はっち〜
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読了とカフェ巡りの記録。ジャンルを問わず週に1〜2冊小説を読むハルキスト。旬の果実を使ったスイーツと美味しいコーヒーが好き。カフェ巡りは岐阜中心、たまに名古屋。🗝 @hao_2580
岐阜
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『今まで読んだ中で一番最高のミステリー』は？📕
意外性でもトリックでも終わり方でもミスリードでもなんでも
心を鷲掴みされて数日間頭から離れないような、とっておきのやつをお願いします
#読書好きと繋がりたい
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名古屋にある喫茶ツヅキのアイスウインナーコーヒー、店員さんがヨチヨチ運んできて「いつか倒れます」って言って去っていった
#純喫茶コレクション #カフェ巡り
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#名刺代わりの小説10選
『蹴りたい背中』
『終末のフール』
『ウエハースの椅子』
『葉桜の季節に君を想うということ』
『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』
『薬指の標本』
『星の王子さま』
『月と六ペンス』
『限りなく透明に近いブルー』
『ノルウェイの森』
ほか、村上春樹が好きです。
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風船が飛びました🎈27歳になりました🎂フォロワーの皆様、いつもありがとうございます。
今年はたくさん読書します。もちろんカフェ巡りも。よろしくお願いします☕️📚
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『十角館の殺人』 綾辻行人 #読了
7人の大学生が孤島を訪れ、そこで起こる連続殺人。仕込まれた伏線と鮮やかなどんでん返し。これはネタバレ無しで読んでもらいたい。奇想天外な本格推理小説。
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『容疑者Xの献身』 東野圭吾 #読了
読み始めたら止まらないタイプの小説。何重にも張り巡らされ、計算し尽くした巧妙かつ大胆なトリック。犯人の純粋な思いゆえに、悲しく、切なく、心にとても重く印象に残る。まさに命がけの純愛が生んだ犯罪。納得の直木賞。
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風船飛びました。26歳になりました🎂読書アカウントの皆さま、いつもありがとうございます。
これからもたくさん読書して、穏やかに過ごせたらいいと思います。カフェ巡りもぼちぼちやる予定なのでよろしくお願いします☕️
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『本を守ろうとする猫の話』 夏川草介 #読了
読書好き必見。読書量や速読ばかりが求められる現代において、何故、何のために、本を読むのか。本を愛するとは。猫との冒険を通して本を読むことの意味を問われる。ただ読むだけでなく、自分で考えて糧にすること。改めて本の力について想いを巡らせた。
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『同士少女よ、敵を撃て』 逢坂冬馬 #読了
独ソ戦、女性だけの狙撃小隊がたどる生と死。圧倒的臨場感。迫力のあるアクションシーン。心を鷲掴みにされ一気読み。憎しみは何を生むのか。「敵を撃て」という真なる敵は誰か。まるで胸を撃たれたようなラスト。世界中の人に読んで欲しい本屋大賞受賞作。
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『砂漠』 伊坂幸太郎 #読了
社会という砂漠に出る前の大学生活はオアシスだ。 ゆったりとした時間の中で起こる他愛のない事件や、心痛める日々。時に甘く、時に切なく、 残酷な物語もあり、 それでいて、清々しい。カラカラの砂漠に挑む勇気をもらえる瑞々しい青春小説。
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『阪急電車』 有川浩 #読了
駅ごとに起きるドラマの数々。登場人物が少しずつ繋がっていき、人と人との巡り合わせを堪能できる。同じ電車に乗り合わせた人それぞれに物語がある、という当たり前のことをしみじみと思った。読めばほっこりすること間違いなしの優しさと温かさに溢れた連作短編集。
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『残穢』 小野不由美 #読了
触れてはならない、いにしえからの残穢。時代を遡るにつれて明らかになってゆく不幸な事故や事件の連鎖。罪が先か穢れが先か。そして残された穢れだけが密やかに伝播する。じわり、と。
読了後は手元に置きたくない厭な薄気味悪さが残る。
