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京都市生まれ。金融市場専門の記者/アナリスト。趣味はOperaやバレエ、歌舞伎、文楽など舞台・映画鑑賞、クラシック、Jazzなど音楽鑑賞。哲学、美術、陶磁器も。グルテンフリー。特技は将棋(アマ四段、高校時代に大阪府の団体戦で2回優勝)、声楽(Tenor、Carlo Bergonzi門下)、イタリア語、フランス語。

日本 東京
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@canterino_k
canterino-k
4 years
日本人の音楽家の致命的な弱点は哲学・文化的な素養の薄さだと個人的に思う。日本人演奏家は綺麗に弾くという意識が強過ぎるのではないか。アルゲリッチはかなり本能的に弾いている感じだが、リヒテルやアファナシェフの文学や美術、哲学についての素養は間違いなく演奏の深み、味わいに繋がっている。
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@canterino_k
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6 years
明治大学で行われたドイツの哲学者マルクス・ガブリエル氏の講演会での質疑応答、めっちゃ面白かった。私がフッサールの現象学についての評価を訊くと、「アマゾンの5段階評価でヘーゲル、シェリングが星4.5とすれば、フッサールは2.5、ハイデガーに至ってはゼロだ」とのこと。
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@canterino_k
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3 years
「ドビュッシー音楽論集」(岩波文庫)の「ローマ賞とサン=サーンスとをめぐる対話」は実に面白い。ドビュッシーの考え方、美学がよく表れている。
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@canterino_k
canterino-k
3 years
芸術家は哲学を勉強した方がいいと思うけどな。思考なしに解釈や分析、表現することは出来ない。バレンボイムは自伝でスピノザに傾倒したと書いていたし、クルレンツィスに好きな哲学者を尋ねたら、ハイデガーとプラトンを挙げてくれた。
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@canterino_k
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2 years
渡辺保先生は先月の講義で、吉右衛門の芸を継げるのは勘九郎と歌昇だと言っておられたな。この二人を盛り立てられないと歌舞伎はダメだと。勘九郎は初代吉右衛門と骨柄が似ているし、血の繋がりもあり、いかにもという感じがする。歌昇はワキの役者だが、芸がしっかりしていて、保先生の眼力に敬服。
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@canterino_k
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6 years
ツィメルマンに楽屋口での��席サイン会で、「ショパンのスケルツォ第4番の冒頭は、シューベルトに似てると思うんだけど」と思い切って質問をぶつけてみると、真摯に耳を傾けてくれ、にっこり頷いて「面白いね。ショパンで本当にスケルツォなのは4番だけで、あとはドラマだ。」と応えてくれた。
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@canterino_k
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10 months
歌舞伎座の玄関で係員に切符を見せたら、「N響ですね」と言われた。受けてたけど。
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@canterino_k
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4 years
ひふみんはクラシック音楽がお好きなので、大盤解説会後のサイン会で「ブルックナーは聴かれますか」と伺ったら、ブルックナーは聴かないとのお返事でした。
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@canterino_k
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4 years
ミケランジェリやリヒテルの専属調律師を勤めた村上輝久氏(ヤマハ)の著作を読んだ。巨匠のピアノについての細かい要求や音についての表現、エピソード、ピアノの仕組みや変遷など、非常に興味深く、学ぶところが多かった。リヒテルがヤマハのピアノ職人のために演奏会を開いたことを知り、落涙。
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@canterino_k
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4 years
ムーティのオペラ・アカデミー 「ヴェルディがffを書くときは必ずブラスを伴い、その後dim。テクスチャーは18世紀(オテロ、ファルスタッフを除く)」、「(マクベスは)何度も振っているが、まだ難しい」、「ヴェルディは全ての音が歌うべきと言った」、「全ての音が重要」、「オケは伴奏楽器ではない。
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@canterino_k
