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詩村あかね

@AkMomo510

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詩人。詩集「青いカナリア」ご希望の方はDMまで🙇‍♀️送料込1000円。最新電子版詩集「鳥のいる場所」ブログ「絵本の庭で」→

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@AkMomo510
詩村あかね
3 years
詩村あかね最新詩集『鳥のいる場所』(RANGAI文庫) Amazonからご購入いただけます。電子版 #Amazon 5年間のTwitter詩、数百篇の中からRANGAI文庫創設者であり詩人で歌人の早坂類さんが厳選し編集した数十篇です。 表紙は歌人の佐藤りえさんの作。 お読み頂ければ嬉しいです
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@AkMomo510
詩村あかね
4 years
本日、私の詩集「鳥のいる場所」が発売されました。 5年間のTwitter詩、数百篇の中から選び、編んだものです。 たくさんの方の傍らに置いていただけたら嬉しいです。 #鳥のいる場所 鳥のいる場所 (RANGAI文庫) | 詩村あかね | Kindle本 | Kindleストア | Amazon
@AkMomo510
詩村あかね
4 years
表紙は、歌人、佐藤りえさんの作品です。 「鳥のいる場所」は?…そう、Twitterなのです。 #鳥のいる場所  #RANGAI 文庫
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@AkMomo510
詩村あかね
10 months
なんだか自分が60歳になったなんて信じられない😱💦けど60歳まで生きられたことに素直に感謝だ。一つ年齢を重ねるたび中学時代の親友ジュンちゃんのことを思い出す。天使のように純粋で心優しかった。23歳で病没した彼女の分までしっかり生きる!って誓って37年。ジュンちゃん、還暦になったよ🌸
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詩村あかね
6 years
「こころ」 こころ ころころ こころは まるい ころがる こころ ぶつかる こころ ころんでばかり こぼれるなみだ こころ まるくて うつろいやすく こころ ましろで きずつきやすい こころ ころころ だれかのこころ こつんとあたった ころんととまった ごめんといった いいよとわらった A.U
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詩村あかね
3 years
大変名誉なことに花椿「今月の詩」読者投票で一等賞をいただきました 😭(嬉し泣き) ご投票下さった皆さまに心より感謝申し上げます。 穂村先生、大崎先生にも厚く御礼申し上げます。 そして…私の中ではひとつの人格を持つ「詩」に、ありがとうを伝えます。 花椿の名に恥じぬ詩を書いていこう…😌
@hanatsubakimag
花椿
3 years
【結果発表】 「今月の詩」発展企画、「心にのこった詩はどの詩ですか?」は、投票の結果、一位は詩村あかねさんの「眼」となりました。作品はこちらからご覧ください。応募してくれた詩人の皆様、穂村弘様と大崎清夏様、投票してくれた皆様、ありがとうございました。
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詩村あかね
6 years
「叡智」 花は咲く時期をずらして 受粉する昆虫を分け合う ひとり生き残っても 永らえないことを知っているから 欲しいだけ手に入れても 幸福にはなれない 分け合うことで 栄える道理を知っているから 人より遙かを超えてきた 植物の生き方を見よ 滅びぬ生き方を。 Akane.U
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詩村あかね
6 years
「父の言葉」 あと三年で薬は全てやめる 明日滅しても やり残した事もなけりゃ 未練もない 唐突に訪れても 悲しまないでくれ 幸せだったんだから 緩やかに準備出来るのは むしろ喜びだ お前が悲しむのが 最も辛い 少しだけ早いが言っておく お前が娘で 実に愉快だった ありがと ありがと。 A.U
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詩村あかね
6 years
まってる まってる 父さんが 明日も 明後日も 窓の外みて あたしがくるのを まっている たばこやの角まがれば 父さんの病室の 窓がみえる 手をふる父さん こどもにもどって 他のことに 興味をなくして 優しい誰かになった 娘の私に頭をさげる ありがとうございます なんて いばりんぼの父さんが。
