山のくまさん
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言葉にならない感情を、どうにかして表現しようと試みる。いいね/RT本当にありがとうございます。励みになります。
日本 北海道
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心の中では感情が嵐のように渦巻いているのに、声にする前まではたしかに存在するのに、口から出る1mm手前で霧散する…
89
922
5K
皆様あけましておめでとうございます
本年もどうぞよろしくお願いいたします
近日中に言葉を綴りはじめると思いますので、よろしければお付き合いください🙏
新年の言葉を綴るつもりでしたが
荒天🌨なのをいいことに飲みすぎたため
現在、二日酔い中です🍷
皆様にとって幸多い年となりますように🍀
7
126
1K
重たいね
考えること多すぎて
悩むことも多すぎて
言い尽くせないもの
重くのしかかり
共にあるべき
自分の心に
裏切られたり
支配されたり
するけれど
気のせいね
自分の心
拒絶したの
わたしだね
先に裏切ったの
わたしだね
心に背負った
重い荷物も
わたしの一部
溶けるまで
今しばらくは
2
120
1K
その涙
あふれた意味を
わたしは知らない
その涙
こぼれ落ちた
紫陽花の
見目麗しさが
誰かの心を癒すから
その涙
あふれた意味を
わたしに教えて
こっそりと
わたしがあなたを
癒すから
月光くらいの優しさで
紫陽花と共に
わたしがあなたを
包むから
1
149
962
夜の暗い
海の秘密を
波の揺らぎを
月の灯りが
道を照らして
あばいてる
海に映った
月の中にも
真っ白なウサギは
住んでいますか
1
98
822
足元で
やわらかに
しなやかに
湧き出た言葉
そっと見つけて
見守って
今はまだ
小さいけれど
やがて育つ
言の葉おおきく
花ばかりじゃなく
言の芽吹き
気づいてあげて
見えない地中の
心の根から出た言葉
4
90
754
羽の影
狂おしいほど美しい
こんな美しさ
魅せられたら
言葉では言い尽くせないから
言葉の限界を
その複眼で見ているの
息を呑み
時間が止まり
魅入られる
残された
その短い命を
その美しさで
時を止め
永遠を望むよう
命の影まで
狂おしいほど美しい
2
86
748
どれだけ想いを巡らせて
どれだけ言葉をつないでも
悲しみ溢れ
ほつれて砕けて
霧散する
条件つきの平和
偽りの平和
平和でいてよ
存在しない永遠を
儚く望むように
でも
永遠と違って
ありえてほしい
平和がいいよ
膨大な
犠牲の上にしか
成り立たない命だけれど
みんな
平和じゃなきゃ嫌だ
1
95
743
葉の色を
空に焼きつけて
世界を真っ赤に
染める時
いつもと違う色の
言の葉が
みんなに
ひとつずつ
舞い降りますように
どうか
すべてに優しい
言葉でありますように
4
123
754
ここで始まって
ここで終わったから
ここにまた来て
ここに立つ
ここを見上げる無数の視線が
ここを綺麗に飾り付け
ここの景色は同じだけれど
ここの隣にあなたはいない
ここで終わったのだから
ここで始まる人の隣で
2
85
729
南から
桜の便り
届くけど
まだまだ蕾
蕾未満
空に枝を
突き刺して
満開の時を夢見てる
わたしも前に
手を伸ばし
指先を未来に
突き刺して
きっと何かを掴むから
蕾未満をつけた枝
空にしっかり
根を張って
花咲く前も
綺麗だね
蕾と一緒に
わたしの心も
ほころんだ
1
78
705
蜜を集める
蜂の姿に
優しい気持ちになるのは
勝手なこと
必死に蜜を集めるのは
人を癒す為じゃない
わたしが勝手に
優しい気持ちで
誰かに優しくしてるだけ
野生の厳しさに
目を瞑り