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3 years
ツィメルマンは椅子に座ると、息つく間もなく弾き始めることが多い。やはり弾き始めが肝心なのだと思う。アルゲリッチは座るや否や、ピアノに飛びかかるようにして弾き始めていた。あの凄まじい気迫、野生味は忘れ難い。
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@canterino_k
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4 years
ムーティのオペラ・アカデミーの無料Live Streamingを視聴中。「指揮をすればするほど、勉強をすればするほど分からなくなる」、「世界中どのオケもmfからfまでしか演奏しない。私たちがそうしてしまった。オケからppが消えてしまった」、「意味をなすように演奏しなくてはいけない」、「常に明確に」
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@canterino_k
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3 years
バレンボイム@サントリー。ご本人の勘違いで第1-4番ではなく、第30-32番を弾いた。暫く状況が飲み込めず、困惑したが、艶やかで瑞々しい響き、微塵も衰えを感じさせないテクニックに陶然。後期作品でも深刻さに陥らず、天上的なトーンが響き渡り、やはり華のある芸だなと感じ入った。神に愛された人。
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@canterino_k
canterino-k
4 years
スゴイの見つけた😲
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@canterino_k
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3 years
以前、国会図書館で収集した内田光子さんのインタビュー記事を読み直している。ギレリスは大嫌いなのだそうです🤣
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@canterino_k
canterino-k
7 months
ポリーニの録音で真っ先に挙げるべきは、やはりショパンの練習曲でしょう。初めて聴いたのは高校1年生の時だったか。クラシックを聴き始めて間もない頃でしたが、聴き始めた途端、その響きの絢爛さに圧倒されました。同様の経験として、カルロス・クライバーがウィーンフィルを指揮した「運命」。
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@canterino_k
canterino-k
7 months
ポリーニ逝去とのこと。ブラームスとベートーヴェンの協奏曲を生で聴くことが出来、サインを頂けたのはいい思い出。彼の「田園」は大学受験の勉強をしながらよく聴いた。お父様は有名な建築家だし、ミケランジェリとともにダ・ヴィンチの後裔のような人だと思う。ご冥福をお祈りし致します。
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@canterino_k
canterino-k
2 years
歌舞伎座第二部「土蜘蛛」。太刀持の丑之助が、ともすれば冗長になりがちなこの狂言を救う目覚ましい働き。菊五郎の深々とした声、品の良い台詞回し、菊之助の怪しさを湛えた表現、舞とも見事。梅枝の巫女榊の舞は、どの瞬間も絵になる恐るべき出来栄え。平井保昌の又五郎はいぶし銀の存在感。
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@canterino_k
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10 months
サイン頂いちゃいました。
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@canterino_k
canterino-k
3 years
ムーティ先生は今年の東京春祭のオペラ・アカデミーで「世界中どのオケはmfからfまでしか演奏しない。私たちがそうしてしまった。オケからpp が消えてしまった」、「私は歌手のppを聴くのが好きです」と、ppの重要さを何度も強調されていた。名盤とされる録音でも、pを疎かにした演奏が甚だ多い。
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@canterino_k
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2 years
今夜はオペラシティでアルゲリッチ独奏のシューマンの協奏曲を聴いた。冒頭部でドスの効いた音を聴いてひと安心。展開部の独奏で慈しむようにたっぷりと歌い、興味深かったが、木管のすげない応答が味消し。若い時の録音ほどスリリングではないが、闊達でツボを外さないのは流石。至福のひと時だった。
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@canterino_k
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2 years
歌舞伎座「ふるあめりかに袖はぬらさじ」。玉三郎のお園は古株芸者としての風格があり、客あしらいが驚くほど巧みで、三味線の弾き語りも流石。集大成の趣があり、凄まじい演技だった。この役を初演した杉村春子に見えた。亀遊の河合雪之丞は佇まいに哀感があり、遊郭の主人の鴈治郎も大変良かった。
