いかふえ
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タナカヒロフミ。小説家。趣味は小説を書くこと。読むのも好き。テナーサックスも４０年以上練習してるけど上手くはならない。小説もまた……。
関西エリア
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昔、某駅で某宗教（二人組）の勧誘にあって、「このままでは世界は滅びます。それでもいいんですか」と言われたので、「私はＳＦファンなので世界が滅ぶのをぜひこの目で見たい」と言ったらめちゃくちゃ怒り出して、あなたは地獄に落ちると言って去っていった。そらそやろな。
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小説家の小林泰三さんが１１月２３日午前５時５６分に逝去されました。奥様はネット環境になく、田中さんに公表してもらえとご本人がおっしゃっていたそうなので、私（田中啓文）から奥様の代理として告知させていただきます。
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アマビコとアマビエは、もともと天津彦星と天津織姫だったのが略されてアマビコ、アマビメとなり、アマビコ、アマビエになったのだから、同一神の誤記ではなく、七夕伝説に由来する夫婦神なのだよ、という嘘を考えるのが伝奇小説家の仕事なんです。
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「かねてから病気療養中だった主人小林泰三が１１月２３日午前５時５６分永眠いたしました。生前の皆さまのご助力・ご声援に感謝しております」。以上です。なお、葬儀はご家族だけで２５日に営みました。
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昨日スーパーで。隣で袋詰めしてた爺さんに電話がかかってきて「なんや、今忙しい。植木屋？そんなもんとうにやめた。無理無理。この歳なったら木に登ったりしてられへんのや。ほんま無理やねん。まあ、この歳でもなんとか木には登れるかもしれん。けどな……登ったら降りられへんのや！」と言うてた。
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霊場にイタコが五人います。そのうちふたりが口寄せを行い、霊をおろしました。霊のうちのひとりが、べつの霊を呼び寄せました。霊場にいるのは生霊、死霊あわせて何人ですか？
……恐れ算
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松任谷由実と荒井由実は別人格で、荒井が松任谷に「私が先に世に出るからあんたは待っとうや（待っててね）」と言い、松任谷が「ALL RIGHT」と答えたのが名前の由来だ……という夢を見た。起きた時「由実がYOUとMEの意であるのは言うまでもない」というフレーズが頭に浮かび、完成した。
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２０年以上しょっちゅう会っては何時間も飲んで……を繰り返してきたが、アホな話以外したことないような気がする。これからもずっと続くと思っていたが、あれは貴重な、二度と取り戻せない時間だったのだな。知らんかった。知ってたら……。
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田中啓文『警視庁地下割烹』（角川文庫）９月２４日発売予定です。警察ものですが、主人公は警視庁の地下にある「刑事部割烹課」が運営する船場「失兆」の流れをくむ名料理店「警視兆」に配属になり、「ささやき女将」の部下として活躍……という、まあめちゃくちゃな話です。
警視庁地下割烹
文庫「警視庁地下割烹」のあらすじ、最新情報をKADOKAWA公式サイトより。警視庁の地下に存在するという謎の割烹料理店。その正体とは？ 書き下ろし
www.kadokawa.co.jp
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初夢らしきものを見た。与謝蕪村が弟子に向かって、わが師芭蕉は発句によって後世に名を残したが、わしの才能ではそうはいかぬので、ラブソングという言葉のなかにブソンという名前を忍び込ませる形で名を残しておるのだ、と説明する夢だった。なんじゃこれ。
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担当さんから文庫の帯の案が送られてきて、メールのタイトルが「帯案」となっていた。反射的に「ケノービ」という言葉が頭に浮かぶのは仕方がない。
