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宇野秀和 Profile
宇野秀和

@elderly_claota

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長年のクラシック音楽ファンです。1970年代以降の名演奏家による公演の記憶に縋って生きています。忘れ難い印象を残してくれたのは…指揮者ではべーム、ムラヴィンスキー、バーンスタイン、ショルティ、スウィトナー、マタチッチ、ジュリーニ、クライバー、朝比奈隆。ソリストではシェリング、ホロヴィッツ、ケンプ、リリークラウスなど。

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@elderly_claota
宇野秀和
1 month
角野隼斗ファンクラブコンサート@初台。彼の「今」を理解するのに十分な面白さだった。 まず客層。全員ファンクラブ有料会員、予想通り95%以上が女性、クラシック音楽を知らない人も多い(ショパンの第1楽章終了時に盛大な拍手があった)。 肝心の演奏だが、前半の自作曲は、決して深みがある…(続)
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宇野秀和
1 month
昔の名演奏の記憶(37)。ウラディミール•ホロヴィッツ(1986年)。3年前の初来日が不評だったホロヴィッツが名誉挽回のために再来日した。私には大ピアニストを聴く唯一の機会となり、その輝きの片鱗に触れることができたのだった。 舞台に登場した本人は見るからにヨボヨボ、聴衆におどけてみせ、→
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@elderly_claota
宇野秀和
1 month
先日の角野隼斗さんコンサートに関連するやりとりの中で、「楽章間の拍手」の是非についての話題がありました。別にいいではないか、とのご意見もあるようですが、会場での鑑賞環境にかかる大切な問題ですので、私見を述べておきます。(長文になります。) 指揮者の皆さんは構わないと仰っている→
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宇野秀和
1 month
おそらく、純粋クラシック音楽の世界でひたすら精進する発想はなかろう。むしろ、独自の境界領域 -ジャズ•エンタメ系とクラシックの- を開拓するのだろう。それが彼の持ち味だ。その活動の中で、クラシック音楽を知らないファンに、その素晴らしさを伝えることにも、引き続き貢献して頂ければ嬉しい。
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@elderly_claota
宇野秀和
14 days
パッパーノ指揮ロンドン交響楽団@溜池。今日はほぼ最前列に近い席での鑑賞だったので、かなり偏った感想になるやも知れぬが、以下率直なところを。 ロンドン交響楽団は凄いオケだ。生音がそのまま聴こえる席だったが、どのパートも何の混じり気もない透明な音しか来ない。
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宇野秀和
1 month
とても残念だったし、演奏者にも申し訳ない気持ちでした。演奏会場は、一人の行動が全てを破壊する可能性のある怖い世界です。ですから、曲がすべて終了するまでは静寂を保つ、指揮者、演奏者が演奏が終了したサインを送るまで静寂を楽しむ、という単純明快なルールを確率した方が無難だと考えます。
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@elderly_claota
宇野秀和
22 days
昔の名演奏の記憶(42)。カラヤンについての「再認識」⑤(2022年)。これまで記述したとおり、カラヤンの真価を実演を通じて知ることが出来なかった私は、長年この指揮者についてモヤモヤした印象を持っていた。 それを吹き飛ばすかのような記事が、最近の日本経済新聞に載った。
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宇野秀和
1 month
反田恭平/JNO演奏会@溜池。このオケ、初めて聴いた。編成は小さいが、ベートーヴェン第2交響曲の冒頭など、おっと思うような手応えのある音が鳴る。若い腕利きの奏者が一生懸命演奏しているからか。 さて演奏だが、後半の反田弾き振りの「皇帝」が素晴らしかった。非常に特徴ある演奏だ。→
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宇野秀和
1 month
というわけではないが、それなりに美しい。メインのショパンの協奏曲2番は、純粋クラオタとしては手放しの評価はできない。決して悪くはないが、この程度弾く人は、今時幾らでもいそうだ。先日のカプースチンと同様に、打鍵と表現力の幅にやや難ありか。 さて、彼は今後何処に向かうのだろうか。(続)
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宇野秀和
1 month
客席から凄まじいブラボーを喚起した。これが全盛期の姿か。もう一つの「片鱗」は得も言われぬ柔らかな弱音だ。彼が鍵盤を撫でるが如く弾くと、ショパンのマズルカで天国的な音色が聴こえる!一度だけのホロヴィッツ、大ピアニストと呼ばれた理由が少しだけわかった。全盛期に聴きたかった。
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宇野秀和
1 month
まるで’剽軽な爺さん’。しかし、ピアノに向かうと背筋がスッと伸び、全く別人だ。ホロヴィッツの真価の「片鱗」は後半のいくつかの小品に見えた。圧倒的に印象が深いのがスクリャービンの有名な作品8-12のエチュードだ。首を前後に振りながらの演奏は、嵐のような迫力で聴衆を圧倒し、 ー→
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@elderly_claota