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@canterino_k
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2 years
今回アルゲリッチを聴いて感じたのは、慈しみの心かな。シューマンの音楽に対する慈しみ、共演者に対する慈しみ、聴衆に対する慈しみ。かつての録音では、野生味や狂熱、圧倒的な推進力、超絶技巧に強烈な感銘を受けたものだが。
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@canterino_k
canterino-k
2 years
本日は歌舞伎座夜の部へ。与話情浮名横櫛 。3日間の休演から復帰した仁左衛門の花道の出で大きな拍手。目頭が熱くなった。木更津海岸見染の場のお富与三郎には、見物の多くが在りし日を懐しむとともに陶然としたのではないか。そして、仁左衛門は役者冥利を感じている筈だと思った。
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@canterino_k
canterino-k
2 years
ブロムシュテット、N響のマーラー9番終演。冒頭は金管が心許無く、立ち上がり低調も、徐々に盛り上がり、涙腺を刺激されるも、中々沸点には至らず、ブロム翁は座って指揮をしているせいなのか、往時のエネルギーを欠く印象を持ったが、第4楽章の最後の1音が終わっても手を下ろさず、
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@canterino_k
canterino-k
4 years
本日のムーティ先生。「イタリア語は常にレガート」、「形容詞は重要(カラー、トーン)」、「私は古い流派。古い流派はオケを心地よくする」、指揮の実習生に対して「あなたが一緒に演奏しているという感じを伝えて下さい」、「ハーモニー(調性)が変わっているのを感じているか(それを体現すべし)」。
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@canterino_k
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7 months
ポリーニの名盤。色々あると思いますが、シェーンベルクは知られざる名盤では。格好いいです。
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@canterino_k
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3 years
渡辺保先生は尾上右近と話をしたとき、忠臣蔵の勘平について自分が何十年かけて勉強したことを右近が全部知っていたと言っておられた。
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@canterino_k
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2 years
アーノンクール「古楽とは何か」。モンテヴェルディについての論述を読んでいたが、真摯かつ厳しい指摘に唸らされること頻り。P.220「モーツァルト以後の世代になると、対話的・言語的な要素はだんだんと音楽から失われていった。その理由はフランス革命およびそれが文化面で引き起こした変化にある。
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@canterino_k
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1 year
今夜はアルゲリッチ独奏のラヴェル「ピアノ協奏曲」を聴いた。軽やかで余裕があり、遊びのあるタッチで、冒頭から魅了された。実演に接するまで、この曲で個性を発揮する余地があるのかと危惧していたのだが。第2楽章の木管との掛け合いがやはり至福。終演後の笑顔たっぷりの立ち振る舞いも粋だった。
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@canterino_k
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3 years
本日はシューベルトの誕生日とのこと。ウィーンの彼の生家を訪ねたことがある。960ほどもある作品を、出来るだけ多く、丹念に聴きたいと思う。作品の大半を占めるであろう歌曲や室内楽を生で聴ける機会は、作品数の割に少ないかもしれない。3月に葵トリオの演奏会でピアノ三重奏曲を聴くのが楽しみ。
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@canterino_k
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5 years
フォロワーさんと感想が違い過ぎて、呟くべきか迷う🤔最近思うのは、人の感想を余り頼りにしてはいけないということ。芸術の感受は本来、対象と自分との極めて個人的な対話であり、それ以外のものではないと思う。世評や有識者の評価は参考になるとはいえ、あくまで自分で実物を確かめないといけない。
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@canterino_k
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2 years
ドビュッシーは感覚が至って鋭敏な人であるには違いないが、「ドビュッシー音楽論集」をたまに読むにつけ、恐ろしく頭脳明晰な人という印象が強まっている。
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@canterino_k
