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海運会社勤務のアナリスト。NewsPicksで外航海運・国際物流のトピックスオーナーやってます→ このアカウントでの呟きは個人の見解であり、所属する組織とは関係ありません。
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外航海運・国際物流インサイト:多角的な視点で読み解く 私は現在は海運・物流事業全般の調査を総合的に担当していますが、海運アナリストとして最初に担当したのはバルカー(ばら積み貨物船)の事業環境調査で、博士論文のテーマもバルカーの市況変動でした。なので今でも調べていて個人的に一番楽しいのはバルカーに関連したトピックです。 ですが、バルカーのことってあまり世の中で認知されていないんですよね。たとえ...
スピーダ経営企画サークル 専門家と筆者、何が分かれ目だった? 「この出来事が、こんな影響をもたらすなんて」 予想外の方法で多くの企業に影響が及んだ代表例ともいえるのが、ここ半年のコンテナ運賃の上昇だ。イエメンの武装勢力フーシ派による商船攻撃が、コンテナ船の紅海横断ルートの迂回を通じてコンテナ運賃上昇につながった。 フーシ派による商船攻撃の原因は、2023年10月に発生したイスラエルとイスラム...
外航海運・国際物流インサイト:多角的な視点で読み解く コンテナの輸出入に関わるお仕事をされている方は、コンテナ船の大きさ(船型)が拡大を続けてきたこと、最近の大型コンテナ船は大きすぎて日本の港に寄港できなくなっていることをご存知だと思います。今後もさまざまな貨物船で大型化が進み、日本に寄港できないサイズになるのでは、と心配されている方も多いのではないでしょうか? このような貨物船の大型化のト...
外航海運・国際物流インサイト:多角的な視点で読み解く 8月29日にバンコクで講演する機会をいただきました。この講演に合わせ、東南アジアの貿易の現状を確認したり、バンコクでさまざまな方のお話を伺ったりしましたので、今回の記事では東南アジアの海上貿易・荷動きについて書きたいと思います。 東南アジアと日本の海運会社の歴史 今回の講演はバンコク日本人商工会運輸部会のお招きによるものでした。タイは中国...
外航海運・国際物流インサイト:多角的な視点で読み解く 前回の記事(数字で見る海運の位置付け:他の輸送手段との比較や貨物別の内訳)では世界の海上荷動きの内訳についてご説明しました。今回はその続編として、その内訳が1980年代から約40年の間にどう変化してきたのかについて分析します。 今回の分析に利用するのは前回と同じClarksons社の統計です。同社は1986年から品目別の海上荷動き量を公開...
外航海運・国際物流インサイト:多角的な視点で読み解く このトピック「外航海運・国際物流インサイト:多角的な視点で読み解く」を開始してから2ヶ月が経ちました。想定していたよりもはるかに多くの方に反響を頂いていまして、外航海運というマイナーなテーマにこれほど多くの方が興味を持ってくださること、ありがたく思うだけではなくそれ以上に驚いています。 この熱意にお応えすべく、今後も興味を持って頂ける記事...
外航海運・国際物流インサイト:多角的な視点で読み解く このトピックスをご覧のみなさんは海運や貿易に何らかの形でかかわっていらっしゃる方も多いと思います。そういう方々は「海運が世界の貿易の中でどれくらいの割合を占めているのか?」という質問を受けたり、社内研修で話したり、という機会もあるのではないでしょうか?この数字、日本の貿易だけなら99.6パーセント(トン数ベース)という数字が検索するとすぐ...
パナマ運河は大西洋と太平洋を結ぶ重要な海上交通路として、世界の海運・貿易において大きな役割を果たしています。また、パナマ運河を通過する貨物のうち日本を発着とする貨物の割合は米国、中国に次ぐ第3位で、日本にとっても非常に重要な存在です。しかし、2023年から2024年初頭にかけて、パナマ運河では深刻な水不足を原因とする通航制限が発生しました。これは、スエズ運河の通航がフーシ派による商船攻撃で困...
外航海運・国際物流インサイト:多角的な視点で読み解く 中東ではガザで始まった紛争がレバノンに広がり、情勢が悪化を続けています。事態がイランへの広がりを見せていることを受け、ホルムズ海峡が封鎖されれば何が起きるのか、という議論も見かけるようになってきました。 ホルムズ海峡の封鎖の影響は日本でも昔から議論が行われてきたテーマですが、関連する要素が非常に多く結論を出すのは簡単なことではありません。...
外航海運・国際物流インサイト:多角的な視点で読み解く 現在コンテナ船がフーシ派の商船攻撃を受けてスエズ運河を迂回していることでコンテナ船の運賃が急騰しています。前の記事ではコンテナ運賃を決める要素と、その要素がフーシ派の商船攻撃が始まった時にどのように動いたかを解説しました。この後編では、スエズ運河迂回の状況が安定した後にコンテナ運賃が急騰している理由の分析、そしてガザ情勢が変化しない場合の...
外航海運・国際物流インサイト:多角的な視点で読み解く 現在コンテナ船の運賃が急騰しています。そのきっかけはイエメンを実効支配するフーシ派がイスラエルのガザ地区攻撃への報復を主張して紅海・アデン湾を航行する商船への攻撃を開始し、それにより商船がスエズ運河を迂回し遠回りとなる喜望峰廻りの航路を取らざるを得なくなったことです。コンテナ運賃の高騰は消費者価格や日本の産業の国際競争力に連動しており、私...
外航海運や国際物流は全体像を理解できる情報が少なく、社会に大きな影響を与えるような出来事が起きた時にはその場しのぎのような説明が大手メディアであってもしばしば流れます。 私は大手総合海運会社で事業環境調査を担当アナリストからグループ長までの立場で経験しており、社会人大学院生として外航海運や国際物流をテーマに博士号を取得しました。この知識や経験を活かして外航海運や国際物流に関する誤解を解いてい...