宇野秀和
1 month
アダージョの雰囲気を害するという趣旨の発言をしていました。また、実際の演奏会場で、曲間の拍手が起きかかった時に手を振って静止した指揮者も幾人も見ています(昔のマタチッチ、最近のルイージ)。 私はムーティの意見に賛成の立場です。楽章間といえども、一つの楽曲が継続的に演奏されている→
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@elderly_claota
宇野秀和
1 month
中ですから、演奏者も聴衆も音楽以外の音を排して集中力を切らしたくないと思う人が多くいても不思議はないと思います。個人的には、どんな途中で盛り上がろうが、曲がすべて終了するまでは静寂が欲しいです。 結局、曲にもよるし、状況次第だというご意見もあろうかと思います。しかし、会場にいる→
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@elderly_claota
宇野秀和
1 month
とのご指摘もあり、確かにそういう方もいるのだと思います。ただ、全マエストロが同じ意見か、と言えばそうでもないのでは。一例ですが、昨日オペラについて講義したリッカルド•ムーティは、ベートーヴェン第9の第3楽章アダージョ前に歌手が入場する習慣を批判して、拍手が起こることも含めて折角の→
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宇野秀和
1 month
静かに演奏が終わった瞬間、客席後方からブラヴィ!という大きな声が掛かり、釣られて多くの聴衆がすぐ拍手するに及びました。指揮者はまだ棒を掲げたままです。拍手が起きてしまった中、それでも指揮者は万感の余韻に浸っているのが後ろ姿からわかりました。個人的にも余韻を楽しめず→
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@elderly_claota
宇野秀和
17 days
「ラ•ボエーム」井上道義指揮@池袋。 すごくよかった。美しい上演だった。心から感動してしまった。井上道義のオペラ上演の最後を飾るに相応しい名舞台だ。私は最前方の席から拝見していたが、指揮者は文字どおり入魂のタクト。その思いが全出演者に浸透していたのだろう、→
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宇野秀和
13 days
昨日に引き続き、パッパーノ指揮ロンドン交響楽団@溜池。 今日のプログラム、1曲目のシマノフスキからパッパーノもオケも全開。透明感がありながら分厚いオーケストラの響きが凄絶だ。LSOの素晴らしさは、透明度を失わずに凄く‘鳴る’こと。この点では、在京オケで匹敵するところはない。
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宇野秀和
15 days
昔の名演奏の記憶(44)。カルロス•クライバー指揮による「薔薇の騎士」(1994年)。伝説の公演。私のオペラ鑑賞経験の中でも、間違いなくぶっち切りのNo.1だ。幸いなことに、この公演とほぼ同じキャスト、演出の映像が残されている。素晴らしい記録だ。
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宇野秀和
1 month
千人単位の聴衆が全員正しくケースバイケースの対応をして頂けるかどうかは疑問があります。フラブラ/拍手の被害は昔に比べれば減ったとは言え、時に破壊的なものも散見されます。 最近の一例ですが、先月、フォーレのレクイエムが演奏された後で美しい合唱曲のアンコールが演奏された時のこと。→
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宇野秀和
26 days
ルイージ指揮N響A定期@渋谷。ブルックナー8番の初稿による演奏。 感動と驚きに満ちた公演だった。私は初稿による演奏を初めて聴いた。基本的に音響は素朴かつ簡素で、聞き慣れたブル8とは大きく異なる部分が多々あったが、私にとってはブルックナーの肉声に初めて接しているように思えたのだった。→
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宇野秀和
22 days
ベームの後釜としてザルツブルク音楽祭で「コジ•ファン•トゥッテ」を指揮したことだそうだが、これもカラヤンの推挙によるものだったという。 そうだったのか! 私は目から鱗が落ちる思いだった。カラヤンは、そんなに若手指揮者を気にかけてチャンスを与えていたのか。
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宇野秀和
1 month
東響カプースチンスペシャルナイト@溜池。角野隼斗と上野耕平という大人気者の出演で客席は満席。オールカプースチンのプログラムは楽しかった。ジャズ要素の入った曲をサントリーホールで聴くのは新鮮でよい。難しいことを考えずにスウィングするリズムに身を委ねているだけで心地よい。(続)
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宇野秀和
1 month
更に特筆すべきは、反田恭平のピアノの音色の美しさ!「皇帝」を聴きながら、これなら4番もよかろうなぁと思っていたら、アンコールが4番の第2楽章だった。美しい演奏だった! 前半の交響曲も悪くはないが、後半失速気味で全体をまとめるのに苦労していたように感じた。やはり中々難しい曲なのだろう。
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@elderly_claota
宇野秀和
14 days
アンサンブルも完璧。どんな強奏になっても全く煩くならないのだ。在京オケも上手くなったが、ここまでのレベルは難しかろう。 この名人オケをパッパーノは見事に統率した。曖昧なところの一切ない明晰そのものの指揮。オケのメンバーとパッパーノが頻繁にアイコンタクトしているのもよくわかった。