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3 years
この棚は積み方が安定しており、先程の地震で本が落ちなかった。
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@canterino_k
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2 years
本日はサントリーホールで「サロメ」を鑑賞。今年聴いたオペラ演奏で一番かも知れない。サロメのグレゴリアンは音色が深く、喉をしっかり開け、重たい高音域でも盤石の安定感。表現力にも優れ、姿も美しい。ヨカナーンやヘロデ、ヘロディアス、ナラボートも大変良い。ノット、東響はキレキレだった。
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2 years
本日の買い物は中村哲郎さんの「勘三郎の死」。著者の方とは畏れ多くも相互フォローさせて頂いている。勘三郎を悼む冒頭のエッセイを電車で読み、目が潤んだ。勘三郎の歌舞伎が一番面白かった。中村座で助六の計画があったとは知らなかった。役者との親交の深い評者ならではの見方の面白さを教わった。
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@canterino_k
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3 years
クラシック音楽のピアノのCDの解説には、使用している楽器と楽譜のバージョンも記載して欲しいと、最近よく思う。
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@canterino_k
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2 years
ブラームスの交響曲第1番は重っ苦しくて、敬遠気味だったが、初めてスコアを辿りながら聴いてみた。第1楽章冒頭の、主旋律と逆行するフルートが何と美しいのだろう。
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2 years
ムーティ先生のリハーサルに立ち会ってつくづく感じたのは、やはり芸事において師匠というのは決定的に重要であるということ。その意味で、歌舞伎など古典芸能の芸の継承は理に適っていると思う。端的に言えば、才能より環境。芸事の師匠っていうのは、過去の遺産を背負う存在だからね。
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@canterino_k
canterino-k
4 years
歌手と一緒」、「オケは常に何をどう演奏するか分かっている必要がある」、「だから私は仕事が嫌いなんです。私は戦っているのです。」、「素晴らしいオケは自分たちの尊厳を必ず持っている。オケは使用人になってはいけない」、「単純だからこそ難しい。単純な音にこそ美しさを見つけないといけない」
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canterino-k
3 months
世界バレエフェス「バヤデール」2日目。スミルノワのニキアの出は、辺りを払う気品に満ちた昨日のネラ様とは異なり、気配を消し、神の僕として己を虚しくしているように思えた。その後は手足の長さが印象的だったが、大僧正に向けた背中に色気が漂い、ソロルと会う前のソロで溢れる情感が衝撃的。
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3 years
現在の東京は本来、ロックダウンするべきなんだろうね。イベントは全て中止して。でもパラを強行する手前、それが出来ない。オリパラで全てがおかしくなっている。ロックダウンは私権の制限を伴うから出来ないというが、現状は医療を受ける権利が著しく制限されている。
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11 months
オラフソンのゴルトベルク@サントリー。アリアの至って美しい弱音が一つの基調で、演奏家自身が好きだという第13変奏でも通底していた。第1変奏はアリアとのコントラストが鮮明で、早くも眠るための音楽ではなくなった。第7変奏の高速トリルが心地よく、ヴィルトゥオーゾピースは全て申し分ないが、
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4 years
昨夜はマルタ・アルゲリッチ様のショパン「ピアノ・ソナタ第3番」を視聴。身体に電流が走りました。時折浮かべる恍惚の表情で、やはりここがツボなんだなとよく分かりますね。ソロ・リサイタルを滅多にやらない人なのに、コロナで苦しむ全人類のために一肌脱いで演奏されたその心意気に痺れました。
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@canterino_k
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3 years
内田光子@サントリーホール。シューベルトの幻想曲D.935-2のffの決然たる力強さ。再現部でホロリとした。豊かな叙情性、時に毅然としたところのあるシューベルトが絶品。第1番は延々と続く対話的なパッセージが「天上的な長大さ」。今まで殆ど気に留めていなかったこの作品が心に深く刻印された。
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3 years
タワーレコード渋谷店のスピーカーから流れてくるブルックナーの8番の終楽章のテンポがやけに遅い。店員に問い合わせたら、この人だった。なら仕方ない。
