陸前高田市立博物館
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東北第１号の公立博物館。2011年の大津波で大きな被害を受けましたが、全国のみなさんのご支援により2022年11月復活しました。 大事な陸前高田のたからものをつなぐ。それが「博物館の未来への約束」です。 これまでいただいた「がんばれ！」を「ありがとう」に。 #陸前高田 #博物館 #東日本大震災 #文化財レスキュー
岩手県陸前高田市高田町字並杉300番地1
Joined June 2012
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残そうと必死で頑張っている者がいる一方で・・・。
物を残すことは本当に難しいです。
失われるのは、ほんの一瞬で、二度と戻っては来ない。
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人命優先、明日をどう生きるか、という状況において博物館、文化財なんて言ってられない状況だと思います。それでも、地域の自然•歴史•文化を残すために頑張っている方がいます。その頑張りは、必ず復興に必要です。私たちも「文化財の残らない復興は本当の復興ではない。」と信じてやってきました。
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震災直後、仲間を失い、大切なものを失い、心がボキボキと折れ、こんなことをやっていていいのだろうかと迷い悩んでいた時に、私たちを救ってくれた1枚の書き置きです。どなたかが「市教委」の名前で残してくださいました。今の博物館があるのはこの書き置きのおかげです。復興に必要な大事な宝。
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家族を失った方から「そんなものより人を探せ」と言われたこともありました。胸に突き刺さりました。自分たちがやっていることは、必要なことなのかと自問自答したこともありました。でも、前に進むしかありません。
必ず、喜んでくれる方がいます。今こそ博物館の力を見せる時です。頑張りましょう。
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今は、本当に大変だと思いますが、あきらめないでください。日本の博物館関係者はすごいです。私たちもあきらめずに頑張れているのは、みなさんのおかげです。私たちも能登半島地震で被害を受けた博物館を応援しますので、あきらめないでください。
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被災した昆虫標本を救出している時、「同じ昆虫を採集して、また標本にすればいい。」という声がありました。だから、救出しなくていいと。それよりも古文書を救えと。
同じ種は確かに標本が作れるかもしれないけれど、震災前の標本は2度と作れません。当時の自然環境を教えてくれる大切な標本です。
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被災資料の救出をしていた、ある日の夕方、1人のおじいさんが、壊れた博物館を見ていました。話しかけてみたら、「家も何も、全部流されてしまった。でも、ここに来れば高田のものが何か残っていると持って来た。」と。高田のものを残すことの大切さを改めて教えていただいた。
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博物館が新しい可能性を育てる場所であることと未来に標本を残すことの意味が、ここにあります。
博物館が人とコレクションを育てる。
とてもうれしいニュースです。
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博物館には人々が守り伝えてきた モノ があります
モノ には物語があります
物語には人々の ココロ があります
モノ と一緒に ココロ を守り伝えていくこと
それが博物館の未来への約束です
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私は、東日本大震災発災後、応援に来てくださった方から「ずる休みをしなさい」と言われ、ピーンと張っていた心の緊張が少し解けて軽くなりました。本当に長い戦いになると思います。だから、怒られるかもしれませんが、時々、ずる休みをしてください。
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なぜ、被災した博物館資料を残すのか。全部流失してしまって何もなくなったら、これまでの高田の歴史が途絶え、2011年3月11日からの歴史しか無くなってしまうと思ったから。
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今朝の東海新報の世迷言にうれしい記事が載っていました。最後に博物館の存在意義について触れられています。
交流人口の増加に寄与することは、もちろん大事ですが、やはり博物館は人を育てる場所だと思います。
自分もここで育てていただいたので、時代を担う人をこれからも育てていきたいです。
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大津波被災資料連携プロジェクトがまとめた津波で被災した陸前高田市立博物館の資料の安定化処理方法が日本博物館協会のHPに掲載されています。古文書、昆虫標本、掛軸、押し葉標本、アクリル画、繊維品など多岐に渡る方法を紹介しています。参考にしていただければ幸いです。