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詩村あかね
7 years
「ほおずき」 ほおずきの ほおをもんだら やわやわと はりつめた こころ ほぐれたよ ほおずきの 緋色のきもの またきせて まどべにさげて かぜをよぼ ほおずきを かあさん じょうずに ふえにした Akane.U/詩
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詩村あかね
6 years
「以前」 言葉の生まれる ずっと昔 人は触れる事で 交信していた。 草の上の素足のように 他者を感じ 痛む場所に触れて 嵐を感じ 行きつ戻りつする 迷いは さざ波のように 足首まで浸し 受け止めた。 言葉を持って 私は あなたの前で 立ちつくしている。 Akane.U
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詩村あかね
6 years
「出逢い」 微笑んで 頷く 心の輪郭を 捉える 遠くの木陰から 想いが 私を見ている 深い視線を 眉間に感じる 手を ひろげてみる 臍が温まる 息が静まる 廉直な柄杓で その人の上澄みを掬う 迷わず呑み込む 言葉の梯子を ゆっくりと架ける 出逢うとは 知ること 知りたいと 願うこと。 Akane.U
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詩村あかね
1 year
電車内で。子供を抱いて立っていた女性に座っていた30歳くらいの女性が席を譲った。親子は途中で降りたがまた園児を抱いた母親が乗車。すかさず再び席を譲る女性。その声のかけ方仕草が美しくて見惚れた。女性が下車する際、園児が手を振ると笑って振り返した女性。吉野弘「夕焼け」のあの少女…。
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詩村あかね
7 years
ただ青いばかりの絵 いつ回廊にかけたのか 描いたのは誰なのか 私が生まれる前から 西日が入るこの廊に かかっていたのか 無限に広がる宇宙空間。 空と分け合う海原の青。 青あらしに波打つ夏草原。 全き青を探す眼。 私を生ましめた人が 予感した 西日を浴びて尚 青々とする一枚の生
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詩村あかね
2 years
第1回たびぽえ大賞をいただきました❣️ 大好きな「たびぽえ」😊💕 ほんとうに嬉しく、光栄でございます。 関係者の皆様方、選んでくださいまして誠にありがとうございました。 これからも「たびぽえ」を楽しみに読み続けたいと思います❣️
@tabipoem
たびぽえ公式(第8号24年8月15日発売)
2 years
第1回たびぽえ大賞は、投票の結果「詩村あかね」さんに決定いたしました。また第2席を「空見タイガ」さんとさせていただきます。 『たびぽえ』新刊の目次は、明日にも公開いたしますので、あわせてご確認ください。
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詩村あかね
6 years
あなたの頬杖は 痩せた一本の木のようだ 冬枯れの平原に 佇む憂鬱な木のようだ それでも 曲がった幹で立ち 風に揺すられてもしなり 決して倒れることはない 頬杖の後ろに海がある 轟き逆巻く海がある あなたの辛さを聴きながら 海から伸びる木を想う 細いあなたの腕が 支えているのも あなたである。
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詩村あかね
7 years
「不在」 いないのにいる いるはずのきみ もう土のなかで きみのいないは 密度をまして 私の いないを 圧倒してきて やがてアタマは いないきみを 常套化するだろう いないのにいるきみが いなくなる時 わずかに私の 空は翳り色は薄らぐ 私もいないセカイのことを きみのいないが のこしていった。
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詩村あかね
6 years
「ボタン」 混んだ電車から降りると ボタンがひとつ失くなっていた 艶やかな胡桃ボタン 靴の林で迷子になって 見知らぬ駅で蹴り出され 線路に落ちて雨に濡れ 君をとどめるものは 永遠(とわ)に無い 自由で孤独な 私のボタン 失くしてみれば 愛しくて Akane.U
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詩村あかね
7 years
何かに気づくために 言葉は要るんだ 意識の霧中に 薄っすら見えるものを象って 陽の下へ連れ出すために 言葉は要るんだ 言葉に変換しなければ 人は前に進めない 滅びゆく本能にも 言葉の引力が要る 言葉に頼みすぎ 言葉で見失い 言葉は無形な風となり 言葉、言葉と 騒ぐ私が ひとり。