現実を見ないだけ
でも愛おしさがあるのも
確かに現実
考えだすと終わりがなくて
そっと目を開け
花と蜂みる
2
101
704
ひらいた蕾
桜の木
満開なる前
散る前に
時間をとどめて
閉じ込める
レンズと花が近づいて
手をのばせば
触れられそう
だけど触れない
触れられない
この距離感に
美しさも花ひらく
今は触れないから
散る時どうか
届きそうで届かない
想いものせて
空に舞って
1
87
697
コンパスで
ぐるりと雲に
穴あけて
光の軌道に
目を細める
あの光
与えられた人たちは
きっと天に選ばれたのね
でも
照らされた人たちは
降り注ぐ光に
気づかない
気づかず歩いて
離れてく
遠くに見える
天使の梯子の
その真下
選ばれた人たちに
嫉妬しながら
気づかず歩いて
離れてく
1
87
663
儚いと
勝手に言われる
蝶だって
羽を休める月曜日
蝶の多幸を
祈りながら
シャッターきって
儚さ画像に閉じ込める
人間だって
たまに休まなきゃ
飛べないの
そんなことを考えながら
職場に向かうよ
月曜日
3
75
640
四葉のクローバー
しゃがんで探す
その人を
訝しげな眼差しで
通り過ぎてく
人がいる
人と人の幸せは
一人一人違うから
幸せ探す
誰かの姿に
よそ見してちゃ
石につまづき
ケガするよ
転んでうつむく
そのうちに
夕焼けが来て
陽が沈む
あなたは
あなたの
幸せ探して
太陽終わる
その前に
1
75
622
嫌なことは全部
いいえ
良かったことも
嫌なことも
全部全部
夏の暑さのせいにして
熱でゆらぐ視界と共に
絡まる思考を溶かして
心に纏った
重い服も
脱ぎ捨てる
あの空こえて
雲こえて
北半球を旅するよ
よく似た形の紫陽花も
色鮮やかに目に映る
全部全部
夏の暑さのせいにして
楽にゆらゆら
0
78
621
大切な思い出を
左手で
すくいとったら
思い出の粒が
サラサラ
指の間から落ちた
大切なものを
右手で
つかんだら
くだけやすくて
ガラガラ
指の先から離れた
今度こそ
ひとつだけ
両手でつかもうとしたら
両の掌
するりと抜けた
空の両の掌が
掴めずそっとあわさって
次はつかめるようにと
祈る心
3
47
609
踊れ踊れ
ここが世界の中心よ
美しくあれ
謙虚であれ
博愛であれ
それは
誰かが決めたステップ
自由でいたいのに
わたしを一番縛るのは
わたし
踊るな躍れ
躍れ躍れ
主役も脇役も観客も
誰が見てても
見なくても
躍って躍って
模倣も虚偽も恥も
舞台に捨てて
踊るな躍れ
心を躍れ
わたしを躍れ
0
67
609
年末に引き続き
年末とは別のゲレンデから
新年のご挨拶を
あけましておめでとうございます
皆様にとってワクワクするような
幸多き年でありますように
2023年も何卒よろしくお願いいたします
令和5年1月1日 元旦
山のくま
5
52
600
この図書館の
見渡す限り
全部読めたなら
もっと上手に
話せるかな
この図書館の
端まで
全部読めたなら
もっと上手に
伝えられるかな
この図書館の
書庫の中まで
全部読めたなら
もっと上手に
生きれるかな
全部読むまで
時とまらないから
それなら読まず
不器用に
言葉を詠んで
伝えようかな
1
46
588
真っ赤に燃える
その瞬間に
立ち会えたなら
幸福と言って
良いでしょう
もう少し
もう少し
時間と色を熟成させて
同じ場所で
わたしに魅せて
1
57
588
ひと月かけて
ゆっくりと
満ちては欠ける
月だけど
冬の備え
急ぐように
早く早くと
欠けて消えて
消えては満ちる
今日の月
でも空の下
皆の心凍らないように
完全に消えないで
ほんのちょっと
明かり残す
優しい月
見上げた月が
優しいから
見上げるわたしも
優しい心
皆で見上げて
平和な夜に
0
54
