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クセナキスについて
「彼は、極度の暴力を至近距離で体験した数少ない作曲家の一人である。・・・1944年12月、英軍の砲弾が彼のほぼ真上で炸裂した。隣にいた2人は即死。クセナキスのアゴは粉々に砕かれ、口蓋には穴が空き、左目は潰れた。彼は『自分の血で窒息し、嘔吐していた』と 1/5
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今日は、ジョン・ケージの「4分33秒」が初演された日（1952年）
「さすがに今回は、ジョンもやり過ぎたんじゃないかしら？」（母親の言葉 1954年のニューヨーク初演の際 David Revill, The Roaring Silence）1/9
今日はジョン・ケージの誕生日。
「静寂というものはありません。聴衆が意識しなかっただけで、実は様々な音に満ちていたのです。第1楽章では外を吹く風の音、第2楽章では屋根を叩く雨音、そして第3楽章では、聴衆自身が話したり出て行ったりして様々な音を出していたのです」（4分33秒について） 1/3
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今日は、サリエリの誕生日(1750)
「数多くの弟子を無償で教えただけでなく、才能のある者と貧しい者にはことのほか親切だった。彼はときおりシューベルトを含む弟子たちにアイスクリームをおごってあげた。ひいきにしていたのはグラーベン通りのレモネード店であった」(水谷彰良「サリエーリ) 1/7
今日は、サリエリの誕生日（1750年）
「そもそもサリエーリにはモーツァルトを殺す動機がなく、・・・『モーツァルトがサリエーリを毒殺したなら話は分かる』と述べた研究者がいたが、客観的に見れば確かにそうである。」（水谷彰良「サリエーリ モーツァルトに消された宮廷楽長」より）1/3
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マウリツィオ・ポリーニさんがお亡くなりになりました。高校生の頃、一番聴いたCDのうちの1つが、ポリーニの「ベートーヴェン 後期ピアノソナタ集」でした。その頃は複数の奏者を聞きくらべるという発想は自分にはあまりなく（お金もなく）、ただひたすらそのCDを繰り返し聴いていました・・・ 1/4
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今日は小澤征爾の誕生日(1935)
「西洋音楽の世界で西洋人と競争してきて差別されたことは？」
「あると思うんですよ、思い出せばね。でも、山を登る時すごく大変で、もうこんなとこ来まいと思っても、登っちゃうと忘れちゃうでしょ。楽天的なんですよ、僕は。ハハハハ」（朝日夕刊 1994年9月28日）1/5
今日は、小澤征爾の誕生日（1935年）
「中国生まれの東洋人で、日本語しかできなかった男が、どうやって西洋の音楽を、死ぬまでにどこまで分かるようになるか、どこまでいけるか、という実験なんですよ。」（小澤征爾、大江健三郎「同じ年に生まれて」より） 1/11
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今日は、カルロス・クライバーの誕生日(1930)
「スカラ座にいたほぼ全ての人が気付いた。シャンデリアが揺れ、壁が波打ち、上階の客は逃げ出した。歌手は立ちすくみ、ピットの演奏家たちは、なぜ演奏を止めないのかと訝しんだ。その場にただ一人、何が起きているのか気付いていない人物がいたのだ。1/5
今日は、カルロス・クライバーの誕生日（1930年）
「クライバーが、スカラ座のオーケストラを連れて日本に来てまして、『ラ・ボエーム』をやった。で、僕（小澤征爾）はそのときそれを観て、『あ、これは俺にはできないな』と思いました。あんまりにも良くてね。 1/8
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小澤征爾さんがお亡くなりになりました。心よりご冥福をお祈りいたします。
「中国生まれの東洋人で、日本語しかできなかった男が、どうやって西洋の音楽を、死ぬまでにどこまで分かるようになるか、どこまでいけるか、という実験なんですよ。」（小澤征爾、大江健三郎「同じ年に生まれて」）
今日は、小澤征爾の誕生日（1935年）
「中国生まれの東洋人で、日本語しかできなかった男が、どうやって西洋の音楽を、死ぬまでにどこまで分かるようになるか、どこまでいけるか、という実験なんですよ。」（小澤征爾、大江健三郎「同じ年に生まれて」より） 1/11
#SeijiOzawa
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今日は、ビル・エヴァンスの誕生日（1929年）
「母の名字(Soroka)と家系はロシアのものです。・・・それ故、私はロシアに行ってみたいといつも願っていました。・・・しかし（1980年9月末に開催予定のモスクワでのコンサートを）キャンセルすべきだという、確固たる結論に至りました。・・・ 1/6
今日は、ビル・エヴァンスの誕生日（1929年）
「6歳のときピアノを始めました。クラシックを習っていたので、弾くのは楽譜に書かれた音だけです。そして12歳の時、バンドで演奏し始めました。最初のうちは譜面通りに演奏していたのですが、ある日、楽譜に書かれていない音を弾いてみたのです 1/4
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今日は、ドメニコ・スカルラッティの命日(1757年 71歳)
ショパンはこんな言葉を残しています。「私が生徒にスカルラッティを教えることを快く思わない人もいる。彼らの目が曇っていることには驚かされる。彼の音楽には指の訓練のみならず、精神の糧になるものがたくさん含まれているのだ。1/6
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今日は、ショスタコーヴィチの命日(1975年 68歳)
「1960年の夏・・・のことは決して忘れません。父は『党員にさせられてしまったよ』と言うなり泣き出したのです。父が泣いているところを見たのは生涯で2度だけ。母が死んだ時と、この不幸な日だけです」(「わが父ショスタコーヴィチ」) 1/6
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今日は、田中希代子の命日（1996年 64歳）
1950年、18歳でフランスへ留学。数ヶ月後、結核と診断され手術。1952年、ジュネーヴ国際音楽コンクールで1位なしの第2位（へブラーと同位）。1955年、第5回ショパン・コンクール第10位（日本人初の入賞）。この順位に怒ったのが、ミケランジェリでした。1/7
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今日は、リストの命日(1886年 74歳)
「嘆いているだけではだめだ」ハンガリー南部の町セゲドで大洪水が発生し壊滅的な状態になった時、リストはこう言って、すぐさまチャリティー・コンサートを計画しました。「リストがステージに現れるとスタンディング・オベーション。そして花が降り注ぎ、 1/5
今日は、リストの誕生日（1811年）
「彼は、想像しうる限りもっとも興味深く、印象的な外見の人物です。背が高くすらりとしていて、眼窩は落ち窪み、眉は毛深く、そして鉄灰色の長髪を真ん中で分けています。口角は上がっており、笑うと狡猾な、メフィストフェレス的な印象を彼にもたらします。 1/3
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語っている」（The New Yorker より）そんなクセナキスの音楽について、ミラン・クンデラはこう書いている「彼は、西洋音楽の歴史全体に背を向けている。・・・彼の出発点は別の所にある。心から湧き出るものではなく、世界の雑音の中―雨音、工場の騒音もしくは群衆の 2/5
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今日は、J.S. バッハの命日(1750年 65歳)
