川村裕子@『平安のステキな！女性作家たち』岩波ジュニア新書、『ビギクラ拾遺和歌集』角川ソフィア文庫
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博士（文学）。平安文化、日記文学。『蜻蛉日記１』『蜻蛉日記２』（角川ソフィア文庫）、『平安女子の楽しい！生活』（岩波ジュニア新書）『平安男子の元気な！生活』『平安のステキな！女性作家たち』（同）、『ビギナーズ拾遺和歌集』『王朝の恋の手紙たち』『はじめての王朝文化辞典』（角川ソフィア文庫）
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新刊拙著の宣伝が多くてすいません。これは「あとがき」に書きましたように乳ガンと闘いながらできた本。皆さまの御声援が心の支えでした。臥して御礼申し上げます（泣）。
はじめての王朝文化辞典
@kadokawa_pr
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一番売れてるキーホルダーだそうです。漱石のこころキーホルダー。……然し君、恋は罪悪ですよ。
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平安時代の出産は五人に一人の割合で母親が亡くなっている。子どもは半分以上亡くなっている。出産は命がけであった。これ、重要なことですよね。注釈にはあまり書かれませんけれどね。
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■倫子さまは超健康。だから彰子・妍子・威子（いし）・嬉子（きし）を産みました。当時の出産は「母子ともに健康」が五〇パーセント切ります。無事だった倫子さまは超健康。そのうえ、はやくに亡くなった嬉子以外は、なんとすべて入内。また最後の出産が四十四歳！そして九十歳で大往生！＃光る君へ
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■賢子は、怒ってますが、賢子のステイタス、母を超えます！大弐三位。彰子に出仕。
藤原頼宗（道長の次男！）も恋の相手。母よりモテモテ。親仁親王（後冷泉天皇）の乳母となって、弁の乳母と呼ばれます。乳母はみんながめざす女房トップステイタス！！！孝標女なんかも目指してました。＃光る君へ
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■定子さま没後、清少納言は悲しみにばかり浸っていたわけではありません。彼女には仕事がありました。定子サロンを残すこと、そう、あの明るい定子さま、笑っている定子さまを世の中に残すこと（泣）そして彼女は千年後の私たちにも定子さまを届けてくれたのです。筆の力で……。＃光る君へ
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■春はあけぼの。清少納言は止まらない時間を季節ごとにスクラップしました。定子さまの笑い声とともに光っている季節を。いつまでも万華鏡のようにきらめいている季節を。「ただ、どんどんと過ぎていってしまうもの。帆をつけた舟。人の年、そして、春、夏、秋、冬」（『枕草子』）＃光る君へ
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■円融帝役の坂東巳之助さんも、一条帝役の塩野瑛久さんも「御簾の外で話している人たちがうらやましい」というようなことをおっしゃっていましたね。撮影でもそうなのだから、いはんや現実に於いてをや。平安天皇の孤愁・孤独を思いやるべし。
＃光る君へ
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■道長はまひろの家に通うことは考えてませんね。自分のそばに置くわけです。すると召人（愛人）でしょうか。道長は通うことすら考えてない。ということは『和泉式部日記』はとんでもない作品なんですね。東宮候補が受領の娘に通う話だからね。＃光る君へ
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■漢詩の会の後、公任（町田啓太）たちが肩に
掛けているのは被（かず）け物でご褒美です。
ただサイトを見ていると「主催者が着ていた物」との説明が多いです。これは違います。着ている物だけではない。なぜなら下賜される衣で圧倒的に多いのは女性用（特に単衣）だからです。
＃光る君へ
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■紫式部は彰子をこのように言ってます。「つらいことの多いこの世の心の慰めには、こういう方を、さがしてでもお仕え申すべきだったのですね。ふだんの沈みこんだ気持ちとは全く違って、不思議なほど、さまざまのつらいことが忘れられてしまうのも、考えてみると不思議な気持ちが……」紫式部日記
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■行成の言葉→『古今和歌集』の仮名序です。→やまと歌は、人の心を種（たね）として万の言の葉とぞなれりける。歌は人の心が根本。そこから言葉が生まれるのです。漢詩は志（『詩経』によるか）（諸説有）。#光る君へ
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■俊賢（としかた）や行成（ゆきなり）の上手な行動。俊賢は源高明（たかあきら）を父とするので後見がいません。行成も父の義孝（よしたか）がはやく亡くなってます。こういう人たちは自分の立場を自分で切り拓いていく。あざとい行動も仕方ない。彼らの苦渋を思いやってあげましょうね。＃光る君へ