583
大きな脳で
楽しい気持ちが
大きくなった
悲しい気持ちも
大きくなった
大きくなった振り幅で
わたしのための感情が
わたしの心を押し潰す
君があんまり近付いて
今を懸命に生きるから
大きな脳で
小さな事を大きくしてたら
小さな君に
笑われちゃうよね
0
64
575
やるせないと
感じるたびに
心の表面
ひからびて
ひび割れて
はがれて
はらりはらり
落ちていく
落ちた破片
ひろい集めて
寄木細工の箱にして
箱の中に
やわらかな
心を
そっとしまいましょう
心から
はがれたもので
心を守る
やるせないと傷ついた
わたしの心で
心を守る
はがれた心も
綺麗だね
0
53
569
次の手帳を
手にとる頃に
あなたへの
想いと未練は半分に
スマホの通知
来るたびに
もしもと
思わなくなって
寂しさ悲しみ
半分に
月が巡って
また半分
季節が巡って
また半分
限りなく
ゼロにはなるけれど
どこまでいっても
ゼロにはならない
新月みたいに消えればね
次の夜
また月
顔だすけれど
1
43
549
地面を覆った
枯葉の隙間から
名前も知らない
草がいる
もうすぐ雪が
全てを覆って
枯れてしまう
それでも
のびる
名も知らぬ草
負けないように
わたしも
のびよう
だけどそれは
わたしの都合
頑張るきっかけ
のびるきっかけ
欲しいだけ
それでもお礼は
言わなきゃね
まずは今日を
やってみます
2
45
535
わたしから
あなたは見えるけど
あなたからは
わたしは見えない
夜景の灯りは
一方通行なのに
綺麗に見えてしまう
展望台の柵に
体あずけて
心よせかけ
秋の夜長に
0
62
534
空から雪が舞い降りて
街を等しく真っ白に
美しく飾ったのは
少し前
街のあらゆる穢れ
受け止めて
ひどく汚れて
溶けゆく雪に
得体の知れない
申し訳なさを孕んだ
春のよろこびが
暖かい朝陽に
影おとす
全て溶ければ
その穢れ
街に還って
わたしに還って
2
59
520
雨上がりの朝
太陽に照らされ
あるく道
歩道の
濡れたところ
乾いたところ
ぼんやりとした境界線
やがて乾いて
跡形もなく
今だけの
うつろいゆく模様
あの形
何かに似てる
綺麗だな
今日は良いこと
ありそうね
でも
わたしの心もうつろいで
きっと
夜には忘れるけれど
存在したのは
嘘じゃない
0
39
514
運命なんて
叫んでも
言ってることは
結果論
奇跡なんて
叫んでも
あらゆる出来事の
確率論
わかっていても
「今」以外の
過去や未来に意味持たせる
わからない事が
怖いから
不本意や理不尽に
意味持たせる
わたしの弱さ
認めたくないから
「今」
「今」しかないの
わたしが
世界に干渉できるのは
4
49
511
誕生日や記念日あるけれど
タイミングは人それぞれね
年を見送り手をふって
年を迎えて手をひろげ
もれなくみんな
同じ日の出で
新年に
「ありがとう」
「おめでとう」
「よろしくね」
いちばん伝えて
いちばん聴いて
どの季節より交わされる
いつも伝えられたなら
もうちょっと
平和になるのかな
1
37
512
重力が弱いから
月にいるウサギ
上手にお餅つけるかな
質量のない空想
体から切り取り
あの満月まで
今頃
ウサギとアルテミスとかぐや姫
仲良く笑い
ジェンガを囲んで
お餅を食べながら
地球の雲を指差して
ウサギの双子を空想してる
想いあう空想で
夜空のキャンバスの下
月の光で
誰かと繋がる
0
58
505
欠けたままで
良いのだと
体にささる寒さの中
心に優しく沁みてくる
今宵
心おだやか十三夜
満月未満の欠けた月
ふわりふわりと
夜空に浮いて
完全を目指す姿
美しくて
尊くて
そのままで
良いのだと
満月未満の欠けた月
完全未満の不完全
わたしは
いつも不完全
それでもいいよね