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『アルジャーノンに花束を』
ダニエル・キイス #読了
知的障害者が手術でIQ180の天才になったとしたら。知能を得るにつれて、見えなかったことが見えるようになり、葛藤や苦しみを感じるようになる。本当の優しさ、人間性って何だろう。知性を得ることが幸せかどうか考えさせられる。
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『生きるぼくら』 原田マハ #読了
引きこもりが全て手作業の米作りに挑む。家族や周りの人が繋がり、皆で支え合う様子は読むだけで元気が湧いてくる。生命力に満ちた温かな物語。炊きたての白米が食べたくなった。
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『海辺のカフカ』 村上春樹 #読了
「あなたさえ覚えていてくれたら他のすべての人に忘れられてもかまわない」
不完全さを受け入れながら砂嵐の中を進む。それがタフに生きるということ。心の奥底に届く美しい言葉の数々に出会えた。まるで波にさらわれた砂浜でキラリと光る貝殻を見つけたような。
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『新世界より』 貴志祐介 #読了
舞台は1000年後、超能力を手に入れた日本。巧妙に落とし込まれた人類の醜い業の深さ。独特な世界観を徐々に明かしていく圧巻の構成力。単行本で1000pを越える超大作だが、ページ数の多さが苦にならないくらいスピード感があった。ダークでヘヴィなSF小説。
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『汝、星のごとく』 凪良ゆう #読了
親子や恋人もいろんな考えや形があるし、自分達にだけ分かればいい。絶望と閉塞感に心を抉られるも、自らの人生を生きる権利について考えさせられる。
傷つき傷つけ、回り道しながらも、真っ直ぐに人を愛したい。心からそう思ったあまりにも切ない一冊。
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『黒牢城』 米澤穂信 #読了
戦国時代が舞台の安楽椅子探偵ミステリー。探偵役は地下牢に幽閉された黒田官兵衛。研ぎ澄まされたナイフのような緊迫感ある謎解きを体験出来る。
また、戦国時代を生き抜く武士としての人生観も丁寧に描写されている。
ミステリーの真髄と歴史小説の王道が詰まった一冊。
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296
『母性』 湊かなえ #読了
母と娘、同じ事実に対してそれぞれの視点で捉え方にズレが生じている。母娘の愛情がすれ違うほど、関係が歪んでいく恐怖。終始読んでいて苦しかったが、親子のあるべき姿を考えさせられた。子を持つ親に間違いなく刺さる一冊。
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『たゆたえども沈まず』 原田マハ #読了
日本に憧れ、自分だけの表現を追い求めるゴッホと、孤高の画家たる兄を支えたテオ。不器用ではあるが短い生涯はとても人間味に溢れている。「星月夜」の背景とセーヌ川の美しさに思いを馳せる。孤高の男たちの矜恃と愛が深く胸を打つアート小説の最高峰。
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283
『時をかけるゆとり』 朝井リョウ #読了
誰もが経験したことあるだろう些細な出来事を、いちいち自分にツッコミながら豊富な語彙力と軽妙な語り口で面白く読める。本を読みながらこんなに笑ったのは初めて。絶対電車で読んじゃだめ。圧倒的に無意味なのに、国宝級に面白い直木賞作家の初エッセイ集。
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283
『羊は安らかに草を食み』 宇佐美まこと #読了
認知症の中で過去の記憶を巡る旅へ。いくつかの俳句をキーワードに少しずつ解明されていく過去は、読み手の胸の底に重い哀愁を積んでいく。時を超えた秘密の絆。真実が明らかになる瞬間、力強く崇高なドラマに心が震える。心の中に深く残る一冊。
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『かがみの孤城』 辻村深月 #読了
世界には様々な価値観があって、どうしても分かり合えない事だってある。けれど、手を伸ばせば助けてくれる人がいるということ。自分が手を差しのべることもできる。怒涛の伏線回収は涙無しでは読めない。暖かい読後感。一気読み必至。
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『舟を編む』 三浦しをん #読了
辞書を編纂するということ。それは様々な人の生き方を乗せて、地道に長きに渡り作り上げて行く作業だ。終始ほのぼのとした雰囲気の中、読むうちに言葉が愛おしく思える。心温まる読後感。