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宇野秀和
2 months
藤岡幸夫指揮東京シティフィル@川崎。今日の特筆はラフマニノフ3番を弾いた務川慧悟だ。期待を上回る素晴らしいピアノ。彼も逸材の多い若手ピアニストの中でも、ずば抜けた才能の一人であることを証明するに十分なパフォーマンスだった。もちろん技術は鉄壁だ。常に結晶化された和音とどんなに…(続)
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@elderly_claota
宇野秀和
3 months
今回の英国ロイヤルオペラ公演について「非の打ち所がない」と言ったが、苦言を一つ。本公演には大きな「非」が一つだけある。それは会場のNHKホールだ。ともかく容積が大き過ぎ、折角の声、オケの響が拡散してしまう。言葉を選ばずに言えば、ここは名舞台を台無しにしかねない最悪の会場だ。(続)
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@elderly_claota
宇野秀和
14 days
指揮者との一体感を感じた理由の一端はここにあったのだろう。 「オルガン付き」は近来ない名演奏だったと言ってよいと思う。第2楽章冒頭パイプオルガンが入り、深々とした呼吸が美しい。そして、最終楽章の終結部分は、強烈な加速を経てかつて聴いたことのない圧倒的な盛り上がりを形成した。
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宇野秀和
14 days
身体全体はもとより、手そして指の一本まで鍛え抜いているに違いない。驚異的な努力の賜物としか思えない。 そこから生まれる音楽は、ラフマニノフではあっても、決して情緒に流されない清潔感ある叙情の世界だ。それは第1楽章の長いカデンツァに最もよく表れていた。
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宇野秀和
10 days
河村尚子 日本デビュー20周年リサイタル@溜池。彼女の芸域の広さを見せつけた見事なリサイタルだった。 会場は7割程度の入りだが、今日集まったのは本当にピアノ音楽と河村尚子の演奏が好きな人たちだ。20年かけて彼女が少しづつ開拓し獲得してきたファン(私も開拓された一人だ)。
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@elderly_claota
宇野秀和
14 days
ラフマニノフ1番を弾いたユジャ•ワンは、この難曲を些かの緩みもなく弾き切り見事の一語。彼女は一見、ごく普通の小柄痩身の女の子だ。ところが、ピアノに向かうと背筋がピンと伸び、(私の席からは指までよく見えたが)小さい手、細い指から美しく、時に強靭な音が生まれるのだ。
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宇野秀和
1 month
全体として昔風の豪壮さとは無縁の繊細で優しい曲作り。反田恭平のピアノもデリケートそのものだ。特筆すべきは小編成オケとピアノが見事に融合し(弾き振りだから当然か)、室内楽的とも言える趣を醸し出していたこと。反田の意思がアンサンブルや各楽器の音量調整まで十分に浸透していたのでは。→
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@elderly_claota
宇野秀和
2 months
世界バレエフェスAプロ。4時間半に及ぶ高カロリー公演だ。俄かバレエファンにはコンテンポラリー作品は歯が立たぬが、古典系は楽しめる。今日の出演者で圧倒的に印象に残ったダンサーを挙げれば、永久メイとキム•キミンだ。完璧な技術に裏打ちされた高度なバレエ芸術だと素人目にもわかる。(続)
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宇野秀和
14 days
アンコールのシューベルトもまったく同じテイストの美しさで胸を打たれた。 明日も別プログラムを聴く予定だ。楽しみ以外のなにものでもない。
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宇野秀和
7 days
高関健指揮東京シティフィル定期公演@初台。滅茶苦茶良かった。素晴らしい演奏だった。大好きな「我が祖国」をこれだけのレベルで演奏して頂ければ、文句の付けようがない。 今日の東京シティフィルは、些かの傷も緩みもない、文字通り一部の隙もない出来だったのではないか。
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宇野秀和
22 days
つい先日の「アッティラ」公演で圧倒的な演奏を聴かせてくれたムーティ。我々日本の音楽ファンが敬愛する彼が今日あるのは、カラヤンのおかげなのか! カラヤンについての、我儘でビジネス優先の「帝王」というイメージは一挙に吹き飛び、心からの尊敬の念に置き換わった。
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宇野秀和
1 month
大野和士指揮都響C定期@池袋。今日のブル7、期待どおりとてもよかった。大野和士の指揮から、長年慣れ親しんだブルックナーの曲がそのまま聴こえてきて安心する。いつもながら本当に美しい曲だ。都響のサウンドもいよいよ磨きがかかってきた。弦の分厚い響きに支えられて、金管が申し分なく鳴る。→
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宇野秀和
22 days
実は、何と立派な一面を持つ人物だったことか。 嗚呼、時既に遅し。カラヤンについて、一度だけの実演の失望で目を閉ざすべきではなかった。彼の生前にその実像についてもっと知りたかった。そして、彼の音楽に虚心坦懐に耳を傾けるべきだった! 私の一生の後悔の一つである。
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宇野秀和