宇宙の他の文明に向けてボイジャーにどのような音楽を載せるべきか尋ねられたルイス・トーマスは、こう答えた。「J.S. バッハの全集」「しかし、自慢になってしまうかもしれませんね」(Carl Sagan, Murmurs of Earth: The Voyager Interstellar Record）1/４
今日は、J.S. バッハの誕生日（1685年 ユリウス暦）
「我々を当惑させるほど複雑な音楽を作るかと思えば、思わず立ち上がって踊り出したくなるほどリズミカルな曲も書く、しかしまたあるものは、痛切な感情表現に満ち、心の底から揺さぶられる・・・ 1/7
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今日は、ヤーノシュ・シュタルケルの誕生日(1924)
「私は絶対音感も持っていないし、写真のように記憶できる能力もない。・・・手の大きさも至って普通で、特別大きくも小さくもない。ピアノで10度は届かない。しかも、10歳のころ左手の小指を捻挫してしまい、親指を活用せざるを得なくなった」 1/5
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今日は、グレン・グールドの命日（1982年 50歳）
「音階練習は大半のピアニストにとって必須のものだが、グールドはやろうとしない。『音階練習に時間を割くのはいやなんだ』 代わりに彼はバッハを弾く」（「グレン・グールド大研究」）1/6
今日は、グレン・グールドの誕生日（1932年）
「この場で諸君に望むわたしの気持ちをひと言で尽くす言葉がもし見つかるなら、それは他人の助言に頼りすぎる人生がどれほど実り薄いかを諸君にわかってもらえるような言葉になるでしょう」（音楽院卒業生に贈ることば 「グレン・グールド著作集1」）1/8
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として露わにされるとき・・・音楽が情動のけたたましい騒音として現れる一方で、クセナキスの作品の雑音の世界がわたしには美となったのだった。情緒的な汚れが洗われ、感傷的な野蛮さのない美として」（ミラン・クンデラ「出会い」 より）5/5
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藤田真央さんが9日、ミュンヘンでの演奏会のアンコールとして、モーツァルトのアヴェ・ヴェルム・コルプス（リスト編曲）を演奏しました。「小澤征爾さんに捧げます」とドイツ語でスピーチをしたあとで（39分15秒あたりから）。 思わず涙がこぼれました🥲 1/2
9日のバイエルン放送交響楽団公演@ミュンヘン アンコール前のコメントのドイツ語、友人が訳してくれたので貼らせて頂きます(;_;) #小澤征爾 #藤田真央
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今日は、ラヴェルの命日（1937年 62歳）
「もっとも完璧なスイスの時計職人」。ストラヴィンスキーはラヴェルのことを、そう評したと言われます。「この有名な言葉は、ラヴェルの支持者たちを長年悩ませてきた。正確さに固執し情感が欠如している、という意味にも聞こえるからである。しかし、 1/6
今日はラヴェルの誕生日（1875年）
第一次世界大戦中、フランスで｢敵性音楽を排除しよう｣という運動が起き、それを推進する団体から参加を求められたとき、ラヴェルは戦地からこう返事を出しています。「フランスの作曲家にとって、外国の作曲家の作品を組織的に無視し、それによって一種の 1/3
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今日は、グレン・グールドの誕生日（1932年）
「この場で諸君に望むわたしの気持ちをひと言で尽くす言葉がもし見つかるなら、それは他人の助言に頼りすぎる人生がどれほど実り薄いかを諸君にわかってもらえるような言葉になるでしょう」（音楽院卒業生に贈ることば 「グレン・グールド著作集1」）1/8
今日は、グレン・グールドの命日（1982年）。今年は生誕90年、没後40年。
「思春期を迎えると、グールドはますます音楽の世界にのめりこんでいった。・・・友だちはほとんどいなかった。集団行動、特にスポーツが嫌いだったので、孤立して、しょっちゅういじめの対象になっていた。
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今日は、ブルックナーの誕生日（1824年） 生誕200年🎉
「ブルックナーをきくには忍耐がいる。だが、その忍耐が重要なのである。はじめっから好きなものだけが、本当にその人の好きなものとは限らない」（吉田秀和「私の好きな曲」）1/7
今日は、ブルックナーの誕生日（1824年）
「ブルックナーの交響曲の演奏を聴いた際、その壮大さに圧倒されるあまり、演奏後には他にどの音楽も耳に入れたくないと感じることがある」（ハンス＝ヨアヒム・ヒンリヒセン「ブルックナー交響曲」 高松佑介 訳 訳者あとがきより）1/8
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今日は、ナディア・ブーランジェの誕生日（1887年）
「日本人の弟子たちにもこう言うんです。『お願いだから日本人のままでいて頂戴・・・』・・・パリに勉強しに来たからといって偽のパリジャンにさせまい、と極力努力しているのです。国際性とは根無し草であることではないのです」1/5
今日は、ナディア・ブーランジェの誕生日（1887年）
「ブーランジェ先生のお宅の控室は小さな図書館のようで、壁は床から天井まで楽譜と本で埋め尽くされていました。作曲家がサインして先生に贈った自筆譜もたくさんあり、ストラヴィンスキーのものは特に目を惹きました。文学書もたくさん 1/8
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なにかしらの主観性を表現する必要と結びつけられている。・・・ちょうど感受性豊かな魂が宇宙の無感傷性に対立するように、外界の自然のままの音の響きと対立するのだ。しかし、・・・感傷性が一挙に、憎悪、復讐、血なまぐさい勝利の熱狂などのうちにずっと存在していた、『粗暴さの上部構造』 4/5
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叫び声といったような外界からやってくる『音の総量』のなかに」「ロシアのチェコスロヴァキア侵攻の２、３年後のことだが、わたしはヴァレーズとクセナキスの音楽に惚れこんだ。・・・わたしにはその作品が必要だった。奇妙な安らぎを与えてくれたからだ」「ヨーロッパの音楽は・・・その誕生以来 3/5
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今日は、ロベルト・シューマンの命日(1856年 46歳)
「シューマンの音楽ってうまく演奏するのはすごくむずかしそうですね。ロマン派の深い屈託と、はっと驚くほど清新な空気とが隣り合っていて、その狭間みたいなのを表現することはおそろしく微妙な作業になります」(村上春樹「村上さんのところ」) 1/3
今日は、ロベルト・シューマンの誕生日（1810年）
「この音楽には常に風が吹いている。・・・とび跳ね、戯れるような、気まぐれにいつも不意に起こり、再びおさまる空気の流れである」(ヘルマン・ヘッセ「シューマンの音楽を聴いて」 エッセイ全集6より 本田陽太郎 訳））1/7
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今日は、ドビュッシー「海」の初演日(1905年)
「（以前は人間との関わりの中で海を描いたが、この作品には）海の永遠の律動と、光と水が織りなす饗宴と、風に沸き立つ波、といった太古から続く自然の営み、純粋な運動としての海がある。そこから人間の姿は一切消えた」 (松橋麻利「ドビュッシー」) 1/5
今日はドビュッシーの誕生日（1862年）
「私は、音楽とほとんど同じくらい絵が好きなのです」（エドガー・ヴァレーズへの手紙 1911年2月12日）
