単純化された質問には単純化された答えで返さないといけないと思う。無自覚も含めて特権意識的に「厳密には違う」と説明すればするほど新しく興味をもった人はどんどん離れていく。クラシックもジャズも所詮はパスタただの飯、でもやっぱり微妙に違うし種類もあるんやで、くらいで良い。

可能な限り大きな音で再生することをお勧めします。ピエール・シェフェールより10年以上も前の作品。ただしこちらはテープ変調はおこなっていないので、ミュジーク・コンクレートではない。

ポールはビートルズ時代からのレゲエ・ファンで、特にペリーのプロダクションが大好きだった。その後2人は交流をもち、ポールの配偶者リンダのソロ・アルバムの制作を依頼している。 80年頃のペリーは神経衰弱が加速し、音楽制作もできないほどだった。 ちなみに所持数は正しくは219gだった。

通じて、大麻の持つ力は人が必要としているくつろぎ、平静、ポジティブな感覚を生み出すのに必要なものだと考えています。大麻は皇帝陛下です。すべてのシンガーにとって、ポジティブな道標で自由です。どうかたった250gを"大量"などとはお考えにならないでください。ポールの意図はポジティブです。』

クラッシュや"2トーン"系バンドのレゲエの引用は、本家のセールスに影響した。ピストルズ解散、意義を見失い産業に順応するパンク。そして81年5月11日のボブ・マーリーの死。レコード会社は急速にレゲエとの契約を打ち切る。パンクスは身なりさえ整えれば普通の白人に戻れてしまう。共闘の終焉だった。

参考資料 クラッシュの名曲。のちの彼らの音楽性をみても影響は明らか。 ドキュメンタリー。ちなみにツリー冒頭の写真は③で紹介した暴動時のドン・レッツ。 当時の記録映像も報道も暴動の原因は述べず被害のみを伝える偏ったものだった。

参考映像 当時のロキシーの様子を映したフッテージ。張りつめた空気感。こんな場でドン・レッツは、父親のサウンドシステムを使って、爆音でルーツやダブを流していた。のちにクラッシュのMVを撮影する彼にはもちろん、パンクに理解があった。警察の移民への暴力が最も酷かった時代に、である。

参考音源 ロンドン主要ラジオ局キャピタル・ラジオに出演したジョニー・ロットンのお気に入り曲ベストテンの第3位に入り、一躍パンクスたちのマストアイテム化した1枚。ダブ・レゲエの傑作ソング。 ちなみに1位2位の曲はヴァン・ダー・グラーフ・ジェネレイターだった。