19 days
東響定期 秋山和慶指揮者生活60周年記念公演@溜池。今日は記念公演ということで、会場はお花が飾られ、お祝いムードだ。 私が秋山和慶さんの指揮を初めて聴いたのは、大ヴァイオリニスト、ヘンリック•シェリングの来日時、N響とベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲を共演した時だ(1975年)。
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宇野秀和
24 days
リッカルド•ムーティ指揮ヴェルディ「アッティラ」公演@オーチャードホール。今日は賞賛する言葉がないくらいの素晴らしい公演だった。オペラの演奏会形式による上演としては、今まで聴いた中では疑いなく最高だったと断言できる。→
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宇野秀和
1 month
昔の名演奏の記憶(34)。バーンスタイン指揮イスラエル•フィルのマーラー9番(1985年)。これをバーンスタインの真骨頂と言わずして! 当日、幸運にも私の席は舞台‘齧り付き’だった。演奏の冒頭、静かに開始された曲が初めて大きくクレッシェンドしたところで…バーンスタインの横顔が見えた。(続)
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宇野秀和
29 days
ロビン•ティチアーティ指揮ロンドン•フィル@溜池。今日の聴き物は辻井伸行がソロを弾いた「��帝」だ。昔風のガッシリしたベートーヴェンは何処へ。辻井伸行のピアノは流麗そのもの、言ってみれば‘一筆書き’のような。更にイメージを膨らませると‘野原を風が吹き抜けていく‘ような爽やかな演奏だ。→
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宇野秀和
1 month
昔の名演奏の記憶(36)。マタチッチ指揮N響のブルックナー8番(1984年)。マタチッチ9年ぶりの来日。嬉しいことに再びのブル8だ。今回こそは、荘厳としか言いようのない理想的な演奏が実現した。75年の演奏がダイナミックなテンポの変化と荒削りな響きが特徴の「勢い」の演奏だったのに対し、…(続)
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宇野秀和
2 months
東フィル定期@溜池、エッティンガー指揮。この演奏会の白眉は、阪田知樹の弾くモーツァルト20番だった。阪田がタッチと音量を見事にコントロールしつつ弾くモーツァルトは、あくまで端正で古典的だ。私は聴いていてかつてのポリーニを思い出した。ポリーニはモーツァルトは弾かなかったが、(続)
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宇野秀和
22 days
実は、カラヤンは「いつも若い指揮者を気にかけていて、キャリア形成のチャンスを与えてくれた。メータ、小澤征爾、ティーレマンー皆そうだ。これはもっともっと知ってもらいたい話である(ムーティ)。」 ムーティが更にステップアップするキッカケとなったのが、→
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宇野秀和
12 days
ARK 辻井伸行スペシャル フランツ•リストの魅力@溜池。オールリストで1時間だけ。短いリサイタルだが、圧倒的な演奏で大満足だ。昨日のユジャ•ワンとは対照的なテイストのピアノ。この楽器(スタインウェイ)の多様で豊かな可能性を改めて知らしめる驚異的な出来栄えだった。
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宇野秀和
3 months
昔の名演奏の記憶⑦。ムラヴィンスキー指揮レニングラード•フィルの1975年公演。5月13日には前半のモーツァルト39番に続き、後半は凄まじい緊張感を伴うチャイコフスキーの5番が演奏された。私は東京文化会館の3階から見下ろしていたが、全曲金縛りにあったような有様であった。(続)
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宇野秀和
22 days
2022年12月はなんとリッカルド•ムーティがこのコラムを執筆したのだ! 1ヶ月にわたりムーティの芸術観と昔の「秘話」満載の興味深すぎる内容だった。 その中に、彼が才能を見出され、チャンスを与えられた時の話が出てくる。彼が世に出る機会となったのは、30歳の時、ザルツブルグ音楽祭で→
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宇野秀和
22 days
ウィーン•フィルを指揮したことだ。これをプロデュースしたのがカラヤンだったのだ。ムーティは、「(カラヤンから)招待された時、あまりに意外なことで、誰か他の指揮者と間違えているのではないかと思った」と述懐している。
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宇野秀和
20 days
ファビオ•ルイージ指揮N響B定期@溜池。今日は後半のベト7が痛快!な演奏だった。第1楽章の主部、フルート神田主席の奏でるテーマが、透明な音色と弾むリズムで今日の演奏の雰囲気を象徴していた。全曲を通じて、澄んだ青空から聴こえてくるような清々しい響きが美しい。
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宇野秀和
2 months
ジョナサン•ノット指揮新日本フィル@ミューザ川崎、連日の名演奏だ。井上道義氏降板により「夜の歌」をノットと新日フィルで興味津々。結果は、指揮者の手腕とオケの力量の高さを知らしめる見事な出来栄えとなった。誠に嬉しいことだ。流石に冒頭は緊張感と硬さが濃厚だったが、(続)
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宇野秀和
1 month
