はだしのゲン/中沢啓治bot
@genhiroshima
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なんと人間はおろかなのだ。いつもいつも戦争に明け暮れ、地獄の人殺し兵器作りと増やすことに明け暮れて。もうそんな世界は終わらせよう。皆が知恵をかたむけて…
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母の遺体を焼いたとき、まったく骨が残っていませんでした。放射能が骨の髄まで食い尽くしていたのです。それは大きな衝撃でした。新聞で原爆という字を見るのも嫌だった私が、核の恐ろしさを、原爆で殺された人たちの無念さをテーマに作品を描くようになったのは、それからのことです。(中沢啓治)
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政治から目を離し背を向けると、知らぬ間に戦争の準備がされ、気がついたときは遅いのじゃ。ひとりひとりがしっかり政治を見張り、おかしな動きを政府が始めたら、みんなで反対して変えてほしい(ゲンの担任・太田先生)
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原爆の残酷な場面を見て「怖い！」「気持ちが悪い！」「二度と見たくない！」と言って泣く子が日本中に増えてくれたら本当によい事だと私は願っている。「戦争」「原爆」という文字を見ただけで拒否反応を示す子が増えて、二度と私達のような体験をする世の中にしないでくれと願っている。(中沢啓治)
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私たちは、戦争を語るとき、どうしても被害体験の方に目が向きがちですが、加害の歴史をもしっかり学ぶ必要があります。(中沢啓治)
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政治から目を離し背を向けると、知らぬ間に戦争の準備がされ、気がついたときは遅いのじゃ。ひとりひとりがしっかり政治を見張り、おかしな動きを政府が始めたら、みんなで反対して変えてほしい(ゲンの担任・太田先生)
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原爆を扱った文学作品などは「原爆を受けて悲しい」という論調のものが主流でした。「あれは戦争だから、しょうがない」と。僕はそれではいかんと思いました。「哀歌」ではダメなのです。絶対に「怒り」なのです。「しょうがない」で逃げられる問題ではない(中沢啓治)
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日本も中国や朝鮮、東南アジアで残虐のかぎりを尽くしていて、それらの国々のなかには、「その報復としてヒロシマがあるのだ」と受けとめている人々もいるのです。私たちは、戦争を語るとき、どうしても被害体験の方に目が向きがちですが、加害の歴史をもしっかり学ぶ必要があります。(中沢啓治)
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私は、ゲンの物語に、朴さんという一人の朝鮮人を登場させました。地理的に最も近い国、そして古くは文化をもらい、学ばせてもらった国・朝鮮なのに、戦争遂行のためにいかに日本が差別し、侵略してきたか、そのことを多くの読者に知ってほしかったからです。(中沢啓治)
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原爆を扱った文学作品などは「原爆を受けて悲しい」という論調のものが主流でした。「あれは戦争だから、しょうがない」と。僕はそれではいかんと思いました。「哀歌」ではダメなのです。絶対に「怒り」なのです。「しょうがない」で逃げられる問題ではない(中沢啓治)
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戦争はきっと、忘れた頃にまたやってきます。そのためにも、戦争があったら、核兵器が使われたら、どんな事態になるかを知って、それを阻止する力を結集しなくちゃいけないと思っています。(中沢啓治)
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真珠湾攻撃のときに、昭和天皇が一言「やめろ」と言えば、どれだけの人間が助かっていたのか。その張本人が戦後ものうのうと居座っているというのは、世界を探したってありません。僕は、今でも天皇制は一番怖い存在だと思っています。(中沢啓治)
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若い自衛隊員から思い上がった手紙がきた。「沖縄は、日本本土を守るためには重大な基地として永久に必要だから、返還されても今の基地を残し、我々が着任して日本を守る。お前ら漫画家ごときが心配することはない。沖縄について文句を言うな」といった文面に、私は腹が立った。(中沢啓治)
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また戦争をよろこぶ流れが起きてはまったら、もう遅いのよ。次々と治安維持法みたいな法律をつくられ、完全に逃げられないようにされ、人間がただの戦争をする道具にされるんだから(君江)