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だから、生活が安定して、心が少し落ち着いて、そういえば博物館のあれってどうなったんだろう。と思い出してくれた時、「津波で全部だめになりました。」とは言いたくない。「大丈夫、残ってますよ。」と言えるように頑張ろうと思ったんです。
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特別展「陸前高田のたからもの～矢作町の巻～」から
猫渕神社の木像
養蚕が盛んであった岩手県南から福島県にかけてみられます。ネズミから蚕を守るのが猫であり、養蚕農家では猫をとても大切にし、絵馬に描いて願をかけました。
この「ねこさま」は地元の方でも見たことがないという方もいます。
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「津波と聞いたら欲捨てて逃げろ」
「低い所に住家を建てるな」
「それ津波 機敏に高所へ」
「地震があったら津波の用心」
津波到達点に建てられた石碑に刻まれた四つの教訓。
日本の津波災害史上最大の約2万2千人にのぼる犠牲者を出した明治三陸地震津波から明日で128年。
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時間はかかっても最後の１点まで。私たちが救出した資料は約46万点、もう少しで13年目を迎えますが、処理が終了したのは約33万点。残り13万点。難易度の高いものが残ります。13年経過しても終わりは見えません。本当に長い戦いです。だからこそ、ぼちぼちやって行きましょう。ぼちぼちです。
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アーカイブは無期限公開だそうです。ご覧いただけたらうれしいです。
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調査中にあるおばあちゃんから聞いたねこの話。
ねこには3種類あるそうです。
ねずみを捕るのは「ねこ」
とりを捕るのは「とこ」
へびを捕るのは「へこ」
ねこの習性によって分けていたようです。
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ある夏の日。
「ヒメネジガイってどこに行けば採れますか。」
来館した小学2年生の女の子から聞かれ、見つけ方を伝えました。彼女はその後、この貝を見つけました。
これをきっかけに貝の世界にのめり込み、震災にあってもその情熱を失わず、今も研究を続けています。
博物館にはきっかけがあります。
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津波で被災したリードオルガンは、約3年かけて修復されました。修復の過程で、日本に3台しか現存が確認されていない「海保」というメーカーが明治〜大正期に造った貴重なものだということがわかりました。
陸前高田の幼児教育の基礎を築かれた故・村上斐（あや）さんが、教育現場で使われていました。
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発災から3日目、被災した博物館の海側の壁に何かで引っ掻かれたような10m以上ある大きな傷を見つけました。博物館が押し寄せる津波を受けながら、館内の資料を懸命に守った証です。それを見た時、誓いました。「全部救う」と。13年が過ぎようとしても終わらない大変なことだとも知らずに。
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2022年11月5日。陸前高田市立博物館が11年8ヶ月ぶりに開館しました。帰りを待っていてくれた陸前高田のみなさんとの再会です。子供たちの「大きいね」という声が館内に聞こえ、つっちぃもつぶらな小ちゃなひとみで優しく子供たちを見守っていました。本当に良かったね。つっちぃ。
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だって、博物館の資料は99.9%が市民からの寄贈で、託した人の想い、残して来た人の想いがあります。そして、何よりも半世紀以上、市民とともに歩み、市民が育てた博物館ですから。津波くらいで失うわけにはいかないのです。
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つっちぃを大津波で被災した海と貝のミュージアムから助け出し、傷を治し、再び博物館に戻して下さったつっちぃの命の恩人が亡くなられました。
突然の訃報で驚きしかありません。
つっちぃを大事にしますので、ずっと見守っていて下さい。
本当にありがとうございました。
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病院や学校は復興にとって必要だけど、博物館は❓と聞かれたことがあります。古い農具や漁具は必要ないのではとも聞かれました。
「これまでとこれからを繋ぐとっても大事な大事な場所であり、大事なものたちです。だから、全部残すのです。」
と言いました。被災直後は、みな気が立ってしまうんです。
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文化財を守ろうと頑張っている人も被災者です。無理をしないでくださいと言っても、無理をします。頑張らないでと言っても頑張ります。だから、ぼちぼち行きましょう。
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博物館には人々が守り伝えてきたモノがあります。
モノには物語があります。
物語には人々のココロがあります。
モノと一緒にココロを守り伝えること
それが博物館の未来への約束です。
能登のモノとココロを守り伝えましょう。一緒に。
今までいただいた応援への恩返しです。