「目の色にしても、壁や物の色にしても、緑はドビュッシーの一番好きな色だった」(アンドレ・シェフネル「ドビュッシーをめぐる変奏」 山内里佳 訳) 1/5
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今日は、カルロス・クライバーの命日（2004年 74歳）
クライバーが特別仕様のアウディA8を運転した時のこと。同乗者の感想「いつ走り出しいつ止まったか、アクセルとブレーキを全く感じさせない芸術的な運転技術は、彼の棒さばき同様、エレガンスの極みでした」（広瀬勲「マエストロ、ようこそ」） 1/5
今日は、カルロス・クライバーの誕生日(1930)
「スカラ座にいたほぼ全ての人が気付いた。シャンデリアが揺れ、壁が波打ち、上階の客は逃げ出した。歌手は立ちすくみ、ピットの演奏家たちは、なぜ演奏を止めないのかと訝しんだ。その場にただ一人、何が起きているのか気付いていない人物がいたのだ。1/5
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エフゲニー・キーシンの自伝より
ブコフスキー：「なぜ君は政治というものにそこまで興味を持つのかね。天文学などではなく」
キーシン：「興味があるのは宇宙での出来事じゃありません。地球上で、私たちの生活の中で、私たちに起きていることです」 1/2
今日は、エフゲニー・キーシンの誕生日（1971年）
キーシンが学んでいたころのグネーシン音楽学校には、初等軍事訓練と市民防衛の授業があったそうです😲 軍事教官が担当するそれは、自動小銃カラシニコフの分解・組立を一定時間内で行わせるものや、儀式歩調で歩く訓練などがあったとか・・・。1/6
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今日はショパンの命日(1849年 39歳)
「私はポーランドの秋が特に好きだ。柔らかくメランコリックな黄昏時の光の中、この国は、金、茶、黄色の、あらゆる色調に染め上げられ、ショパンのもっとも美しいノクターンにぴったりの舞台となるのだ」(アルトゥール・ルービンシュタイン "My Young Years") 1/7
今日はショパンの誕生日(1810年 諸説あり)
「もし北方の強力な専制君主が、ショパンの作品にはマズルカのような簡単な曲の中でさえ、危険な敵が潜んでいることを知ったなら、音楽などきっと禁止されてしまったろう。ショパンの作品は、花のかげに隠された大砲である」シューマン「音楽と音楽家」 1/2
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今日は、バッハの｢マタイ受難曲」の初演日（1727年）
「向上心を抱いて真面目に生き、悩んだり苦しんだりしている人のすべてに、バッハの音楽は語りかける。それは、バッハが一つの教義を信奉していたからではなく、人間を越えたものをいさぎよく見つめて、人生を深く生きたからである。1/4
今日は、バッハのマタイ受難曲が初演された日（1727年）
「この作品には、罪を、死を、犠牲を、救済をめぐる人間のドラマがあり、単に音楽であることをはるかに超えて、存在そのものの深みに迫って行く力がある。それはわれわれをいったん深淵へと投げ込み、ゆさぶり、ゆるがしたあげく、 1/4
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今日は、カラヤンの誕生日（1908年）
「新しいオペラに取り組むとき、小澤征爾は今でもカラヤンにアドバイスを求める。カラヤンに時間の余裕があれば飛んで行って教えを受け、時間がないときは、電話越しに2人して歌いながらやりとりする。『2人ともひどい歌声でね』と小澤は言う。1/7
今日は、カラヤンの命日（1989年）享年81
「くだらない演奏もするけれど、彼が振るとオーケストラはなんていったってきれいに響く、いったいどうやるんだろう・・・カラヤンはまさに、俺が言うところの響きのセンスってやつを持っていたんだ」（グルダの言葉 「グルダの真実」 田辺秀樹 訳より）1/3
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今日は、イザイの誕生日(1858)
「『英国のオーケストラは女性を雇っていないようだね』とイザイは言った。『ブリュッセルには女性奏者もいるけど、能力は男と全く同じだよ』」(Henry Wood, My Life of Music)
この言葉に意を強くしたヘンリー・ウッドは女性の採用を決意。弦楽器奏者6人が団員に。1/9
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今日は、ホロヴィッツの誕生日（1903年）
「私は19世紀風ロマン主義者の最後のひとりなんだ・・・楽譜は聖書じゃないんだから、私は冒険を恐れないよ。音楽は音符のうしろにあるんだ。それを探求するんだ」（グレン・プラスキン「ホロヴィッツ」） 1/7
今日は、ホロヴィッツの誕生日（1903年）
「どんなに作曲家になりたかったことか。でも、突然、私は稼がなくてはならなくなった。・・・ロシアから出るとき、持っていたわずかな金を靴の中に隠したんだ。国境で取られないようにね。もう戻りたくはなかった。だから演奏した。そして成功した。1/6
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今日は、天皇誕生日（1960年）
「いつものようにホールで朝食をとっている時、偶然隣り合わせた学生から音楽を専攻していると聞き、多少恐る恐るではあったが自分がヴィオラを弾く旨を話し、できれば室内楽をやりたいという希望を伝えた。その学生は大学院生のW君といい、二つ返事で引き受け、1/7
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今日はドビュッシーの誕生日（1862年）
「私は、音楽とほとんど同じくらい絵が好きなのです」（エドガー・ヴァレーズへの手紙 1911年2月12日）
「目の色にしても、壁や物の色にしても、緑はドビュッシーの一番好きな色だった」(アンドレ・シェフネル「ドビュッシーをめぐる変奏」 山内里佳 訳) 1/5
今日は、ドビュッシーの誕生日（1862年）
「私は《海》が好きだが・・・初めて演奏したときのことを思い出すと、笑わずにはいられない。我々は全員その響きに苛立ってしまい、そのようなときオーケストラにありがちなことだが、この作品を真面目に受け取ることを拒否したのだ。一人のお調子者の 1/5
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今日は、ヨハン・クリスティアン・バッハの誕生日（1735年）
「御存知の通り、私は彼のことが大好きですし、大変尊敬しています」（モーツァルトから父への手紙 1778年8月27日）
JCバッハとモーツァルトは、生涯で2度、実際に会っているそうです。この手紙はパリで再会した時のもの。 1/4
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今日は、アシュケナージの誕生日（1937年 87歳）
「モスクワ脱出の数日前、デイリー・エクスプレスの記者が『いつロンドンに行くのか』と尋ねてきた。もう間もなくだったが、『まだはっきりしません。いずれにせよ、私たちはソ連に残ると決めているので、すぐモスクワに戻ってきます。 1/5
今日は、アシュケナージの誕生日（1937年）85歳🎵
「妻は親友なのです。結婚1年目や2年目なら普通のことかもしれませんが、私にとっては、結婚10年目の今でも間違いなくそうなのです。彼女は女性として、何から何まで私にとっての理想です。もし、もう一度相手を選び直すとしても、 1/6
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今日は、クセナキスの誕生日（1922年）
「距離をもつことが必要なのです。つねに移民（よそもの）の意識を持っていなくてはならない。すべてにおいて。それでこそさらに新鮮で、鋭く、深いまなざしでものごとを見ることができるのです」(フランソワ・ドゥラランド「クセナキスは語る」 柿市如 訳) 1/6
