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1古典、2国際発信、3若い研究者のサポートにこだわって、学術諸分野を根っこのところで繋げていきたいと思っている大学出版会です。電子出版も準備中。このあたりのことも含めて、新刊情報などをつぶやいていきます。
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野生動物を飼いならし家畜とすることは、地球上、人が住むあらゆる地域で起こった。しかし中央アジアほど長距離の圧倒的な機動力を持つ遊牧を生んだ地域はない。馬とラクダを中心とした大型動物を家畜化し、時代に合わせて様々な形で利用してきたことが、この地域の社会にどのようなインパクトを与えてきたのか。人類史上稀な民族の相克と交流を生み出してきたその生態的特徴を人類学、生態学、遺伝学、歴史学の手法を駆使し...
「西洋古典」の代名詞とも言うべき,詩人ホメロスに帰される二大叙事詩の一つが満を持して登場.10年を掛けたトロイア戦争とその攻略後,さらに10年に及ぶ,狡知と忍耐に長けたギリシアの英雄による漂流・帰国譚.ロトパゴイ,一眼の巨人キュクロプス,魔女キルケ,妖怪セイレン,パイアケス人の王女ナウシカア等々,魅力あふれる登場人物たちは,今も創作家の想像力を刺激しつづける.
微笑みの国タイの岩山に住むベニガオザル.明確な順位関係のない「平等」な社会をもつ彼らだが,そこは各々がマイペースに振る舞い,衝突が絶えない世界だ.そんなやられたらやり返す社会の中で,なぜバラバラにならずにいられるのか? 和解のための様々な手段,仲間に見せる気遣い,特殊な性行動など,400頭のサルを見分け追い続けてきた著者がみた彼らの「平和」の秘訣.2022年度日本霊長類学会髙島賞受賞研究.
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適応と進化のプロセスは、「腸」のなかにつまっている。タンパク質不足でも筋骨隆々のパプアニューギニア高地人。栄養学からは不可解な謎を解く鍵は腸内細菌にある。地球上のあらゆる場所に住むホモ・サピエンスが,適応と進化を繰リ返すなかで獲得してきた生存システム。そのコードのひとつを高地人の低タンパク適応から解明する。
古代ギリシアにおいて海上交易商人による商業活動は重要な意味をもっていたが、彼らはポリスの構成員である市民でなく、アウトサイダーであったために、古代経済は発展しなかったというのが従来の説である。本書は商業従事者の法的身分や市民との人間関係を分析することで、彼らが商業活動を支える重要な担い手であったことを立証する。
後2世紀のシリアに生まれ、ギリシア語で創作した諷刺作家ルキアノスの全集第3弾。本分冊では対話形式の散文作品群を中心に、神々が人間のレベルにまで引き降ろされ、世に知られる神話伝承を当事者らが雑談風に語り合う『神々の対話』や、執筆当時の卑俗な日常をリアルに描出してみせる『遊女たちの対話』など、7篇を収録。(全8冊)
ローマ帝政期に執政官も務めた詩人による、長大な歴史叙事詩全17歌。カルターゴーと争った第三次までのポエニー戦争のうち激烈をきわめた第二次戦役の次第を綴る。ウェルギリウス『アエネーイス』を引き継ぎ戦争の原因をローマ人への女神ユーノーの怒りとする神話的枠組の中にポリュビオスやリーウィウスらの歴史書からの題材を自在に展開させる。本分冊には第8歌までを収める。(全2冊)
全国の書店・大学生協・オンライン書店でお買い求めください。 ヨーロッパ文明の黎明(ヴィア・ゴードン・チャイルド/近藤 義郎・下垣 仁志 訳)| 京都大学学術出版会 京都大学学術出版会のサイトです www.kyoto-up.or.jp 『ヨーロッパ文明の黎明』 ヴィア・ゴードン・チャイルド/近藤義郎・下垣仁志 訳 「20世紀に最も影響力のあった考古学者のひとり」(*1)であり「20世紀最大の...