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『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』 村上春樹 #読了 #再読
時が流れ大切なものが失われたとしても、心の中から無くなることはない。人と人との関係は調和だけでなく傷と傷によっても深く結びついているから。
心の底にある一番柔らかい部分をじわじわと刺激される喪失と再生の物語。
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『本日は、お日柄もよく』 原田マハ #読了
言葉は人の心を動かし、世界を変える凄い力を持っている。そんな言葉を操るスピーチライターの存在をこの本を読んで知った。言葉の持つ力に感動。
泣けて、元気が出る清々しい読了感。最高のお仕事小説。
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272
『地球星人』 村田沙耶香 #読了
就職、結婚、出産…世間一般の生きづらさを抱える人には間違いなく刺さるはず。予想以上にぶっ飛んだ結末には思わず目を逸らしてしまった。私も知らないうちに「工場」からの使者、地球星人の洗脳にかかっているのかもしれないとゾッとした一冊。
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『正欲』 朝井リョウ #読了
多様性を声高に主張したところで、所詮自分の中で“許せる範囲”。自分が信じる正しさは誰かにとっての暴力。浅い心の中をほじくり返され、深く深く抉られた。読み進めるごとに打ちひしがれる苦しい読書体験だが、読んでよかった。
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『ラブカは静かに弓を持つ』 安壇美緒 #読了
音楽教室に潜入捜査する美しき孤独なスパイ。孤独な闘いの末に手にするのは―
奏でる喜び、裏切る苦しみ。どうか壊れてしまわないでと祈るように読み進めた。まるで暗い深海で一筋の光にすがるように。読了後、深い感動と余韻が心に響き渡る。
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『ののはな通信』 三浦しをん #読了
ののとはな、二人の少女の出会いから恋愛、別離、その後の半生に至るまで、手紙とメールのみで語られる書簡小説。身を焦がすほど濃縮した一生分の恋を体験できる。切なさと余韻を残す読了感。”人が人を愛すること”を深く描き切った素晴らしい小説。
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『儚い羊たちの祝宴』 米澤穂信 #読了
上流階級のお嬢様たちが集う読書サークル「バベルの会」をめぐる邪悪な事件。
甘美なまでの語り口が暗い微笑を誘う。最後に明かされる残酷なまでの真実が、脳髄を冷たく痺れさせる。絶対零度の恐怖を味わえた。今まで読んだ本の中で一番刺激の強い短編小説。
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『ファーストラヴ』 島本理生 #読了
自分の感情を閉じ込めてしまう癖のある人には間違いなく心に響くはず。心に傷を負っている自覚の無いまま、自己否定にすりかえてしまう深い絶望。そんな人を本質的に理解するということ。自分を大切にし、精神的に自由になれるきっかけをくれる納得の直木賞受賞作
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『オルタネート』 加藤シゲアキ #読了
高校生限定マッチングアプリ、「オルタネート」を巡る3人の若者の物語。緊張感や高揚感がたたみかけるように折り重なって流れ込み、ページを進める手が止まらない。読後は全てが愛しくて胸がいっぱいになった。眩しくて瑞々しくて、これぞ青春小説。
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『傲慢と善良』 辻村深月 #読了
今婚活してるor過去婚活してた人は絶対読むべき。
薄々分かっても上手く説明できない人間の真理をこれでもかと突きつけられる。特に、「自己評価は低いくせに自己愛が高い」この言葉には思わず頭を抱えたくなっ��。抉られる…とにかく心をぐいぐい抉られる小説。
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『むかしむかしあるところに、死体がありました。』 青柳碧人 #読了
日本昔ばなし×本格ミステリ。アリバイ、倒叙、密室殺人、クローズドサークルなどのトリックで日本昔ばなしを読み解く。軽くて一気に読める文章はミステリ初心者にも読みやすいはず。読めば必ず誰かに話したくなる斬新な短編集。
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『殺戮にいたる病』 我孫子武丸 #読了
先の展開が全く読めない、躍動感を感じる怒涛の展開。最後の1ページでやっとわかる大どんでん返しの真相に唖然。小説ならではの醍醐味。叙述トリックの最高峰。惨殺シーンは気分が悪くなるほど残酷なので注意。