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詩村あかね
6 years
本日の夕景。 「有り難い」とは「滅多にない」という意味でもあるなぁと。あって当たり前のものなど何にもないのだと気づく夕暮れ。
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@AkMomo510
詩村あかね
2 months
朝、出発して益子町の向日葵祭り会場にいます。 お祭りは今週末から。 100万本の向日葵、可愛すぎる💓 草間弥生さんの絵画みたいな、まん丸がたくさん(笑) ビタミンカラーで元気をもらってます🟡
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詩村あかね
7 years
木戸を開けると縁側で 丸くなって針仕事 祖母は私を認めると立ち上がり 蒸した唐黍や 西瓜を盆にのせてきた 節くれた指の手招き 絵を描くのが好きな私に 裏面白紙の広告を 麻紐で綴じてくれ 色鉛筆の箱を撫ぜ 大事そうに手渡す 仕草に無口な教えがあり 優しさということ 私は知った
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詩村あかね
3 years
長年箱に入っていた「詩とメルヘン」を書棚に並べた。 特別な理由はなくて。 ただ手の届く場所に置きたくなったから。 これは「青いカナリア」にも挿れた詩で…尊敬する松永禎郎さんが絵を担当してくださった。 「詩メル」の印刷を担当する会社の方から感想の手紙を貰った。思い出深い一篇。
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@AkMomo510
詩村あかね
7 years
驚いたのが、桜の枝にセキセイインコが休んでいました。 私が近づいても逃げもせず。きっと迷いインコでしょう。 「ピーちゃん(確率的にこの名かと😅)おいで!ピーちゃん」と呼びかけてみたけれど、知らんぷり。身体がブルーで頭が黄色いかわいこちゃんでした🐤
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詩村あかね
1 year
静かな朝だ。 爆音も喧騒もない。 叫び声や泣き声もしない。 私たちにとって、 当たり前の朝だ。 朝はこうだ、と 思い込んでいる朝だ。 君の朝は? パンやミルクは? 弟や妹は? 犬は元気? 学校の友達は? そして、君は? 君が朝日を浴びていますように。 鳥の声を聞いていますように。 君に願う。
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詩村あかね
3 years
樹木のように 待てるだろうか、わたしよ。 季節のゆるやかな めぐりのなかで 一葉の喜びも纏えず 風が裸身をしならせようとも 鳥が去った 枝先で、つめたい 雪がとけずとも 必ず来る春を 信じられるだろうか、わたしよ。 わたしにつよさを わたしにことばを あなたに凭れるだけの この、日暮れに。
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詩村あかね
11 months
「帰郷」 人は 黙っているものに 母を感じる 耐えゆがんだ海岸の樹林 難風に散らされる雲 公園の錆びたブランコに 母を感じる 悔いの苦さが乾き 砂埃になって舞う砂利道 そこにも 母が 遠ざかるバス停の 傾いたベンチに 小さくなっていく 母がいる Akane.Utamura
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詩村あかね
9 years
5月7日に午前、午後の2公演を開催します。場所は足立区役所の裏手にある私設の美しい音楽堂。ベルネザール・わたなべ音楽堂さんです。古今東西の母を想う詩、懐かしい歌や心を揺さぶる音楽で、大切な人と素敵なひと時を是非。お待ちしております🌸
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詩村あかね
6 years
花は孤りで見ても楽しいけれど、気心の知れた友人と見るのはとても楽しい。 自分が見つけられなかったことを友人が見つけ、私も気づいたことを話す。 花を介して親しさが深くなる。 好きな人と花を見ましょう。 花も人も応えてくれる。
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@AkMomo510
詩村あかね
1 year
なんと!大賞をいただきました❤️ 嬉しいです。ありがとうございました🙇‍♀️
@hitokakeranoima
一かけらの今
1 year
詩の投稿コンテスト第11回「風」へ、 たくさんのご投稿ありがとうございました🤍 今回投稿された作品の中から、 受賞作品を紹介します💐 ぜひみなさまも詩に触れていただければ! と思います✨✨✨ #一かけらの今 #詩