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■紫式部の伯父さんの代表歌「この世に生きていて欲しい、と思う人ほど亡くなってしまうものなのだ。どうしてなんだ」（世の中にあらましかばと思ふ人なきがおほくもなりにけるかな）という歌も、九九五年疫病のために亡くなった人々に対して詠んだ慟哭。死別の哀しさに苦しんでいます
＃光る君へ
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直秀ロス。＃光る君へ
出仕する前にまひろが為時の家で源氏を書いていると、
塀の上から「まだ書いてんのかよ」と直秀が聞く場面。
夢に見ました。😢😢😢😢😢😢😢😢
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■いつも、いつも二人は、いっしょ。千年たっても二人はいっしょ。清少納言はこの定子さまの笑顔を私たちに伝えてくれました。けがれのない、りんとした笑顔を……。 ＃光る君へ
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縦書きは横書きに、横書きは縦書きに、わざと直します。明朝だったらゴシックに、ゴシックだったら明朝にわざと直します。そして、印刷してチェックをします。すると、今まで見つからなかったミスが、不思議と見つかります。
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★おお、倫子は最後の出産が四十四歳高齢出産、明子は四十二歳！倫子は九十歳まで、明子は八十五歳まで長生きしました。子どもの数も同じ。二人は似てる。そう、道長は健康女子が好き。健康は子孫繁栄には欠かせないファクター。＃光る君へ
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道兼は兼家の子どもですが長男の道隆と末っ子の道長に挟まれてました。だから父からの愛情をいつも追い求めていたのです。今の「評価依存」。自分の中身は空っぽ。人から評価される事だけを目的として生きている。こんな人は自分のバリアが強く常に不機嫌。現代にもつながる問題を書くのはすばらしい
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★紫式部が五節になった資料はない。為時だと官位がまずい。ただ、公卿は、自分の娘のかわりに、部下や関係者の受領の娘を出した。そうか。それで倫子の家から出るのか。芸が細かい。★【光る君へ】第４回「五節の舞姫」のあらすじ1月28日放送
@art_ex_japan
より
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■そう、平安貴族は対立してもドンパチやらない。漢詩の会で若い人たちの気持ちをぐっとつかむ。風流な会で心をつかむのですね。これぞ平安人の「みやび」。ドンパチしない、というところで『源氏物語』の「絵合」を思い出したあなたは平安沼の住人。＃光る君へ
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■清少納言は斉信のスパイか。清少納言はいろいろな人のスパイという噂でよく里に帰りました。そんな時、必ず定子さまから手紙があったのです（涙）＃光る君へ
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本日、岩波の倉庫から巣立ちました。いろいろ大変な状況のなかで書いた本。平安男子が、皆さまのもとに飛び立ちます！なにとぞよろしくおねがい申し上げます。元気でね。平安男子。
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『蜻蛉日記』鳴滝は詳細に計算されたPMS（生理前困難症）の文学です。何度も執拗に生理の「時期」が記されます。物詣でという祝祭空間を打ち破って、産める性に縋り付く表現が横溢しています。下巻に入りますと更年期と生理の問題が浮上。『蜻蛉日記』の生理は読み解いていく必要があるでしょう。
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裳着は夜でした。時間帯は夜間に挙行されたのです。だいたい、「戌（いぬ）の刻（こく）」（午後七時～九時ごろ）、「亥（い）の刻（こく）」（午後九時～十一時ごろ）でした（『平安時代の儀礼と歳時』１１４頁）＃光る君へ
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【諸説乱立】
１、道長がお金を渡したので「ひと思いにやってくれ」という意味と受け取った。
２、道長のような年下風情がお金で人を動かせると思っているのが憎かった。何か復讐しようと思った。
３、道長の渡したお金が少なかった。
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■惟規、斎垣（いがき）をこえる話。惟規は賀茂斎院選子内親王（かみさまにつかえる斎院）の女房を恋人にしてました。＃光る君へ
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■赤染衛門は常にトップのお局女房。『栄花物語』正編の作者だといわれています。『紫式部日記』のなかでは歌が誉められてます。ただね、紫式部は自分が超えられない、と思う人には厳しいのですね（清少納言、和泉式部）。赤染はあまり恐怖ではなかったのかも。＃光る君へ