音楽と政治の関係は古くて新しい。しかし,インドネシアほど生々しく音楽と政治が絡み合い歴史が作られて来た国はない。スカルノによる西洋音楽批判,スハルト権威主義体制による音楽統制と音楽家動員。それへの音楽家の抵抗や音楽創造実践。そして民主化後,反権力を掲げる音楽実践者が政府批判を繰り広げれば,他方で著名歌手が政界に続々と進出して権力を掌握するというように,音楽と政治の関係はより複雑化した。201...
前4世紀半ばよりローマはイタリアの諸民族を支配下に収め、半島に帝国支配を構築するが、その道は平坦ではなかった。イタリア支配の鍵を自治都市と投票権なき市民権に求め、限られた史料をもとに帝国の原型が形成される過程を追う。
人はいかに生きるべきかを説いた古典中の名著。著者は、われわれの行為の究極目標が幸福にあることを認定し、その目標がいかにして実現可能となるかを探求する。徳、勇気、正義、思慮、あるいは愛や快楽にまで議論は及び、最後に幸福概念の内実として、知性による観想的生が説かれる。
ギリシア文学の嚆矢とも言うべきホメロスの『イリアス』において、ゼウスは「神々の父」としてオリュンポスの神々を圧倒的な力でその支配下においている。オリュンポス諸神はゼウスを頂点とする家父長的な支配構造のもとに統合され、ゼウスの権力は盤石なものと考えられていたようである。しかし、ミュケナイ時代の線文字B文書によれば、ゼウスが他の神々に勝る最上位の地位を得ていたという証拠は見いだせない。むしろ、そ...
朝の読書運動に見られるように,読書の教育的効果は誰もが信じる所である。しかし,読書が実際にどれほど言語能力に影響を与えるのか,どんな読書が効果的なのか,科学的に検証した例は少ない。本書は,読書と言語能力の関係について国内外の最新知見を紹介するとともに,読書が言語能力を向上させるしくみとして「用法に基づく学習」過程を明らかにする。言語教育への新たな視点を提供する一冊。
「最後のローマ人」による主著が原文から待望の新訳。ローマの名門に生まれた著者は、東ゴート王国に仕えて昇進、公務の傍らギリシア論理学書の翻訳・註解に努めるも、反逆罪に問われて幽閉、処刑された。彼が獄中で書いた本書は、全5巻をとおして散文と韻文を交互に配し、人格化された「哲学」との対話形式を採る。中世では聖書に次いでよく読まれ、チョーサーや女王エリザベス1世らも自ら英訳した。
クセノポンによる師ソクラテス関連の作品として『家政管理論』『酒宴』『ソクラテスの弁明』の3篇を収録。本書所収作品と同名の著作もある同門のプラトンと比較されることが多いが、それとは異なるソクラテス像を伝えており、また、両者の著述スタイルの違いなども注目される。(全2冊)
■自分も末裔、根源を探る 東京外国語大学名誉教授・沓掛(くつかけ)良彦さん(80) 竪琴を弾いて歌う、古代ギリシャの詩人オルフェウス。文学や絵画、音楽、映画などに描かれてきた「原初の詩人」だ。プラト…
カント晩年の著作『人間学』をどのように評価するか。「なんじなすべし」という厳格な定言的命法に支えられたカントの道徳形而上学は、妥協を許さないような性格をもつが、一方には現実味のある人間学がある。本書は道徳的人間学を、道徳形而上学と人間学との邂逅点とする視点に立ち、カントの豊かな人間味あふれる社交の倫理学を描き出す。
タイの近代政治は苦難の歴史であった。立憲革命以降,実にクーデターが13回,その都度憲法が破棄され新憲法が制定された。本来,立憲主義は民主主義の「質」を高めるために導入されるはずである。しかし新興国では,それが大衆による政治的要求を抑え込むために導入されている。大衆のパワーが既得権益層の危機感を煽り,「立憲主義」の名を借りて強化された司法が民主主義を脅かしているのである。立憲主義を謳って制定さ...