じない。加害者の「将来有望な青年」と対比される被害者の高齢女性の姿が描かれる。メッセージ性が重要なだけでなく、映画としても素晴らしい作品。
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3 years
現状、日本で女性の映画監督の方が優れた作品を撮る確率が高いことは、単に「才能がある女性が多くて凄いですね」という話ではなく、それだけ門戸がまだまだ狭く厳しいということを暗に物語っていて、極論を言えば女性の映画監督がメジャーシーンでバンバン駄作出し始めてからがようやく本番だと思う。
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2 years
『エゴイスト』は厳然と横たわる階層差、愛はエゴイスティックでしかありえないのか、といった難しい問題に果敢に挑んだゲイ映画。宮沢氷魚さんは『his』の経験や思いを明らかに本作に反映させているように感じたし、鈴木亮平さんはクィアコミュニティを第一に大切にしながらこの映画を牽引している。
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5 years
6/5公開『窮鼠はチーズの夢を見る』原作の傑出したモノローグを援用せず映像に徹底し、ぼかされることなく活写された性描写が素晴らしい。大倉忠義と成田凌がスクリーンのなかで大伴恭一と今ヶ瀬渉として生き、十年以上ずっと映像化を夢想し続けていた『窮鼠』の世界が確かに広がっていたことに感動。
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4 years
『ファーザーズ』('16) 養子の少年を育てるゲイカップルが産みの母親の登場でどう育てていくべきか葛藤する物語。『チョコレートドーナツ』や『his』と同テーマが、現代タイ社会を舞台に描かれる。片方しか親権を持てないことによる法と感情の微妙な問題や、子の心理描写が真摯。 #1 日1本オススメ映画
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4 years
"レズビアンは男性の性的欲求のために人間性を���われ、フェティシズム化され、その場合にのみ受け入れられる類の同性愛嫌悪に直面してきた。その結果「レズビアン」という言葉は、誤ったイメージを持たされたり、ポルノのカテゴリーとして認識されたりしてしまうことになった"
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2 years
タナダユキ監督作『マイ・ブロークン・マリコ』(9/30公開)試写。この世を去ってしまったマリコの遺骨を実家から奪還したシイノが旅に出る。面倒臭いあの女のことをもっと愛してやればよかったと彼女は走り、叫び、涙を流す。これは暴力へ反旗を翻す復讐譚であり完全に女と女のラブストーリーでもある。
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2 years
先日行った雑誌の座談会の冒頭で参加者の一人が、「「クィア映画」や「ゲイ映画」ではなく「恋愛映画」でいいんじゃないかと前に言ったが、既に存在する人々を透明化しようとする力の強さに危機感を感じ、可視化することへのリスペクトが足りなかったと自分の乱暴な言い方を反省した」と話しはじめた。
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3 years
スーパーマンの件、今テレビでバイセクシュアルのキャラクターを入れることに「そこまでやる必要があるのか?」とコメンテーターが言っていたけど、こちらからしたら現にたくさん存在している人を表象から一切排除してきたことを「そこまでやる必要があるのか?」とずっと思ってきたんだけどとなった。
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2 years
東京国際映画祭の「ウーマン・イン・モーション」で、是枝裕和監督が「仏の現場では週末にデモに行って月曜にその話をするのも当たり前で、俳優は自分が社会的存在であると自覚している。"俳優だから政治活動せずに芝居だけしていればいい"と言われてしまうところのある日本は遅れている」と。
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2 years
ある男性の映画ライターが「自分のジェンダーを気にしたことがあるか」と問われて、「ない」と答えていた。わたしは仕事をしているなかで、ジェンダーの問題がつねに纏わりついて気にせずに済んだことなどこれまで一瞬もなかった。最近「純粋に映画観て書いてたいよね」と人に言われて胸が苦しかった。
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3 years
8/20公開『Summer of 85』 死に取り憑かれた少年が「死体」に恋し、その墓の上で踊るまでのひと夏。"美少年同士の初恋譚"の皮を被りながら、その開巻で「君の物語じゃない」と物語の簒奪者たる観客を挑発してみせる。『君の名前で僕を呼んで』をフランソワ・オゾン流のいやらしさで煮詰めた映画。
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4 years