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当時、文章生に合格するのは大変なことでした。源氏物語の夕霧は猛勉強してますね。また惟規の歌はポップでシュールな歌が多く、勅撰集に十首も採られてます。父の為時は四首です。歌人として分析する必要がありますよね。紫式部と比較された話ばかりが一人歩きしています。惟規を救え！
／
㊗️ #文章生 合格
父姉の #越前 出発に間に合った‼️
と急ぎ報告する惟規が尊い🫰🏻💛
＼
#藤原惟規(#高杉真宙 さん)と #まひろ(#吉高由里子 さん) Wまひろのやり取りも魅力的☺️
藤原惟規の歌は「後拾遺和歌集」（優れた和歌を天皇が選んで編纂したもの）に10首も選ばれており高い教養があったとも🥹✨
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■鳥辺野は、東山区京都市東山区中央部から南方に広がる原野。葬送の地。火葬が多い鳥辺野。みんな鳥辺野の煙をじっとみつめていたのです。帰ってこない人の面影を抱きながら。＃光る君へ
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■紫式部と実資の関係は結婚はしないものの、良好かもしれません。『紫式部日記』のなかでも紫式部が声をかけたところ「すごく今風を気取っている人よりも実資さまはずっとご立派でいらっしゃるようなのね」と書いてあります。これは敦成親王の五十日の祝いの宴会の時ですね。＃光る君へ
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■当時は百舌彦（道長の従者）と乙丸（まひろの従者）みたいに従者どうしが仲良くなりました。『和泉式部日記』に出てくる小舎人童（こどねりわらわ）〈和泉式部側〉と樋洗童（ひすましわらわ）〈帥宮（そちのみや）側〉は、情報交換しています。＃光る君へ
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■悲田院（ひでんいん）は救済事業と遺骸の処理をやったそうです。都の東西に悲田院が置かれました。施薬院（せやくいん）の方は、貧しい病人を治療した施設です。医家の丹波氏が担っていたということです。＃光る君へ
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■『蜻蛉日記』は二十一年間の日記なんです。公開前提の日記形式というのが不思議なところ。物語ではないんです。だから臨場感があふれてます。兼家に伝わらない言葉を書き続けました。言葉で心が伝わるか、これが『源氏物語』の本質に大きな影響を与えています。＃光る君へ
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★花山天皇は「また作文会を多く催し漢詩を自らも作った」（和歌文学大辞典）ということです。ほら、ちゃんと為時（ためとき）の教育の成果がありましたよね。
本郷奏多“花山天皇”登場のBGMに視聴者「めちゃくちゃ似合いすぎ」…「光る君へ」2話
@cinema_cafe
より
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■和泉式部は敦道親王没後一年たってから、『和泉式部日記』を書きました。亡くなった人が生きている間のことを書く。これはずいぶん残酷な仕事。できればやりたくない。でも、彼女は書くことによって、この慟哭の沼を超えていったのです。そして生きる力を取り戻した。たった一人で……。＃光る君へ
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そうです。花山院は拾遺集を選ぶくらいなので狂気ではありません。優しい歌が多いですね。
川村先生のお話で「花山院の歌には優しいものも多い。拾遺和歌集にも優しい歌が多い」との指摘があり、「花山院が優しい歌を好むと思ったから編者は優しい歌を集めた歌集にしたのでしょうか」と質問させていただくと「その可能性はあります」とのご回答。人はいつも一面で判断できない。
#光る君へ
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私は商業高校出身者を教えていました。そういった高校では古文の必修がありません。そのような学生たちに向けて古文は原文でないとわからない、などと言うのは残酷なことです。そんなことは言えません。原文を読めないと古文の楽しさを感じてはいけないのでしょうか。
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■宣孝さまに似ている、という惟規（のぶのり）の言葉。本当は道長の子どもなのに……。逡巡・困惑するまひろ。まるで青海波の時の藤壺のようですね。→『はじめての王朝文化辞典』参照。＃光る君へ
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■紫式部の伯父さん（為頼）の代表歌「この世に生きてて欲しい、と思う人ほど、どうしてこんなにたくさん亡くなってしまうんだ！どうしてなんだ！」（人をこそあらましかばと思ふ人亡きが多くもおもほゆるかな）。平安人も死別の悲しみのなかで苦しんでいました。＃光る君へ