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@AkMomo510
詩村あかね
1 year
「花」 花とて だれにも 咲かされてはいない 変化を感受して ひらくときを 自分で決める 見込みが違えば 実をつけない 実らなくても わたしは花だ 花のまま 土におちても 雨にしずんでも Akane.Utamura
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@AkMomo510
詩村あかね
7 years
「きみへ」 たたずむなら 日向の道を あんなこと こんなこと 悩むなら 切ないなら 明るい場所で 立ち止まること できれば 花の近くで 流れる川の近くで 手を繋ぐひとがなくても 陽だまりの温まった道を 選んで歩いていくんだよ。 やくそくだよ。 Akane.U
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@AkMomo510
詩村あかね
7 years
寝しなに前から観たかった『この世界の片隅に』を観た。生まれ落ちた時代にひたすら生きる。一見無力に思える私たちだが、実は違う。運命だと受け入れてはいけない。一人ひとりに宿る力の大きさ。愛や信頼の深さ。丁寧に描かれていた。反戦を叫ぶでもない。人々の暮らしの中に世界を変える力が宿る。
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@AkMomo510
詩村あかね
7 years
明日は息子の結婚式のため、終日Twitterを休みます🙏 小さく生まれ、食が細く虚弱だった乳児時代、拘りが強く何でも自分で決めなくちゃ気に入らなかった幼年時代、理不尽な担任の言動に不登校になりかけた10歳の頃、ロクに口もきかなかった反抗期。 結婚式を前に母として悩み抜いた日々を懐かしむ😌
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@AkMomo510
詩村あかね
6 years
「五月の人」 初夏の 透明な地図をたよりに 緑が萌える 道を行く 私は葉緑に 取り込まれ 血管には 水がさらさら 鳥と語り 花と眠り 五月の人になる Akane.U
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詩村あかね
5 years
「雨上がる」 濡れそぼっていた街が にわかな陽光にきらめく 息を吹き返すように 蠢き始める 傘をはらって閉じる 雨の人だった私が 乾いていき あえいでいた胸の 水分が昇りますように。 このつらさがおわりますように。 A.U
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詩村あかね
4 years
モカが家族に看取られ。 13:57にハムハムランドに旅立ちました。 私の手の中で逝きました。 皆さまに愛されたこと。 モカも忘れないと思います。 たくさんの励ましと愛情を。 ありがとうございました🙇‍♀️ ここにご報告とお礼申し上げます。
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詩村あかね
7 years
「新年」 結露した窓をぬぐう 見慣れた街が 朝日にたゆたい 屋根が琥珀に溶ける 窓を開け 新調の風に身体を洗われ ゆるやかに 初期化されていく 薄衣のような 頼りない身を脱ぎ捨て 指先まで 新しくなった私 今年もよろしく。 Akane.U
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詩村あかね
5 years
動物たち あなたのことばをしらないから うまくつたえられないだけで わたしはなんにもかんじてない わけじゃない ことばよりつよいものがある それは いのりのような ねがいのような きぼうのような、もの わたしたちは からだから、はっしている みえない ひかり かなしいときも つよくひかる。
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詩村あかね
2 years
誕生日。 ながく教えていただいた朗読の先生とランチをご一緒し、帰途で文章のお仕事のご依頼電話をいただき、帰宅したらお願いしていたカイズケンさんの絵が届いていた。 なんて素晴らしい日❣️ オコジョ女子の愛らしい姿を眺めていたら涙が出てきた。 人に恵まれてわたしは幸せ者だ。 感謝、感謝🙏
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@AkMomo510
詩村あかね
7 years
「解」 生きることを 特別扱いしない方がいい 生まれたことを 意味にすり替えるのはよそう 鋭く細い切っ先を 後手に隠して 私に問う君に 答えた 明日も生きるために 今日を生きる 今は それでよい と 詩 Akane.U