『私と彼女』(2015) 50代のレズビアンカップルを描くイタリア映画。同性が相手なのが初めてのレズビアンを自認していない側と、オープンにしている側が次第にすれ違ってゆく。若い女性同士がドラマチックに恋に落ちる映画が多いなか、成熟した女性同士のすでに長年過ごした関係性に焦点をあてている。
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3 years
BL=ファンタジー、「LGBT作品」(?)=リアル、のような単純な図式ではもうまったく捉えきれないと思うし、その作品にリアリティがあることを褒めるためにわざわざ「これはBLではない」なんて言う必要ない。BLを否定形でばかり持ち出して何かを褒めるのはやめてほしい。
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5 years
"Paradise Hills"('19) ただ単に世界観がキラキラして可愛いらしくみえるだけでなく、言うべきことへの情熱が迸り、洗練されたセンスがスクリーンの隅々まで漲る。まだ20代の女性監督アリス・ワディントンの類稀な才能に花を添えたくなる。
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2 years
『はちどり』がAmazonプライムビデオにて見放題配信が本日より開始。
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4 years
4/25公開『はちどり』 14歳の少女の目を通して描かれる1994年の韓国。少女同士の揺れ動く関係性、女性の教師への憧憬。朝の静謐な陽の光がずっと覆っているかのような肌理の映像で、二度と戻らない目覚めのいっときを切り取っている。口籠もる少女は世界を見つめ、見つめる少女を私達は見つめる。
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3 years
映画の主人公がゲイ男性でかつ同性とのラブロマンスが描かれていることを伝えると、それによって一定数の観客を失ってしまうと判断している映画会社がもし存在するのであれば、それは大きな誤解だと思う。むしろそれをきちんと伝えることによって、さらなる観客層を見込めるのが今の時代のはずでしょ。
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4 years
男性の学者が男性のマスターベーションと生理をほとんど遊戯的なレトリックにおいて並置することの露悪さは、その並置の害悪さを主張したところで、もっと高尚な文意があるかのような身振りでその主張が単純な議論でしかないと煙に巻かれてしまうところにあると思う。
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4 years
「レズビアン」という言葉を、「美しい純愛」「秘密の恋」「禁断の関係」などの言葉の裏に隠蔽するべきではない。
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10 months
『哀れなるものたち』 知性の欠けた存在に女がまた割り振られ、理知的な男二人に囲まれるというあまりにも図式的なプロローグにこれが一四〇分以上続くのかと絶望していたら、とんでもないところへと連れて行かれてしまった。何度「生」を奪われようと、また一から生き直す。奇跡のような映画だった。
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3 years
「逃走劇は男にレイプされかけたテルマを、ルイーズが銃で守ったことから始まっていく。当時は「テルマがそのような男と踊らなければ、あのような事態にはならなかった」という被害者を非難する社会・文化が存在した」-『テルマ&ルイーズ』脚本家が訴えた「女性と正義」の関係
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3 years
映画業界の末端にいる者として言いたいんですけど、こないだの『最後の決闘裁判』といい、今回の『きのう何食べた?』といい、差別的発言をした人間を擁護する映画人がいすぎでは。指摘してる人たちの労力を増やしてるし、起きてることの根に少なからず自分自身が絡んでいるという意識が希薄だと思う。
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3 years
愛する女性と生きた作家トーベ・ヤンソンを描く『TOVE/トーベ』が10月1日に公開決定したとのこと。
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5 years
1.24公開『his』 ゲイカップルの「好きのその先」を描く真摯な映画。今泉力哉監督によるフラットな画調が、マイノリティに対するまなざしとして巧く奏功しているように思う。カミングアウトシーン史上最も粋な返しに周囲の啜り泣きが聞こえた。ただ生きる。このままならない世界で。できるだけ幸せに。
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3 years