クセナキスについて
「彼は、極度の暴力を至近距離で体験した数少ない作曲家の一人である。・・・1944年12月、英軍の砲弾が彼のほぼ真上で炸裂した。隣にいた2人は即死。クセナキスのアゴは粉々に砕かれ、口蓋には穴が空き、左目は潰れた。彼は『自分の血で窒息し、嘔吐していた』と 1/5
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今日は、リヒテルの命日(1997年 82歳)
「(開演前)楽屋で待っている間、誰かがぼくの部屋をノックした。ミネラルウォーターの小びんを持ったリヒテルが入って来た。入って来たと言うよりは、よろけ込んで来た。あがってしまって歩けないと言った方がいい。ガタガタ震えていて手も氷のように冷たい、1/3
今日は、リヒテルの誕生日（1915年）
「演奏の途中でリヒテルは『ごめんなさい、今日はだめです』と言って舞台裏へ去ってしまった。超満員の聴衆は茫然としてしずまりかえる。数分後リヒテルは再登場した。嵐のような拍手。リヒテルは拍手を制してから弾き始めた・・・ 1/7
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今日は、ハイドンの誕生日（1732年）
8歳で加入した少年聖歌隊は、変声期を迎えたため15,6歳頃に除隊になりました。そこで、音楽家として身を立てるべく勉強に励みましたが、住まいは屋根裏部屋でした。「屋根の傾斜のせいもあって、他の階よりも天井が低く・・・ 雨もろくにしのげないような 1/4
今日は、ハイドンの命日（1809年）
「ハイドンは非常に衰弱し、戦争がどうなるのか、とても心配していました。5月10日の朝、私たちがハイドンをベッ��から移動させようとしていると、フランス軍が発射した4発の砲弾が次々に炸裂しました。そのため寝室のドアが開いてしまい、家中の窓がガタガタと 1/5
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今日は、ジョルジュ・サンドの誕生日（1804年）
出合った時、サンド32歳、ショパン26歳。その年、ショパンは自宅で夜会を催しました。「ジョルジュ・サンド夫人は、暖炉の前に斜めに置かれたソファーに座を占め、葉巻の煙を軽く吹かし・・・それから、ショパンとリストが並んでピアノに向かい、1/7
今日は、ショパンのピアノ協奏曲第2番の初演日（1830年）
「ショパンは子供時代から十代にかけて、曲作りは比較的苦もなくできていたし、他人との関わりにおいても、いつも心おきなくつきあってきた。ところが19歳になった今、芸術的にも情緒的にも自分を満足させるのは難しいと感じ始め・・・ 1/5
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ブルターニュ展（国立西洋美術館）に行ってきました🎨
ドビュッシーの｢沈める寺」はブルターニュ地方の伝説を元にしていますが、それは、この地に住むケルト系の言語を話す人々が伝承したもので、ブルターニュは、言語や風習、自然などの点でフランスの他の地域とは異なる「異郷」なのだそうです。1/3
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今日は、ラヴェルの｢夜のガスパール｣の初演日（1909年）
アメリカのミネアポリスには、第3曲『スカルボ』の楽譜の一部が壁面一杯に描かれた5階建てのビルがあって、Music Wallとして有名なんだそうです。描かれたのは1970年代。1/4
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村上春樹さんの素敵な言葉☺️
「思うのだけれど、クラシック音楽を聴く喜びのひとつは、自分なりのいくつかの名曲を持ち、自分なりの何人かの名演奏家を持つことにあるのではないだろうか。それは場合によっては、世間の評価とは合致しないかもしれない。でもそのような『自分だけの引き出し』を 1/2
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今日は、ショパンのピアノ協奏曲第2番の初演日（1830年）
「ショパンは子供時代から十代にかけて、曲作りは比較的苦もなくできていたし、他人との関わりにおいても、いつも心おきなくつきあってきた。ところが19歳になった今、芸術的にも情緒的にも自分を満足させるのは難しいと感じ始め・・・ 1/5
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今日は、メシアンの「世の終わりのための四重奏曲」が、捕虜収容所で初演された日（1941年）
第二次世界大戦中に徴兵されたメシアンは、ドイツ軍の捕虜となってしまいました。「ゲルリッツのキャンプについてすぐ、すべての衣服を剥がれました。1/5
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今日は、シューベルトの誕生日（1797年）
「シューベルトの並外れた才能を賞賛しその歌曲に賛辞を捧げる人は非常に増えてきたものの、現実的な生活の支えは何もないままであり、大変に厳しい状態であった。彼の素晴らしい作品を刊行しようとする出版社は見つからなかった。 1/5
今日は、シューベルトの命日（1828年 31歳）
「シューベルトは、社会の中に自分のいる場所がどこにも無いことを発見した、最初の近代音楽家であった。彼のように、他の人間を誰ひとり傷つけることなく、創造一途に生きる人間は、社会からはじきだされるほかなかったのである。1/5
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今日は、ストラヴィンスキーの誕生日（1882年）
「ニューヨークのジャズクラブ《バードランド》の客席に、ささやきと驚きの声がさざ波のように広がった。目立つ場所のテーブルに予約済みのサインが置かれていたが、ストラヴィンスキーがやってきて、その席に着いたのだ。 1/8
今日は、ストラヴィンスキーの誕生日（1882年）
｢春の祭典｣の初演(1913年）を指揮したのはモントゥー。彼がその前年に、初めてストラヴィンスキーの弾くピアノで曲を聴いたときのこと。「私の望みは、その部屋から逃げ出して、痛む頭を休めるための静かな場所を見つけることだった。すると 1/5
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今日は、ベートーヴェンの命日（1827年 56歳）
聴力に異常を感じ始めたのは20代後半。難聴は年齢を重ねるごとに進行し、ついに、ほとんど聞こえなくなるまでになってしまいました。その原因は、最近のDNA研究でも判明しなかったようです。「熱情的で活溌な性質をもって生まれた私は、1/9
今日は、ベートーヴェンが洗礼を受けた日（1770年）
「ラフマニノフやショパンの作品を弾いているとき、自分が『ピアニスト』であることに喜びを感じますが、ベートーヴェンの作品を弾いているときは、自分が彼と同じ『人間』であることに喜びを感じます」（小山実稚恵の言葉 1/6
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今日は、レナード・バーンスタインの誕生日（1918年）
「『あなたはなぜいつもそんなに派手やかなんですか？』
バーンスタインはしばし考えて、こう答えた。
『どうしてもそうなってしまうんだ。みんなを幸せにしたいから』」（吉原真理「親愛なるレニー」 少し省略して引用しました）1/7
今日は、バーンスタインの命日（1990年）72歳
「もし軍事力が国家の右腕であるというのなら、文化は左腕です。それは、よりheartに近いところにあるのです。」（文化輸出プログラムの拡大を訴える記者会見での発言 1959年 Humphrey Burton, Leonard Bernsteinより） 1/5
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今日は、レスピーギの誕生日（1879年）
「ローマの松」のアメリカ初演。妻エルザの回想。