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皆さま、今日は、少し涼しかったようです。それでも、熱がこもったような日差しは、まだまだ夏ですね。くれぐれもお気をつけて下さいませ!💡
↓『はじめての王朝文化辞典』見本来ました！！！（みなさまのおかげです！泣）
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■惟規は大斎院選子のところにいる斎院中将（さいいんのちゅうじょう）が恋人でした。この人の部屋に夜な夜な惟規は通ってました。それを怪しんで女房たちが門を閉じてしまいました。困った中将は斎院に訴えました。そこでようやく惟規は門を出ることができたのです（『今昔物語集』）。＃光る君へ
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■当初淡路守になった為時。でも淡路は小国です。そこで申文を書きました。為時の詩「苦学寒夜、紅涙霑襟、除目後朝、蒼天在眼」は有名。それを読んで、泣いた一条天皇、それを見た道長。そこから淡路守→越前守へ（『古事談』）→『紫式部伝』42頁が詳細。申文は自己推薦文のようなもの。＃光る君へ
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★惟規（のぶのり）は大学寮の試験パス。定員四百人程度。最終試験に残るのは二〇名程度。試験も難しいのね。だから惟規は頭悪くない。「擬文章生」→「文章生」。夕霧の話を思い出してね。夕霧が試験に受かるまでの勉強は大変でしたね。＃光る君へ
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■道綱は道長と仲が良く、道長が道綱に気を遣っている様子が『御堂関白記』のなかによく出てきますよ。道綱メンタル強く明るいのね。＃光る君へ
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■道長の婚礼祝いの手紙。まるで婚礼祝い文例のカット＆ペースト。道長フォントではない「寒露清霜吉日令展、敬酌禮典是遂婚礼、窈窕淑女君子好逑、萬壽無疆承天之慶」（寒くなって露はきよらか霜が降り吉日、婚礼の道具を送付、君子にとって最適な女子。天の恵みを受け末永くお幸せに）＃光る君へ
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■いづれの御（おほん）時にか→「御」は基本「おほん」と読みます。「み」と読むのは仏様、神様、漢語関係などです。詳しくはビギナーズクラシックス更級日記・和泉式部日記・拾遺和歌集の読み仮名をどうぞ。千年前の文に仮名を振るのは大変なことである。＃光る君へ
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■道綱と道長はかなり仲が良いのです。また兼家は道綱母のところに頻繁に通っていたことが上村悦子先生によって証明されています。そして『蜻蛉日記』上巻末までは正妻になる可能性ありでした。道綱はメンタル強いです。その理由は講座で。
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また詮子は自分の気持ちをきちんと表現できる女性でした。「梅つぼの女御、きさいになりおくれ給て、なげかせたまふころ、雨のふるに」「雨もよにふりはへとはん人もなしなきにおとりていける身ぞうき」（『円融院御集』四七）といった具合に、きちんと自分の無念さを円融に訴えてます。＃光る君へ
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研究する人は、まず作品を読みましょう。論文を先に読まないことです。自分の目で作品を読みましょう。
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■高階貴子、定子、伊周の別れは『栄花物語』の「浦々の別れ」に。出立命令が出ても「定子さま、貴子さま、伊周さまは手を取り合い、どうしようもなく取り乱していらっしゃいます」。「定子さまや貴子さまは伊周さまの袖を捉えてけっして放そうとはされません」あまりにもつらすぎる……。＃光る君へ
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■疫病については次の論文無料ダウンロードどうぞ→河添房江「『源氏物語』と王朝の疫病」より。J-STAGE Articles - 『源氏物語』と王朝の疫病 ＃光る君へ
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まひろは働いている。一家のために。これを家刀自といいました。伊勢物語とか源氏の帚木ですね。髪を耳にはさむらしい。更級は言葉そのものはでてこないけど主婦になった孝標女がでてきますよね。＃光る君へ
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■安和（あんな）の変で源高明が失脚しました。高明の娘が源明子です。また源俊賢は兄ですね。四納言の一人。一言で言うと俊賢は苦労人。父親が失脚して独力で生きた。大学寮に行っていたようです。当時はね、最高級の貴族は行かないのね。俊賢は『源氏物語』の夕霧のモデルとも
＃光る君へ
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■詮子（せんし）は一条天皇（懐仁（やすひと）親王）を東三条邸（兼家の邸）で生みました。この絵は珍しい詮子の出産シーン。栄花物語の絵巻です。現物はもうありません。この模写が唯一の絵となりました。→『平安のステキな！女性作家たち』２０７頁参照。＃光る君へ
