フルチ流血夫
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5/20に行われた自爆のライブをダイジェストクリップにしました。撮影・編集やってます。ぜひ見てみてください！
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邦画が一様につまらないということもないけど、ほとんどの作品に貧乏性が染みついていることも事実で、画面から伝わってくる貧乏臭さをつまらないと感じる感覚も正しい。
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映画を沢山観ていると、「映画ファンやオタクじゃない人は分かりやすい娯楽的な映画を求めてる」と思いがちだけど、実際のところそんなことはない。雰囲気だったりメッセージだったり、漠然と「深いモノ」を求めてる。
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暴力シーンベストテン
1.『ドライヴ』
ライアン・ゴズリングが相手の顔面を踏みつけるシーン
2.『共犯者』(1999)
北村一輝が舎弟をシバくシーン
3.『大列車強盗』(1903)
強盗団の一人が逃げようとした乗客を撃ち殺すシーン
4.『モヒカン族の最後』(1930)
敵将に焚きつけられた先住民族が襲撃するシーン
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「やりたいことをやる」「好きなことを貫く」「ジャンル愛がある」ことを異様に持ち上げる風潮はキツい。それが作品の出来を底上げしているのであれば評価できるけど。
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「邦画はスケールがちっちゃくて好きじゃないんだよな」と言っていた50歳の父親が、ここ1,2年で「『葛城事件』の若葉竜也はヤバい」「『佐々木、イン、マイ、マイン』観たか？」「『退屈な日々にさようならを』早く観ろ」と言ってくるようになったのは面白い。歳取ることに絶望しなくていい気がする。
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『シン・ウルトラマン』のセクハラ描写について色々言われているけど、ウルトラマン映画を観に行った人にとっては確かにノイズになり得るだろうな。
それより俺は尻の映し方が下手過ぎることの方が問題だと思うけど。
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わざわざ映画で見せられなくても日頃感じてるようなことへの共感より、庇いようのない人間に対して生まれるほんの一瞬の同情や共感、憧れの方が、娯楽として圧倒的にパワフルだ。
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泣き叫んだりするばかりの日本映画の予告編から、泣き叫んだりするセリフや画を差し引いた感じの、ミニシアター系の日本映画の予告編が一番キツい。
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映画監督がすべき俳優への演出って、「あそこ見て」とか「そこからここまで何秒で歩いて」とか「このくらい低い声で話して」とかいうモノだと思ってる。演技のうち、俳優を追い込んで出すモノだと思われてる部分は、俳優本人の領分じゃないかな。
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日本でこの画面の貧相さと真っ向から闘ってるのは沖田修一だと思う。登場人物の生活の蓄積を感じる美術には毎度驚かされる。あの凄まじい情報量でなら、画面に滲み出す貧乏臭さと闘うことができる。
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誰が悪いわけでもなく、誰も責めるべきでない時、辛い気持ちはどうしたらいいんだろう。
自分の行くとこの話じゃないけど、これは辛いよ。
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『シン・ウルトラマン』観た。テンポと構図重視の庵野秀明のスタイルが貫き通されていた。手法自体に真新しさは無いけどハズレない。長澤まさみは喜怒哀楽の喜が本当に上手い俳優。正直ウルトラマンよりも長澤まさみが観たかったので、かなり楽しめる内容だった。
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昨日観た『ブレスレス』のラストシーン、めちゃくちゃダサいし「そこで踊るのか？」とビックリするけどもの凄くカッコ良い。このダサカッコよさにちょっと泣いてしまった。
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一見普通に見える人間が持つ狂人性を描くのが上手いのは黒沢清かな。『CURE』の萩原聖人や『クリーピー』の香川照之は分かりやすい狂人として登場するけど、むしろ役所広司、西島秀俊の家庭のシーンの方がコミュニケーションが破綻していて怖い。
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「その演出にはどういう意図があるか」という映画評より、「その演出にはどういう効果があるか」という映画評の方が100倍為になる。
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三池崇史が映画秘宝のインタビューで「都内は撮影の許可がなかなか下りなくなった。許可が出ないということは、許可制じゃなくなったということなので勝手に撮ってる」と言っていたのがかなり印象に残ってる。