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詩村あかね
2 years
おはようございます。 若き頃の一時期、自作詩を刺繍にして楽しんだ。 学生だった夫に贈ったものが実家の押し入れから出てきた。 気恥ずかしくも懐かしい。 当時アパート四畳半の部屋に飾ってくれていた夫。 刺繍での想いは重い…😓と、今なら感じる(笑) 自室に置いて若き私から元気を貰おう。
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詩村あかね
6 years
「凝結」 過去に咲く月下美人が 今夜 私を慰める ということがある 過去に打たれた 暮れ方の驟雨が 今夜 私を冷やす ということがある 意識の中に 時間はなく 過ぎ去らず 居座って 忘却を退け 固まった 融けぬ ものが 私にある Akane.U
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詩村あかね
6 years
「冬」 森の トネリコの葉の 土に落ちる音が 風の声になって 街をぬけていく 冬の耳じたくを 終えた人だけが 声を聞くことが 出来る 隣りに座る人の耳は ホルンの艶めき 金管の形をして 冬が低音域で 安らいでいる Akane.U
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詩村あかね
10 months
検査結果がやっと出揃った。 石らしきものはあるが確証は出来ない。レントゲンに写っていないのでたぶんコレステ由来、胆泥がある。痛みは胆泥が排出する際にも出る可能性がある。悪性所見はなし。溶かす薬を飲んで三か月後に再検査。 モヤっとするが緊急性低いのでヨシかと。ご心配をおかけしました🙇‍♀️
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@AkMomo510
詩村あかね
9 months
今年も優しくお付き合い下さいまして皆様ありがとうございました。 詩誌「凪」や朗読会にも参加させて頂き新しい出会いや交流にも心ときめきました。 還暦になってまた子どもに戻ったように心躍る友情を育むことが出来るのもXに集う皆様の優しさのおかげです。 来年もどうぞ宜しくお願い申し上げます
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詩村あかね
7 years
「猫」 さびしさの 背中を撫でた 一本の 黒い背模様があり 冷たい毛並みが指間を滑る 抱いて寝ても 温められそうにない 頰を近づけたら 枯れ草の匂いがした さびしさの背中は 遠い日にわかれた あの猫に似ていた おまえが わたしを 離さなかったのか Akane.U
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詩村あかね
4 years
@yuu_iwatsuki これは政治をしているとは言えない…と思います。 せめて、精一杯考える、策がないなら説明する…くらいは出来るでしょう?と。
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@AkMomo510
詩村あかね
3 years
実は今日は誕生日。 先程、非常に大きな荷物が届いた。 腰痛持ちの私のために夫がプレゼント🎁してくれた高反発マットレス。 厚さが10センチもあるそうで…アンデルセン童話「エンドウ豆の上に寝たお姫さま」みたいな気分になれるだろーか(笑) エンドウ豆のお姫様ほど繊細ではないが…熟睡期待💕
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@AkMomo510
詩村あかね
7 years
人の目に 見えないものが 世界を支えていると 微生物学者は 静かに話す スプーン一杯に 印度の人口がのっている それほどの数が ひしめく世界だと けれど そのひしめきは 過不足なく 均衡を保ち 平和的に共存していると 確かなものが 見えにくいのは 大自然のベールだ 口を閉じて 目を瞠れ。 A.U
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@AkMomo510
詩村あかね
6 years
「心の花」 誰かの庭の花を 手に入れることは出来ない その人の咲かせた花は その人のために咲く 誰かの庭の花を 愛でることは出来る 美しさを讃え その術を学ぶことも 自分の花を 自分の庭に Akane.U(再掲)
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@AkMomo510
詩村あかね
5 years