「それは忘れられない夜でした。オットリーノと私もその場にいたのです。カーネギーホールは天井から床まで、花と、イタリア、アメリカの国旗が飾られていました。著名人も多く聴きに来ていました。1/4
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今日は、バルトークの命日（1945年 64歳）
「父はごくわずかな見せかけの態度にも苛立った。あらゆる点において本物を求めた。・・・自分が死んでも死に化粧はしないでくれと頼んだのを覚えている」（ペーテル・バルトーク「父・バルトーク 息子による大作曲家の思い出」村上泰裕 訳） 1/6
今日は、バルトークの誕生日（1881年）
「幼い頃のバルトークは、他の子供たちと遊ぶことが出来ませんでした（生後3ヶ月のとき顔から全身に広がった発疹や肺炎のため。5歳頃まで続いた）。だから、とても真面目でおとなしい子供でした。病気は成長にも悪影響をもたらし、歩き始めたのは遅く、 1/6
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今日は、バルトークの誕生日（1881年）
「幼い頃のバルトークは、他の子供たちと遊ぶことが出来ませんでした（生後3ヶ月のとき顔から全身に広がった発疹や肺炎のため。5歳頃まで続いた）。だから、とても真面目でおとなしい子供でした。病気は成長にも悪影響をもたらし、歩き始めたのは遅く、 1/6
今日は、バルトークの誕生日（1881年）
ブダペスト王立音楽院を卒業して1年後（1904年）、バルトークは、コンサート･ピアニストとしてキャリアを積みつつ作曲もしていました。ただ、その頃までに書いた曲は、ハンガリーのアイデンティティーを表現しようとはしていたものの、1/7
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今日は、ラヴェルの誕生日（1875年）
「ラヴェルのダンディズムには服装の最新の流行に従うことも含まれていた。彼はフランスでパステルカラーのワイシャツを着用した最初のひとりだった。」（オレンシュタイン「ラヴェル 生涯と作品」 井上さつき 訳より） 1/5
今日はラヴェルの誕生日（1875年）
第一次世界大戦中、フランスで｢敵性音楽を排除しよう｣という運動が起き、それを推進する団体から参加を求められたとき、ラヴェルは戦地からこう返事を出しています。「フランスの作曲家にとって、外国の作曲家の作品を組織的に無視し、それによって一種の 1/3
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今日は、クララ・シューマンの命日（1896年 76歳）
「ピアノの勉強が遅れている。ロベルトが作曲している時はいつもそうなってしまう。一日のうちたった一時間すら、自分の時間を見つけることが出来ない！」(クララの日記 1841年6月3日 Nancy B. Reich, Clara Schumann: The Artist and Woman) 1/7
今日は、クララ・シューマンの命日（1896年）
ドレスデン五月蜂起（1849年）のときクララ（当時妊娠7ヶ月）が見せた勇気は感動的です。その日記より。「5月3日木曜日：非常事態を告げる太鼓の音が響き渡り、あらゆる塔の鐘も鳴った。銃声が聞こえてきた。4日金曜日：街に行くとバリケードが 1/7
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昨日は、ラフマニノフの命日でした（1943年 69歳） 没後80年
「（亡くなる一月ほど前に病室で）彼の一番の心配事は、日々の練習ができないことでした。私は彼を励ますため、良くなってまた演奏できるよ、と言いました。『私の年では駄目なんだ。この年では、練習を欠かすことは出来ない・・・』 1/2
今日は、ラフマニノフの誕生日（1873年）
生前も死後かなり経ってからも、ラフマニノフの「曲」は評論家などにはあまり評価されず、大ピアニストの書いた二流・通俗作品的な扱いだったとか😲 でも今では「ラフマニノフによって、ショパン、リストと受け継がれてきた浪漫派のピアノ技法はその 1/3
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今日は、武満徹の命日（1996年 65歳）
「若いころ彼はよく作曲をやめて佃煮屋になりたいと言っていた。さすがにいまでは佃煮屋は諦めたらしいが、自分の生涯を捧げる音楽に対して、アンビバレントな発言をすることはいまでもよくある。作曲を続けていくために、彼には音楽を疑うことが必要なのだ。1/4
今日は、武満徹の誕生日（1930年）
第二次大戦中、学生だった武満は、本土決戦に備えて食糧基地を作る作業に動員されていました。宿舎は半分地下のようなところ。そして終戦間際のある日、ひとりの兵隊がこっそり聞かせてくれたのが、敵性音楽として禁止されていたシャンソン。1/4
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今日は、中村紘子の誕生日（1944年）
「彼女は、ピアノの名手であると同じくらい、文章の名人であり、恐ろしく才能にめぐまれた人、つまり才女である」（吉田秀和 中村紘子「チャイコフスキー・コンクール」文庫解説より） 1/7
今日は、中村紘子の命日（2016年）
「とても瞳の大きな人だと思いました。目からレーザーが出ていました」（チョ・ソンジンの言葉 高坂はる香「キンノヒマワリ」より）「ラフマニノフを弾いていたときに言われたのは、そこには常に良い香りが漂っていなくてはいけないけれど、1/6
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今日は、アンドレ･プレヴィンの誕生日（1929年 or 1930年）
一家でナチスから逃れてアメリカに渡ったアンドレ少年は、英語は単語1つすら知らない状態だったそうです。そこで、3日続けて同じ映画を観るなどして言葉を勉強。16歳になると、まだハイスクールも卒業していないうちから 1/6
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今日は、リヒテルの誕生日（1915年）
「演奏の途中でリヒテルは『ごめんなさい、今日はだめです』と言って舞台裏へ去ってしまった。超満員の聴衆は茫然としてしずまりかえる。数分後リヒテルは再登場した。嵐のような拍手。リヒテルは拍手を制してから弾き始めた・・・ 1/7
今日は、リヒテルの誕生日（1915）
「(公の場の最初の演奏会の計画は)1941年10月・・・夢中で準備するあまり、それに私の場合は生涯を通じてそうでしたが、外界の状況にはほとんど注意を払いませんでした。当然ながらリサイタルは中止になりました。モスクワの市門までドイツ軍が迫っていたのです 1/5
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今日はシベリウスの命日(1957年 91歳)
アイノラには当初、電気も水道もなく「現代の私たちには想像もつかない究極の『静寂』・・・耳を澄ませても聴こえてくる音は風や木々のざわめき、鳥のさえずりや動物の鳴き声、湖の波音ばかりであったにちがいない」(神部智「シベリウスの交響詩とその時代」)1/5
今日は、シベリウスの誕生日（1865年）
「シベリウスがこの世に生まれ出でたのは、1865年12月8日金曜日、1年で最も日の短い月のことだった。その日の地元紙のトップニュースは、氷点下17度という厳しい天候についてで、池の水も硬く凍り付くほどであった。」（Glenda Dawn Goss, Sibeliusより） 1/5
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今日はシェーンベルクの誕生日(1874年) 生誕150年🎉
「決して裕福とはいえないユダヤ移民2世であったこと・・・正規の音楽教育を生涯受ける機会がなかったことは、シェーンベルクの創作を考える上で絶対に見逃してはならない。彼はほとんど完全に独学の作曲家だった」(浅井佑太「シェーンベルク」) 1/7
今日は、シェーンベルクの命日（1951年） 享年76