ねぇ
十三夜
2
41
510
心に開いた穴
穴の中は暗闇で
どこまであるのか
わからない
周りが言う
「時間とともに
その傷は
いつか癒える時が来る」
素直に聴いて
痛みに耐えたら
癒えるでもなく
暗闇は増すばかり
開いたまま
固まって
えぐれた心
つらいだけ
無責任な美談はやめて
えぐれた心は
優しく守って
向き合うの
1
44
512
「ありがとう」と
言うべき時に
「ごめんなさい」と
言いました
「ごめんなさい」と
言うべき時に
「わたしもつらい」と
言いました
「わたしもつらい」と
言うべき時に
「ごめんなさい」と
言いました
心と言葉がちがうから
「ごめんなさい」と
言うべきじゃないから
「ありがとう」と
言いました
1
50
507
凍てついた朝
雪が積もってた
誰かの知らない
足跡が
新雪に刻まれて
たわむれに
足跡にあわせて
歩いてみたの
歩きづらくて
窮屈ね
誰かの歩みは安全で
靴に雪も入らない
向かう方向おなじでも
歩き方は違うのね
誰かの歩みの真似じゃなく
わたしの歩幅
わたしの速さで
人の生を歩いていくの
0
40
499
周りの人に
あわせたの
わたしも
ライオンさんが
好きですって
ほんとは
わたしは
カバさんが好き
今は
ちゃんと言える
わたしは
カバが好き
周りの言葉にあわせても
わたしの心に
霧がかかるだけ
人と違っても
好きなものは好きと言える
わたしが好きよ
嫌いなものを好きと言う
わたしじゃ嫌よ
1
47
497
わたしがまだ
家の塀より
小さい頃
愛と平和
尊いものと
笑う人
同じ口から
否定と陰口
呼吸と同じに
笑う人
矛盾の笑顔
ごまかす笑顔
家の塀より
大き���なって
矛盾の笑顔で
あふれた世界
自分の世界を
加点評価
同じ口から
周りの世界を
減点評価
矛盾の生き物
わたしは嫌い
慣れたくない
2
37
493
人の心は
見えないね
自分の心も
見えない時がある
人の心は月みたい
月が満ちても
裏は決して見えないの
心の裏は月の裏
わたしの心が
その想いと裏腹に
満ち欠けするのは
心の裏のせいなのね
満月の優しさと
心の裏への怖れが
夜に漂う
月光に照らされてもなお
光届かぬ心の裏も
抱きしめよう
1
45
489
この写真にうつる
この子が
わたしの孫ですと
孫のわたしが
��いに行くと
いつも言ってたね
色あせた
遊園地の写真でね
いろんなことを
忘れちゃってたけど
いろんなことを
話してくれたね
先に逝った
おじいちゃんと仲良くね
喧嘩はダメだよ
お骨を見て
おばあちゃん
わたしが
あなたの孫ですよ
2
37
493
やまない雨
冷たさ含んで
降りつづく
わたしの胸の内にある
怒り悲しみ
ため息と混ぜて
秋の空気にふれて
吐息は白い煙のよう
怒り悲しみ混ざった息が
押し固まって
わたしの心を
突き刺す前に
冷たい雨が
白い吐息を
突き刺し消した
雨がやむまで
吐ききって
雨がやむ頃
きっと
笑って歩きます
0
39
479
去っていった
あなたを
街でみかけた
涙が出そうになったけど
一歩手前で
止まってしまった
挨拶かわして
すれ違い
一歩ふみ出す
言いたい事
あったはず
靴が地面につく
一歩手前で
悲しくなった
この気持ちは
なんだろう
言葉にならない
靴が地面についた時に
溢れた涙
涙
一歩手前で
流れてよ
2
35
474
葉がおちて
色彩豊かな
地面に立ってから
空の青を見上げたら
木々の枝で
空がひび割れたみたい
葉がなくなって
枝がどんな形で
どんな広がりかを知った
あなたと出逢って
わたしの知らない
広がる感情を知った
あなたと離れて
わたしの知らない
ひび割れた心を知った
知るのはいつも
あとからね
2
38
475
永遠の愛
わたしはそんなの
望まない
わたしの命