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■定子没。二十五歳。長保二年（一〇〇〇年）十二月十六日。後産のことにより没す。当時は「お産の後、後産がなかなかおりないこと」が頻繁にありました。これはこの「胎盤遺残（たいばんいざん））」により出血多量で没することが多い。（『お産の歴史』）＃光る君へ
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【朗報】長らく絶版だった『王朝の恋の手紙たち』（角川選書）が、このたび文庫化されることとなりました。大河での手紙のやりとりや文付枝の話、はたまた文使いの話など王朝メール常識が満載の本。また入試問題などでも使われる本。なるべくはやくしますね。なにとぞよろしくお願い申し上げます（泣
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■なぜ硯が丸いのか、わかった。硯で最上のものは「宋」代のもの。そして言うまでもなく硯は中国から入って来てますね。下の本の宋代の硯は円硯｡そして「宋代三百年に製硯文化が頂点に達した」とあります。だから都の硯と越前の硯（おそらく宋から入って来た）の形が違う。芸が細かい。＃光る君へ
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■『新楽府』は人気。『権記』（寛弘七年六月十九日）によると一条天皇から継色紙（つぎしきし＝豪華な紙）六巻が行成に下賜。ここに行成は楽府二巻などを書き写します。ちなみに行成は後撰集も書写してます。この使者が、なんと紫式部の弟・惟規（のぶのり）！ 絵は写真みたいな継ぎ色紙
＃光る君へ
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⭐️本日読了おすすめ本。「論理国語」の学習指導要領の分析が秀逸。文章を分析してわかりやすい文章に直す。らくがき式メモ抱腹絶倒。「そもそも論理的って何？」。文体や国語の分け方に興味がある人おすすめ！！
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■なんでまひろは妾じゃいや、妾は駄目。と言うのかな。そう、もうおわかりですね。『尊卑分脈』のなかで「御堂関白妾」（御堂関白は道長のこと）と書かれていて、それが二人の関係を示す証拠としていつも上がっているから。だから妾にこだわるんだわね。＃光る君へ
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■伊周たちのやっているのは弓を鳴らす。鳴弦（めいげん）の儀といわれるものです。悪霊退散。お産の時などにやります。お産の時は音が非常にやかましく響きます。読経、鳴弦、散米（うちまき）……。＃光る君へ
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■和泉式部は、勅撰集（天皇の選んだ歌集）に入った女子歌人のトップ。今でいうとレコード大賞１００回連続獲得並びに松任谷由実＋中島みゆきの１００万倍売り上げ実績の歌人です。＃光る君へ
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現在も母子ともに健康は、１００パーセントではありません。命がけです。
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★おすすめ本――『古文研究法』（小西甚一、ちくま学芸文庫）これはすごい本。小西解釈学の影響を受けた人は多いはず。その学問に裏打ちされた口語体！でのびやかな古典の本。こんなにおもしろく語れるのですね。単なる参考書ではありません。古典に少しでも興味のある人におすすめ！！
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道長の食べてたおかしはね、この台の上のお菓子です。ふずく、と言います。七色のお餅。
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■人の親の心は闇にあらねども子を思ふ道にまどひぬるかな（親心というものは分別があるはずなのに、子どものことを思うとなぜか闇夜の道を行くように、どうしようもなく心がまよってしまうものなのです）（『後撰和歌集』一一〇三）詠者の藤原兼輔（ふじわらのかねすけ）は紫式部の曽祖父。＃光る君へ
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■先週道綱がまひろのことを道長に話してドッキリする場面がありました。実は道綱は道長の妻（倫子）の妹と結婚しているのですよ。道長と道綱、姉妹と結婚。好きな女子のタイプが似ていたのかも。そう、源氏の大君と中君は似てましたよね。＃光る君へ
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★公任さま（町田啓太さま）の声。
ええっ、町田さん、龍笛ほんとに吹いてるんだ。すごすぎ。漢詩の朗詠、大変そう。それに減量。役者さんってハードですね。
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■そして道綱は、舞がすばらしかったので、な、な、なんと円融天皇からご褒美として衣（「紅染単衣」）を貰ったのですよ。この話は『日本紀略』（九七〇年三月十五日）という歴史書にも書かれているのでした。すごい名誉。やったね！道綱！＃光る君へ