ままごと 三輪車を逆さにし ペダルを手で回し カキ氷屋ごっこ 家業の製品を納める カラの木箱に まだ歩かない弟が 入っている 木箱の傍で母が仕事 ままごと茶碗に カキ氷を山盛りに 弟に イチゴ氷 メロン氷 弟は小さな手を出して カラの茶碗を暫く舐める 少し遅れて 夕ぐれが そばに来て 座る A.U
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@AkMomo510
詩村あかね
10 months
おはようございます。 小さい頃リビングでTV見ながら眠ってしまった私を父がお姫様抱っこで2階の部屋まで運んでくれた記憶。ほんとは寝てなかったの。父の太い腕でゆらゆら運ばれ1㎜の不安もなく深い愛を感じていられた。守られていることの安らぎ。 子どもの特権だった。 ふいに思い出し泣きそうに🥲
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詩村あかね
8 years
→「友達は少なければ少ないほどいい。濃密な関係を作れる。予定外の用事が少なくなる。一人の時間を大事にする。そもそも、他人が簡単に深く分かり合える筈がない。たった一人の友がいれば人生は充分に愉しい」と。 若い人、死を選んではならない。
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詩村あかね
1 year
湖面のゆらめきを長い時間見ていた。 何一つとどまってはいない。 すべてはゆらぎ、変わっていく。
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詩村あかね
7 years
顔色を見るより 窓の緑を見ていよう 言葉の裏を探るより 笑顔そのまま受け取ろう ただ触れるのが 千の慰めより勝ることがある 意味をなす言葉 最初は無かった 抱き合い 歯を見せ合い 流れるままの涙 拳に込めた怒り 生き物の感情 どこで失くしたんだ 夕映えばかり 美しい
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詩村あかね
4 years
ある本に紹介されていた詩。 急いで書き写したので乱筆ですが🙏 大切だと思いながらも後回しにしていることは少なくない。 人の時間には限りがあって。 優先順位をつけるのも苦手で。 ならば、思いついた時にやろう。 やらずに後悔するならば、やって悔いる方がマシ。 そんなこと、思いました。
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@AkMomo510
詩村あかね
6 years
「悼む」 深夜の氷面 踏み抜けば 暗い詩境に辿り着く 言葉を発しても うたかたの薄氷となりて 流れず淀み 孤独な潜水を続けるしかない 満月が白く動き 水面(みなも)が靄で撫でられ 繰り返す暗さと冷たさに 馴染んだころ 氷結した一語が 口の中でとける 漂う舟を掴み あなたと上がろう Akane.U/詩
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@AkMomo510
詩村あかね
8 months
衒いなく おもいを 愛、と表現した頃 君を知らなかった 君を知って、愛は 意味を見失った おどおどして 同じだけ求め 証明を強いる 青草のようだった愛は 咲きはするが 強い日光が苦手な クレマチスのようだ むらさきの 薄暮に溶けていく 指先を のがれるように Akane.U
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@AkMomo510
詩村あかね
7 years
母の一部だった私を 想像できないのだけど あの日まで 私は母の中にいて 閉じたマナコを母が 満たした水で洗い 世を泳ぎ渡れるよう バタ足の練習なんか していたのだろう 深い皺が刻む 無数の細胞の殲滅はだから 私の中でも起きている 母が居ない 蒼穹に漂う 私の かなしめる細胞
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@AkMomo510
詩村あかね
7 years
「花」 持ってしまった やさしさは たぶん きみを くるしめる 育ててしまった やさしさも きっと きみを はなれない やさしいひとは このせかいで すてられたものを ひろうから 両手に抱えて 背中に負うて 春だというに 花もみないで。 Akane.U
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@AkMomo510
詩村あかね
4 years
詩が よわいものの 味方でなくて どうする
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詩村あかね
10 months
「冬野にて」 冬枯れの草の原に こがね色の寂寥が 横たわっている ぼくは しゃがみこんで 冷えた躰をさすり 耳元で 優しく歌う これは だれの さみしさだろう ポケットから 古い手紙が のぞいている Akane.U/詩