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『重力ピエロ』 伊坂幸太郎 #読了
重力のように深刻なテーマを軽快この上ない語り口でサラリと語る。まるでサーカスのピエロが陽気に空中ブランコを飛ぶ時、観客が皆、重力のことを忘れてしまうかのように。的確で洒落た引用と比喩の効いたセンス溢れる文章。スピード感溢れる伏線回収に一気読み。
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『太陽の塔』 森見登美彦 #読了
舞台はクリスマスの嵐が吹き荒れる京都。くだらない妄想を貪り続ける残念な大学生くずれの主人公と愉快な仲間たち。 クリスマス独り身で迎える人には間違いなくおすすめ。読めば寂しさを笑い飛ばせる痛々しくも微笑ましい森見登美彦のデビュー作。
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『夜市』 恒川光太郎 #読了
望むものが全て手に入る、異形たちの夜市。野球の才能と引き換えに弟を売った男は、弟を取り戻すべく再び夜市を訪れる―
千と千尋の神隠しのような幻想的で美しい世界。無駄のない知的な文章。何とも言えない余韻。夏に読むべきホラーファンタジー。
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『チーム』 堂場瞬一 #読了
箱根駅伝の敗者たちのチーム、学連選抜。寄せ集めがチームになっていく様は読み応えがある。特にレースのシーンの心理描写は圧巻。臨場感がたまらない。走ることのスピード感、爽快感、苦しさ。何度も何度も込み上げてくる熱い思いで胸がいっぱいになった。
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258
『自転しながら公転する』 山本文緒 #読了
「少しくらい不幸でいい。思いどおりにはならないもの」
恋愛、仕事、家族のこと…ままならない日常の中を迷い傷つき立ち止まり、ぐるぐる回りながら人生は続いていく。幸せとは何か？答えのない問いを生きる老若男女に温かなエールを送る傑作長編。
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『島はぼくらと』 辻村深月 #読了
瀬戸内海の小さな島。島の子はいつか本土に渡る。17歳。共に過ごせる、最後の季節―
小さな島だからこそある人の温かさ、醜さ。島を背負う大人たちの覚悟。4人の高校生の淡い恋と友情。生きていくことに対する優しさや希望が詰まった応援歌のような青春小説。
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『真夏の方程式』 東野圭吾 #読了
舞台は夏、美しい海のある田舎町。
どんなに難解な方程式でもいつか必ず答えが出る。その答えが辛いものだった時、どう向き合うか。
読後は少し切なく爽やかで、夏にぴったりの小説。
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『川のほとりに立つ者は』 寺地はるな #読了
自分の物差しや常識がいかに傲慢で、知らないうちに他者を線引きし、遠ざけ、傷つけていたかもしれないとぞっとした。正しさは時に呪いになる。心の奥底に抱えるいろんな苦しみや葛藤をこまやかに救い出せたら。人に寄り添いたくなる読むデトックス本。
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『イン・ザ・プール』 奥田英朗 #読了
水泳中毒、携帯中毒、慢性勃起症状…一見すると深刻な病状を精神科医が時に破天荒で時に核心をついた治療で迎え撃つ。
コミカルかつ軽妙な筆致でゲラゲラ笑いながら読んだ。精神病の捉え方が180度変わった怪作。
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『ｉ』 西加奈子 #読了
世界中で起こるテロや災害で奪われる多くの命。主人公は恵まれた者である事に罪悪感を抱え、アイデンティティの不確かさに葛藤する―
「想うこと」で生まれる圧倒的な強さと優しさ。人は孤独だけど、一人では生きられないことを実感した。濃密な読書体験だった。
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『星を掬う』 町田そのこ #読了
痛みを他人のせいにするのは一番簡単な逃げ道だ。それでも、痛みと向き合い、自分の人生は自分で決めること。その一歩はとても重く、勇気がいるけれど―
タイトルに込められた願いが分かった時、ほろりと涙が零れた。すれ違う母娘の優しくも切ない物語。
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『博士の愛した数式』 小川洋子 #読了
記憶が80分しか持たない数学者。その家政婦と息子の日常を優しく描く。数式に秘められた美しいロマンに魅せられつつ、暖かく静かな時間を共有できる。切なくて愛しい読後感。
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『ラプラスの魔女』 東野圭吾 #読了