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原爆を扱った文学作品などは「原爆を受けて悲しい」という論調のものが主流でした。「あれは戦争だから、しょうがない」と。僕はそれではいかんと思いました。「哀歌」ではダメなのです。絶対に「怒り」なのです。「しょうがない」で逃げられる問題ではない(中沢啓治)
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母の遺体を焼いたとき、まったく骨が残っていませんでした。放射能が骨の髄まで食い尽くしていたのです。それは大きな衝撃でした。新聞で原爆という字を見るのも嫌だった私が、核の恐ろしさを、原爆で殺された人たちの無念さをテーマに作品を描くようになったのは、それからのことです。(中沢啓治)
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若い自衛隊員から思い上がった手紙がきた。「沖縄は、日本本土を守るためには重大な基地として永久に必要だから、返還されても今の基地を残し、我々が着任して日本を守る。お前ら漫画家ごときが心配することはない。沖縄について文句を言うな」といった文面に、私は腹が立った。(中沢啓治)
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原爆の残酷な場面を見て「怖い！」「気持ちが悪い！」「二度と見たくない！」と言って泣く子が日本中に増えてくれたら本当によい事だと私は願っている。「戦争」「原爆」という文字を見ただけで拒否反応を示す子が増えて、二度と私達のような体験をする世の中にしないでくれと願っている。(中沢啓治)
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若い自衛隊員から思い上がった手紙がきた。「沖縄は、日本本土を守るためには重大な基地として永久に必要だから、返還されても今の基地を残し、我々が着任して日本を守る。お前ら漫画家ごときが心配することはない。沖縄について文句を言うな」といった文面に、私は腹が立った。(中沢啓治)
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朝鮮人をバカにするようなことを言うなっ。日本の戦争指導者が日本人に戦争させるために、朝鮮人や中国人はバカだから戦争に勝てるとウソをおしえたのだ。おまえたちは、どこの国の人とも仲良くするんだ。だまされんな(大吉)
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僕が考える(平和記念)式典は、あそこに、あの戦争を起こした一連の戦犯の人形を並べて、市民が石をぶつける式典です。そういう式典なら僕も喜んで参加したいと思っていたのです。(中沢啓治)
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母の遺体を焼いたとき、まったく骨が残っていませんでした。放射能が骨の髄まで食い尽くしていたのです。それは大きな衝撃でした。新聞で原爆という字を見るのも嫌だった私が、核の恐ろしさを、原爆で殺された人たちの無念さをテーマに作品を描くようになったのは、それからのことです。(中沢啓治)
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政治から目を離し背を向けると、知らぬ間に戦争の準備がされ、気がついたときは遅いのじゃ。ひとりひとりがしっかり政治を見張り、おかしな動きを政府が始めたら、みんなで反対して変えてほしい(ゲンの担任・太田先生)
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原爆の残酷な場面を見て「怖い！」「気持ちが悪い！」「二度と見たくない！」と言って泣く子が日本中に増えてくれたら本当によい事だと私は願っている。「戦争」「原爆」という文字を見ただけで拒否反応を示す子が増えて、二度と私達のような体験をする世の中にしないでくれと願っている。(中沢啓治)
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原爆の残酷な場面を見て「怖い！」「気持ちが悪い！」「二度と見たくない！」と言って泣く子が日本中に増えてくれたら本当によい事だと私は願っている。「戦争」「原爆」という文字を見ただけで拒否反応を示す子が増えて、二度と私達のような体験をする世の中にしないでくれと願っている。(中沢啓治)
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(昭和天皇は原爆投下について)「遺憾だけど戦争だから仕方ない」と言うのです。被爆者は、この天皇の言葉をどう受け止めたでしょうか。私は、原爆の実態を天皇に示し、天皇は土下座して心から自分の責任を謝ってほしいと思いました。(中沢啓治)
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戦争というものへの根本的な反省がないから、また忘れた頃に同じことを繰り返すのであって、二度と同じことを繰り返さないためにも、昔やったことをちゃんと自覚すべきです。(中沢啓治)