離れるまでの
期限付きでいい
期限付きの愛ですら
悩み苦しみ
揺らいで
心痛いから
100年もいらない
その半分ちょっと
ほんのちょっとで
いいんです
どうか
限りあっていいから
永遠の愛を
虚しく望むくらいの
有限の愛を
見せて
わたしとあなたに
0
36
471
いつか
いつかと
言われても
いつかが
今になるまでの時間
わたしの寿命で
足りますか
わたしも分からぬ
わたしの寿命で
足りますか
命離れた
そのあとの
いつかじゃ嫌よ
いつかと願って
祈るけれど
いつまでに
いつかの願いを
叶えるために
今の積み重ねを
いつまでも
叶う叶わぬ
いつかわかる
1
40
465
あなたと行った
お気に入りのカフェ
扉に閉店の貼り紙
また
思い出の場所がひとつ
また
ひとつと静かにきえた
あなたとの思い出は
もう
更新されないの
わたしの想いは
増すばかり
更新されない思い出は
減るばかり
支えきれない想いが
わたしの心を重くする
言葉に出来ずに
吐息と一緒に溢れてく
0
28
461
秋の儚さ
紅葉のせい
秋の儚さ
夕陽のせい
秋の儚さ
長夜のせい
秋の儚さ
月のせい
その儚さを
美しく
愛おしく想って
儚く美しいものに
やがては朽ちる
わたしを重ねて
わたしも儚く美しく
いい訳するのは
わたしのせい
のぞんだ未来と
違った今を
認めたくない
わたしのずるい
心のせい
3
32
454
世界のあらゆる
香りも色も
音も味も
感じ方は違うから
答え合わせしてみよう
あなた≒わたし
わたし≠あなた
違ってもいい
答え合わせ
かわりに
手と手を合わせて
心会わせて
1
37
441
となりにいる
あなたを視界の隅に
見つめてる
同じ景色を
同じとこから見てるのに
見てる色は違うのね
聴こえる音は違うのね
肩が触れるこの距離が
地球と太陽より遠い
悲しみに
晴れの日を
分厚い雲が
わたしの嘆きを
とどめぬように
わたしの想いが
焼き尽くされても
太陽を
見失わないように
🕊作品募集企画！🕊
ゆめのほしのさん作のこちらの画像で作品を創って下さい！
タイトルは『悲しみに晴れの日を。』
投稿は引用ＲＴでお願い致します！
皆様の素敵な投稿、楽しみにしております✨
何卒宜しくお願い致します！
締切は29日(月)まででお願い致します。
0
3
66
1
36
446
下から一本の木をみたら
葉と葉を重ねず
みんな光を受けている
下から斜めに森をみたら
より光を集めようと
隣の木の葉を覆ってる
人と同じね
自分の枝の範囲だけ
助け合って優しくしても
隣の葉には冷たいの
生きるためだと分かっていても
そのあさましさに
悲しくなって
葉の色変えて散っていく
2
35
450
冬の空が荒ぶって
月を愛でない夜が続く
誰が見ていても
誰が見ないでもなく
渦巻き荒ぶる空の上
今日も変わらずに
きっと優しい光
地球に照らす
誰が見ていても
誰が見ないでもなく
後ろめたさを許さずに
胸をはる日々を
わたしも送りたい
誰も見ない夜も
満ち欠け巡り
裏側見せぬ
月のように
2
42
440
仮装の人が
パレードみたい
いつもの道が
ちがう世界
偽り感じる毎日
抑圧された毎日
抗うように
偽りの衣着る今日
ぬけ出したい今日
訴えるように
偽る自分を
偽りの衣装で飾り付け
偽りのパレードで
偽りを演じる
偽りつかって
心の奥の重荷を
ちがう世界におくりたい
心まで
偽りたくないから
1
43
442
わたしの涙
流れる前に凍っても
雪の結晶みたいに
ならないね
わたしの心
動く前に凍っても
透明な氷像みたいに
ならないね
でも
凍てつく月夜
吐息の色は
皆一緒だね
ゆらゆら拡がり
夜空にとける
ゆがんだ涙
汚れた心
うちに秘め
月の光を
夜の空気にまぜて
吸い込んだら
心もきっと
凛とする
0