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毎年、この時になると地震について書こうと思うのだが、どうしても書けない。書いても消してしまう。一時間近く、家具やレコードや本に埋もれて動けなかった時もし火が来ていたら……と今でもぞっとする。自分が先に脱出し、嫁はんを引きずり出したあと窓を開け、見た光景は死ぬまで忘れないだろう。
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『信長島の惨劇』を書いた時のノートを捨てようとぱらぱら見返してたら、最初は「戦国奇岩城・そして誰もいなくなった」というタイトルで、架空の城で連続殺人が起きる予定だったらしい。その城の名の候補が宍戸城、小田切城、島村城、九重城（ジョー９０）と書いてあって、この人アホやなあと思った。
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「ＳＦが死んだって本当か」「ああ、三日前にな」「そこまで追い詰められていたのか……」「それが……自殺じゃないんだ」「なんだと……？ だれが殺ったんだ！」「わからん。密室で殺されていたらしい」「……ミステリの野郎だな……」「なにか言ったか？」「いや……なんでもない。行くぞ」
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１２月に講談社文庫から『件（くだん） もの言う牛』が発売になります。久々の伝奇ホラーです。なぜ「アマビエ」にしなかったのかというと６年前から書いてた作品だからです（途中、２年ぐらい完全に放り出していた時期あり）。３度の全面改稿を経て、やっと出せます。よろしくお願いします。
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今日から連載開始だったのか。知らなかった。実業之日本社のサイトで『力士探偵シャーロック山』第一話「薄毛連盟」前編掲載です。無料で読めます。案件です。よろしく！
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とか言いながら、今、山崎の合戦を書いてる。この真面目な内容の小説の登場人物のだれひとりとして、このあと起きるわやくちゃな展開のことは知らない。ふふふふふ。
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『力士探偵シャーロック山』田中啓文（実業之日本社文庫）１０月４日発売予定です。よろしくお願いします。めちゃくちゃな話です。収録作は「薄毛連盟」「まだらのまわし」「バスターミナル池の犬」「最後の事件」の４本です。
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「昼間助けていただいたモスラです。恩返しに参りました。決してこのドアを叩かないでくださいね」と言ってモスラは部屋にこもった。いつまでたっても出てこないモスラに、与ひょうはついドアを叩いてしまった。するとドアが開き、なかは毒鱗粉で満ちていた。（続く）
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津原さんの特集号まだ手にしていないのだが、私のバンドに無理矢理参加してＳＦ大会に出た話とか、エッセイ集にも書いてあるけど、ギターとそれ以外の楽器のことで論争になったこととか、ときどき電話かかってきて何時間も話し込んだこととか、書きたかったけど依頼がなかった。
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「そのとき向こうからやってきたのは」と書いて、それが誰なのかをもう二時間も考えているがわからん。でも、だれかが向こうからやってきたことは間違いないのだ。
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田中啓文『力士探偵シャーロック山』（実業之日本社文庫）１０月４日発売予定。ホームズ好きの力士「斜麓山」が付け人の「和斗山」と相撲そっちのけで事件を解決するという、相撲ファンもホームズファンもいらつかせるような内容ですが作者に悪気はありません。よろしく。
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ハヤカワから『銀河帝国の弘法の筆の誤り』『蹴りたい田中』『忘却の船に流れは光』『UMAハンター馬子 完全版』がKindle化されます。１０月３１日（火）配信です。『銀河帝国……』と『蹴りたい田中』は各種解説その他も入ったオリジナル仕様。前者は私の代表作なのでうれしいです！
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田中啓文『文豪宮本武蔵』（実業之日本社文庫）そこそこ好評発売中です。宮本武蔵が明治時代にタイムスリップして車夫をしながら樋口一葉や正岡子規、夏目漱石……といった多くの文豪と交わり、みずからも小説を書こうと思い立つがそこに数奇な運命が……という話ですが、（続く）