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うちは愛国だとか忠義だとかいう言葉を聞くと寒気がするたい。その言葉でさんざん踊らされて戦争で苦しめられ弟が殺されてしまった(焼き鳥屋の女将)
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私たちは、戦争を語るとき、どうしても被害体験の方に目が向きがちですが、加害の歴史をもしっかり学ぶ必要があります。(中沢啓治)
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くそー、なにが(天皇陛下)バンザイじゃ。戦争のため、ピカのために孤児になって、野良犬のように這いずり回ってドングリは今日死んだんじゃ。まだ戦争はおわっとらんぞ。わしらいつまでも続いてるぞ。わすれるな、わすれるな(ゲン。天皇に日の丸をふる広島市民を見つめながら)
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なぜ戦争をするのか。それは、死の商人といって、武器や戦車などをつくったり売ったりしてお金をもうける人がいるからです。また彼らと組んで甘い汁をすう政治屋がいるからです。(中沢啓治)
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原爆を扱った文学作品などは「原爆を受けて悲しい」という論調のものが主流でした。「あれは戦争だから、しょうがない」と。僕はそれではいかんと思いました。「哀歌」ではダメなのです。絶対に「怒り」なのです。「しょうがない」で逃げられる問題ではない(中沢啓治)
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真珠湾攻撃のときに、昭和天皇が一言「やめろ」と言えば、どれだけの人間が助かっていたのか。その張本人が戦後ものうのうと居座っているというのは、世界を探したってありません。僕は、今でも天皇制は一番怖い存在だと思っています。(中沢啓治)
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『はだしのゲン』は、わたしの遺書です。わたしが伝えたいことは、すべてあの中に込めました。『はだしのゲン』がこれからも読みつがれていって、何かを感じてほしい。それだけが、わたしの願いです。(中沢啓治)
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私は、ゲンの物語に、朴さんという一人の朝鮮人を登場させました。地理的に最も近い国、そして古くは文化をもらい、学ばせてもらった国・朝鮮なのに、戦争遂行のためにいかに日本が差別し、侵略してきたか、そのことを多くの読者に知ってほしかったからです。(中沢啓治)
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原爆の残酷な場面を見て「怖い！」「気持ちが悪い！」「二度と見たくない！」と言って泣く子が日本中に増えてくれたら本当によい事だと私は願っている。「戦争」「原爆」という文字を見ただけで拒否反応を示す子が増えて、二度と私達のような体験をする世の中にしないでくれと願っている。(中沢啓治)
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母の遺体を焼いたとき、まったく骨が残っていませんでした。放射能が骨の髄まで食い尽くしていたのです。それは大きな衝撃でした。新聞で原爆という字を見るのも嫌だった私が、核の恐ろしさを、原爆で殺された人たちの無念さをテーマに作品を描くようになったのは、それからのことです。(中沢啓治)
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小さな子供たちは大抵、「怖い」「恐ろしい」という感想をそのまま正直に書いてくれています。私は、そんな手紙を読むたびに、「そう、そうだ、戦争は怖くて醜いものなんだ。その気持ちを大人になっても決して忘れないでくれ」と呼びかけるのです。(中沢啓治)
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なぜ戦争をするのか。それは、死の商人といって、武器や戦車などをつくったり売ったりしてお金をもうける人がいるからです。また彼らと組んで甘い汁をすう政治屋がいるからです。利用されるのは国民です。(中沢啓治)
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戦争はな、自然に起きるんじゃないんだ。戦争を起こして儲けるやつがいるんだ。そいつらが権力と結びついて、知らん間にがんじがらめに国民をしばって、騙し、戦争にかりたてていくんじゃ(中沢啓治『ユーカリの木の下で』より)
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ドイツではいまだにナチの戦犯を地球の果てまで追いかけ、裁判にかけようとしています。その執念はすごいと思います。(中沢啓治)