東京二期会「コジ•ファン•トゥッテ」@初台。予想を遥かに上回る素晴らしい舞台。控えめに言って最高だった。何を大袈裟な、と思われるかもしれないが、今日の上演を観た方なら同意頂けるのでは。6月の新国「キャンピング•コジ」は顔色なしだ。 まず、キャストが粒揃いだ。全て日本人歌手だが、→
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宇野秀和
18 days
モーリス•ベジャール•バレエ団「バレエ•フォー•ライフ」@上野。噂に聞いていたこのバレエ団の公演は初めて。初心者が観て一体どうなるか、と思っていたが、物凄く面白かった! 圧倒されてしまったのが、男性ダンサーたちの恐るべき“セクシー”さだ。同性の私が言うのもおかしいかもしれないが。
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宇野秀和
4 months
チョソンジンのラヴェル@福岡。天才が奏でる余りにも美しいピアノの音色。「音」でしか表現できない美が音楽だという当たり前のことに気付く。とすれば、今日の感銘を「言葉」にする意味はなかろう。会場にマイクなく、天才の音色はその場限り。だがその印象は聴衆の心に深く刻まれ残り続けるだろう。
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宇野秀和
22 days
一昨年12月の「私の履歴書」だ。ご存知の方も多いと思うが、日経新聞最終面の左上は「私の履歴書」のスペースだ。毎月一人、各界の有名人が自分の経歴を30回にわたり記述する長年の名物コラム。ほとんどの執筆者が日本人の経営者、官僚、学者などだが、偶に芸術家も登場する。
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宇野秀和
3 months
昔の名演奏の記憶(13)。スウィトナー指揮N響によるシューマン「ライン」(1976年?)。資料散逸により、公演の日付が不明だが、演奏は極めて感銘深く、印象に残っている。公演の後半、スウィトナーが登場し指揮台に立ったが、なぜか一向に演奏が始まらない。?と聴衆が思っているところに…(続)
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宇野秀和
1 month
昔の名演奏の記憶(35)。バーンスタイン指揮ロンドン響のベト7(1990年)。前回の神がかりの公演から5年。バーンスタインは健康状態が心配されていた。当日会場に到着してみると、前半バーンスタインは降板だという(代役は大植英次)。自作のシンフォニックダンスが聴けなくなってショックだ。(続)
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宇野秀和
13 days
今日は、このピアニストはやはり天才だ、ということを知らしめる演奏だった。 ソロアンコールも凄過ぎた。ユジャ•ワンは、一体何通りの音色を使い分けていたのだろうか。そして、最後はなんとプロコフィエフの戦争ソナタの最終楽章だ(譜めくりがパッパーノ!)。もう賞賛の言葉が尽きた。
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宇野秀和
20 days
昔の名演奏の記憶(43)。ウィーン国立歌劇場「コジ•ファン•トゥッテ」(2008年)。先日の素晴らしい「アッティラ」を指揮したムーティ。その感動が薄れないうちに、過去のムーティによる名舞台についても記述しておく。彼がカラヤンの計らいでザルツブルク音楽祭で指揮した「コジ」の日本公演だ。
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宇野秀和
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NHKEテレ放映中のムーティ指揮アイーダ抜粋を鑑賞中。感動が蘇る。やっぱり凄い公演だったと振り返っている。こうしてアップの映像で見て気付くのは、オケのメンバーがムーティとアイコンタクトを取っていること。否、アイコンタクトどころではない。たくさんのメンバーが指揮者を“凝視”している。→
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宇野秀和
2 months
それにしてもバレエファンの熱気は凄い。今日も女性客9割、会場が総立ちでの大喝采だった。私は今回の公演を契機に愈々バレエ沼にハマりそうだ。何度も同じ事を言うが、何故かバレエを敬遠している男性クラオタ諸君へ。この世界を知らぬのは人生の損失。芸術を解する人は、必ずやその価値がわかる筈。
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宇野秀和
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大エネルギーを放って曲は白熱の中終結した。この協奏曲の実演としては、久しぶりの感動だ。オーケストラとは一部息が合わぬところもあったが、全体の感銘の中では些細な傷。藤岡幸夫と東京シティフィルも分厚い響きでピアニストを支え見事だった。一度だけの公演では勿体無い。もう一度聴きたかった。
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宇野秀和
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#二期会コジ 東京二期会「コジ•ファン•トゥッテ」@初台。昨日に続いての観劇。キャストは全員異なるが、やはり非常に素晴らしい舞台だ。2日連続でモーツァルトの魔法のような音楽を心から味わう得難い機会を得て、東京二期会には大感謝だ。 今日のキャストは、昨日とは声の質が異なるチームだ。→
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宇野秀和