LGBT/ゲイ/レズビアンなど何でもいいけど特定のマイノリティの社会集団や属性を表す言葉を、ずっと向き合ってきたわけでも、背負ったことも名乗ったこともない人が、突然善人の顔して「もう必要なくない?」と言ったとしたら、少なくともわたしは憤りを覚える。
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4 years
『Lost to shame』(2016) 男性の役者がトランス女性役を演じることになり、調査に乗り出す。マイノリティに対する表面的な理解の面は次第に剥がされ、偽善や欺瞞が暴かれていく。厚顔無恥な「芸術」を告発する激昂の韓国映画。トランスジェンダーを描く舞台が典型的悲劇なこともシニックが効いている。
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4 years
Netflixで観た『佐藤家の朝食、鈴木家の夕食』が良かった。「同性カップルも子供をもち家族が欲しい」、ではその子供の気持ちは?という難しいテーマを、レズビアンカップルの子供とゲイカップルの子供の交流を通しながら、二時間の限られた時間で丁寧に描写を積み上げていくところに誠実さを感じた。
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2 years
チェン・カイコーによる中国クィア映画の名作『さらば、わが愛 覇王別姫』が日本国内での劇場上映権が切れるにあたり、35mmフィルムでの日本最終上映を6月3日(金)からBunkamuraル・シネマで実施するとのこと。故レスリー・チャンの熱演と流麗な映像に魅了される。
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2 years
然るべき相手を見つけて結婚して子を産むのが唯一の「正しい」道であるかのようなこの社会で、そこに乗っかれずにただ年を重ねていきながら女がひとりで物を書いていくことは、それだけでつねに逆風に立ち向かっているほど苦しい。絶望に屈せず、呪詛にのまれず、なけなしの気力を振り絞るのに精一杯。
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5 months
派手化粧好き族ならわかってくれると思うんですけど、好きでやってるのにいちいち他者に「化粧濃い」とかどうのとかジャッジされるのキツくないですか。適切な濃さとかあるのかって。
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1 year
送り手が「この映画のクィアネスには触れないでほしい」とし、作り手が「クィアの話ではない」という日本映画『怪物』が、国際映画祭の場で「クィア」と冠された賞を受賞するのはあまりにも皮肉だとおもう。彼らにとって「不名誉」であるはずのこの看板を、どう掲げていくのだろう。
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1 year
日本の新作映画の試写を観終わって資料をみたら、同性愛(的表象)が描かれる後半部分を指して「ネタバレなので触れないでほしい」といったことが書いてあってまさにこれだった。映画の巧拙とは関係なくこうした作品の在り方、広報の在り方はもう今の時代にはそぐわないのではないかとずっと考えている。
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7 months
クィアの死を作品の大きな展開に使ったり、その死からマジョリティが何かを学んだり、もうそういう物語はこれまであまりにもありすぎたからもうやめよう、もうそういう傾向にここで終���線を引こう、形になってしまう前に、そう言ってくれる人がこれから映画界に一人でもふえてくれたらいいなと思う。
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3 years
何度も同じこと言うけど、映画において登場人物の非規範的なセクシュアリティ自体やそれに関わる部分を「ネタバレ」とすることについては、もっとセンシティヴに考えるべきだと思う。その「ネタバレ」=「驚き」や「快楽」は、異性愛主義社会を前提として成り立っているギミックにほかならないから。
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2 years
『私の少女』がAmazonプライムビデオで見放題配信がはじまったとのこと。
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5 years
何度も呟いてるけど韓国映画で最も推したいのは女性監督チョン・ジュリの『私の少女』('14)。まさに声なき者に声を与えてくれた映画で、地味ながら社会的価値は計り知れず。ただでさえ製作の困難なマイノリティである女性の人権問題を主題にした本作を後押ししたイ・チャンドンの存在も有り難い。
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3 years
7月23日に公開になる『親愛なる君へ』は、『his』を観て感動した人にもほんとうに観てほしい。同性パートナー亡き後にその母親と子供と暮らしている主人公の物語で、『君の心に刻んだ名前』に連なる台湾クィア映画の新たな傑作。
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4 years