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政治から目を離し背を向けると、知らぬ間に戦争の準備がされ、気がついたときは遅いのじゃ。ひとりひとりがしっかり政治を見張り、おかしな動きを政府が始めたら、みんなで反対して変えてほしい(ゲンの担任・太田先生)
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天皇を憎むゲンの気持ちは、私の本当の気持ちです。私は、戦争の責任は天皇にあると思っています。 (中沢啓治)
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日本人全体の中に、戦争責任の問題意識が、まったく薄らいでしまっている。戦争で甘い汁を吸って味をしめている人々がいるから、また軍備だ、国を守るために戦争をやれと言い出す。(中沢啓治)
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「原爆と原発は違う」と言って、この地震の多い国で原発を増設してきた日本政府、それを黙って受け入れてきた日本人に、憤りを感じてきました。(中沢啓治)
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戦争を起こした犯人と、協力してぬくぬく生きている犯人がいるんじゃ。ピカを落とした犯人がいるんじゃ。その犯人を、二度とひどい目にあわんよう、はっきり叩きつぶさんといけんのじゃ。今にまた同じことを繰り返すわい。そして、しょうがないと泣くんじゃ(ゲン)
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あの憲法でうたわれていることが現実に実行されていますか。平和憲法が…。なぜ自衛隊の5億円もするジェット機1機分を私ら(原爆の)遺族にまわしてくれないのですか(中沢啓治『黒い川の流れに』より)
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なぜ戦争をするのか。それは、死の商人といって、武器や戦車などをつくったり売ったりしてお金をもうける人がいるからです。また彼らと組んで甘い汁をすう政治屋がいるから��す。(中沢啓治)
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母の遺体を焼いたとき、まったく骨が残っていませんでした。放射能が骨の髄まで食い尽くしていたのです。それは大きな衝撃でした。新聞で原爆という字を見るのも嫌だった私が、核の恐ろしさを、原爆で殺された人たちの無念さをテーマに作品を描くようになったのは、それからのことです。(中沢啓治)
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(『はだしのゲン』に対する)中傷の声が、私の耳に聞こえてきたが、「なんとでも言えっ！」と相手にしなかった。戦争と原爆の怨みは、私の一生涯をかけてでも晴らさずにおくものかと、ゲンを描きつづけた。(中沢啓治)
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真珠湾攻撃のときに、昭和天皇が一言「やめろ」と言えば、どれだけの人間が助かっていたのか。その張本人が戦後ものうのうと居座っているというのは、世界を探したってありません。僕は、今でも天皇制は一番怖い存在だと思っています。(中沢啓治)
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いつも戦争を起こそうとする企てを早く見破って、みんなで声を張り上げ反対して防ぐのよ。国のためだと言って、戦争して陰で儲けるやつがいつもおるんじゃけえ(君江)
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政治から目を離し背を向けると、知らぬ間に戦争の準備がされ、気がついたときは遅いのじゃ。ひとりひとりがしっかり政治を見張り、おかしな動きを政府が始めたら、みんなで反対して変えてほしい(ゲンの担任・太田先生)
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原爆を扱った文学作品などは「原爆を受けて悲しい」という論調のものが主流でした。「あれは戦争だから、しょうがない」と。僕はそれではいかんと思いました。「哀歌」ではダメなのです。絶対に「怒り」なのです。「しょうがない」で逃げられる問題ではない(中沢啓治)
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真珠湾攻撃のときに、昭和天皇が一言「やめろ」と言えば、どれだけの人間が助かっていたのか。その張本人が戦後ものうのうと居座っているというのは、世界を探したってありません。僕は、今でも天皇制は一番怖い存在だと思っています。(中沢啓治)
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日本も中国や朝鮮、東南アジアで残虐のかぎりを尽くしていて、それらの国々のなかには、「その報復としてヒロシマがあるのだ」と受けとめている人々もいるのです。私たちは、戦争を語るとき、どうしても被害体験の方に目が向きがちですが、加害の歴史をもしっかり学ぶ必要があります。(中沢啓治)