シェーンベルクの音楽はなかなか理解されず、初演時に騒動を巻き起こすこともありましたが、熱心に取り組んでいた絵画についても同様だったようです。「展覧会を見た批評家たちは彼の絵に理解を示さず、 1/4
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今日は、ネヴィル･マリナーの誕生日（1924年）
「音楽に関する映画史上最も素晴らしい契約は、2つの空港の間を猛スピードで走る車の中で締結された。サー･ネヴィル･マリナーは、その時のことをよく覚えている。それはニューヨークでの出来事だった。1/3
今日は、ネヴィル・マリナーの誕生日（1924年）
ロンドン交響楽団の首席第2ヴァイオリン奏者だった30代前半に、指揮者の思うままに演奏させられることに不満を感じていた仲間13人と、マリナーの自宅などでイタリアやドイツのバロック音楽を弦楽合奏で楽しみ始めたのが、1/5
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今日は、ワーグナーの「パルジファル」初演日(1882)
「バイロイトでパルジファルを見ることは私の夢だった。当時は、そこでしか見ることが出来なかったのだ。（チケットが手に入らずとりあえず現地へ行ってみると）キャンセル待ちの列に並ぶ以外にないとのことだった。私はハムサンドを2つ持って 1/6
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今日は、スクリャービンの誕生日（1872年）
スクリャービンが自作演奏会のためにパリを訪れ、ルービンシュタインとお茶を飲んだときの話。「『君のお気に入りの作曲家は？』と、スクリャービンは私に尋ねた。当然の答えを期待する巨匠の、優越感に満ちた笑みを浮かべながら。1/4
今日は、スクリャービンの命日（1915年）
「スクリャービンは他のどの作曲家よりもエクスタシーの扉を開いた。彼の友人は彼を『エクスタシーの詩人』と呼んだ」「（法悦の詩）こそ、あらゆる音楽の中の最高作品である。しかし、それを知るのは悪魔しかいない」（クーセヴィツキー）（バウアーズ著 1/2
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今日は、ブラームスのドイツ・レクイエムの初演日(1868年 第5曲以外)
「（多くの知人・友人が来場予定だったが）『僕にはまだシューマン夫人が残っている。彼女が来ないのはとても寂しいことだ』・・・しかし彼に内緒で願いが伝えられており、長旅にもかかわらず、彼女はちょうど上演に間に合い、1/6
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今日は、ドヴォルザークの誕生日（1841年）
アポロ11号の船長ニール・アームストロングは、カセットテープに「新世界より」を入れて月へ持って行ったそうです。（Andrew Smith, Moondust）
鳥と機関車が大好きだったドヴォルザークの曲がロケットに🚀 "New World Symphony"が"New World"に✨ 1/2
今日は、ドヴォルザークの誕生日（1841年）
「どこをとってみても、真実の感情があふれるようにみなぎっている音楽の流れ、けばけばしさのない、本当の輝き。どの旋律も、まるで自然の中から、両手で汲みあげてきて、1/4
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今日は、武満徹の誕生日（1930年）
「情報や技術の進み具合を見ていると、地球はどんどん小さくなって、ひとつのグローバルな文明文化に向かって進み、同じようなものになっていく気配は濃厚です。けれど、それをあまり早くやっちゃいけない。 1/4
今日は、武満徹の命日（1996年 65歳）
「武満は小澤が（環〈リング〉の初演を）振ると聞いて、不安を感じた。他人から『彼の指揮はツィスト・ダンスのように派手』と聞いており、自分の音楽とはかけ離れていると思ったからだった。 1/7
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今日は、武満徹の命日（1996年 65歳）
「武満は小澤が（環〈リング〉の初演を）振ると聞いて、不安を感じた。他人から『彼の指揮はツィスト・ダンスのように派手』と聞いており、自分の音楽とはかけ離れていると思ったからだった。 1/7
今日は、武満徹の命日（1996年 65歳）
「若いころ彼はよく作曲をやめて佃煮屋になりたいと言っていた。さすがにいまでは佃煮屋は諦めたらしいが、自分の生涯を捧げる音楽に対して、アンビバレントな発言をすることはいまでもよくある。作曲を続けていくために、彼には音楽を疑うことが必要なのだ。1/4
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今日は、「リゲティの秘密」と題した都響のコンサートに行ってきました（サントリーホール）。コパチンスカヤは｢体験｣なんですね。「聴いてきた」とか｢見てきた｣という言葉ではしっくり来ません。ヴァイオリンと歌の二刀流・・・ 1/5
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今日は、アルトゥール・ルービンシュタインの誕生日（1887年）
来日公演の際に、打合せをホテルの部屋でやったとき、指揮者の岩城宏之にこんなことを言ったそうです。「（隣室にいる奥さんと娘さんの様子を伺いながら小声で）イワキさん、あなたはまだ30の真ん中ぐらいだろうが、 1/3
今日は、アルトゥール・ルービンシュタインの誕生日（1887年）
「（ルービンシュタインは）うまいものが好きで、ミラノなんかでもすごい高級料理店に行って、そこで自分のための特別料理を作らせるんです。僕らはいちいちメニューなんか見ないで、彼にまかせておけば良いんです。すると特別な 1/2
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今日はパガニーニの命日(1840年 57歳)
「パガニーニが我々の同時代人であるのは喜ばしいことだが、彼にとっても幸運なことだった。もし200年前にあのように弾いていたら、魔術師として火刑に処されてしまっただろう」（ある評論家の言葉 1831年 Mai Kawabata, Paganini: The 'Demonic' Virtuoso) 1/7
今日は、パガニーニの誕生日（1782年）
ドリトル先生がカナリア・オペラを初演した時のこと。オペラが終わったあとパガニーニとドリトル先生が客席で初対面。ドリトル先生は、このオペラは鳥たち自身が創ったこと、自分は鳥たちの指図に従って編曲しただけであること、1/4
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今日は、リヒテルの誕生日（1915）
「(公の場の最初の演奏会の計画は)1941年10月・・・夢中で準備するあまり、それに私の場合は生涯を通じてそうでしたが、外界の状況にはほとんど注意を払いませんでした。当然ながらリサイタルは中止になりました。モスクワの市門までドイツ軍が迫っていたのです 1/5
今日は、リヒテルの命日（1997年）
「（開演前に）楽屋で待っている間、誰かがぼくの部屋をノックした。ミネラルウォーターの小びんを持ったリヒテルが入って来た。入って来たと言うよりは、よろけ込んで来た。あがってしまって歩けないと言った方がいい。ガタガタ震えていて手も氷のように冷たい、1/4
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今日は、ボロディンの誕生日（1833年）
「これほど少ない作品数で不朽の名声を手にした作曲家はいない」（イギリスの音楽学者 Henry Hadow の言葉） ボロディンは、サンクトペテルブルクで医学を修めたのち、ハイデルベルクで化学を学び、化学者として身を立てました。1/4
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昨日11月9日は、武満徹「ノヴェンバー･ステップス」の初演日でした（1967年）
