人類と円から始まる、建築と人々の文化のための「原始的懐かしさ」について|森原正希_Masaki_Morihara
本エッセイは筆者が17-18歳の時に執筆し、創成入試にて提出したものである。ゆえに非常に純粋な建築学への個人的動機と思想が垣間見える。 プロローグ 私が建築に興味を持ち、建築に自分の人生を投じようと決意した原因は何であろうか。 これに対して回答するのは、以前は非常に難しかった。なぜなら私は、「誰々の建築に影響を 受けたから」「建築を身近に感じた出来事があったから」などの特定の理由だけで建築を志し...