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3 years
ツィメルマン@ミューザ。バッハ、ブラームスは普段着の趣で、ある意味、大家ならではの芸。メインのショパンのソナタ3番は、出だしの上昇音階が面白いと思ったが、従来のダイナミックさや鮮やかさを欠き、淡白で粗さを感じることも。アンコールはなく、脂が抜けた印象を持った。何故か、後味は温かい。
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@canterino_k
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3 years
青柳いづみこ「ショパン・コンクール」(中公新書)を読了。学ぶところ甚だ多し。「コンクールでは上手に弾けるだけではだめです。略 なにか特別なものが必要です。」というダン・タイ・ソンなどコンクール審査員のインタビューや、日本人ピアニスト特有の傾向についての厳しい指摘も大変興味深い。
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@canterino_k
canterino-k
6 years
フッサールの低評価の理由を尋ねると、書き方が悪い、叙述にとりとめがないとのこと。ハイデガーについては、強制収容所でのユダヤ人虐殺についての無関心、ナチズムへの賛否を批判していました。
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2 years
アルゲリッチ&クレーメル@サントリー。アルゲリッチの演奏は冴え渡っていた。ショスタコの第3楽章冒頭のソロの和音の連打が至福のひととき。頗る元気そうなのだが、ギリギリの勝負をしているのだと思う。穏やかそうだが、ギロリとした所がある。楽屋口から出てきて弾き始めるまでに無駄な瞬間がない。
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3 years
リヒテルのラフマニノフのピアノ協奏曲第2番の録音について、敢えて言うとすれば、第1楽章のクライマックスで、これ以上ないほどの深い慟哭が音として刻まれ、そこから起ち上る人間の不屈の意志のようなものを感じる。だから強烈に感動したのだと思う。
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3 years
ルービンシュタインが弾くショパンの夜想曲をOp.48-1から聴き始め、流し続けていたら、良過ぎて止められない。
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3 years
東京春祭ムーティの「ジュピター」。ムーティが先の講義で述べていた「休符の中に宇宙の秘密が隠れている」とのモーツァルトの言葉を演奏で目の当たりにした。第1楽章第2主題から推移部に移行する第80小節手前で指揮者の動きが止まり、休符で全ての音を吸い込んだあと、新たなエネルギーを爆発させた。
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1 year
東響「エレクトラ」@サントリーホール。大編成のオケだが、ノットは鳴らし過ぎず、耳を聾されることなし。キレキレの指揮とオケ。表題役のガーキーは、第一声の低音の深々とした響きにすぐさま魅了された。あれほど深々とした響きを持つソプラノは聴いたことがない。大変な難役だが、歌、芝居と
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3 years
今夜は会社帰りに千駄ヶ谷の鳩やぐらに初入店し、豚と厚揚げ玉子とじ定食。将棋の藤井聡太四冠が弁当で注文していた。その名の通りの素朴な料理だが、とても美味しい。
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2 years
西洋古典音楽の愛好家で、義太夫や長唄、清元など、日本の古典音楽に見向きもしない日本人は多いけれども、それは学校の音楽の授業が西洋音楽に偏重し、日本の古典音楽を殆ど教えないからではないだろうか。かなり重大な問題だと思うが。
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@canterino_k
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4 years
東京春祭のマクベス初日。ムーティの気魄がいつになく凄まじく、魔女が登場する最初の場面で涙が出た。今まで生で聴いたオペラで一番かも。マクベス夫人のA.バルトリが頗るいい。音程、歌い回しが端正で、この役にしては柔らかい歌い方で、低音は出しにくそうだが、高音は伸びがよく、躍動感たっぷり。
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@canterino_k
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2 years
今夜はすみだトリフォニーホールでアルゲリッチ&フレンズの演奏会へ。フランクではピアノ序奏のテンポの揺らし方に遊びがあり、アルゲリッチらしいドスの効いた和音や華麗なソロを生で聴けて無上の喜び。辻彩奈さんの弱音を研ぎ澄ませた音が大変興味深く、第3楽章では瞑想的な雰囲気を描出し、
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@canterino_k
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3 years
歌舞伎座第三部、菊之助の「鼠小僧」。頗る良かった。今回一番感じたのは包容力。自殺を決意した若い男女を翻意させる件が泣けた。丑之助の三吉は雪道の歩き方の形が良く、長台詞も見事で、流石は音羽屋の御曹司。芸者お元の新悟は、女方らしい色気が声や所作に表れ、上手くなったと思った。