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田中啓文『信長島の惨劇』（ハヤカワ時代ミステリ文庫）は１２月１０日（木）発売です。本能寺の変と山崎の合戦の後、死んだはずの信長から謎の孤島に呼び出された羽柴秀吉、柴田勝家、高山右近、徳川家康がわらべ歌の歌詞どおり次々と殺されていく。信長は本当に生きているのか……。なんじゃそりゃ！
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かなりきつかったですが、これで私の役目は終わりました。塩澤さんと古市さんにはお世話になりました。落語でも聴きながら酒を飲んで精神の安定を取り戻したいと思います。
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田中啓文『件（くだん） もの言う牛』（講談社文庫）は１２月１５日（火）発売。全国の一言主神社を巡る美波大輔は岡山の牧場で件の誕生を目撃する。件の予言は的中し首相が急死する。件とは何か。一言主大神は何を一言で言い放つのか。鬼伝説の残る岡山が舞台の伝奇ホラー。
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田中啓文『件 もの言う牛』（講談社文庫）、そこそこ好評発売中です。全国の一言主神社を巡る美波大輔は岡山の牧場で件の誕生を目撃する。件の予言は的中し首相が急死する。件とは何か。一言主大神は何を一言で言い放つのか。鬼伝説の残る岡山が舞台の伝奇ホラー。丑年のお正月にぴったりです。
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「仮定の質問には答えられない」は私が会社の株主総会担当だったとき、総会屋の質問を議長が強引に封じ込める必殺フレーズだった。政治家が使たらあかんやろ。
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キャプテン・ウルトラの「宇宙マーチ」を聴いていて、これって小林泰三さんが好きやったなあ、と思い出したら号泣しそうになったのでとめた。小林さんだけでなく、当時のこどもはみんなこういう「宇宙」を信じていたと思う。
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戦後、のらくろは大陸に渡ったり、探偵事務所に入ったりしているので、イギリスに渡って、犬のホームズの世界観のなかで活躍する、というネタを（真剣に）検討したのだが、どっちも許諾を得るのが難しそうだ。
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このひと、なにいうてはりますのん？
東京五輪開催反対を言う人たちは、五輪が始まると日本選手の活躍が気になって仕方ない、と気持ちが変化したことに気づくだろう。でもそれはごくふつうの健全な感情で少しも後ろめたいものではない。僕が言いたいのは、自分の意識の深層に想い致すことなく、軽薄に意見らしきものを述べる愚かしさだ。
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小説家が全員、これはのちのちまで読み継がれてほしい、何度も再読してほしい、と思って書いてるわけではない。スーパーファンタジー文庫に書いた作品はどれも読者が「買って失敗した」と思ってほしい……そういう思いをこめて書いた。とくに「蒼白の城ＸＸＸ」。あのころは頭がおかしかったのだ。
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さっき田中哲弥さんと電話してるときもめちゃくちゃ泣いてしまったが、今、ひとりで飲んでたらまた号泣してしまった。涙がとまらないとはこういう状態を言うのだな。ほんまにとまらん。自分でも驚いている。
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桂ざこば師匠が好きだったのは、このひとは何を演っても落語から江戸時代の空気が感じられたからだ。古典をやっても現代の空気になるひともいる（それが悪いわけではないです）が、ざこば師匠のネタからは江戸時代がいつも漂っていた。それはたぶん時代考証とか関係なく、テクニックを越えたものです。
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とり・みきさんがツイートしていた「ギャグマンガとコメディマンガは違う」というのが私がいつも言ってる「ギャグ小説とユーモア小説は違う」というのと共通点があるのかと気になり、本を取り寄せて読んでみたが、私の考えなどよりずっと深い話でした。しかも、めちゃ納得した。私の理解では、（続く）
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田中啓文『警視庁地下割烹』（角川文庫）明日（９月２４日）発売予定です。主人公の刑事は���視庁の地下にある「刑事部割烹課」が運営する船場「失兆」の流れをくむ名料理店「警視兆」に配属になり、「ささやき女将」の部下として活躍……という、まあめちゃくちゃな話です。