２つの温泉地で起きた硫化水素による死亡事故。その現場で不思議な力を持つ少女が目撃された―
登場人物が多く整理するのが大変だが、中盤～終盤に掛けて物語はどんどん意外な方向へと進む。パズルのピースが組み合わさるような疾走感と面白さが半端なかった｡
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『夏と花火と私の死体』 乙一 #読了
兄妹は無事に死体を隠せるのか―
死体が語る物語、すごく斬新。16歳に書いたデビュー作とは思えなかった。手に汗握るハラハラドキドキを味わえ、ゾワッとする結末。情緒ある田舎の風景や花火の描写が夏らしく、暑い夏の夜に涼みたい時にぴったりのホラー小説。
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『六人の嘘つきな大学生』 浅倉秋成 #読了
テーマは就活。前半、読者の足を掴んでそのまま奈落の底までひっぱりこんでしまいそうな究極の心理戦。後半、良い意味で裏切りの連続。ある場面だけを切り取ればひどい事実も、俯瞰的に見れば全く違う見え方をする。人間関係で悩んでる方におすすめ。
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『いけない』 道尾秀介 #読了
文章で物語の核心に迫り、章末の写真で読み手が探偵となりもう一つの真相を知らされる。騙される快感にハマること間違いなしのテクニカルで奇抜な体験型ミステリー小説。
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『夏物語』 川上未映子 #読了
子供を産むこと、育てることは、親の勝手な都合なのか。それでも産むのか。この世に生きている意味をあたたかく繊細に、力強く問いかけるような重厚な作品。生まれてよかったと思うひと、そうでないひと、みんなに読んで欲しい。
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『夜が明ける』 西加奈子 #読了
現代日本に確実に存在する貧困、虐待、過重労働―どうしようもなく深くて暗い夜を見た。人間は脆く、弱く、そして哀しい。それでも、どれだけ傷ついても、夜が深くても、必ず明日はやってくる。閉塞感漂う今の時代こそ読まれるべき救いの一冊。
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『流浪の月』 凪良ゆう #読了
幼女誘拐事件の被害者と加害者という善意に満ちたレッテルで批判する世間。愛や恋ではない名前のない関係。違っていい。歪んでいてもいい。ずっと傷つけられてきた2人。だからこそ、幸せを感じ、平穏な日を���しでも長く過ごして欲しいと静かに祈りたくなる一冊。
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『王とサーカス』 米澤穂信 #読了
「自分に降りかかることのない惨劇は、この上もなく刺激的な娯楽だ」
真実を伝えることの矛盾。他人に対する自覚のない冷酷さ。報道する行為は娯楽の見世物に過ぎないのか。
ジャーナリストの本質について一石を投じた異国ミステリー。
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『レーエンデ国物語』 多崎礼 #読了
空を舞う泡虫、琥珀色に天へ伸びる古代樹、湖に建つ孤島城…ため息が出るほど美しく幻想的で壮大。映像化したらさぞかし綺麗だろう。500ページを超える大作だが、まるで映画を観ているように全身で物語の世界に降り立った。大人のための重厚なファンタジー。
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🐉🎍𝙷𝙰𝙿𝙿𝚈 𝙽𝙴𝚆 𝚈𝙴𝙰𝚁🎍🐉
あけましておめでとうございます。
今年の抱負は今まであまり行かなかったモーニングを開拓することです
主に岐阜の素敵なモーニング情報を発信出来たらいいと思います
今年もよろしくお願いします🙌🏻
（写真はいつぞやの厳島神社）
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友達が欲しい。月一ペースくらいで実際に会って本を交換したりドライブして素敵な場所へ行ったり映画を一緒に観てくれるような。恋人じゃなくていいから普通に遊べる友達が欲しい。男女問わず。募集中
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『この本を盗む者は』 深緑野分 #読了
街の有名な蔵書家の館で本が盗まれ、不思議な本の呪いが発動。街は侵食されるように物語の世界に姿を変えていく―
魅力的な設定。それぞれの物語自体にも引きつける力があり、夢中で読めた。本好きにはたまらない極上の現実逃避が味わえる活劇ファンタジー。
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『海の見える理髪店』荻原浩 #読了