32
427
あなたとわたし
おたがい視線を
二重螺旋に交差させ
まじわることない
視線と感情
愛しているから
わたしを愛して
8秒後の未来を
おたがい知っている
迎える覚悟の
8秒間
交わることない
二重螺旋
触れられそうで
触れられない
心ぐるぐる
自分の螺旋をすすむだけ
ひとりぐるぐる
すすむだけ
1
32
432
あなたの心に
近づきたくて
「もういいかい」
数秒たって
聴こえてきた
「まぁだだよ」
近づくなんて
できないよ
その言葉じゃ
動けない
オニは此処から
動けない
「もういいかい」
「まぁだだよ」
月が何度
満ち欠けしても
わたしは此処から
動けない
独りぼっちで
立ち尽くすのは
もう
いいよ
0
38
425
ゲレンデより年末のご挨拶を
本年も残すところ
あと一日となりました
拙い言葉を載せるだけの
アカウントではありますが
皆様に支えられ
日々ありがたく思っております
来年が皆様にとって
心やすらかに
実り多く
幸多き
平和な一年になりますよう
お祈り申し上げます
3
27
423
Twitterに登録した日を覚えていますか？
#MyTwitterAnniversary
↑
覚えていませんでした💦
いつもいつも皆様ありがとうございます。
感謝しかありません🥲
拙い言葉や、たまに写真を載せる垢です。
これからもよろしくお願いします🙏
25
40
422
わたしの心に
靴のままで
入ってきて
わたしの心に
傷をつけてね
代わりにわたしも
あなたの心に
入っていって
あなたの心に
傷を残すよ
互いの心が痛むから
互いの心に
互いの心を残して逝くね
互いの心に預けて逝くね
その傷口が
目印となって
どこまで行っても
また逢えるから
また出逢うから
1
37
425
冬の空を出発して
わたしのひろげた掌まで
ふわり舞い降りた
雪ひとつ
どのくらい
時間かかったかな
どのくらいの確率で
わたしの掌に着いたかな
途方もない確率の雪
掌で溶けていく
途方もない選択の
その延長線上
今のわたし
儚い雪の確率みたい
おぼろげな存在だけど
わたしの今は
嘘じゃない
1
40
418
自分じゃ
心は見えないね
太陽と月みたい
人の心
鏡にするよ
群れて安心しても
心と心ぶつかって
痛い
離れて安心しても
ぽつんと独り
痛いよ
新月の夜
周りの星々見えるけど
わたしはひとりで
あの星みたいに
輝けない
月の光
また灯るけど
心の居場所は
わからない
わからないまま
ここにある
1
37
417
別の道歩むことを決め
あなたとわたし
回れ右
歩きはじめて5歩
もう一度
あなたを見たいと思って
きっとあなたも振り向くと
次の3歩で回れ右
やっぱり
あなたも回れ右
だけどそこが心の瀬戸際
そのあと互いに
1歩がでない
踏み出せない
この1歩がすべて
笑って
泣いて
今夜は半月
また
回れ右
2
30
416
「ありのままでいて」
そんな言葉を吐かないで
あなたから
見えてるわたし
見たいわたしを前提に
その「ありのまま」は
誰のためなの
「ありのまま」の様な
ナニかになれと
縛らないで
喜怒哀楽
過去
現在
今そのまま
全てそのまま
ありのまま
あなたの言う
「ありのまま」は
誰のための言葉なの
0
36
413
涙の出ない
わたしを恥じて
秋雨の中
傘をささずに
歩いてみます
雨がわたしの涙を
誘い出し
たまった涙が
心しめつけないように
雨と涙の境界を
秋の儚さで
混ぜてください
でも
濡れた服が
肌にはりつくように
呪いのように
涙せき止め
また
今日も泣けないわたし
涙の出ない
わたしを恥じて
1
29
413
あなたに
最後にお願いしたのは
ただ
手を握ってと
言いました
この願い
叶わないと
知っていながら
言いました
握られなかった
わたしの両手は