警視庁地下割烹
文庫「警視庁地下割烹」のあらすじ、最新情報をKADOKAWA公式サイトより。警視庁の地下に存在するという謎の割烹料理店。その正体とは？ 書き下ろし
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田中啓文『信長島の惨劇』（ハヤカワ時代ミステリ文庫）は明日１２月１０日（木）発売。本能寺の変と山崎の合戦の後、死んだはずの信長から謎の孤島に呼び出された羽柴秀吉、柴田勝家、高山右近、徳川家康がわらべ歌の歌詞どおり次々と殺されていく。信長は本当に生きているのか……。なんじゃそりゃ！
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じつは電通の入社試験を受けたことがある。あのとき、よくぞ落としてくださいました、人事部のかた。もし入社していたら、と思うと…………ホラーや。
でも、正直言うと、あのときは電通がなにをしている会社かも知らなかった（電気関係の会社だと思ってた）。そら、落とすわなあ。
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江戸時代初期、江戸湾に巨大竜巻が発生し、無数のサメを巻き上げた。そのサメたちは江戸城に降り注ぎ、多くの侍を食い殺した。侍たちも必死で抗戦し、サメの死骸は江戸の川に満ちた。フカ川という名称はそれに由来する。また、「江戸城」というのは「シャークネ江戸・ジョーズの略」だという説もある。
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田中啓文『信長島の惨劇』（ハヤカワ時代ミステリ文庫）は絶賛発売中！本能寺の変と山崎の合戦の後、死んだはずの信長から謎の孤島に呼び出された羽柴秀吉、柴田勝家、高山右近、徳川家康がわらべ歌の歌詞どおり次々と殺されていく。信長は本当に生きているのか……。なんじゃそりゃ！
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こういうときは落語を聴きましょう。落語はこういうときに有効です。おすすめは六代目松鶴師匠のネタです。そして、ひとしきりこの世がぶっ壊れそうなほどどしうようもなくアホらしい気持ちになったら、またまえを向いて進みましょう。私はそんな具合に何度も落語に救われました。
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徳川時代の大坂城の怪談には、「ババア畳」（畳が１０枚ほど積み上げてある開かずの間で、畳の上で眠ると老婆が襲ってくる）というのがあるとは知ってたけど、ほかに「ジジイ雪隠」というのがある、ということを今日はじめて知った。調べることは大事である。
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たぶんＳＦマガジンの津原さん特集はすばらしいものだと思います。ぜひ皆さん手に取ってください。なんのアイデアもプロットもなくても、言葉を一言もらえればそれで小説が書ける、とうそぶいていたあの男をみんな永遠に覚えていてほしい。
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田中啓文『信長島の惨劇』（ハヤカワ時代ミステリ文庫）は本日１２月１０日（木）発売！本能寺の変と山崎の合戦の後、死んだはずの信長から謎の孤島に呼び出された羽柴秀吉、柴田勝家、高山右近、徳川家康がわらべ歌の歌詞どおり次々と殺されていく。信長は本当に生きているのか……。なんじゃそりゃ！
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尼Ａ「どういたしたのじゃ？」
尼Ｂ「悩みがあるなら我々に言うてみよ」
男「疫病が流行っておるのです」
尼Ｂ・Ａ「我々の姿を描き写した絵を皆に見せよ」
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パラレルワールド？ コロナが蔓延しててオリンピックが存在しない世界と、オリンピックで騒いでるがコロナウイルスは存在しない世界があって、互いに交わることはないってこと？ それが交わる唯一の交点が「日本」という小国でそこでは信じられない光景が……みたいなオチなのか。あかんやん。
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７月１９日に小林泰三『五人目の告白』（東京創元社）という短編集が出ます。４月に出た「時空争奪」はＳＦ短篇集でしたが、今回はミステリ短編集です。解説は田中啓文です。よろしくお願いします。