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東日本大震災発災から4年目の3月に考えていたこと。
非日常の時間があまりにも長く、先が見えず、自分で自分に「あきらめない」と言い聞かせていたころのこと。
やはり、ぼちぼちです。ぼちぼちでいきましょう。私たちが今も続いられているのはぼちぼちのおかげです。
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貝好きだった女の子が、頑張っています。
博物館がそのきっかけになっていたらとてもうれしいです。
がんばれ、がんばれ。好きな道をとことん進むのだ！
博物館はいつも応援している。
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ニホンオオカミと思われる剥製に気づいた中学生のニュース見ていたら、この子を思い出しました。出会いは彼女が小学2年生の時。貝について質問されたのが最初です。彼女は現在も研究を続けていて、今は、こちらが貝について教えてもらったりします。成長がうれしいです。
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東日本大震災の時、ボランティアを受け入れて感じたことは、何かをしてあげようという思いは、とても有難いのですが、被災地が求めているものとの食い違いがあった時、被災地では、断ることができない。思いがあるから。何もしないで寄り添ってもらうだけでも、ほっとするんです。そんな支援も必要です
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ゴールデンウィーク中のニュースです。
陸前高田市の天然記念物に一つ加わりました。
陸前高田の守るべきたからものが増えました。
商業目的の乱掘から守るのです。
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漁師さんに今年のウニ漁の様子を聞いてみたら、水温が高くて餌となるコンブがなく、ダメだ。と言ってました。ワカメに至っては、昨年の3割程度しか残っていないということでした。そして、南の魚、コブダイが多く見られるとのこと、先日のタカラガイといい、温暖化の影響は思っている以上に深刻です。
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突然の訃報が届いたその日に、つっちぃの日本記録認定証が届きました。
単なる偶然なのでしょうが、そうは思えません。
「つっちぃを大事にしていきなさい。」という先生からのメッセージだと思いました。(涙)
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発災から1年が過ぎた頃「博物館の化石、流されだべ。おれ、立派なサンゴの化石持ってるがら、新しい博物館ができだら、飾って。」と、車で30分以上もかけてわざわざ届けてくれた方がいました。本当に支えていただいていると実感しました。その化石は、今、「大地の成り立ち」コーナーで展示中です。
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東北の今を見ていただいていますか。
13年前、絶望というものを目にしました。
でも、全国のみなさんの声に助けられました。
能登のみなさんの声もそこにはありました。
必ず、必ず笑える日が来ます。
今、私たちは笑えるようになりました。
だから、あきらめないでください。
必ずその日は来ます。
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未来は過去が作る。博物館のふるさとのたからものは、過去であり、未来です。時間が経過し、被害の大きさと失ったものの大きさがわかり、絶望感が襲ってきているかもしれませんが、諦めないでください。みなさんの頑張りが、歴史を残し、未来を作ります。ぼちぼちですよ。ぼちぼち。応援してます。
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博物館が地域に根ざすとは、こういうことです。
私はこのことを、津波で犠牲になった先輩学芸員から学びました。同じように1軒1軒に資料を残すように伝えていた姿を思い出します。
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文化財には足がありません。だから、逃げることができません。誰かが助けないと、大きな痛手を負ってしまいます。地震によって痛手を負いながら、助けを待っている文化財たちに、もう少し頑張れと声をかけて励ましたい気持ちが募ります。がんばれ。
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負けない、負けない、負けない。積み重ねて来た地域の歴史は、絶対に負けない。これからも新しい歴史を積み上げていくんだ。今まで繋いできたんだから。歴史を守ることはふるさとを守ること。ふるさとは負けない。私たちはそう信じて続けています。東北も北陸も同じです。
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今日は明治三陸地震津波の日です。
日本で最も多くの犠牲者が出た津波です。
しかし、地震の震度は2〜3でした。
小さい地震の大津波。
これが、「地震津波」というものです。
2011年3月11日の大きな揺れを経験したからこそ、小さい地震にも注意を払う必要があります。
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博物館の中で子供たちの声が聞こえるのが好きです。
大きなくじらを見て、目をキラキラさせるのが好きです。
隕石が落下した音に驚いているのが好きです。
