Small cap企業による株主資本コストの「誤認」が疑われる例。
DM発送代行のディーエムエス(時価総額82億円)は自社の株主資本コストを2.6%と認識。βは0.47。
純粋な比較企業は存在しないようだが、例えばコールセンターのβは1.0近傍、広告代理店は1.2程度。
βに歪みがある可能性が疑われる。
この分析(Present Value of Future Share Price Analysis)は知る限りGSしか使っていない独特な手法だが、米国での開示を見る限り、株主資本コストはCAPMで推定。
(画像参照)
負債コストが株主資本コストを上回るのも通常はあり得ず、WACCとこういう数字の乖離の仕方をするのは謎。