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「この日本には９本の魔剣がある。おまえはそれをすべて探しだすのじゃ」「──あ、わかりました。ふくし魔剣、ぐん魔剣、さいた魔剣、とや魔剣、わかや魔剣、おかや魔剣、ひろし魔剣、とくし魔剣、かごし魔剣でしょう」「──え……もうわかったの……じゃあ、もういい」
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『シャーロック・ホームズたちの新冒険』田中啓文（創元推理文庫）、３０日と聞いてたけど早くも入荷している書店さんがあるようです。よろしくお願いします。解説は北原尚彦さんです。ベーカー街で出会わなかったホームズとワトスンの“最初の事件”、手塚治虫の原稿紛失を巡るトキワ荘での騒動→
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田中啓文『件 もの言う牛』（講談社文庫）、そこそこ好評発売中です。全国の一言主神社を巡る美波大輔は岡山の牧場で件の誕生を目撃する。件の予言は的中し首相が急死する。件とは何か。一言主大神は何を一言で言い放つのか。鬼伝説の残る岡山が舞台の伝奇ホラー。丑年にぴったりです。
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わけのわからんことを書きますが深夜なのでご容赦。今日突然「セリヌンティウスにマンティウス」という言葉が降ってきたが何のことかわからん。考えに考えてやっとわかった。落語「ガマの油」のなかの台詞「赤いは辰砂（しんしゃ）ヤシいの油、テレメンテイカにマンテイカ」だった。
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まえに、電車から降りようとしたら、乗ってきた男性客に「もたもたしとらんと、さっさと降りろや」と言われて口論になったことがあるが、最終的にそのひとは「誤解を与えたのなら謝罪する」と言った。今考えると、政治家だったのかもしれない。
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喫茶店で仕事中、ノーマスクのおばはんふたりがでかい声でしゃべってて、くしゃみを連発。ちらっと見たら、こっちをにらんで「ただのくしゃみやのに」「ほんまや。くしゃみやのになあ」……それは教えてもらわんでもわかっとる。
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実業之日本社のサイトで『力士探偵シャーロック山』第一話「薄毛連盟」後半がアップされました。無料で読めます。よかったらどーぞ。
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昨日喫茶店で仕事をしてるときネットで大阪の知事と市長がイソジンがどうたら言うとるらしいと知ったあと、帰りがけに薬屋のまえを通りかかると、おっさんが店員に「なんでイソジンが売り切れなんや！ コロナに効くんやからぎょうさん仕入れとけ！」とさっそく食ってかかっていた。
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田中啓文『落下する緑』（東京創元社）が創立７０周年フェアで「BLUE GIANT」の石塚真一さんの表紙で復刊されることになりました。そして……という次の展開もあるので乞うご期待ください。
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うどん屋でクトゥルー図鑑的な本を読んでいたら、隣のテーブルの婆さんが突然立ち上がってこちらに来て、本の表紙のかなりエグイ邪神の絵を指さして、ね？ね？的な顔をするので、なにが言いたいのかと思ってたら、「旅行やろ。私も旅行大好き！ 今からモロッコ行くねん」と言って店を出て行った。
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ときどき、自分の本を買ってくれて、読んでくれるひとがいる、ということに愕然とするときがある。もちろんめちゃくちゃありがたいのだが……ちょっと信じられないのだ。そういう気持ちでいる私ぐらいの立ち位置の小説家は多いと思う。
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「帰ってきたウルトラマン」の「怪獣音頭」で「タコによく似たタッコング～」という歌詞に昔から「似てないやん」とツッコんでいたが、これを見ると、タッコングはたしかにタコに似ていた。すまん。
*Likes long walks on the ocean floor* 🐙
Some biologists refer to octopuses as having six “arms” and two “legs”, because the two rear appendages are generally used to walk on the seafloor.