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■この年は本当にみんなが亡くなってしまいました。疱瘡。あかもがさ。恐いことです。道兼の他は、源重信、藤原朝光、藤原道頼、源保光……等々。他にもたくさん亡くなった人がいたのです。残ったのは伊周、道長……。＃光る君へ
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★道綱母が亡くなったのは兼家没の五年後です。六十歳。九九五年。＃光る君へ
だから九九三年には生きています。五十八歳くらいか。まひろは二十一歳ごろ。
年齢的にはおかしくない。
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■みんな光源氏になりたいわけですね。源俊賢。そうです。源高明もモデルの一人。みんな自分のことだと思ってます。物語の醍醐味ですね。＃光る君へ
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『お産の歴史 ―縄文時代から現代まで (集英社新書)』に母子ともに健康を保つための大変さが書かれています。医療の現場からの言葉です。この本、とても良い本ですね。今でも一〇〇%安全ではありません。
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（拡散希望）サイバー攻撃でお待たせしておりました（泣）。藤原彰子さま書きました。一条天皇と彰子さまのすごいラインエネルギーや定子サロンそっくりの彰子サロン。暗いと言われてきた彰子さまの本当の姿。よろしかったらどうぞお読み下さいませね（涙）。＃光る君へ
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■源明子の父は源高明。左大臣。安和の変で兼家から追い落とされた人。明子は最初のうち兼家・道長を呪ってましたよね。でも、明子は道長と仲良しになりました。この人も八十五歳！まで生きました。最後の出産は四十二歳！！倫子は九十、最後の出産は四十四。道長は妻の健康に支えられて。＃光る君へ
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道長の漢詩■「菊のお酒が杯に満ちている。でも誰とこれを飲むのだろう。宮廷の菊の花を手にいっぱい持って、ただ一人、君をしのぶ。君をしのびながら、菊の花のそばに立って、一日中、君の「菊花」の詩を口ずさんでいる」（白氏文集（三））★漢字の羅列から道長の想いがこぼれ落ちる。せつない…。
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■道隆の奥さんは高階貴子といいました。この人は「真名などいとよく書きければ」（『栄花物語』）とあります。漢文女子。伊周、隆家、そして定子の母です。有名な歌は『百人一首』にも入っている「忘れじの行く末まではかたければ今日をかぎりの命ともがな」つよい
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■まひろの言うとおり。『蜻蛉日記』序文に書いてあります。「天下の人の品たかきや、と問はむためしにもせよかし」→「この上もなく高い身分の人との結婚、それはいったいどのような生活なのかしら、と尋ねる人がいたら、そんな時の答えの一例にしていただきたいと思います」＃光る君へ
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■彰子と敦康なかなか打ち解けず。ただしこのころ定子の妹（御匣殿）は一条天皇のこどもを宿しました。でも、出産で亡くなります。一〇〇二年六月三日のことでした。「妊娠中毒症」。定子に引き続き悲しいできごと。ただそれだけ出産の危険度が高いことを忘れてはいけません。＃光る君へ
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これは実資が道綱に官位を超されたのでやつあたりで書いた記事です。
道長の異母兄道綱は庶子のため正妻の子ほど優遇されなかったものの、最終的に正二位大納言まで登った。官途における競争相手は小野宮流の実資であり、実資は「少右記」において道綱を「一文不通の人」や「四十にもなって自分の名に使われている漢字しか読めない」とこき下ろしている。
#光る君へ
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■和紙に必要なものはなんですか？ それはきれいな水なんです。そう、だから和紙は雪解けの水が使えるところ、そうです。日本海側がメイン！！ ＃光る君へ
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日記文学というのは日記そのものではなく、公開されてる作品なんですね。それでこれがある一時（平安時代）、日本だけで生まれたんです。他の国にない。日付けのある文学作品。だから土佐日記は「世界最古の日記文学」でＯＫ。まだわからないことがたくさん。みんなも日記文学読んでみようね。
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●花山天皇は狂気の天皇ではありません。現在は散逸してますが花山院御集（自撰）がありました。歌切れあるのでどこかから御集が出てくる可能性大。歌合も開催しております。