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ミシェル•プラッソン指揮東京フィル@初台。感動的な演奏会だった。プラッソンは足元は覚束ないが、指揮姿は矍鑠としている。前半のラヴェルから気迫に溢れた演奏だ。弱音に拘らず、ラヴェルのオーケストレーションを力強く鳴らす。東フィルの弦セクションから分厚く美しい響きが引き出され…(続)
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宇野秀和
26 days
今年は私がブル8の実演を初めて聴いて50年(1974年の朝比奈隆/大フィル)、マタチッチ/N響の名演奏(1984年)から丁度40年だ。この年に、また新しいブルックナーの発見があって、こんなに嬉しいことはない。改めてルイージとN響に感謝したい。
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宇野秀和
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昔の名演奏の記憶(31)、ポリーニ③。私は、彼の演奏ではショパンやシューマンが圧倒的に好きだった。ロマンティックな曲を明晰なタッチで感情を抑制しつつ弾く時、逆に詩情が溢れだす。それがポリーニの魅力なのだ。その美質が最もよく現れた全盛期の記録が、シューマンの「交響的練習曲」だ。(続)
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宇野秀和
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沖澤のどか指揮読響@川崎。今日も沖澤のどかは痛快な演奏を繰り広げた。冒頭のドンファンから全力投球、オルガン付きも含め速めのテンポで畳み掛ける指揮が快い。いつもながら、彼女の指揮姿は絵になるのだ。曲想を身体全体で表現し、オーケストラから思い通りの音響を引き出すだけではない。(続)
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宇野秀和
2 months
速いパッセージでも粒だつタッチが気持ち良い。若者らしい率直な清潔感ある表現だが、その中からラフマニノフらしい哀愁と叙情が溢れてくる。第1楽章の長いカデンツァがまさにそれだった。常に見通しよく曲の成り立ちが浮かび上がるのも見事。終楽章の追い込みでは、小柄痩身からとは思えぬ…(続)
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宇野秀和
21 days
チョン•ミョンフン指揮東フィル定期@初台。2回目のヴェルディ「マクベス」。 やはり最高の上演だった。今日の特記事項は歌手の頑張りだ。各歌手ともに一段ギアが上がっていた。中でも、マクダフのセッコは第4幕のアリアが圧倒的(凄い‘ブラボー’!)。
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宇野秀和
1 month
昨日のクラシック音楽イベントについてのTLはカーチュン◦ウォン/日フィルのブルックナー9番で持ちきりみたいですね。勿論満席だったとか。私も行きたかったからわかります。 昨日の「コジ◦ファン◦トゥッテ」がせいぜい6割の客入りだったのは、日フィルとの競合のためでしょうか?→
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宇野秀和
2 months
昔の名演奏の記憶(21)。ホルスト•シュタイン指揮N響によるベートーヴェン「運命」(1975年 注:資料散逸により誤りの可能性あり)。この後、彼は20年にわたってN響に来演し、数々の名演を残した。最晩年の来日時(96年だったか)、ベト7で神がかりの演奏を聴かせてくれたのが忘れられない。(続)
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宇野秀和
3 months
昔の名演奏の記憶(16)。ベーム指揮ウィーン•フィル公演(1977年)。2年前に日本の聴衆を熱狂させたベームが再び来演だ。私は小躍りする思いで無理して3回の公演のチケットを入手した。だが、この時の公演は残念さも含む複雑な思いを残したのだった。ベームは来日直前に奥様を亡くされていた。(続)
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宇野秀和
3 months
昔の名演奏の記憶⑨。朝比奈隆指揮大阪フィルのブルックナー8番(1974年)。この公演時、私は中3だったが、生意気にも既にクラオタへの道を歩み始めていた。ブルックナーはワルター指揮による「ロマンティック」で入門し、あっという間にハマっていた。朝比奈隆/大フィルは噂には聞いていたが、(続)
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宇野秀和
4 months
東フィル定期@溜池、チョン•ミョンフンによるトゥーランガリラ交響曲。この曲を真剣に聴いたのは初めて。かくも美しい音楽とは浅学にして知らなかった。不協和音に満たされる中から聞こえる金管の美しいハーモニーが厚い雲間から覗く青空を想像させる。青空から垣間見えるのは明るい希望だ。(続く)
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宇野秀和
23 days
チョン•ミョンフン指揮東フィル定期@溜池。ヴェルディ「マクベス」のホールオペラ形式の上演。 昨日の「アッティラ」に続いて、連日ヴェルディ作品の充実した上演を聴くことができて、こんなに贅沢で幸せなことはない。今 日の演奏も劇的緊張感と美しい音楽に満ち満ちた素晴しい出来栄え。→
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宇野秀和
2 months
この二人に限らず、優れたバレエを観る度、人間の身体表現が斯くも人の心を打つことに驚きを禁じ得ない。言葉や声が介在しなくとも、バレエの磨き抜かれた様式美は、音楽と相俟って人間の心を表現し尽くす器となる。そして、極限まで鍛えられた肉体は、それ自体が芸術であり、美そのものなのだ。(続)