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Netflixのサムネイルは「え、そこいくの？」みたいなのが楽しいです。一番最初にビックリしたのは『シン・ゴジラ』のサムネイル。ゴジラでも長谷川博己でもねえのかよ！と思いました。
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あのくらいのセットにいくらかかってるとかは分からないけど、沖田修一作品の美術には貧乏性とは真逆の、積極的な足し算の姿勢を感じる。
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呼ばれてもないのに『伊豆の踊子』の撮影現場に来て、吉永小百合に熱烈な視線を送っていた川端康成と、『羊たちの沈黙』のジョディ・フォスターに心酔して、当て書きで続編小説を書いたトマス・ハリスはヤバい。
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そして俺はそれこそが「観客を育てることに失敗している」現状だと思う。映画を作る側がちゃんと娯楽と向き合っていかないと、多くの人にとって「時々(年1回くらい)高尚な気分になりたい」がためのコンテンツにされてしまう。
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俺が自分の貧乏生活をツイートしてもフォロワーに笑われるだけなのに、是枝裕和が他人の貧困を題材に映画を撮ると社会への問題提起になる。
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「〇〇が好きな自分」「生きづらさを感じている自分」を肯定してくれる映画ばかりになったとしたら、それは観客がナメられてるってことなんだ。
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監督しました！
観にきてください！
映画『#歩くひと』
監督 #小川響
出演 #大野やすひろ #鈴木ゆき #須藤心悠 #福地亜紗美 #篠田諒 #杉浦シロ #徳山漱介 #天
4/23(日)新宿K's cinemaで1日限りの上映！🚶🚶🚶🚶🚶
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その空間で優位に立っている人物が大きく見えるように撮ってます。
映画の舞台挨拶って初めて見たんたけど、「歩くひと」の役者さんたちみんなそんなに大きくなくてびっくりした。特に主演の人。部下に怒鳴りつけるシーンとか、娘を叱りつけるシーンとかでなんか大きく見えてたんだな。
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今日「オリンピック観た？」って職場で聞かれて「観てません」と答えたら、あの競技が面白かったとかこれからあの人が出るとか、色々教えてもらった。お礼に明日『ブレードランナー』について色々教えてあげよう。
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洋邦問わず、「客を楽しませるための構造」じゃなく、「テーマやメッセージ語りのための構造」をした映画がもの凄く増えてる気がする。
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「価値観をアップデートする」という言い方が好きじゃない。「時代の価値観や社会道徳を理解して、それにそぐわない言動を慎む」ことはした方が良いと思うけど。個人の価値観は社会的な善悪と全く関係なく、身体的変化や置かれている環境によってしか推移しない。
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2023年映画ベストテン
1.ハント
2.AIR/エア
3.首
4.DASHCAM ダッシュカム
5.歩くひと
6.カンダハル 突破せよ
7.ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー
8.オオカミ狩り
9.ザ・キラー
10.バービー
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わざわざ足運んで映画館行ったり、無数にある配信動画の中から観るものを選ぶ作業をしたりするハードルを越えさせるには、映画は根本的に娯楽じゃないと成立しない。
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香川照之関連の報道を見るに、「仕事を奪われるかどうか」はどうでもいいなと思う。性的加害者に対しての訴えを起こしやすい環境を醸成することが大事なんじゃないかな。
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「ポリコレ」が娯楽作品をつまらなくすると信じてる人たち、「ポリコレ要素」があるか無いかが作品の面白さを測る尺度の一つになってる時点で、自分たちが目の敵にしてる「ポリコレ作品を持ち上げる人たち」と同じになってる。
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だから、わざわざプロの俳優捕まえて怒鳴り立てる必要なんかないと思う。欲しい画が撮れないのはイメージ不足か説明不足だし、思った通りの画を撮ることに固執するなら、映画じゃなくて絵を描いた方がいい。
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『ヒドゥン』観た。めちゃくちゃ面白い。定まった外見を持たない寄生型エイリアンのキャラクターが伝わるのがすごい。何より、寄生される人間を演じてる俳優が全員上手い。バディ刑事ものとしても安易に信頼関係を結ばない展開が良い。別の設定ではなぞり得ないオチが綺麗に決まっているのも見事。