子供たちが博物館にいる日常が、決して当たり前のことではないと肝に銘じ、今日も開館の準備をします。
陸前高田が大好きになるように。
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震災前、博物館のことを伝えるために館内で配布していた「博物館だより」という、館長手作りの1枚がありました。
震災があって今まで長いお休みをしていましたが、復活しました。受付カウンターなどで配布しています。
特別展や自然観察会などの情報をはじめ、博物館のいろいろなことが分かります。
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被災文化財のレスキューは時間との闘い。資料の被災状況を見極め、優先順位をつけ、トリアージを行う。半世紀以上の時間を費やし、市民のみなさんの協力によって集積された資料を見捨てることはしたくない。だから、被災現場から救出した資料は、すべて残す。そのつもりで救出したんだから。
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つっちぃの救出に悩んでいた時、地質標本レスキューに国立科学博物館の真鍋先生が駆けつけて下さいました。つっちぃの実家は科博ですので、先生に「助けたい」と相談しました。その結果、科博から山田先生、田島先生、自衛隊のほかつっちぃを助けたい関係者が助けに来て下さいました。
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毎朝、開館までの30分間に常設展示室の展示ケースの拭き掃除をします。アクリルやガラスに残った指紋をきれいに拭き取ります。指紋がたくさん付いている場所は、来館者の方が興味を持たれた場所であり、展示の反応が分かる貴重なご意見。みんなに支えられて復活できた博物館だから大事にします。
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「海を恨んじゃいけない。俺たちはそれ以上に海から恵みをいただいて来たんだから。津波でやられたからって海を恨んじゃいけない。」津波で被災した「陸前高田の漁撈用具」を修理してくださった80歳を超す漁師さんに言われたことです。
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ご存知でしたか？クジラとイルカのちがいは、大人の全長が4mより小さいものが「イルカ」で、大きいものが「クジラ」。うちの復興のシンボル「つっちぃ」は、9.7mの女の子。でも、イルカの模型と思われたりします。つっちぃは、クジラの剥製ですよ。
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明日からゴールデンウィークですね。ぜひ、つっちぃに会いに来てください。修復された左半身の体。津波による傷が残る右半身を見てあげてください。そして、展示室の一番大事な場所につっちぃがいることを感じてみてください。
世界で唯一、日本最大のクジラ剥製ツチクジラのつっちぃが待ってます。
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住む場所もなく、食べるものも十分でなく、着替えも難しい状況で、博物館のことを気にする人なんてほとんどいません。でも、それは、関心がないのではなく、その余裕がないだけなんです。
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桑原水菜さんの「遺跡発掘師は笑わない」シリーズの第4作目、「悪路王の右手」、「悪路王の左手」は2016年に刊行されましたが、陸前高田を舞台に文化財レスキューや復興発掘のエピソードが取り上げられています。東日本大震災における文化財レスキューを取り上げた一番最初の小説ではないでしょうか。
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スミソニアンはやはりすごいです。
資料一つ一つの重要性を改めて感じる収蔵庫。
全く同じものは一つとしてない。
それが、標本であり、資料だと思います。
そういや奈良県立民俗博物館が、
今注目されているんだって？
内容物が破棄される可能性あるって。
じゃあ、代わりに米国ワシントンD.Cにある
スミソニアン博物館の保管倉庫の写真でも見る？
スミソニアン博物館は表に展示されているのは
数％だけ。あとは裏でこうやって保存されている。
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映画「すずめの戸締まり」が今夜放送されるようですが、この映画には三陸沿岸が出て来ますね。映画に出てくる場所を聖地と呼ぶようですが、陸前高田市米崎町の脇之沢漁港付近と堂の前が登場しています。
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今日の午後、貝を見て欲しいという女性が来館されました。見てみると、タカラガイの仲間のカモンダカラでした。
知人に確認したところ、岩手では1979年に記録があるそうです。昨年は、2ヶ所で確認されているそうですが、広田湾では、初記録になります。この貝は、ご寄贈いただき標本になりました。
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今日、被災した海と貝のミュージアムの貝類標本をきれいに洗浄して下さったボランティアの方がいらっしゃいました。大変だった震災直後の状況をご存知なので「やっと来れた」「よく頑張ったね」と言っていただきました。
こんな人たちがいたから今の博物館があります。
ありがとうございます。😢
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来館者10万人達成!!!!!!