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詩村あかね
7 years
毎朝必要だったものが、何ひとつ必要でなくなった。 豆乳用の小さなカップ、段ボールサークル、砂場、給水ボトル、少しのナッツに切り分けた林檎。 いなくなるとは、いらなくなることだ。 菜乃がいない朝、しみじみと思う。 菜乃はジャンプが上手かったから、きっと素敵な羽の天使になれたよね。
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@AkMomo510
詩村あかね
3 years
おはようございます。 今朝も懐かし「詩とメルヘン」。 「ちいさき きみへ」(2001年4月号サンリオ) 〈ちいさききみ〉とは当時小学1年生だった次男のこと。 絵が好きな次男はよく机で絵を描いていた。 息子たちが登校したあと、次男の机の上で見つけた犬の絵から私が想像した風景。
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@AkMomo510
詩村あかね
7 years
何かが私を動かしている 感受を止めてはならない 怒りも落胆も 懼れてはならない 木の根のように動かぬものは 躯の芯にひっそりと育て あとは伸び放題に枝葉を伸ばし 揺れたいだけ散りたいだけ させればよい 道程も峰々も 限られている 壊れやすいものを抱えていては 遠くまで 歩けない。
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@AkMomo510
詩村あかね
7 years
空気を吸うのはいいけれど 空気を読むのはやめないか 空気を読むと狭くなる 視野も想いも力量も 空気は周りが吐いた息 それを吸っても私には 良いことなんかありません 空気は戦も起こします 空気を呑まずに呑み込まれ 気づけば私がどこにもいない 空気に連れられ闇の街 私の頭、手足はいずこ。 A.U
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@AkMomo510
詩村あかね
8 months
おはようございます。 家人の定年退職休暇も今日でおしまい。 結局、遠出は出来なかったが近くの日本庭園で開花したばかりの白梅を見てきた。 遠くに行かなくても愛らしい梅に心が動く。 水音に耳をすませば春の密やかな声が聞こえる。 池の淵でカワセミを見た。瑠璃色の胸が宝石みたいだった。満足。
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詩村あかね
7 years
「手」 手をひらく 電灯の下で 手の中の 迷路を辿るように 愛おしい皺 炊事や仕事 子の肌を撫で摩り 様々な 持ちきれぬものまで 持とうとして 深く刻まれた轍 ひらいた手を握る 残したものを包んで 連れていくために。 Akane.U/詩
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詩村あかね
6 years
「均整」 木は 揺れているから 立っていられるんだ 「よい姿勢を保つと 健康にいい」と聞いて 一日中、姿勢よくしていたら あちこちが固まった 人だって 揺れるから 楽に生きられる どっちにも偏らない 喜びも嘆きも その日の気分で 大いに揺れよう 蒼穹のやじろべえのように。 Akane.U
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詩村あかね
7 years
「父の言葉」 あと三年で薬は止める 明日滅しても やり残した事もなけりゃ 未練もない 唐突に訪れても 悲しまないでくれ 幸せだったんだから 緩やかに準備出来るのは むしろ喜びだ お前が悲しむのが 最も辛い 少しだけ早いが言っておく お前が娘で 実に愉快だった ありがと ありがと
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詩村あかね
1 year
おはようございます。 実家へ暫く帰ってなかったら母からLINEがきた。 「時間が空いたらお見えになって下さい」 なんだ?ヨソヨソしい。 いや、これも母の気配りの表れ。此の所私が忙しいのを察しての… で、今日はまるっと一日空いたので両親の顔を見に行ってきます。 皆様よき一日をお過ごし下さい
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詩村あかね
7 years
昨晩遅く、福島で働き始めた長男から電話。 「みんな良い人だよ。一日に250キロくらい、車で走り回ってる。今日は会津の生産者さんに会った。心配しないで、頑張るよ」。 福島の生産者さんを訪ねて走り回る息子の姿を思い浮かべた。 息子の若さが、福島の未来の為の一粒の種になるといい。
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詩村あかね