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@canterino_k
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4 years
ウィーンフィル終演。「牧神」は単旋律的なイメージを覆されるような重層的な響き。「海」では第1楽章の有名な主題でチェロが流石の存在感。「火の鳥」はほぼ完璧と思われ、幕切れにゲルギエフが左奥のティンパニを指しながら決めた鮮やかなフィニッシュに感涙。全体を通じてCbの妙音が心に響いた。
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@canterino_k
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3 years
内田光子さんやツィメルマンを生で聴いて思ったのは、巨匠クラスのピアニストは最初のワンフレーズで観客の心を鷲づかみにしてしまうということ。やっぱり出だしが肝心だと思う。
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@canterino_k
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3 years
メルニコフ@東京文化会館小ホール。シューベルトのソナタ第13番の弾き始めの、親密で内面を志向する音、細部を慈しむような弾き方、夢幻的で甘美な高音部にすっかり魅了された。あんなに柔らかく温かい音色は聴いたことがない。恐らく世界屈指のシューベルト弾き。ピアノはスタインウェイ。
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@canterino_k
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3 years
バレンボイム、終演後にマイクを持ってお詫びしていたけれども、「今日のプログラムはまたの機会に」とご機嫌だったな。歩き方はさすがに老いを感じさせるが、芸は信じがたいほど瑞々しい。きっとまた来てくれると思うし、是非また聴きたい。モーツァルトやシューベルトも聴きたいな。
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@canterino_k
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3 years
歌舞伎座第一部「新・三国志」。テンポが良く、ダレない。猿之助の関羽は台詞回しが見事で、流石の存在感。孫権の妹、香渓の尾上右近の姿、声が一際あでやかだった。普段歌舞伎を見ない友人は猿之助と中車が目当てだったが、「これが歌舞伎?」と言いつつ、「スーパー歌舞伎は面白い」と感心していた。
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@canterino_k
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4 years
明けましておめでとうございます🎍 今年も宜しくお願い致します🙇‍♂️ 皆様にとって、良い一年になりますように🙏
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@canterino_k
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3 years
ゲルギエフ氏の解雇・解任。文化はソフトパワーとして政治的な力を持っており、「政治と文化は別」とは思わない。また、同氏がプーチンの支持者とあれば、欧州の主要ポストからの追放はやむを得ないと思う。でも、ロシア音楽の最良の担い手を失うのは甚だ残念。プーチンは自国の文化をも破壊している。
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@canterino_k
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3 years
リクルートスカラシップコンサート@紀尾井ホール。シューマンのピアノ四重奏曲で目当ての小林愛実が初めて生で聴けて満足。ブラームスのピアノ四重奏曲で阪田知樹の熱さと激しさ、ラヴェルの三重奏曲第3楽章の藤田真央のソロからの流れ、アンコールの岡本侑也のカサドの無伴奏などが特に印象的。
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@canterino_k
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4 years
15日のムーティ先生。開口一番「皆さん、よく眠れましたか?私はよく眠れませんでした。自分が指揮する時はよく眠れるのですが」、「色んな悪い伝統があるが、正しいやり方を広げるのが私の使命」、「歌手が自由に歌い出して音楽が劣化した」、「トスカニーニはイタリアを去るのが早過ぎた」。
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@canterino_k
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1 year
本日はマルタ・アルゲリッチの誕生日とのこと。おめでとうございます。今年の別府アルゲリッチ祭でのアルゲリッチとチョン・キョンファの初共演にどのような意味があるのか、「マルタ・アルゲリッチ 子供と魔法」を読めば分かるだろう。私には怖くて書けない。
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@canterino_k