生き別れた父親と息子、娘をなくし時間が止まったままの夫婦など家族をテーマにした６つの短編集。伝えられなかった言葉。忘れられない後悔。登場人物それぞれが、喪失感を抱きながらも、懸命に生きている。穏やかで優しい読後感。直木賞受賞作。
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『楽園のカンヴァス』 原田マハ #読了
ルソーの作品の真贋の鑑定を巡る対決。その鍵を握る物語とは―謎が謎を呼ぶ展開が読者をつかまえて放さない。読むだけでルソーについてどんどん詳しくなり、ルソーを好きになる。静かなラストに深く感動。芸術世界の奥深さに心を掴みとられる一冊。
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『花束は毒』 織守きょうや #読了
二転三転する不穏な展開。そして、終盤に前提が覆された時、思いっきり頭を叩かれたような衝撃。鳥肌と背骨を這い上る恐怖。すごいものを見てしまった。読者に委ねられたラストについて読み終わった人と語り合いたくなる。徹夜確定のミステリーを越えたホラー。
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『許されようとは思いません』 芦沢央 #読了
人の弱い面、社会の闇をぐいぐい抉ってくるイヤミス短編集。日常に近い話が多く、だからこそ読んでいて自分と重ねて背筋がぞくっと寒くなる。特に中盤から終盤にかけてのゾワゾワする展開は秀逸。
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『52ヘルツのクジラたち』 町田そのこ #読了
52ヘルツのクジラは他のクジラに聞こえず、太平洋の大海原で出会えない。世界で最も孤独なクジラだ。
叫んでも、求めても、誰にも気付いてもらえない声がある。目を逸らさず、どんなに小さな声をも聞ける人間になりたいと切に願う。
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『盲目的な恋と友情』 辻村深月 #読了
ひとつの事実を「恋」「友情」の側面から描いた中編2篇。一途という純情が故に疑心暗鬼となり、嫉妬や恨みへと反転する。まるで恐ろしく切れ味のいい美しいナイフのように。異性に、同性に、溺れることの甘さと苦しさを描き切った非常にダークな一冊。
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『アフターダーク』 村上春樹 #読了
真夜中から夜明けまでの物語。現実的なできごとと抽象的な世界が交互に描かれ、静かに溶け合う。人間の孤独、他人との埋めがたい距離感。その痛ましいほどの寂寥感が、都会の夜を舞台にして、見事に描かれている。
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『火のないところに煙は』 芦沢央 #読了
怪異×ミステリーな短編集。これって実話なんだろうか？と思えるぐらいリアル。背筋がゾワッと寒くなる「ヤバイ本」
最終話で全てが繋がり、ラストに恐ろしい結末。
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『マカン・マラン』 古内一絵 #読了
傷ついたり、迷ったりしている人たちが、ふらっと立ち寄る夜食カフェのマカン・マラン。
滋味深い野菜たっぷりのお夜食と、心に響く��葉の数々は、日々頑張っているあなたの心の栄養になるはず。
美味しい料理と優しい言葉に、ほっこり心があたたかくなる一冊。
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☕️洋食mais @岐阜
生桃のかき氷🍧🍑
たっぷりと完熟の桃が贅沢に使われており、
まるで初恋のように甘酸っぱいかき氷
#カフェ巡り #かき氷
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237
『羊をめぐる冒険』 村上春樹 #読了 #再読
耳の素敵な彼女と共に星の模様のある羊を求めて北の大地へ冒険の旅へ。他愛もない言葉の数々に不思議と幻想的なリズムを感じる。村上春樹の書く喪失感は物悲しいけれど心地良くて好き。
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『逆ソクラテス』 伊坂幸太郎 #読了
舞台は小学校。小学生視点での短編集。日常生活にはびこる先入観をテンポ良く軽快にひっくり返していく。飄々とした語り口ながら、さらっと書かれた真理が心を打つ。あらゆる「勇気」が随所に垣間見える少年たちの日常の冒険。
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『月まで三キロ』 伊予原新 #読了
ままならな���人生が、科学のエッセンスに出会い、救われる。科学と人の気持ちの交錯。知的好奇心が刺激されるような話の数々は、理系出身の作家ならでは。
静かな感動をじんわりと胸に残す。温かい血の通った6つの優しい短編集。
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『優しい死神の飼い方』 知念実希人 #読了