#SealifeSaturday
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８月３日（土）繁昌亭にて「ハナシをノベル！！復活祭」ぐだぐだトークあり（我孫子武丸、北野勇作、田中哲弥、田中啓文、牧野修など）。詳細はしばらくお待ちください！
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いろいろ整理したら変なものが一杯出てきた。デビュー前に書いてた習作の数々。半分ぐらいは肉筆原稿。この「五郎とゴロー」というのはタレント的に人気のあるチンパンジーに麻薬を飲み込ませて税関を潜り抜けて儲けているマネージャーがチンパンジーに復讐されるというエグいホラー。
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メロスが油売りとして延々長い口上を言うネタで、オチは待ちくたびれたセリヌンティウスが「どこで油売ってたんや。こっちは首斬られるかと思たで」「首を斬られても心配ない。この油をひとつけつければ、痛みが去って血がぴたりととまる」
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今年は、
『文豪宮本武蔵』（実業之日本社文庫）
『臆病同心もののけ退治』（ポプラ文庫）
『竹林の七探偵』（光文社）
『さもしい浪人が行く 元禄八犬伝（一）』（集英社文庫）
『信長島の惨劇』（ハヤカワ時代ミステリ文庫）
『件（くだん） もの言う牛』（講談社文庫）
の６冊が出せました。
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『この時代小説がすごい！ ２０２０年度版』（宝島社）の「文庫書き下ろしBEST20」で『信長島の惨劇』（ハヤカワ時代ミステリ文庫）が４位になりました。「元禄八犬伝」シリーズ（集英社文庫）も１９位でした。いやー、びっくりしました。よろしくお願いします。
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「ウルトラマン」は本当にあったことで、それを「ウルトラ作戦第一号」から順に検証していく、という仕事を政府から請け負ったが、途中で「帰ってきたウルトラマン」も頼む、ただし「帰ってきた」のだから別料金は発生しない」と言われて「これだから役人は」と憤る、という、ネタっぽい夢を見た。
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『シャーロック・ホームズたちの新冒険』（東京創元社）２月末発売。明智小五郎と明智光秀の邂逅を描く「ふたりの明智」、アシモフがクラークを糾弾する黒後家もの「２００１年問題」、原稿紛失事件を手塚治虫が解明する「トキワ荘事件」など。よろしく！
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田中啓文はまともな時代小説も書けるのにわざとわけわからんやつばっかり書くと言ってたひとがいたので、はっきり言いますと、私はまともな時代小説は書けませんし、そもそもまともな小説が書けないのです。数々の作品がそれを証明しております。
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毎日新聞を読んでいると、立命館大に「枝雀」と呼ばれている選手がいる、と書いてあって、顔が似ているのか、と思ったら、「ひとに真似ができないような動きをする」らしい。
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田中啓文『警視庁地下割烹』（角川文庫）発売中です。主人公の刑事は警視庁の地下にある「刑事部割烹課」が運営する船場「失兆」の流れをくむ名料理店「警視兆」に配属になり、「ささやき女将」の部下として活躍……という、まあめちゃくちゃな話です。よろしくお願いします！
警視庁地下割烹
文庫「警視庁地下割烹」のあらすじ、最新情報をKADOKAWA公式サイトより。警視庁の地下に存在するという謎の割烹料理店。その正体とは？ 書き下ろし
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天才……だったのかもしれないが、私の「ハナシがちがう！」とかのエンタメのシリーズを毎回楽しみにしてくれていて、ものすごくおもしろいよ、まわりにすすめてるよ、と言ってくれていたあなたのことが忘れられません。
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ＳＦファンの皆さん、これはＳＦではありません。歴史小説ファンの皆さん、これは歴史小説ではありません。ギャグ小説ファンの皆さん、これはギャグ小説ではありません。――だれが読むねん！ と作者が深夜に叫ぶような作品ですが、とりあえずけっこう面白いと思いますのでよろしくお願いいたします。
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戦争がはじまってしまったが、我が家でもとうとう家族に陽性者が出てしまった。こんなときに「めちゃくちゃ楽しく面白く笑える小説」なんか書けないですよ。