『あのこは貴族』と『君は永遠にそいつらより若い』が去年のTIFFで同時にスクリーンにかかっていたのは、女と女の関係性にはこんなにも豊かなバリエーションがあるのだということを示していて良かった。どちらの映画も、男性との恋愛を終着点にしてそこに向かっていったりはしない。
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4 years
『Disco Inferno』(2015) 白装束に囚われた少女が連れられたゴシック風な館への不吉な侵入によって、ブニュエルへの敬意を表明する地獄と、メフィスト的悪夢の世界が幕を開ける。サイレント時代への懐古主義に現代的な感性を融合させた、アリス・ワディントン『Paradise Hills』の前身とも言える短編。
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7 months
『バービー』があまりハマらなかった人が『哀れなるものたち』は突き刺さる傾向は実際にありそうだけど、『バービー』を「フェミニズム色が強すぎる」と言っていた層が『哀れなるものたち』を絶賛しているのを見て、ルックこそ不道徳で奇想天外であれこっちの映画こそ教科書的ですらあるぞ、とも思う。
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3 years
『アワ・ボディ』('18) 韓国の競争社会に疲弊した三十代の女性が、ランニングと作家志望の女性に出会い変化を迎える。そこに映るのは友情や憧憬というよりも深層心理にある欲望で、同化願望と性愛が入り混じる女同士の関係性か。伏線を綺麗に昇華させる結末が素晴らしい映画。
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3 years
今日からNetflixで配信が始まった『詩人の恋』は詩人の中年男性が出逢った青年にひそかに懸想する、すべてが詩で彩られた癒しの映画。どこへもいけない者たちに自由の翼を授けるため存する詩の言葉の数々。「詩人は代わりに泣いてあげる人 悲しみを抱えきれない人のために」。
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3 years
最近、セクシュアルマイノリティやトランスジェンダーの話をすると「もう"ジェンダーレス"が当たり前だもんね」という返答に遭遇することが多すぎるんだけど、しぶとい「"LGBT"って流行ってるもんね」勢とたたかってもらって、どちらもいなくなってほしい。
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@tal0408mi
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2 years
星取りの『あの娘は知らない』の井上評で「同性に告白したことを未だに揶揄される主人公がどうしてその土地に留まっているか分からない 」とあるが、なぜ差別を受ける側がいつも(時間や労力をかけて)「出て行く側」にならなければいけないのか、わたしには分からない。
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5 years
ついに『窮鼠はチーズの夢を見る』の試写状が届いたけど、回収されてしまうから写真に残して永遠に大切にしよう…。水城せとなの世界が行定監督によってどう化けるかが楽しみで仕方ない。
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1 year
最近も「女性監督ならではのテーマ」という宣伝文を見かけたけど、これだけ監督の立場につく女性が少ない日本の映画界においてそう言ってしまうと、男性がどんなテーマでも撮っているにもかかわらず、過度な期待にもなりえ、女性は特定のテーマにばかり閉じ篭められることにも繋がってしまうと思う。
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@tal0408mi
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4 years
GagaOOlala 『 #BLBrokenFantasy 』 タイBL産業のドキュメンタリー映画。タイで起きているBLの流行がいかに実社会を変える力を持っているかはもちろんのこと、出演俳優が被る弊害や製作現場における同性愛嫌悪の現状など否定的な側面についても言及されている貴重な映像作品。
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2 years
日本の新作映画に関する性加害の記事。「映画に罪はない」という言葉が免罪符のように機能し続けてしまう内は変わらない。 (記事中にも「被害者は名前を見ただけでフラッシュバックする」とあるように、監督名を伏せて顔写真が載っているサムネイルも落として投稿します)
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3 years
「たかがエンタメ」「たかが映画」「たかが娯楽」、何か言うたびにこういった言葉でつねに問題を矮小化されてしまう。冷笑的に軽視できるのは、表現の暴力性に深く傷つけられたこともなく、誤った表象によって生を脅かされる属性でもなく、そうした他者への想像性がない自己を顧みることもないからだ。