ニューヨークで初めてリハーサルしたとき、鶴田と横山が羽織袴の正装で登場し舞台袖で深々とお辞儀すると、ニューヨーク・フィルの団員の半数くらいは笑い出した。見慣れない和装などが滑稽に見えたらしい。 1/4
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今日は、ロベルト・シューマンの誕生日（1810年）
「この音楽には常に風が吹いている。・・・とび跳ね、戯れるような、気まぐれにいつも不意に起こり、再びおさまる空気の流れである」(ヘルマン・ヘッセ「シューマンの音楽を聴いて」 エッセイ全集6より 本田陽太郎 訳））1/7
今日は、ロベルト・シューマンの命日（1856年） 享年46
「シューマンの音楽には、画一的なものや規則的なもの、強権的なものとは全く無縁の、すぐれて繊細にして透明な世界、過ぎ去るものへの一瞬のノスタルジー、ふと襲ってくる内面の不安などが複雑に融合している」（西原稔「シューマン」上巻）1/3
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今日は、芥川龍之介の命日（1927年）
「芥川は亡くなった時36歳であり、私は28歳でした。今でも芥川のことを思う時、芥川は36歳から前であり、私はいつでも28歳から前であります。時々現在の年齢のことを考えると、妙な心持がいたします」（芥川文「23年ののちに」 岩波文庫「芥川追想」に掲載）1/5
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今日は、ビル・エヴァンスの誕生日。音楽学校の卒業演奏では、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第3番などを演奏。「自宅では、いつもクラシックを演奏していたわ。ラフマニノフやベートーヴェン、バッハなどを。そして自然にジャズに移行していく感じ。」（ガールフレンドの言葉）
今日は、ビル・エヴァンスの命日。今の気分で3曲選ぶと、My Foolish Heart, Autumn Leaves, Skating In Central Park. 一番最初に買ったジャズのCDは、たしか「ワルツ・フォー・デビイ」だった。優しさと美しさの向こうに、「大人の世界」が少し見えた気がした。
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今日は、クライスラーの誕生日（1875年）
第一次世界大戦中に従軍したときのこと（39歳）。「3日以上何も口にせず行軍したこともあった。喉の渇きを癒すため草の露を舐めることもしばしばだった。そうなってくると、心に恐ろしい変化が起きる。戦闘以外の出来事に全く関心がなくなってしまうのだ。1/8
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今日は、アシュケナージの誕生日（1937年）85歳🎵
「妻は親友なのです。結婚1年目や2年目なら普通のことかもしれませんが、私にとっては、結婚10年目の今でも間違いなくそうなのです。彼女は女性として、何から何まで私にとっての理想です。もし、もう一度相手を選び直すとしても、 1/6
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今日は、J.S. バッハの誕生日（1685年 ユリウス暦）
「僕は朝起きて仕事をするときに、何を聴けばいいかうまく思い浮かばないときには、いつもバッハの『平均律』を小さな音でかけます。」（村上春樹「村上さんのところ コンプリート版」より）1/5
今日は、J.S. バッハの命日（1750年）享年65
「（バッハの曲は）三拍子、四拍子その他の踊りのリズムを土台としている。事実、バッハは数多くのダンス音楽を基本に作曲したのであって、これが彼の音楽とそのあとに来たハイドンやベートーヴェンといった人たちの音楽との決定的な違いである。」 1/4
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今日は、メンデルスゾーンの誕生日（1809年）
メンデルスゾーンとアンデルセンは知り合いだったそうです😲「かがやかしい天才メンデルスゾーンの家庭で幸福な時を過ごしたりした。私は彼の演奏をいくどもいくども聞いて、あくことを知らなかった。1/3
今日はメンデルスゾーンの誕生日（1847年）
1936年11月、英国人指揮者のトマス・ビーチャムはドイツとの音楽交流の一環でライプツィヒを訪れた。ところがなんと、献花するはずだったゲヴァントハウス前のメンデルスゾーンの銅像がなくなってしまっていた。「ユダヤ人の銅像をド���ツの 1/6
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今日は、ハイドンの命日(1809年 77歳）
「隠居後のハイドンは常々、激しさを増す戦争に心を痛め・・・(1809年5月、その不安が現実化)押し寄せたフランス軍の兵士たちは市の中心部へと向かった。ハイドンが住む家とはまさに目と鼻の先だ。砲撃の音が轟くたびに家のドアや窓がガタガタ揺れたという。 1/5
今日は、ハイドンの誕生日(1732年)
「（彼の音楽には）ユーモアがある。ユーモアがあるのは、この音楽が知的で、感情におぼれる危険に陥らずにいるからだが、それと同じくらい、心情のこまやかさがあるからでもある。ここには、だから、ほほえみと笑いと、その両方がある。そのかわり、感傷はない 1/8
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今日は、レベッカ・クラークの誕生日(1886年)
「当時の女性作曲家の地位をよく表す体験として、自分で作曲していないとか、他人の助けを借りたなどと報じられたことがあります。レベッカ・クラークは誰かのペンネームだという報道すらありました。つまり、私という人間は存在しないというのです。1/7
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今日は、小澤征爾の誕生日（1935年）
「中国生まれの東洋人で、日本語しかできなかった男が、どうやって西洋の音楽を、死ぬまでにどこまで分かるようになるか、どこまでいけるか、という実験なんですよ。」（小澤征爾、大江健三郎「同じ年に生まれて」より） 1/11
#SeijiOzawa
今日は小澤征爾の誕生日。
ノヴェンバー・ステップスのリハーサルの時 (NY 1967年11月）のこと「鶴田と横山が羽織袴の正装で登場し舞台袖で深々とお辞儀したとき、ニューヨーク・フィルの団員たちは爆笑し始めた。見慣れない和装などが滑稽に見えたらしい。琵琶や尺八の音を耳にして笑い出す者 1/3
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今日は、ジョン・ウィリアムズの誕生日（1932年）
「ジョン・ウィリアムズがいなければ、自転車は空を飛べず、クィディッチの試合の箒も、赤いマントの男も飛ぶことはできない。フォースも存在せず、恐竜がこの地上を歩くこともない。」（スティーヴン・スピルバーグの言葉）
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今日は、クラウディオ・アラウの誕生日（1903年） 生誕120年
「アラウは、皮肉な見方をしたり、斜に構えたりはけっしてできない人である。彼は酒も煙草もやらない。機械類には不信感を持っていて、車の運転もせず、卵をゆでることもせず、1/3
今日は、クラウディオ・アラウの誕生日（1903年）
ダンディな写真と素敵な演奏からは想像もできませんが、恩師を15歳で喪い、さらに20歳の時アメリカへの演奏旅行で帰りの旅費すらなくなる大失敗をしてしまったあと、「死を思わなかった日は1日としてなかった」ほどの危機的状況に陥ったそうです。1/4
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・・・たとえお皿一つ洗うのだって、そこに工夫があって喜びがあるでしょ。それが自己表現だもの。もし神様が、おまえからはいろいろなものをとりあげたけれど、お皿を洗う能力を返してやろう、とおっしゃったら、わたくし、喜んでお皿を洗うわ。」（同書）
田中希代子 7/7