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ワースト映画を挙げる時は、「もしこれを監督や脚本家、俳優が見て深く傷つき、二度と映画が撮れなくなっても別にいい」という割り切りが無いといけない。
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『M.I.5／流氷に捧ぐ』(20:59)
監督:古知輝夫
主演:榎並伸哉
音楽:武田敬吾
短編映画を撮りました。是非観てみてください。
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『オッペンハイマー』観た。官僚的な会話劇にユーモアが無く終始つまらない。一般論的な主義主張でしかオッペンハイマーを描かない尋問パートが作品の半分近くを占めているが、エンドロールに5行くらいのテロップで載せればいい内容。これなら世界仰天ニュースで扱った方が面白くなるだろう。
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近年は映画でも何でも、ファンを大事にし過ぎだと思う。そりゃエンターテイメントの世界はファンがいなきゃ食っていけないところだから、作り手側に多少感謝の気持ちが芽生えることはあるだろうけど、そもそも勝手に好きになっただけで、ファンの気持ちを第一に考えるような義理もないでしょう。
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『ブレスレス』(1983)はハチャメチャな映画ではあるけれど、撮影、編集、音楽の使い方などは教科書的なスマートさがあって勉強になる。ラストシーンの絶体絶命なシチュエーションの見せ方もすごく上手い。
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監督作『歩くひと』のBlu-ray販売を開始しました！
これまで2回しか上映の機会がなかった作品ですが、これを機により多くの方に観ていただけたらと思います。
『M.I.5／流氷に捧ぐ』『1分間900円』の2本も同時収録です。
是非お買い求めください！
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『NOPE』の登場人物はなぜあそこまで「撮ること」に固執するのか。ああいう危険を顧みない撮影行為へ駆り立てる動機が、映画史的な言及と暴力に対する告発の暗喩だけでは不明瞭だと思う。撮ることに対して異様な執着を持った人物を描けないことが最大の失敗。
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オタクは自分の趣味に愛でうるだけの価値を見出せないと不安だから、映画の「考察」を楽しもうとか、作り手の志をリスペクトしようみたいに自分の方を騙すんだろうと思う。
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『哀れなるものたち』観た。母親の身体に胎児の脳味噌を移植して蘇生させるという設定だけは面白い。そんな奇天烈なアイデアから立ち上がる���語が「純粋な生き物の目を通して見た世間の良識のおかしさ」を描くことに終始しているのが本当につまらない。周囲の登場人物の描き方も浅薄。
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シブツタが「渋谷フィルムコレクション」と称してシネフィル好みの作品を準新作価格で貸し出してるの、俺はいけすかねえやり方だと思ってるよ。
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#映画好きがガチで選ぶオールタイムSF映画ベスト100
1.ブレードランナー
2.未来惑星ザルドス
3.アルファヴィル
4.バーバレラ
5.白痴(1999)
6.デモリションマン
7.レポマン
8.エリ・エリ・レマ・サバクタニ
9.SF/ボディ・スナッチャー(1978)
10.DUNE 砂の惑星(1984)
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「今日は返しに来ただけ」のつもりだったのに、こんなことまでして俺を引き留める。TSUTAYAの愛、重いぜ。返すだけで帰れないよ。
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『タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら』観た。面白い。スラッシャー映画パロディの勘違いコメディから、一周してまた正統派のスラッシャー映画にツイストする様が見事。目の前で起こってる惨事に対してリアクションが呑気に見える点は気になるが、そこまでノイズにはならなかった。
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そう追い込まれなくても疲弊した表情ができるかとか、必死に見える動きが出来るかとかいう部分が、俳優が力量を試されるところじゃないだろうか。追い込まないと良い演技が撮れないなら、プロの俳優は要らないはず。
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映画に対して自分の想定の範囲内、望む範囲内で健全なものであることを求めるのは無理です。映画は時に人を傷つけます。映画は恐ろしいものなんです。
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