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日本の敗色がこくなって、国民の不満が出てきだすと、戦争指導者たちは憲兵や警察権力をつかって国民を容赦なく監獄にぶちこんだ！こうして民衆をがんじがらめにしめつけて戦争に協力させていた…(解説)
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おまえ、しっかり見ておくんだよ。おまえの父さんと、姉ちゃんと、兄ちゃんを殺した戦争の本当の姿を。おまえが大きくなったら二度とこんな姿にするんじゃないよ…(原爆投下直後に生まれた娘に広島市の惨状を見せつける君江)
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天皇が平和主義で「終戦は天皇の裁断で決まった。天皇が日本を救った」と言う人がいます。しかし、終結の裁断をしたのが天皇なら、開戦の裁断をしたのも天皇です。天皇は、進撃する日本軍をしばしば賞賛していたではありませんか。(中沢啓治)
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原爆を扱った文学作品などは「原爆を受けて悲しい」という論調のものが主流でした。「あれは戦争だから、しょうがない」と。僕はそれではいかんと思いました。「哀歌」ではダメなのです。絶対に「怒り」なのです。「しょうがない」で逃げられる問題ではない(中沢啓治)
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天皇をたたえる歌が「君が代」で、アジアの人びとは、日本の支配下でこの「君が代」を歌わされたのです。また、「日の丸」は、日本では昇る太陽を表すと説明されていますが、アジアの人びとは、真ん中の赤は血の色だと批判しました。(中沢啓治)
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本当に弱いもの、困っているものに力をそそぐのが、政治じゃないか、行政じゃないか(広島市からバラックの立ち退きを命じられたゲン)
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教師だって戦争中は教え子に、日本は神国じゃ、天皇は神じゃ、戦場へ行って天皇のために死ねと、でたらめなことを教えこみ、戦争に負けると何一つ反省もしないで教壇にたち、子供達に教えている奴がいっぱいおるんじゃ(太田先生)
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『はだしのゲン』は、わたしの遺書です。わたしが伝えたいことは、すべてあの中に込めました。『はだしのゲン』がこれからも読みつがれていって、何かを感じてほしい。それだけが、わたしの願いです。(中沢啓治)
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ずる賢くて悪いやつらがのさばっとる世の中は叩き潰さんといけんわい。そういうやつらが戦争を仕掛けて甘い汁を吸っとるんじゃけえ(ゲン)
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ドイツではいまだにナチの戦犯を地球の果てまで追いかけ、裁判にかけようとしています。その執念はすごいと思います。(中沢啓治)
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いつも戦争を起こそうとする企てを早く見破って、みんなで声を張り上げ反対して防ぐのよ。国のためだと言って、戦争して陰で儲けるやつがいつもおるんじゃけえ(君江)
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「原爆と原発は違う」と言って、この地震の多い国で原発を増設してきた日本政府、それを黙って受け入れてきた日本人に、憤りを感じてきました。(中沢啓治)
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なぜ戦争をするのか。それは、死の商人といって、武器や戦車などをつくったり売ったりしてお金をもうける人がいるからです。また彼らと組んで甘い汁をすう政治屋がいるからです。利用されるのは国民です。(中沢啓治)
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原爆のことは書くことも、本にすることも、人を集めて聞かせることも、今の日本は許されないのだ。全て我がアメリカの許可がいるのだ(ゲンがつくった原爆の本を問題視する米軍幹部)
原爆は絶対になくさんといけんのじゃ。そのためなら、わしゃ何回でも本をつくって、みんなに見せてやるわい(ゲン)
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日本人全体の中に、戦争責任の問題意識が、まったく薄らいでしまっている。戦争で甘い汁を吸って味をしめている人々がいるから、また軍備だ、国を守るために戦争をやれと言い出す。(中沢啓治)