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今日は、ブラームスの交響曲第4番の初演日（1885年）
ブラームス自身が指揮した初演は成功したそうですが、その少し前に友人たちの前でピアノ2台のための編曲版を初披露したときは、かなり様子が違っていたようです。「素晴らしいアレグロの楽章が終わったとき、1/7
今日は、ブラームスの誕生日（1833年）
「ブラームスは散歩が大好きで、自然を心から愛していた。春から夏にかけては朝4時か5時には起き、自分でコーヒーを淹れ、早朝の新鮮なおいしい空気と鳥の歌を楽しむため、森へ出掛けるのを日課にしていた。憂鬱な長雨の時期にも、1/2
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今日は、ガーシュウィンの命日（1937年 38歳）
『ポーギーとベス』の作曲のため、作品の舞台であるチャールストンに滞在した時のこと。
「あの夜のことを、私は決して忘れないだろう。ある島の黒人たちの集まりで、ガーシュウィンが彼らと一緒に"shouting"を始めたのだ。 1/9
今日は、ガーシュウィンの命日（1937年） 享年38
国枝慎吾さんがウィンブルドンで優勝し「生涯ゴールデンスラム」の偉業を成し遂げられましたが、ガーシュウィンはシェーンベルクとテニス仲間だったそうです🎾 ハリウッドのテニスコートのある家に引っ越したところ、ご近所さんになったのが 1/3
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今日は、バッハ「マタイ受難曲」の初演日(1727年)
「私が初めてこの曲を指揮する機会（と勇気）を得たのは、1987年の秋のことだった。場所は東ベルリン。聴衆の中には東ドイツの兵士もいた。彼らは、人目をはばかることなく泣いていた」（ガーディナー, Bach: Music in the Castle of Heaven） 1/7
今日は、バッハの｢マタイ受難曲」の初演日（1727年）
「向上心を抱いて真面目に生き、悩んだり苦しんだりしている人のすべてに、バッハの音楽は語りかける。それは、バッハが一つの教義を信奉していたからではなく、人間を越えたものをいさぎよく見つめて、人生を深く生きたからである。1/4
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今日は、エフゲニー・キーシンの誕生日（1971年）
キーシンが学んでいたころのグネーシン音楽学校には、初等軍事訓練と市民防衛の授業があったそうです😲 軍事教官が担当するそれは、自動小銃カラシニコフの分解・組立を一定時間内で行わせるものや、儀式歩調で歩く訓練などがあったとか・・・。1/6
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昨日は、ヴェルディの誕生日でした（1813年 9日とも）
「国家統一運動の時代を経て国民の父とも言われるほど国民から愛される作曲家になるが、それは、彼が国民を奮い立たせる音楽を書いたからではなく、イタリア人の『情』を見事に表現できたからだ」（「イタリア・オペラ」音楽之友社 編）1/3
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今日は、ビル・エヴァンスの誕生日（1929年）
「6歳のときピアノを始めました。クラシックを習っていたので、弾くのは楽譜に書かれた音だけです。そして12歳の時、バンドで演奏し始めました。最初のうちは譜面通りに演奏していたのですが、ある日、楽譜に書かれていない音を弾いてみたのです 1/4
今日は、ビル・エヴァンスの誕生日。音楽学校の卒業演奏では、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第3番などを演奏。「自宅では、いつもクラシックを演奏していたわ。ラフマニノフやベートーヴェン、バッハなどを。そして自然にジャズに移行していく感じ。」（ガールフレンドの言葉）
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今日は、グァルネリ (デル・ジェズ)の誕生日（1698年）
パガニーニが愛奏し、ジェノヴァ市に遺贈された楽器(Il Cannone)も、グァルネリ・デル・ジェズ 。
「ストラディヴァリウスは金色、グァルネリはサント・シャペルのステンドグラスの赤を思わせる」(メニューイン "Unfinished Journey") 1/8
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今日は、モーツァルトの誕生日（1756年）
モーツァルトはさみしがり屋で、家に1人でいたり、1人で食事したりすることが嫌いだったそうです。（Peter Branscombe, W.A. Mozart, die Zauberflöte より）「レストラン《ハンガリー王冠》に行った。遅すぎたから客はもう誰もいなかった。 1/5
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今日は、アルゲリッチの誕生日（1941年 83歳）
「今はもう、それなりの（かなりの）年齢になりました。もちろん、デメリットはたくさんあります。でも、利点だってあるはずなんです！それを見つけなきゃ！」（2019年のインタビューより） 1/4
今日は、アルゲリッチの誕生日（1941年）
「アルゲリッチと私は何度もレコーディングしているが、飛行機を乗り継いでようやく録音会場に着くと、そこに彼女がいないということもしばしばだった。『ヤレヤレ、またか』と思うが、不思議に怒る気にはならない。すっぽかされても、1/6
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今日は、ヘンデルの「メサイア」が初演された日（1742年）
「この慈善演奏会にご出席の淑女の皆さまは、どうかスカートにフープをつけずにお越しください。より多くの方の参加が可能になり、チャリティーがさらに発展致します」（1742年4月10日のダブリン・ジャーナルより） そして公演当日には、1/4
今日は、ヘンデルのオラトリオ「メサイア」が初演された日（1742年）
慈善活動として開催されたこの演奏会は大変注目を集めたらしく、数日前にはこんな新聞記事まで出ました。「演奏会にご出席の淑女の皆さまは、どうかスカートにフープをつけずにお越しください。より多くの方の来場が可能になり 1/3
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沈丁花の香りに春を感じた今日は、ショパンの誕生日（1810年 諸説あり）
ピアノ制作者のプレイエルと（お忍びで）イギリスへ出掛けたときのこと。「（ピアノ制作者ブロードウッドとの会合に）ショパンも同行し、ショパンは自分のことを『フリッツ氏』とだけ紹介するようにと頼んでおいた。 1/6
今日はショパンの誕生日（1810年 諸説あり）
二十歳のショパンが（おそらく）二度と戻れないであろうことを予感しつつ祖国ポーランドを離れたのは、1830年11月2日。そして11月29日、ワルシャワでロシアの支配からの離脱を目指す反乱が起きた。しかし鎮圧され失敗に終わってしまう。ワルシャワ 1/5
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今日は、サン＝サーンスの誕生日（1835年）
「ベートーヴェンの死の8年後、『革命児』として生まれた彼は、ストラヴィンスキーの『春の祭典』の初演の8年後、『反動家』として没した」（ミヒャエル・シュテーゲマン「サン＝サーンス」西原稔 訳） 1/5
今日は、サン＝サーンスの命日（1921年）
今年は没後100年。「私は賞賛も批判もあまり気にしません。自惚れているからではなく（それは愚かなことだ）、自分の仕事をし、自分の与えられた資質を発揮するにあたっては、リンゴの木にはリンゴが実るように、他人の意見など気にする必要はないから 1/2
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