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宇野秀和
1 month
昔の名演奏の記憶(33)。バーンスタイン指揮ニューヨーク•フィル(1979年)。70年代、バーンスタインは1970年来日時のマーラー9番の大熱演が語り草になっていた。次こそは僕も!と思うが、とてもチケットが買えない。漸く1979年公演の東京文化会館3階席に。バーンスタインの指揮は映像でも…(続)
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宇野秀和
2 months
都響B定期@溜池、ハーディング指揮。この指揮者は久しぶり、流石に貫禄がついた。その筈で、最後に聴いたのは10年以上前だ。モーツァルトの3大交響曲を全楽章繰り返し付きで演奏し、そのしつこさに辟易していて以来、足が遠のいていた。今日の「巨人」は想定どおり演奏効果抜群の設計だ。(続)
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宇野秀和
3 months
辻彩奈&阪田知樹デュオリサイタル@トッパンホール。良いリサイタルだった。とても感動した。辻彩奈はアルゲリッチとのフランク以来だったが、持ち味の力強さに加えて、表現力の幅が大きく増したように感じた。ラヴェルのソナタでは次々に湧き出て飛び散っていくような楽想を表現して見事。(続)
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宇野秀和
3 months
昔の名演奏の記憶(17)承前。ベーム/ウィーン•フィル(1977年)。ツアー最後の日、幸いなことにベームに本調子が戻った!前半はドンファンだ。演奏の終盤、深く前傾したベームがグッと起き上がりつつ左腕をゆっくりと突き上げた時、ウィーン•フィルが最高のクライマックスに達したのだった!(続)
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宇野秀和
2 months
昔の名演奏の記憶(22)。飯守泰次郎指揮ブルックナー「ロマンティック」(1974年、2023年)。1974年の読響公演で、私は初めて飯守泰次郎さんの指揮を聴いた。飯守さんは当時36歳、マッシュルームのような髪型。演奏については、残念ながら若々しくテンポが速かったと朧げに記憶しているのみだ。(続)
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宇野秀和
3 months
昔の名演奏の記憶(15)。渡邉暁雄指揮日本フィルのマーラー「復活」(1978年)。日フィル常任に渡邉暁雄が復帰した際の記念公演。この時期、困難な経営状態だった日フィルを手伝おう、と渡邉暁雄が自ら腰を上げた。これだけで既に感動的だが、この時の演奏はまさに衝撃的なまでに感動的だった。(続)
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宇野秀和
3 months
東響定期@溜池、ジョナサン・ノット指揮。今日こそは、指揮者としても会心の演奏だったのではないか。前半のラヴェルから東響の澄み渡った音色が際立っていたが、それが後半のブルックナー7番に引き継がれた。それに全奏における圧倒的迫力が加わり、ブルックナーの世界が完璧に再現されたのだった。
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宇野秀和
3 months
昔の名演奏の記憶(14)、ジュリーニ指揮ウィーン交響楽団(1975年)。ジュリーニの実演を聴いたのは一度きりだったが、まさに巨匠のタクトだった。遅めのインテンポで直押しするスタイルだ。モーツァルトの40番が全く歌わないし、勿論疾走もしない。指揮姿も足を踏ん張り、微動だにしない。(続)
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宇野秀和
3 months
昔の名演奏の記憶⑩。朝比奈隆指揮大阪フィルの東京定期公演(1975〜77年)。74年のブル8以後、年一度の大フィル東京定期公演は私の楽しみになった。翌75年はマーラー9番だ。またしても小僧には難易度の高すぎる曲!必死に予習したが歯が立たず、残る記憶も第4楽章クライマックスの熱気のみだ(続)。
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宇野秀和
3 months
私の経験では、この会場でオペラを本当に楽しむには、基本的に1階前方席に限られる。2階席後方などは最悪だ(今日、一体何人の聴衆が公演の真価を体感したのか)。最低の会場で最高のリゴレットが上演されるなんて、余りにも悲しすぎる。NBSには、NHKホールの使用は今回を最後にして欲しいと切望する。
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宇野秀和
2 months
昔の名演奏の記憶(27)。リリー•クラウス ピアノリサイタル(1978年)。当時、大変な人気のあったピアニストだ。初来日は1936年という。彼女はこの年75歳、最後の来日だった。この時、全国で15回ものリサイタルを行っている。日本の聴衆からの強い支持の証だ。私は、二度目の聴く機会だった。(続)
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宇野秀和
3 months
今月、兵庫と東京で蝶々夫人を観る機会があった。同じ作品を同時期に東西で、というのは大変珍しい。どうしても両公演を比較したくなるが、一番気になったのは公演内容ではなく「お客の入り」と「客席の盛り上がり」だ。この点では兵庫の圧勝だった。兵庫公演は何と8回、それが全て満席だったそうだ。
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宇野秀和
13 days