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戦争の話をすると 「そんな暗い話しないでくれ」とか 「もう昔の話だから」と言う人たちが私たち大人の中にいて、テレビや新聞などにも出ている有名人も少なからずいることに驚かされます。 (中沢啓治)
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(避難先の町で)日本人は、弱い者に対しては容赦なく威張り、いじめ抜く本性を持っていることを知った。一皮捲れば醜い本性を現し、襲いかかってくるのだ。特に戦争という状況が人間の醜さに油を注ぎ、一気に燃え上がって広がるのである。(中沢啓治)
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日本人全体の中に、戦争責任の問題意識が、まったく薄らいでしまっている。戦争で甘い汁を吸って味をしめている人々がいるから、また軍備だ、国を守るために戦争をやれと言い出す。(中沢啓治)
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広島・長崎に落とされた原爆は、本当にまだ小さな、小さな核兵器です。今は、もっと性能が上がっているのですから、その倍以上のものを想像してみてください。どうなりますか？もう、人類滅亡です。(中沢啓治)
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政治から目を離し背を向けると、知らぬ間に戦争の準備がされ、気がついたときは遅いのじゃ。ひとりひとりがしっかり政治を見張り、おかしな動きを政府が始めたら、みんなで反対して変えてほしい(ゲンの担任・太田先生)
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なぜ戦争をするのか。それは、死の商人といって、武器や戦車などをつくったり売ったりしてお金をもうける人がいるからです。また彼らと組んで甘い汁をすう政治屋がいるからです。利用されるのは国民です。(中沢啓治)
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世界にはまだ何万という核が存在しています。これらすべての核をなくさなくては、本当の平和はこないと私は思っています。(中沢啓治)
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原爆を扱った文学作品などは「原爆を受けて悲しい」という論調のものが主流でした。「あれは戦争だから、しょうがない」と。僕はそれではいかんと思いました。「哀歌」ではダメなのです。絶対に「怒り」なのです。「しょうがない」で逃げられる問題ではない(中沢啓治)
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なぜ戦争をするのか。それは、死の商人といって、武器や戦車などをつくったり売ったりしてお金をもうける人がいるからです。また彼らと組んで甘い汁をすう政治屋がいるからです。利用されるのは国民です。(中沢啓治)
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若い自衛隊員から思い上がった手紙がきた。「沖縄は、日本本土を守るためには重大な基地として永久に必要だから、返還されても今の基地を残し、我々が着任して日本を守る。お前ら漫画家ごときが心配することはない。沖縄について文句を言うな」といった文面に、私は腹が立った。(中沢啓治)
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日本人全体の中に、戦争責任の問題意識が、まったく薄らいでしまっている。戦争で甘い汁を吸って味をしめている人々がいるから、また軍備だ、国を守るために戦争をやれと言い出す。(中沢啓治)
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なぜ戦争をするのか。それは、死の商人といって、武器や戦車などをつくったり売ったりしてお金をもうける人がいるからです。また彼らと組んで甘い汁をすう政治屋がいるからです。利用されるのは国民です。(中沢啓治)
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日本人の手で天皇はじめ戦争指導者を裁く裁判をやらんといけんわい。ほんとうに日本人は甘い民族じゃ。いちばん許せんワルを許しとるんじゃけえ(ゲン)
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わしゃ嫌なんだ。今やってる原爆式典で、秘書が代筆したような政治家の平和メッセージをきくのは…今まで総理大臣が時間をかけて原爆の実態を、この広島に見に来たことがあるか…わしゃ悲しいよ。政治家に人間の良心というものがあるのかね(中沢啓治『黒い沈黙の果てに』より)
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いつも戦争を起こそうとする企てを早く見破って、みんなで声を張り上げ反対して防ぐのよ。国のためだと言って、戦争して陰で儲けるやつがいつもおるんじゃけえ(君江)
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