今もそのまま
握れなかった
あなたの両手は
今もそのまま
風にゆられ
空を舞う
好きじゃ
ダメな時もあるんだね
好きだけじゃ
離れる時もあるんだね
0
28
402
満月を見上げたら
電線が重なって
月をケーキみたいに
わけていた
ちょっと右が多いから
二歩ずれて
半分こ
これでケンカにならないね
写真を撮りながら
電線が邪魔なんて
そんな無粋は言わないで
電線がないと
今宵の満月
半分こに
わけられない
ケンカはなしね
みんな仲良く
月と一緒に
半分こ
2
27
406
秋の夕暮れ
寂しくて
心
気丈につみあげるけど
儚く崩れて
くだけ散る
秋の夜長は
切なくて
心
秒針の音がしめつけるけど
胸に手をおき
朝を待つ
秋の朝日は
うれしくて
心
くだけた破片になって
朝日をあびて
かがやくの
光
みんなにふわりと舞って
青空みあげて
日が渡る
秋の夕暮れ
優しくて
0
27
401
朝の光を浴びながら
道端に咲いてる
花をみた
秋の空気に映えた
凛と綺麗な
花でした
花の名前を
調べてみたら
一緒に出てくる花言葉
こんなに綺麗に
咲いているのに
ひどく蔑まされた
花言葉
無自覚な傲慢
罪深さ
名付けの罪も
感じない
呟く罪も
感じない
嫌いな人間
わたしも人間
その人間
1
34
398
明けぬ夜はないから
赤い朝日が背中を押して
わたしに希望を
見せてくる
沈まぬ日はないから
赤い夕日が胸を潰して
わたしに絶望を
見せてくる
二律背反の世界で
命はひとつ
ただひとつ
迷い迷ってふらふらと
終わり来るまで
ぐるぐると
この心と���
揺らいだままでも
その心と体で
いくしかないの
1
31
400
十六夜月の
欠けた縁を
なぐさめながら
指で撫でる
わたしと
あなた
欠けた同士の
心の縁は
重ねてみても
満月みたいに
丸くない
でもいいの
重ねた手と手
重ねた心が
欠けてても
満月は完全で
畏れ多くて
ふれられない
ふれていいよね
ねぇ
欠けはじめの十六夜
#言葉の添え木 過去お題「縁」
0
27
395
いろんなものを
背負ったよ
もらって
ひろって
うけとって
こんなにたくさん背負えたよ
でも
ちょっと背負いすぎたかな
濁ってしまった
感受性
歪んでしまった
心と言葉
大切だと
思ってたんだけどな
その時は
大切だと
思いたかったんだね
あの時は
もう手放さなきゃね
心
軽くしてあげないと
0
28
389
雪虫ふわりと舞って
わたしの肩で小休止
向かい風で雪虫
おしつぶされた
命離れても
弔われることもなく
音なく儚く
静かに逝った
肩に残った白い綿毛も
やがては風で後方へ
このまま進んで
3m
存在の記憶も
後方へ
さらに進んで
5m
また雪虫が肩にとまる
もうじき
冬がやってくる
2
31
399
あやまちを
起こした人
責めたなら
自分の存在が
自分の意志が
その全てが
正しいのと
踊るように狂う人
誰かのあやまちと
あなたの正しさは
別のこと
間違った人の
至らなさを
あなたの
正しさの材料にしないで
だから
どうか
あなたの正しさは
あなたの生き方で
あなたが選んで
あなたが決めて
3
36
385
出会いと別れ
同じ指輪の表裏
ねじって曲げて
メビウスの輪
これを「永遠」と
名づけましょう
別れるために
出会ったんじゃない
心に触れて
触れられるために
出会ったの
やがて別れは訪れるけど
今は心
閉じずに開いて
やがて出会いは訪れるから
今は心
閉じずに開いて
出会い別れて「永遠」に
0
35
374
愛と憎しみの
二重螺旋
決して交わることなく
ただ
ぐるぐると
螺旋と螺旋
塩基でつながる
愛と憎
いつでも行き交い
ぐるぐると
このDNA
はたして何を生み出すの
ぐるぐるぐるぐる
行き着く先は何処に行く
ぐるぐるぐるぐる
