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将来の夢:森の平和 読んでる本 ダンテ『神曲』講義 持ち歩く本、『ポルトガルの海』ぺソア、『有罪者』バタイユ、『遠い水平線』タブッキ #nowar #catholic 2022/09/17 #一日一篇須賀敦子 さん ”Book Cover”
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Hello, I am Hamza Samir, a 4th year law student. I am part of a family of 11 who… Heather Graham needs your support for Help Hamza's Family Escape Gaza Crisis
細雪 著者 谷崎潤一郎 初版 1936年 本投稿はネタバレ、グロを含みます。 ネタバレや表現が嫌な方は本投稿を飛ばしてください はじめに 本投稿はネタバレ、グロを含みます。 ネタバレや表現が嫌な方は本投稿を飛ばしてください。 「こいさん、頼むわ。──」 鏡の中で、廊下からうしろへ這入って来た妙子を見ると、自分で襟を塗りかけていた刷毛を渡して、其方は見ずに、眼の前に映っている長襦袢姿の、抜き衣...
著者 J.M.クッツェー 訳 鴻巣 友季子 出版 早川書房 2007年7月15日発行 2012年10月15日 三刷 ある日の読書感想文 2003年のノーベル文学賞作家であり、ブッカー賞を二度取るという偉業を果たした南アフリカ出身の作家クッツェー。 彼のブッカー賞作品は1983年の『マイケル・K』と1999年の『恥辱』だが、彼の二度目のブッカー賞作品『恥辱』の出だしがエロ��ったのでそちらを購入...
簡潔な感想 「20世紀の偉大な芸術は共産圏から生まれる」 J.P.サルトルの言う通りかもしれない。 官僚的なふてぶてしい猫がしゃべり、正常な人びとは消えていき、あるいは、精神病院の患者となり、狂人や自分の頭で考えない者たちは悪魔に翻弄される。 臆病者は罪深い。信念のある言葉は抵抗し、残る。 テンポも良く、彼の想像力の凄まじさともに、物語が進む。 小説内小説も小説とフーガの技法によって奏でられ...
シャボン玉 長い長い年月の研究と思想の中から 遅くなって一老人が晩年の著作を 蒸溜させる。そのもつれたつるの中に 彼は戯れつつ甘い知恵を紡ぎこんだ。 あふれる情熱に駆られて、ひとりの熱心な学生が 功名心に燃え、図書館や文庫を しきりにあさりまわって、 天才的な深さのこもった青春の著作を編んだ。 ひとりの少年がこしかけて、わらの中に吹きこむ。 彼は色美しいシャボンの泡に息を満たす。...
こんなにひとりの翻訳者を追いかけたことはないかもしれない。 須賀敦子全集から知ったナタリア・ギンズブルグさんはイタリアを代表する作家だ。 僕はギンズブルグという姓を見て、どこかで見たことがある──カルロ・ギンズブルグさんだ。 歴史家でミクロストリアを学問として打ち立てたひとのようだ。 彼の著作に『チーズとうじ虫』という16世紀の歴史を小さな領域を対象として大衆的な文化、民衆文化の成り立ちを見...
著者 ジョルジュ・バタイユ 訳 酒井 健 出版 景文館書店 21世紀でも歴史を学ばない闘争の欲望を意志にする賢者たちがささやかなかけがえのないものを破壊する。 この古いバタイユ氏の小論を読み返すと様々に考えさせられる。 ── ヒロシマの人々の物語 ジョルジュ・バタイユ 冒頭から凄みのあるバタイユ氏の文章に圧倒される、 1947年のバタイユ氏による、ルポタージュ『ヒロシマ』(ジョン・ハーシー著...
8月15日は終戦記念日。 今年で77回目となる。 実際に軍隊に所属して兵隊や少年兵として戦地で戦争体験をされた方々は、おそらくご存命の方も100歳前後となるのではないだろうか。 1915年生まれの曽祖父は、陸軍の軍人学校を卒業後、1934年あたりから満州で関東軍に配属され騎馬兵として任務についた。職業軍人だったようだ。 昭和16年に戦闘による負傷(爆撃による指欠損と腹部欠損)で、日本へ帰国。...
※本投稿は、どの政党を支持するしないと扇動したりするような内容ではありません。 「何を読んでいるのかな?」 スコットランド、インヴァネス出身の作家、アリ・スミスの四季4部作、第一弾の『秋』の中で、老人介護施設で眠り続ける101歳のダニエル・グルックがかつて主人公エリサベス・デマンドにいつも、そう尋ねていた。 英国ポップアートのアーティスト、ポーリーン・ボディのコラージュを見ているかのように1...
著者 ジョゼ・サラマーゴ 訳 雨沢泰 出版 河出文庫2020/03/20発行 2021/03/30 4刷 この本は1995年に刊行されたノーベル文学賞作家(1998年受賞)ジョゼ・サラマーゴの作品です。 軍事政権やファシズムといった政治情勢の不安定な時代背景を持つポルトガルで生まれ育ち、かなり高度な視点から物事を見つめ、愛情深いサラマーゴだからこそ書けた作品であり、迫真に迫るものがありました。...
私は以上で、自分が教養あるブルジョワたちの社会に入った時に、その入り口の手前に置きざらなければならなかった遺産を、明らかにし終えた。 『場所』 アニー・エルノー 早川書房 p141 ヨーロッパの長い貴族社会の歴史を振り返れば、だからこそナポレオンのフランス革命があったりしたのだし、日本では中々理解し難い、社会階級格差が今もあるだろう。 僕は家庭の事情で子どもの頃スペインとフィリピンにいたこと...
反戦の権利とその場所──あるいは戦争のくぐりかたについて