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4 years
グレン・グルード、ブルックナーの弦楽五重奏曲について語る。 #ブルックナー生誕祭
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@canterino_k
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10 months
今夜は分とく山。年内で総料理長を勇退される野崎さんに是非挨拶をしたく伺った。当初ご不在で気を揉んだが、途中から顔を出され、ひと安心。野崎さんらしいさっぱりとした挨拶で、勇退後は今よりも忙しくなると笑っておられた。本日の献立は白子のみぞれ鍋や河豚の薄造り、クエの蕪蒸し、帆立と根菜の
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@canterino_k
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11 months
今夜はネルソンス指揮ゲヴァントハウスの演奏会へ。トリスタン序曲ではタクトの振りを限りなく小さくして引き出す精妙な弱音からフォルテへの切り替えが鮮やかで、最高潮への盛り上がりも素晴らしい。ブルックナーも同じやり方かと思いきや違った。表現の抽斗が多く、
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@canterino_k
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3 years
ウィーンフィル終演後のムーティ先生の一般参賀。
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@canterino_k
canterino-k
4 years
例えば、内田光子さんにはこのような弱点がないから、世界のトップで活躍されているのではないかと。
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@canterino_k
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2 years
あると思っていたプリンが冷蔵庫に無かった。この気持ちを分かち合って欲しい。
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4 years
ドイツ語の辞書を買い直した。まずはマタイ受難曲のテキストを読みたい。 Passion: 情熱、受難曲
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3 years
ツィメルマン@サントリー。30日より精力的。ショパンのソナタ 第3番は、第1楽章の第2主題をたっぷりと歌い、展開部は力強い。総じて踏ん張りが利き、流麗。第3楽章の再現部直前の静寂も印象的。ブラームスのOp117-2,3では演奏後の静寂に満足げだった。絶好調とは言わないが、聴けてとても良かった。
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3 years
岩波ホールで観た映画で最も印象的だったのは、ヴィスコンティの「家族の肖像」。主人公のモデルは美術史家マリオ・プラーツ。
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4 months
ロベルト・アラーニャ終演。めちゃくちゃ上手い。高音から低音まで抜群の安定感。後半は高音がやや危なっかしかったが、アンコールを4曲も披露し、プッチーニ全作品を網羅。立ち振舞いもチャーミング。演奏稀なマノン・レスコーの3つのアリアが特に嬉しかった。もう少し緊迫感があればとも思ったが。
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8 months
学生時代にフランス語を粘り強く勉強して本当に良かったと思う。今夜のパリオペの出待ちでは、2列に並んだ後列からドロテにパンフとマジックを差し出し、S’il vous plaît(スィルヴプレ、お願いします)と声を掛けたら、応じてくれた。
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2 years
映画「仕掛人・藤枝梅安」。とても良かった。天海祐希の芝居を今回、やっと初めて観られた。時代劇に合うか不安だったが、ドスの利いた台詞回しが上手く、日本舞踊の素養もあるのだろう、身のこなしもいいし、何よりあの派手な美貌。胸のすくような憎めない悪役ぶりだった。豊川悦司の梅安は嵌まり役。
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3 years
昨夜のバレンボイムの演奏会の前に岩波文庫の「ベートーヴェンの手紙」(上)を読んでいたのだが、この本はやはりとても重要だと思う。
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2 years
演奏会のあとは、東京駅の「あんみつ みはし」で栄養補給。
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3 years
アルゲリッチ 、ポリーニ、バレンボイム、この辺りはクラシックを聴き始めた時から憧れだったね。幸い3人とも生で聴けたし、サインも貰えた。残念ながらリヒテルには会えなかった。
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5 years
クリムト。知れば知るほど好きになる。シューベルトが好きだったんだって。クリムト展、もう1回行けないだろうか...。