休憩後の「巨人」は幸福感一杯の演奏だ。オケの美しく安定した音色に身を委ねているだけで十分だ。先般の都響のようなテンポの急加速などは見られず、あくまでも堂々とした演奏。第4楽章の中間部は限りなく美しく歌い、終結は全力の輝かしさだ。終演後のパッパーノはしばらく放心状態のようだった。
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宇野秀和
3 months
ニコライ•ホジャイノフ ピアノリサイタル@浜離宮。32歳の若手ピアニスト、聴くのは一昨年に続き2回目。素晴らしい音楽性の塊だ。自作の曲をプログラム中に2曲披露したが、これがとても美しかった。1曲目はラヴェルそっくりだったが、2曲目の「ファンタジー」はオリジナリティの高い名曲だった。(続)
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宇野秀和
1 month
だそうだが、もっと取り上げて欲しい隠れた名曲だ。さて、聴衆お目当ての角野隼斗だが、これくらい弾けて当然か。私には音色の単調さと音量の不足が気になった。最後の協奏曲はオケの編成を落として欲しいくらい。ご贔屓筋には申し訳ないが、今日は彼の評価が高まる演奏とは言えなかったのではないか。
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宇野秀和
1 month
演奏は圧倒的に上野耕平が素晴らしかった。前半の四重奏も美しかったが、特に後半の協奏曲は心動かされる名演奏と言って差し支えなかろう。それにしてもいい曲だ。気持ち良いリズムに乗って音楽は弾み、サックスが時に哀愁に満ちた旋律を歌う。時には泣くが如く。日本で演奏されるのは4回目…(続)
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宇野秀和
3 months
昔の名演奏の記憶(11)。朝比奈隆指揮大阪フィル創立30周年記念演奏会(1977年)。曲は「田園」と「英雄」だった。当時朝比奈は69歳。私は彼の最晩年まで見届けたが、70歳代半ばまでが全盛期と信じている。90年以降は神格化されていったが、私には衰えが見え、辛かった。しかし、1977年当時は(続)
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宇野秀和
4 months
@acrylica_yoko @gssy1127 私も幕間に同様なクレームを伝えました。本当にひどいフライングですよね。ついでに申し上げますと、拍手はどうなんでしょう? 1幕の終結部分はオーケストラが鳴り終わるまで拍手は慎むべきではないかと思うのですが。私は最後まで静かに余韻を楽しみたいです。早めの拍手は悪い習慣ではないかと。
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宇野秀和
2 months
昔の名演奏の記憶(24)。ウィルヘルム•ケンプ(1976年)。往年のドイツの大ピアニストだ。当時日本の音楽ファンには大変な人気があった。今は知らない方も多かろう。76年の来日時、ケンプは81歳。私が聴いたのはオールシューマンのプログラム。忘れられない感銘を残したリサイタルとなった。(続)
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宇野秀和
2 months
得意のショパンやシューマンを明晰なタッチで感情を抑制的に弾く時、逆に詩情が溢れ出て、最も魅力的だった。阪田知樹も、粒だつタッチと抑制的な表現から、孤独を身に纏ったモーツァルトの音楽が溢れ出ていたのだ。先日の辻彩奈とのデュオの時とも別人だ。素晴らしい表現力の広がりだ。(続)
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宇野秀和
26 days
言われても仕方ないところもある。しかし、これがブルックナーの肉声そのものであるなら、それでいいのではないかと思う。こうしてみると、聞き慣れた版は「バリ」を取り除き、角を磨いた上で短縮した“抜粋版”ではないかと言いたくなる。勿論、それはそれでよいが。→
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宇野秀和
13 days
さて、ショパンのコンチェルト2番を弾いたユジャ•ワン。昨日とは全く別人だ。冒頭、オケの前奏から遅いテンポと深い響きに驚く。ピアノが加わると、これがユジャ•ワンのイメージなのだとわかる。全曲を通じて、ゆっくりしたテンポによる非常にメランコリックかつロマンティックなショパンだ。
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宇野秀和
2 months
亀井聖矢リサイタル@大阪。聴く度に進歩を遂げる亀井聖矢。今日も今までで一番の出来栄えだったと断言する。冒頭のイタリア協奏曲は、凛とした佇まいが美しい。だが前半の半ば、マズルカの4曲目から後は異次元の感覚だった。マズルカの深い憂愁。ポロネーズ作品44の青白く火花が飛ぶような印象。(続)
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宇野秀和
3 months
昔の名演奏の記憶⑧。ムラヴィンスキー/レニングラード•フィル(1977年)。前回公演の2年後、私は再びチャイコフスキー5番の演奏を聴く機会を得た。この日は、前半にシベリウス7番が演奏された。トロンボーンソロのビブラートが心に沁みる!終結にかけてはまさに神々しく、万感の印象を残した。(続)
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@elderly_claota
宇野秀和
13 days
そして、第2楽章ではデリケートなタッチによる最弱音が美しすぎる。これは、サントリーホールのスタインウェイから鳴った音の中で、最も美しいものの一つではなかったか。第3楽章の冒頭の主題は、第2楽章の雰囲気から朧げに立ち上がり、胸を衝く。こんなに美しいショパンのコンチェルトは記憶にない。
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