主人公は犬の姿を借りた死神。死を目前とした患者が思い残すことが無いように、未練を解放していく。患者たちのそれぞれの過去が少しずつ繋がり、最後の事件になっていく構成がうまい。笑いあり涙ありのふんわり心が温かくなるハートフルミステリー。
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『パラレルワールド・ラブストーリー』
東野圭吾 #読了
小説のテーマは"記憶"。それに、"愛をとるか友情をとるか"という永遠のテーマ。
二つの相反する記憶の狭間で、親友の恋人に想いを寄せる主人公。緻密な伏線、意表をつく展開、ついに解き明かされる驚愕の真実。切なくも不思議なラブストーリー
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『わたしの美しい庭』 凪良ゆう #読了
世の中の「普通」に苦しんだり、他人からの「変な思いやり」に息苦しさを感じる人におすすめ。
どれが正しいとか自分の価値観を押し付けず、しなやかに受け入れること。暖かい語り口でとても優しい作品。わたしはわたしで良いんだと力づけてくれる。
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『黒い家』 貴志祐介 #読了
真に怖いのは本物の人間。それもよくある展開から始まるので、とても他人事は思えない。増幅する恐怖の連続と桁外れの緊張感。最後まで息つく間もなく読ませる迫真の筆力に圧倒された。未だかつてない戦慄の境地へと導く衝撃の日本ホラー小説大賞受賞作。
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☕️喫茶愛 @岐阜
昔ながらのレトロな店内。
丁寧に作られたプリンアラモードを
こだわりのブレンドと共に。
#カフェ巡り
#純喫茶コレクション
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☕️天近 @岐阜
老舗日本料理店の技が光る至高の桃パフェ🍑
中には桃のシャーベット、ブリュレ、パンナコッタが隠されてる。主役の桃も底までたっぷり入ってて幸せになれるパフェ。
#カフェ巡り #パフェ
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『硝子の塔の殺人』 知念実希人 #読了
異形の館、クローズドサークル、連続殺人…本格ミステリーのど真ん中を狙った設定。緻密な伏線による終盤のどんでん返しには度肝を抜かれ、目新しさも感じた。古今東西のミステリー作家や作品が紹介されており、ミステリ好きにはたまらない一冊。
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『イニシエーション・ラブ』
乾くるみ #読了
大胆すぎる仕掛け。ただのラブストーリーかと思いきや傑作ミステリーだった。すっかり騙された。斬新で面白く上手い。最後の2行、あなたはもう一度読み返したくなる。
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『スモールワールズ』 一穂ミチ #読了
どれもよくある単純な「いい話」では終わらない。人生って不幸で卑怯で不安で悲しい。だけど、小さな幸福と優しさと希望と喜びがあるから生きていける。そんな人間のままならなさをしみじみと味わえた。読後には確かな余韻を残す素敵な連作集。
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『ノルウェイの森』
村上春樹 #読了 #再読
不完全な人間達による限りない喪失と再生。喪ったものは二度と戻らない。深い悲しみ。死と生、過去と未来。直子と緑の対比が感じられた再読だった。しとしとと降り続ける秋雨のような、霧の中にいるような繊細で、美しい物語を体験出来る。
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『夏の体温』 瀬尾まいこ #読了
テーマは「出会い」と「友情」。病気で長期入院している9歳の瑛介と、低身長の検査入院でやって来た同い歳の壮太。純粋な心で互いを思い遣る二人の優しさが尊い。心が疲れた時に読むと、ほわっと温かい気持ちになれる一冊。
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『宙ごはん』 町田そのこ #読了
食べることは、生きること。誰かを想って一生懸命に作られたごはんってなんて素敵なんだろう。決して綺麗事だけでは無い世界で、それでも守りたい人を慈しむこと。読めば自分をちょっとだけ好きになれる希望の物語。
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『レベル7』 宮部みゆき #読了
「レベル7まで行ったら戻れない」
失踪した女子高校生の謎の言葉。記憶を全て失った若い男女の腕に浮かぶ「Level7」の文字。錯綜する記憶の先で待ち受けるのは―
600ページ超えの大作だが飽きることがなく読み進める。ミステリー要素もあり、SFチックなサスペンス。