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1 year
7/14公開『CLOSE/クロース』 お互いにただ大好きでずっと一緒にいたいだけとふたりきりの城で特別な親密さを築いていた少年ふたりが、ひとたび外の社会にさらされた瞬間に、付き合っているのかそうじゃないのかと二者択一の尋問を受けてしまう暴力性。「適切な近さ」を求める社会が起こす悲劇を描く。
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3 years
今を生きる女性達のリアル的な感じで公開されたら称賛されそうな邦画の試写みたけど、結婚する/しないの自由があることを一本の映画を使ってまで声高に主張しなければいけない現状に辟易したし、制度自体に問題がありすぎてそもそもする/しないの次元ではなさすぎると思ってしまって全然ダメだった…
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2 years
12/16公開『そばかす』 Aセクシュアル/Aロマンティックをひとつの主題に持つ映画。三浦透子演ずる主人公がゲイの同僚や同性の友達など様々な人と関わりながら人生を模索してゆく。劇中「シンデレラ」を現代的に語り直す挿話に象徴されるように、男女が出逢うと恋が始まる物語の定石が打ち壊される。
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2 years
「フェミニズム的なテーマを前面に押し出していないから素晴らしい」というような論調は問題が根深く、「フェミニズム的なテーマを前面に押し出していて素晴らしい」とも言っていかなければいけないと思う。前者は作家に対してフェミニズムを描くには「配慮」が必要だと抑圧することにもなりかねない。
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3 years
『女子的生活』で、みきがトランスジェンダーに関して丁寧に説明してあげることを「初回特典サービス」と表現するのがやっぱり良い。わからないことを聞く権利はあっても、教えてもらうのは当たり前じゃないという意識は大事。みきがレズビアン設定で一緒に住む後藤と恋愛に発展しないのも好きだった。
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3 years
念願叶ってようやくタトゥーを彫った。自分の身体が自分のものであることの誰にも見えない秘かな証明。
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3 years
紋切り型な悲劇で描かれるトランスジェンダー女性を演じるシスヘテロ男性の偽善や欺瞞が次第に暴かれていき、表象を簒奪して脚光を浴びるマジョリティとその影で虐げられるマイノリティが舞台装置を利用して最終的に対面するという大変辛辣な韓国映画『Lost to shame』、日本でも公開してほしかった。
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4 years
異性愛映画に対しては「異性愛映画であることを超えて/にとどまらず〜」と言わないのに、「LGBT映画」に対しては「LGBT映画であることを超えて/にとどまらず〜」と言われるのは、マジョリティに受け入れられることを前提としている上に、明らかにそれを下位の概念に陥れてる謂であって賛同できない。
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3 years
レズビアン映画『Deux(原題)』こと『ふたつの部屋、ふたりの暮らし』が、4月8日(金)公開とのことで情報解禁されました。
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3 years
ミモザフィルムズさんから届いた年賀状に並んだ今年公開のラインナップのなかに、ずっと日本では公開されないのだろうかと思っていたレズビアン映画があって驚いた。まだ情報解禁前かと思うのでタイトルは差し控えるけど、これは期待。さすがミモザフィルムズさん……。
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2 years
7/15公開『戦争と女の顔』 「戦争は女の顔をしていない」を原案としたロシアの戦争映画であり、トラウマを巡って結ばれうる元兵士の女ふたりによるクィア映画。女の顔に戦争の惨さが刻印され、血と生の物語が赤と緑のミザンセーヌに仮託された絵画のような照明と色彩は『燃ゆる女の肖像』も想わせる。
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3 years
『映画評論家への逆襲』で『ミッドナイトスワン』が「泣かすためのマイノリティの便利使いでしかない」「無自覚な差別のオンパレード」と評されていたけど、その後に続く「でもそんな批評を誰も書いていない」の一文を読んで、自分一人は非力でも何度でも同じ事を言ったり書いたりすべきだと反省した。
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3 years