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■道長は弓矢で有名。『大鏡』に次々と矢をあてた話が出てきますね。→これについては『平安男子の元気な！生活』を見てね。道綱も矢が超得意。兼家さまの息子たちは弓矢が強かったのかな。弓はすぐに勝敗がつくから大変ですね。＃光る君へ
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■和泉式部は、「正述心緒歌（ただにおもいをのぶるうた）」が得意だといわれています。これは、ありのままに思いを述べた歌、というような意味。複雑な技巧を使ったりしない。上から下に素直に読んで意味が通じる。天才歌人。＃光る君へ
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■ここら辺、源氏の夕顔を思い出しますね。悲惨。夕顔はなにがしの院で物怪に襲われます。そして亡くなってしまうのでした。遺骸は惟光が東山に運びます。光源氏はたまらなくなって、夕顔の遺骸のある鳥辺野に行きます。帰りはつらすぎて馬にもちゃんと乗っていられない状態。＃光る君へ
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★おすすめ本――『傷だらけの光源氏』（大塚ひかり、辰巳出版）。『源氏物語』の登場人物。そこに描かれるリアルな姿を追求。特に夕顔の音の描写、大君の貧乏の様子、末摘花が描かれた理由などがすばらしい。源氏を読み込んでいる筆者の目線は新しく、そして詳細！おすすめです！！
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■たった一人のために書かれた『枕草子』。だから『枕草子』のなかで定子さまは泣いてない。香炉峰の時も、元輔パパの話の時も、四足門の生昌の時も……。いつも定子さまは「笑はせたまふ」。そう、二人はことばの力で不幸を乗り切った。明るさに輝くことばの力で……。＃光る君へ
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★すごい。
★大河ドラマ『光る君へ』脚本家・大石静「2話目を書き終えた頃に夫が他界。介護と仕事の両立は困難だったが、45年間で一番優しく接した時間だった」 #婦人公論
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今日は誕生日でした！今後も平安時代をなにとぞなにとぞよろしくお願いいたしますね！
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そして校了本は？→岩波ジュニア新書３冊目『平安のステキな！女性作家たち』！！！十月発売、校了しました（泣）年表、苦労いたしました。道綱母、清少納言、紫式部、和泉式部、孝標女、解説、年表、系図、参考文献……。随時写真を載せますね。よろしくお願い申し上げます（涙）
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■彰子入内屏風、花山院（本郷奏多さま）の歌。「雛鶴を養ひたててまつが枝の蔭にすませむことをしぞ思ふ」（ひなの鶴を育てて、千年の松の枝にいつまでも住まわせたいと願うのです）＃光る君へ
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■夏なので生絹（すずし）の単衣（ひとえ）。スケスケですね。この姿で逃げ出したのは源氏の空蝉。またこんな格好で格好で昼寝をしてパパから怒られてしまうのは、雲居雁（くもいのかり）ですよね。＃光る君へ
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蜻蛉日記Ⅰが１７刷りになりました。大河と皆さまのおかげです（泣）。道綱母、良かったね😢😢😢😢😢
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■紫式部の漢詩
既に自ら心を以て形役（けいえき＝精神が肉体に支配されること）と為す 奚（なんぞ）惆悵（ちゅうちょう）として独（ひと）り悲しむ（陶淵明 帰去来辞）
（自分の心は身体の犠牲となっているのだから、くよくよとして悲しんでどうするのか。諸説有）#光る君へ
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■惟規は大学寮に。この時代の唯一の大学ですね。入るのも入ってからも大変。ですので惟規はダメンズではない。大学寮は試験が多いのね。それに受からないと最終的に役人にはなれない。夕霧が有名。源氏は大学寮に入る必要のない夕霧を大学寮に。源氏のスパルタ教育。可哀想な浅葱色。＃光る君へ
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物忌みといったら十例ぐらい、琵琶といったら十例ぐらい場面を思い出せないと研究者ではない、と師匠から言われた。岩佐美代子先生には「近江の海」の歌を五首あげなさい、といきなり言われた。中野幸一先生には日記文学の冒頭を言いなさい、と言われた。おぼえるというのは大切なことなんですね。
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■ああああ薄様だ。若草色。藤色。こんど講座でくばる薄様ですね。→写真
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