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☕️喫茶エントワ @岐阜
蜂蜜とレモンのレアチーズ🍋
砂糖を使わず蜂蜜だけで仕上げており、優しい甘さ。爽やかにレモン香る口溶けの良い初夏のケーキ。
#カフェ巡り
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『ある男』 平野啓一郎 #読了
普段は当たり前だと思っている「自分」が、他人と入れ替わったらどうなるか。戸籍の売買により、過去を変えて生きる男の姿。犯罪加害者の家族の苦悩、夫婦のあるべき姿、自分自身の存在など色んなことを深く考えさせられた。読み応えのある一冊。
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『百花』 川村元気 #読了
息子を忘れていく認知症の母と、母との思い出を蘇らせていく息子。「記憶」ががなくなった時、私は私でなくなる怖さが、静かな文章の中から浮かび上がってくる。哀しくも切ない愛と記憶の物語。
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『恋文の技術』 森見登美彦 #読了
メール一本で事足りることをペンを動かし時間をかけ大切な人に気持ちを伝える。あえて手間をかけることも、実はかけがえの無い大事な時間の使い方なのかもしれない。
馬鹿らしくも愛おしい。軽快に韻を踏んだ抱腹絶倒のクセ強書簡小説。
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『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』 村上春樹 #読了
あと1日で世界が終わるとしたら
静寂で幻想的な世界と、スリリングな冒険活劇。どちらの「世界」にも共通する図書館との女性との関わりが本当に素敵。そのシーンを読むだけでも価値がある。絶妙な孤独感を残す最高のエンディング。
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『光のとこにいてね』 一穂ミチ #読了
ほんの数回会っただけなのに二人の関係は友情と呼ぶには浅はかで、愛と呼ぶには陳腐だ。ありきたりな言葉では到底言い表せない、甘くて切なくて心揺さぶられる関係。透明な海のようにピュアで透き通るように静謐。これほどまでに美しい物語を、私は知らない。
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『街とその不確かな壁』 村上春樹 #読了
完璧な壁に囲まれ時間を持たない静かな街。きっとその｢街」は誰もが心の中に持つ秘密の場所。十六歳のままの君と四十を過ぎた私、初恋と現在の静かな恋…さまざまな対比と暗喩を含んだパラレルワールドに翻弄される。繊細で濃密な幻想世界に浸れる一冊。
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『あの家に暮らす四人の女』 三浦しをん #読了
個性派揃いな母、娘、同居人2人の四人の女の暮らしが軽妙洒脱な語り口でゆるーく語られる。さらりと真理を突く表現もあり心を掴まれる。後半はSFファンタジー要素が加わり、荒唐無稽な展開に。読了後は心がほんわか温かくなる。
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『風と共にゆとりぬ』 朝井リョウ #読了
なんと3分の1が肛門の話。痔瘻の発症、手術、入院―著者の肛門にまつわるすべてをしたためた100枚超の超ボリューミーな手記「肛門記」がとにかく面白い。とてもくだらないのに、そのくだらなさが魅力的。楽しく気軽に読める抱腹絶倒エッセイ。
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『赤と青とエスキース』 青山美智子 #読了
ひとつの下絵“エスキース”を軸にして起こる様々な人間模様。彼らの想いが繋がる時、奇跡のような真実が現れる―
タイトルの意味と謎が解けた時、幸福感で満たされた。人との縁って本当に素敵。いま一番最高に心地よく楽しめる小説。
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『一九八四年』
ジョージ・オーウェル #読了
恐怖と増悪と残酷を基盤にした監視社会で何も考えずに生きる人々。暗く重苦しい中、最後まで好転を信じながら絶望の淵に突き落とされる。思考さえも支配された時、果たして真実とは、客観とは何か。
ディストピア小説の金字塔。
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『爆弾』 呉勝浩 #読了
爆発を予言する男VS翻弄される警察
限られたヒントの中振り回され、取り調べの刑事たちも疑心暗鬼や焦燥から、本質をさらけ出してしまう。正義など、この世界には存在しないのだろうか。
丁寧な人物描写とスリリングな心理戦。ゾクゾク感がたまらない。衝撃の爆弾サスペンス。
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