性的マイノリティを描く作品を、「これはファンタジー」「これはリアル」みたいに、単純な二項対立のみに基づいてそれごとジャッジし切ってしまう身振りそのものがまず苦手。ひとつの作品には想像的な部分と現実的な部分が不可分に混在しているし、フィクションはもっと複雑なものとしてあると思う。
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3 years
12/4から映画を学ぶ学生が主催する「ジ��ンダー・ギャップ映画祭」( @nua_eigasai2021 )が開催されます。『はちどり』『RBG 最強の85才』『ハンナ・アーレント』など世界の女性を描く映画が上映予定。これからを担う学生自身が選出した作品群から問題意識が垣間見えてきます。 ☞
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5 years
何度も呟いてるけど韓国映画で最も推したいのは女性監督チョン・ジュリの『私の少女』('14)。まさに声なき者に声を与えてくれた映画で、地味ながら社会的価値は計り知れず。ただでさえ製作の困難なマイノリティである女性の人権問題を主題にした本作を後押ししたイ・チャンドンの存在も有り難い。
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2 years
📚寄稿📚 『ELLE』にて"レズビアン映画"特集記事の文章と選定を担当しました。今年公開の新作映画から、数々観てきたなかで今言及したい旧作まで選んでいます。ほぼ劇場か配信で鑑賞できる映画ばかりなので、良質な作品探しのガイドにもぜひご一読いただければ嬉しいです。
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1 year
日本の新作映画の試写を観終わって資料をみたら、同性愛(的表象)が描かれる後半部分を指して「ネタバレなので触れないでほしい」といったことが書いてあってまさにこれだった。映画の巧拙とは関係なくこうした作品の在り方、広報の在り方はもう今の時代にはそぐわないのではないかとずっと考えている。
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3 years
何度も同じこと言うけど、映画において登場人物の非規範的なセクシュアリティ自体やそれに関わる部分を「ネタバレ」とすることについては、もっとセンシティヴに考えるべきだと思う。その「ネタバレ」=「驚き」や「快楽」は、異性愛主義社会を前提として成り立っているギミックにほかならないから。
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4 years
宇多丸さんの『燃ゆる女の肖像』評の「性描写が消費されないバランスを保っている」というのは本当にレズビアン映画にとって由々しき問題で、『キャロル』公開時に朝の情報番組でとある俳優が「『アデル、ブルーは熱い色』って映画がすごいんだよ~」と嬉々として話し始めたことを未だに忘れてない。
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5 months
是枝監督が議論の場に引っ張り出されて一方的に問い詰められた、のように一部でいわれていますが、それは事実とは異なりますので訂正します。是枝監督が文章を読み、坪井さんを呼び出したのが発端でした。是枝監督の主体的な意思を尊重しないような言葉が散見されるので、一つだけ補足します。
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4 years
テレビに出ている俳優の女性を見て、老いただの老けただのを話題にしてトレンド入りしているのが、本当に嫌だなと思う。
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7 months
📚寄稿📚 ヨルゴス・ランティモス監督作『哀れなるものたち』評がCINRAで公開されました。胎児の脳を移植されて新たな人生を歩み出した女の自由と性を巡る壮大な冒険譚。この文章は去年10月に映画祭で鑑賞し、心を大きく揺さぶられたまま書き殴ったものが基になっています。
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3 years
私が最近Twitterで行った批判から、その批判を受け止めてくださった映画監督と対談してきました。近いうち記事として出ます。映画監督と批判する評論家という陥りやすい対立構図を切り崩し、「批判」によって分断されずにむしろそこから対話し、連帯しえる共闘可能性を示せるような気がしています。
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2 years
これだけ日本で政治家の性的マイノリティに対する許されない発言が跋扈しているなかで、人を救い、癒し、励ますために(も)あるはずの娯楽や芸術が傷つける側に立ってはいけない。世に出て批判が起きたらそのとき無言で訂正すればいい、受け手に責任を転嫁する謝罪をすればいい、ではない。
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3 years