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田中啓文『信長島の惨劇』（ハヤカワ時代ミステリ文庫）、そこそこ好評発売中です。本能寺の変のあと、死んだはずの信長からの手紙で孤島に集められた羽柴秀吉、柴田勝家、高山右近、徳川家康らは謎のわらべ歌の歌詞の見立てで次々と殺されていく……。なんじゃそりゃ！
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田中啓文『文豪宮本武蔵』（実業之日本社文庫）は６月５日発売予定です。剣豪宮本武蔵が文豪になったら……というアホな発想で書き始めたのですが、案外マジな話になりました。明治物です。よろしくお願いします。
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永見緋太郎シリーズの新作を書きたいなあ。創元ではもう無理なんだよねー。ミュージシャンの死後に発売されたレコードに本人のサインが入っている、しかも、偽ものではない……というネタがあるんですが……。どう？ ってだれに言ってる？ 勝手に書くか。
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眉村さんのお通夜に行ってきた。背広とか着たのは何年ぶりだろうか。靴は黒いのがなかったのできのう２９００円のやつを買った。隣に座ってた元編集さんは、ハイヒール履いたのは一年ぶりと言っていた。明日はお葬式です。お別れをしてまいります。
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田中啓文『信長島の惨劇』（ハヤカワ時代ミステリ文庫）、そこそこ好評発売中です。本能寺の変のあと、死んだはずの信長からの手紙で孤島に集められた羽柴秀吉、柴田勝家、高山右近、徳川家康らは謎のわらべ歌の歌詞の見立てで次々と殺されていく……。なんじゃそりゃ！
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某所の某書店に酉島伝法の新刊を買いにいったのだが見当たらない。そんなはずはないと探したけどマジでないので、しかたなく別の書店に行こうと店を出たが、ふと思いついて引き返し「な」行の小説家のところを見ると、いやー、ほんまに置いてあってびっくりした。川西の紀〇国屋書店さんたのんまっせ。
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８月３日（土）大阪天満繁昌亭にて『ハナシヲノベル完全復活祭』６時から。北野勇作のアホ噺「ユキ様の抜け穴」飯野文彦の人情噺「戯作者の恋」牧野修のめちゃくちゃ噺「がしんじょ長屋」他。我孫子武丸、田中哲弥、田中啓文を加えたぐだぐだトークもあり。三味線は岡野鏡さんや！ぜひお越しください。
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田中啓文の本今年はあと二冊出る予定です。よろしくお願いします。
『件（くだん） もの言う牛』１２月刊行予定（講談社文庫）
直球ど真ん中の伝奇ホラーです。
『信長島の惨劇』１２月刊行予定（ハヤカワ時代ミステリー文庫）
いわゆる「そして誰もいなくなった」的なやつです。
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やはり「俺はＳＦを好きなことはまちがいないんだけど……」と思いつつ心が折れたりするのだが、１００字ＳＦを「ＳＦ」と考えてくれているひとの多さに、少し勇気づけられる。あれがＳＦだと思えるひとはたぶん私の読者でもある。北野さんを巻き込んですまんが、そう思ってずっとやってきてる。
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誉田龍一こと上田くんは私の中学・高校の同級生でした。４０何歳で小説家になり、「おう、田中。俺、今度作家になったんや。これからよろしゅう頼むで」と言われたときは仰天した。これからやったんやけどなあ……。安らかに。
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@KOBAYASI_yasumi
@yuusakukitano
ツイッターでも小説家が「小説はこう書かなくてはいけない」「小説はこうでなければならない」とか言ってるのを見かけますが、あれは不思議です。私は、どう書いてもいいから小説を書いてるのですが。
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今日、新刊と古書の両方置いてある書店の古書コーナーを見てたら、かなり高齢の爺さんがいきなり話しかけてきて、「読みたい本多いけど、一冊読むのにこの歳になったらごっつう時間がかかるさかい、あんまり読めんのがつらいですわ」と言って去っていった。あのひとは間違いなく私の将来の姿です。
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牧野修『万博聖戦』読了。私が牧野さんの作品をほめると、身内ぼめ、みたいな感じにみえるかもしれないが、この作品についてはそうせざるをえないです。めちゃくちゃすばらしかった。じつは今日も牧野さんと某所で会ったし、このまえも電話で本作について長々と話したのだが、よくよく考えてみると、
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