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3 years
この本、めっちゃ分かりやすいし、ツボを押さえていると思う。アダムの語源がヘブライ語のアダマ(土)なんだって。
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2 years
昔、フィレンツェの目抜き通りを急いでいたら、鞄の中身をひっくり返してしまい、慌てて拾っていたら、グッチ本店から支配人らしき上品な老紳士が出てきて、日本語で優しく語りかけてきたことをふと思い出した。
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4 years
2016年11月にムーティがウィーン国立の来日公演でフィガロを振ったあと、なんと即席のサイン会があった。長年愛聴してきたアイーダのCDジャケットにもサインを入れて貰いたく、後日の公演日に早番を終えて横浜に赴き、雨風の強い寒天の下、1時間ほど外で待���た末、サインを貰え、泣きそうになった。
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2 years
引っ越しの荷造りは大詰め。高校時代の日本史の受験対策のノート。「実況中継」の菅野祐孝先生の講義を受けていた。このページの作成日は97年6月23日。当時高校3年生。東京生活に憧れていた頃。
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6 years
奈良のオススメ穴場は、志賀直哉旧居。往時の文豪の声望の凄さを体感できます。周辺の雰囲気も実に素晴らしいですよ。
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2 years
本日は東京春祭のムーティ指揮「仮面舞踏会」の公開リハーサルを見学。明日、明後日も行く。ムーティのオケリハは無料配信で視聴したことがあったが、合唱リハに接するのは初めて。指示や指摘の細かさ、見識の深さに圧倒された。口を酸っぱくして言われていたのは、カラーが大事ということ。
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4 years
東京五輪の延期が決まった昨年3月24日の東京都のコロナの新たな感染者数を調べたら何と17人で、累計169人。昨日の東京都の新たな感染者は335人、累計11万4536人。昨年は延期を決定し、今年は開催するという根拠を示して欲しい。正気の沙汰とは思えないのだが。
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3 years
東京春祭「ローエングリン」、大満足。ファンファーレが強烈な快感。エルザのオオストラムはしなやかさと強さを兼ね備えた声で、気品や清楚な乙女らしさがあった。これほどの歌い手は中々いない。国王のナズミも良かった。歌手陣に穴なし。ヤノフスキのタクト捌きは堅実で渋く、N響の奮闘も驚異的。
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4 years
とは言いつつ、本場ドイツでも戦後は世界的ピアニストを余り輩出していないことをゲルハルト・オピッツさんのインタビュー(焦元溥「ピアニストが語る」第3部)を読んで初めて気付いたのだが。文化を育てる土壌も極めて重要なのですね。
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3 years
歌舞伎座第三部「ぢいさんばあさん」。玉三郎のるんは武家の女房らしい品位があり、色気は控えめ。仁左衛門は老若の演じ分けの妙が光る。下嶋に斬れるものなら斬ってみろと挑発され、ぐっと堪えている場面は、仁左衛門が忠臣蔵の判官を演ればこうなのだろうかと思わされた。仁左衛門の判官が観たい。
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3 years
ショパン・コンクールをリアルタイムで視聴するのは今回が初めてだったが、大変興味深く、得るところ甚だ大きかった。ファイナルに辿り着けなかった人、入賞しなかった人の中に、大変印象的なピアニストがいた。氷山の一角しか聴いてこれなかったこれまでの聴き方を改めていきたいと思う。
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3 years
早寝早起きしてシューベルトのピアノ三重奏曲第1番を聴いた。ルービンシュタイン(p)、シェリング(vn)、フルニエ(c)による1974年の録音。
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3 years
明けましておめでとうございます🎍 今年も宜しく致します🙇‍♂️
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2 years
マケラ、都響のマーラー6番。冒頭から物凄い迫力で、最後まで集中力が途切れなかったと思う。マケラのタクト捌きはコンパクトで、膝の使い方が上手い。オケが実に良く鳴っていたが、感動したかというと話は別。私の曲に対する共感の薄さもあるとは思うが、説得されるには至らなかった。
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4 years
新国立劇場「リチャード二世」。シェイクスピアの原作を読んで受けた深い感銘を新たにする大名演だった。隅々まで役者が揃い、岡本健一の王は程よい諧謔味と稀にみせる威厳が絶妙で、劇の基調を巧みにコントロールし、王妃の中嶋朋子は存在感・台詞の格調の高さ、表現の鮮やかさで傑出していた。
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