日本の映画業界、映画を撮るべきではない人間に大きな予算のかかった映画を撮らせてしまっている問題についてもっと深刻に考えて
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1 year
クィアな要素を伏せおいて映画の終盤で明らかにすることで観客に驚きを与え、揺さぶりをかけてなんらかの気づきや契機を与えるような構造が有効なのは多くの場合マジョリティの観客に対してであって、ではそこに偶然出くわしたクィア当事者の観客のことは、一体どう考えているのだろう。
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10 months
「LGBTという言葉がなくなればいい」というのはうまいこといっているつもりで全くうまくないので、「LGBTに対する差別がなくなればいい」と普通にそのまま言えばいいと思う。
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3 years
▼韓国クィア映画10選 チョン・ジュリ 私の少女 イソン・ヒイル Going south(短篇) イム・デヒョン ユンヒへ ナム・ヨヌ lost to shame(未) イ・ヒョンジュ 恋物語 キム・ヤンヒ 詩人の恋 ハン・ガラム アワ・ボディ パク・チャヌク お嬢さん キム・ボラ はちどり アンドリュー・アン Spa Night(未)
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3 years
フェミニズム映画を批評する場で男性たちが皆低評価のなか私だけが高評価だと、私の属性が女性だから擁護してるだけとか贔屓目で観てるとかプロパガンダとか思われてしまうんだろうなとか色々考えてしまって、頭ではわかってても目の当たりにしてしまうと、やっぱりちょっとつらくなったりした。
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11 months
いつも映画が一度はじまってしまうと、どれだけ感動していたり没頭していたりしても、うっすらと早く終わってほしいという気持ちが心の奥深くを漂っている気がする。身体が映画を観たあとの世界へと生き急いでいるような感覚。
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2 years
8/19公開『セイント・フランシス』 34歳の女性がレズビアンカップルのナニーとして働くひと夏が描かれる。中絶手術後の子宮マッサージ、卵子凍結、月経カップ…映画でこれまで言及されてこなかった身体にまつわる言葉が飛び交う。主演も務めたケリー・オサリヴァンの繊細で軽やかな脚本が素晴らしい。
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3 years
今日から配信の『さよなら、私のロンリー』は、(届くべき人のために届くようにあえてこの言葉を選ぶと)レズビアン映画。窃みを働いて生計を立てる一家で生きていたヒロインが、一家に仲間入りする自分とはかけ離れた女性の存在によって人生を切り開いていく物語が描かれる。
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4 years
#GagaOOlala 『Perfect One-night Stand』(2019) レズビアンの主人公が21歳の誕生日を迎える前に初体験を済ませようと、マッチングアプリで出逢いを求める韓国の短編映画。「長髪だけどブッチ」とか次々と出てくる人物に表示されるプロフィールも面白いし、十分長編に引き伸ばせそうなポテンシャル。
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4 years
ほろよい × L映画 #ほろよいチャレンジ
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3 years
こういうの見てしまうと『プロミシング』『69歳』然り直接描写を避ける潮流が一部あるとはいえ、やっぱり『最後の決闘裁判』の場合、性暴行描写を直接描かなければ「アダム・ドライバーのこと美男子とか言ってちょっとは気が合ったんじゃないの?」みたいなこと言い出しかねなかっただろうなと思った。
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10 months
先日のある対談で『正欲』について話した問題として、世間一般的に受け入れられていない非異性愛のセクシュアリティをもつ、この社会で生き抜くために共にいる者同士が、なぜ異性同士に設定されているのかについてはもっと考えなければいけないと思った。ここにはかなり捻れた構造があるのでは、と。
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1 year
📚寄稿📚 親密な少年同士を描く映画『CLOSE/クロース』のルーカス・ドン監督にインタビューしました。親密性を他者が規定する暴力性、クィアな物語において悲劇を招き入れることの意味など。これは昨今議論されている問題に対するひとつのアンサーにもなっていると思います。
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