令和４年11月５日の開館から約1年７ヶ月、本日6月2日に来館者10万人を達成しました！
10万人目の来館者は大船渡市からお越しの広田千佳さん・泰一さんとお父さんです！
今後も多くの方にご来館いただけるよう、魅力ある博物館づくりに励んでまいります！！
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今日は、大津波で壊滅的被害を受けた博物館が11年8ヶ月ぶりに再開館して1周年です。たくさんの方に支えられてここまで今日を迎えることができました。
本当にありがとうございます。
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陸前高田市立博物館が、入館料無料(特別展は有料の場合もあり)にした理由は、全国、全世界の皆さんのご支援で再び立ち上がることができた姿をご覧いただきたいからです。
それでも、「入館料を」という方は、ご協力お願いします。被災した標本を救ってくれた能登に届けたいと思います。
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昨日、のとじま水族館のジンベイザメ「ハチベイ」が死んでしまいました。地震によって設備が壊れ、水槽内の環境が悪化したことが原因です。厳しい状況の中、命を救おうと職員の皆さんは頑張っています。応援しています
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そして、いよいよその時が来たのでした。
国立科学博物館のみなさん。
本当にお世話になりました。
🐋ツチクジラのつっちぃ！陸前高田市に10年ぶりの里帰り✨
東日本大震災で被災し、当館で修復作業を行った🐋ツチクジラ標本が、本日、里帰りの準備を終え、陸前高田市へ出発しました！
今後、地元の博物館の準備が整い次第、一般に公開される予定です🤗✨
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津波のあと、家族の安否は不明、自宅は流失。自分が被災者になったことに実感もないまま、災害対応にあたりました。発災から3日目の夕方、なんとか海と貝のミュージアムの状況確認に行けました。発見の部屋、貝たちの部屋、館内全てが大きく傷つき、あまりのひどさに涙も出ませんでした。
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この書き置きに支えられて、頑張って来ましたが、頑張って来たのは、文化財レスキューに関わったみなさん、博物館の再興に関わったみなさん。そして、陸前高田市立博物館をずっと支えて下さっている市民のみなさん、全国のみなさんです。本当にありがとうございます。
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国宝や重要文化財は人が作ったもの。文化財。昆虫標本や剥製、植物標本などは厳密には文化財ではないかもしれませんが、人が作ったもの。100年前の標本は文化財です。その土地の記憶そのものです。どんな状態になったとしても残すことに意味があります。標本は唯一無二ですから。
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これは、昨年の開館の時、全国の方々に恩返しの意味で作ったものです。壊滅的被害を受けたあの時には、想像することすらできませんでした。能登の博物館、美術館のみなさん必ず再興することができます。私たちがその証明です。ふるさとの宝は失われていません。がんばっぺし。
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今日の海は、うねりがあって波も荒い。久しぶりにじっくりと海を眺めて見ました。
海は広いな、大きいな。と改めて感じます。
三陸の奇跡の海に感謝しながら、明日は静かに手を合わせたいと思います。
「海を恨んではいけない」と教えていただいた漁師さんの言葉と共に。
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地震によって設備が壊れ、水槽内の環境が悪化したためジンベイザメ「ハチベイ」が亡くなった「のとじま水族館」が、7/20に再開というニュース。とてもうれしいニュースです。まだ、完全な状態ではないと思いますが、ハチベイも再開を喜んでいるはずです。まずは、一歩です。
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氷見市立博物館が12日から開館とのことです。本当に良かったです。これから少しずつ日常を取り戻してください。
今日は12日からの開館に向けてあらためて常設展示室内の片付けをしました。民家の仏壇が傾いたり、照明器具の向きがズレたり、神棚や食器棚からの落下物があったり、地震直後に気付かなかった被害も判明しましたが、何とか明後日を迎えられそうです。
#文化財防災 #氷見市 #能登半島地震
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貴重な資料が津波で失われてしまっても、その存在を証明してくれるのが論文などです。日本では絶滅したオオヤマネコの犬歯に穿孔した装身具は、日本で2例の報告があるだけです。群馬県立自然史博物館の長谷川善和先生が2011年同館研究報告に詳細情報と写真を掲載していただきました。
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すずめの戸締まりに出て来た陸前高田市米崎町沼田
この近くに津波で失われた明治29年、昭和8年の被害状況を刻む津波教訓碑がありました。
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ご存知でしたか？日本最大の隕石は陸前高田市に落下してるんですよ。1850年5月4日の明け方。このお寺の境内に「気仙隕石」は落下しました。1894年の帝室博物館献納時の重量が135kg、現在、国立科学博物館に展示されているものは、106kgです。当館では実物破片と原寸大のレプリカを展示しています。
みなさんの地域では、桜の見頃はいかがですか？
陸前高田市内の桜はどうやらピークを過ぎてしまったようですが、今日の午前中、長圓寺（気仙町）の池の桜は、まさに満開という咲き具合で、ホロッホロな花でしたよ。
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2020年12月11日。
つっちぃが博物館に帰ってきました。
旅立ってから9年5ヶ月と12日、3453日ぶりの里帰りです。
被災直後は、こんな日が来るとは夢にも思いませんでしたが、あきらめなくて本当によかったです。
国立科学博物館、自衛隊、関わっていただいた皆さんのおかげです。ありがとうございます。