まわりまわって今は此処
#言葉の添え木 DNA
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26
373
何度でも
よみがえる
何度も
よみがえられない
生きてる人だけ
観ることのできる
何度観ても
飽きることない
朝日を浴びて
今日を一日
また生きる
1
26
362
鉄塔が指差す空に月がいた
真下に立てば
一直線に連れて行ってくれそう
だけど鉄のベクトルは
あちこち向いて
檻のように空覆う
空まで行けない
囚われ迷路
1
31
362
拙い言葉を綴るだけのアカウントですが
目にとめていただき
本当にありがとうございます
今日は大晦日
今年も残すところ24時間
本当に僅かとなりました
Twitterをはじめて4ヶ月
まだまだ不慣れで失礼もあるかと思いますが来年もよろしくお願いいたします
心おだやかに
皆様良いお年をお迎えください
5
22
358
一夜のうちに
一面の雪景色
寒さに震える空気が
待ち望んだ光は
オレンジ色
大通りにさしかかった所
左右にビルを侍らせて
太陽が顔を出す
オレンジ色の光が伸びて
雪の表面なでたなら
一瞬のうちに
一面の陰翳礼讃
美しさに震える空気が
わたしの心を
白く貫いた
今日は
たぶん良い
一日になる
2
29
356
もしもの話は
嫌いだけれど
もしも
時間を戻せるのなら
どうかあの日に帰ります
涙枯れ果て
声枯れ果て
胸枯れ果てて
心枯れ果て
胸しめつけて
心しめつけ続け
眠れぬ夜を
すごした分だけ
もしも
時間を戻せるのなら
でも
そんな「もしも」は
ないのです
だから
わたしは
もしもの話は
嫌いなの
1
26
352
いつぶりかな
歩道橋
電線と同じ目線が
うれしくて
テールランプの列が
美しくて
階段おわり2段手前で
ジャンプした
降り立つわたしは特別だった
子供の頃
思い描いた未来は
なんだっけ
未来に臆病じゃなかったな
回れ右して
もう一度
歩道橋を渡ってみる
3段手前から
降り立って
特別になろう
1
20
350
欲張らないから
どうか
ただひとり
あなたのとなりで
同じ景色を見ていたい
欲張りだから
あなたのことを
全部知りたい
わたしのことを
全部知って
欲張らないから
どうか
あなたのとなりの
この不安を
このざわめきを
消し去って
欲張りだから
この矛盾に
名前をつけて
恋と書いて
あなたと詠んで
4
28
347
線路をはしる
わたしは列車
スピードゆるめて
またあげて
ふらふらしながら
はしってる
止まらないように
止まったとしても
また動く
止まったままだと
はしりながら切り離した
後悔積んだ車両が
追いついて
わたしの心
のみこんでしまうから
追突の衝撃で
脱線する前に
ゆっくり前に
動かなきゃ
0
21
345
あぁ
今日は雪
今日だけは
雨がよかったな
雨だったなら
天を仰げば
涙の出ないわたしにかわって
頬をつたう雨が
泣いてくれる
雪が降る
天を仰げば
ふわりと舞うけれど
美しさでは
涙は出なかった
涙の出ない
わたしを恥じて
頬についた雪が溶け
涙のように流れることを
まだ望む
わたしを恥じて
0
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337
絶望しては
心の重さに
うなだれて
希望しては
心の軽さに
顔をあげて
その重さ
その軽さ
誰が決めるの
その絶望
その希望
そのものに
質量はないから
絶望に重さがあったなら
地球が潰れてしまうから
希望に軽さがあったなら
大気がとどめておけないから
ゆらぐ心
決めるのは
いつも
わたしの心
1
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