アートファン&コレクター。元古美術蒐集家。逗子トリエンナーレで映像作品のコレクション展「K's コレクション」と作家とのトークイベントを開催。参加頂いたアーティストは磯村暖さん、キュンチョメ、副島しのぶさん、Chim↑Pom from Smappa!Group(トークイベント出演は卯城さん)、百瀬文さん。
AKI INOMATAさんの個展「貨幣の記憶」を神宮前のMAHO KUBOTA GALLERYで拝見。真珠貝/育てた真珠を使った作品("貨幣")を通し資本主義ひいては文明の永続性に疑問を投げかける展覧会。
ニューヨーク近代美術館にも作品が収蔵され、昨今活躍が目覚ましい作家。ギャラリーでご覧になることをお勧めする。
李禹煥展の後、国立新美術館の新企画「NACT View」の第一回目展示、玉山拓郎さんの作品《Museum Static Lights:The National Art Center, Tokyo》を拝見。
黒川紀章設計のエントランスロビーの空間と呼応し合うような、将に玉山さんらしい作品。
李禹煥作品との対比には少し考えさせられた。
柳幸典個展「Wandering Position 1988-2021」を ANOMALYで拝見。閉ざされた空間を一匹の蟻が這った痕跡をトレースした作品は、羅針盤をなくした今の世界で彷徨う人間の進む姿を暗示するかのよう。砂絵で描かれた国旗や貨幣という人間の作ったシステムを形骸化した作品[アントファーム・シリーズ]も。
神奈川県立近代美術館葉山館でアレック•ソス個展「Gathered Leaves」を拝見
ヴァナキュラー写真を量り売りで購入した経験に触発された「A Pound of Pictures」シリーズからはスクリプカリウ落合安奈さんの「明滅する輪郭」シリーズや原田裕貴さんの「One Million Seeing」に通底する想いを感じた。
機会があり天王洲Takuro Someya Contemporary Art より、念願の岡崎乾二郎さんのゼロサムネイルシリーズから「烏野豌豆(カラスのえんどう)を食む / Boyi and Shuqi」をお迎え。作家蔵で直島のベネッセアートミュージアムで展示されていたもの。寝室に。小さな作品ながら半端ではないオーラがある。
表参道のスパイラルで「Five Galleries Art Fair」を拝見。
EUKARYOTE さんより出展の磯村暖、菊池遼、菅原玄奨、高橋直宏(敬称略)の作品に注目。
他の参加ギャラリーはPARCEL, rin art association, TOMIO KOYAMA GALLERY, 104 GALERIE。全て小山さんのセレクション。11日まで。
コレクターの意味は「someone who collects objects because they are beautiful, valuable, or interesting」なのだが、コレクターと呼ばれるのはしっくりこない。単に蒐集しているのではなく、常に作品と対峙していたい。自分の寿命より長く存在する美術作品を、一時的にお預かりしているに過ぎない
天王洲ANOMALYで玉山拓郎さん個展「Anything will slip off / If cut diagonally」を拝見
ネオン管作品の傾斜角度は18度。秒針が3秒間進む時の角度で、3秒後の世界を表現
よく見るとバーカウンターの上のグラスの水は、、
音響と共にギャラリーのスペースを最大限活かした展覧会は実際にご覧下さい
山形一生さん個展「Fasten your seatbelt」@ TAV GALLERYで購入したメイン映像作品"Fasten your seat belt"が到着
エディションボックスにはシートベルトが締めてあり、映像データは英語版のベストセラー旅行ガイドブック"The World"の中に埋め込めるように入れられていた。とてもCoolでかっこよい。
Gallery 38でグループ展「From the Ancient to the Present Times 3」を拝見
現代美術とアンティークから普遍的な美の探求を試みる展覧会
参加作家は植松永次/クリスチャン·プーレイ/山田正亮(敬称略)ら8名
某コレクターの骨董と現代アートのマリアージュを謳った展覧会より余程良かった
16日まで