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29年前の阪神・淡路大震災を機に「文化財レスキュー」は始まりました。29年間のさまざまな積み重ねがふるさとのたからものを未来に伝えて来ました。災害からたからものを守るのは、残そうとする信念です。
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オシラサマ調査について取材していただきました。
今朝の朝日新聞朝刊です。
なんとか博物館のようなことが、少しずつですができるようになってきました。
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今日の夕焼け。
夕焼けがきれいと思っていたのに、
「こわい」、「気持ち悪い」
と思うようになってしまったのは、
やはり大きな揺れと津波を思い出してしまうから。
何もなければいいと思うようになった。
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岩手県立博物館とともに取り組んでいるプロジェクトです。自然災害で被災した博物館を応援する組織があることをご存知でしょうか。ご支援をよろしくお願いします。
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陸前高田にいらしたら、ぜひ、すずめの戸締まりに出て来た場所に行って見てください。
津波の何かを感じられると思います。
感じることが防災の第一歩です。
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奇祭と呼ばれる岩手県奥州市の黒石寺の「蘇民祭」が、明日2月17日を最後に千年以上続く歴史に幕を下ろす。
檀家や地域住民の高齢化に伴い、祭りの担い手が不足したのが理由とのこと。
今、本当に地域の文化が存続の危機にある。
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川に流されたオシラサマは・・・。
川上に向かって流れて行った。といことです。
オシラサマのある家では、四足二足は食べない。つまり、肉食を禁じられていました。主人は「こんなものがあっがら、おらいでは肉が食えねんだ。」と言って、川に流したそうです。そしたら、川を登って行ったそうです。
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昨日、16:50に小さい男の子と女の子が、玄関に向かって走って来ました。お父さんが後から来ました。
最終入館は16:30。
「閉館まであと10分ですが、いいですか。」と聞いたら不安そうだった子供たちの顔が明るくなり、「いいです。」
わずか10分でしたが、見学していただきました。
また来てください。
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東日本大震災の時、被災資料をきれいにしてくださった富山市科学博物館(昆虫・植物標本)、石川県立自然史資料館(植物標本)、越前町立福井総合植物園(植物標本)、福井県立歴史博物館(展示による情報発信)は、大きな被害もなかったようで本当に本当によかったです。
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化石展のポスター完成！！！
これから郵送します。
道の駅をはじめ、いろんなところで見つけてください。
受付で「ポスター見たよ」と言っていただけたら、特別に観覧料を無料にします・・・
もともと無料ですけどね。
みなさんのご来館お待ちしております。
ちなみに今日も明日も来週も観覧無料です。
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昔、ある博物館の館長さんがおっしゃた言葉。
「100人の観光客より1人の研究者。」
どう考えるべきか未だに難しい。
「100人の観光客と100人の研究者。」
がいいのだとは思うのですが・・
観光客のための施設か、研究者のための施設か。
やっぱりうちは、陸前高田の人たちのための施設だと思う。
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昨年、来館していただいた氷見市立博物館の学芸員さんに連絡が取れました。無事でなによりでした。思っていたより被害が少ないということで安心しました。
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桜の開花予想がニュースになっていました。
思い出してみると、2011年の春も、桜が咲いたはずなのに、全く桜を見ませんでした。すべてが色のない風景でした。
気持ちに余裕がなかったのでしょう。
能登の人たちには、春になったら桜の花を見て欲しいです。
元気が出ると思いますから。もうすぐ春です。
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開館のお知らせ
館内清掃が完了したことに伴い、11時50分より開館致します。
この度はご迷惑をお掛けし、誠に申し訳ございませんでした。
陸前高田市立博物館
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「地震があったら津浪の用心」
「それ津浪機敏に高所へ」
「低いところに住家を建てるな」
「津浪と聞いたら慾捨てて逃げろ」
7基の石碑に刻まれた教え
昭和9年から伝えられている教え
これからもずっと伝え続けなければいけない教え
守らなければいけない教え
今日は3月3日
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全く個人的なことですが、自宅がなくなり、子供の頃の写真も、学校のアルバムも、何もかも流されて、何もなくなって思ったのは、自分の過去が全部一緒になくなってしまった。自分を証明するものが何もない。茫然自失の自失とはこういうことかということでした。
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オシラサマの調査継続中！！
調査をしていると、オシラサマにまつわる不思議なお話をお聞きすることがあります。
その一つが川に流されるお話。遠野に���わっているのと同じなのですが、オシラサマは、川に流されると・・・。
どうなると思いますか。
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つっちぃのいる観察・体験の部屋は、水槽がありましたが、跡形もなく、瓦礫に覆われていました。つっちぃは、その瓦礫の中で待っていてくれました。あの津波に耐えてくれたのです。頑張ったな。つっちぃ。
そばには行けませんでしたが、待っていました。その姿を見て、必ず助けると誓いました。
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