2 years
宗教に関するツイを多く見かける昨今。 忘れられない言葉がある。 私はキリスト教系短大出身で授業にも教義を学ぶ時間があった。在学中、友人の何人かは洗礼を受けた。 信徒である教授が「人生で絶望を感じたタイミングで宗教に帰依してはならない。それだけは忘れないで…」と。 印象的な言葉。
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詩村あかね
6 years
チェロが風を奏でる どこの風より風らしい風 チェロが水を弾く どこの水より水らしい水 チェロの絵筆が たっぷりの光を掬い 胸に一刷毛の夕景を描く 蓊鬱たる森を揺すり 鳥のように朝を啄む チェロが嘆く 人知れぬ街の外れで 忍び泣く夕べ 背の翼を抜いて弓にし やさしくせつなく あの人のチェロは。
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詩村あかね
4 years
4月8日は宮沢賢治の「春と修羅」が書かれた日。 謹んで、よませていただきます。 スマホ動画機能で録音したので、途中で切れています🙏💦 続きは後ほど。
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詩村あかね
7 years
「春雷」 雷鳥が夏羽を纏う 遥かな峰々から 静かなる怒りが 地平をふるわす 太古から人は いくたびも叱られ そのたび怯えたが ほんとうに畏れるは 自身なのだと 理解した だから いまも 野山の動物たちは 騒ぎ 逃げ 隠れて 人間を 諭し続けている。 Akane.U
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詩村あかね
11 months
かみさま。 てんごくは ほんとうは ここに あるのじゃないですか。 わたしの ちいさな てのなかに。 きずついた ことりのように なにもかも かいふくするのを まちながら じっとしているのでは ないですか。 ひとよ そらをあおがずに てをみてください そのこぶしをひらいて。 Akane.Utamura
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詩村あかね
6 years
40代で光を失くした松田和子さんの言葉。 -野菜にはそれぞれの音があるのよ。小松菜の葉が擦れる音、キャベツが刻まれる音。私にはそれが野菜の息吹に聞こえるの- -切った薔薇は枯れても香りがする。人と同じで枯れていく時こそ豊かに香る。枯れていく花弁や葉に触れると愛おしさでいっぱいになる。-
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詩村あかね
5 years
「母の背中」 母の背中を拭きあげる 古木のような骨をみる 時が経るごと幹は暴れ 静かに忍んで固まって 生命よりも精神が 風の中で立つごとく 古い桜の木をおもう 母の背骨が歪んで屈み おじきをしている枝葉のように 背骨の節はまろく乾いて 私の指を撫でてくる 撫でられている 春の宵 Akane.U
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詩村あかね
1 year
たのない たんぼに んぼがいる んぼんぼんぼ、と 鳴いている かのない かえるは えるという いーえるじーの えるである すのない すいかは うみにいる 手足を10本 ふきながし やのない やみに みがおちる ぽとぽと落ちた 何の実だ? なのない なまえは まえをむく (続)
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詩村あかね
7 years
言葉は 自分の中にあるのではなく 外にある 人生も 自分の外側にある。 反芻する言葉からは 何も生まれず 一人では 熱を発することが出来ない。 自分の人生は 自分以外のものの人生と 繋がって摩擦して感応し 交歓し 寄り添って 出来上がるもの じゃ、ないだろうか。 A.U
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詩村あかね
7 years
「あした」 わたしは泣いた あなたの居ないあしたに いつよりも あなたらしい一日で あるはずのあしたに 変わらないせかいの あしたに 空を仰ぐ 一つの呼吸の尊さ 吹き荒れた嵐の痕跡 とめどない この おもいでに A.U/詩
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詩村あかね
6 years
よいことの後に悪いことも おきるから何もおきなくていいと 応える人だった 平穏な時にこそ注意深く歩く 暗い穴はどこにでもある きっとあなたの道は穴だらけで 何度か落ち込んで 這い上がったはず 怯えがちに幸運を遠ざけて 慎ましく生きた人 あなたの見た時代が 蜃気楼の様に 近づいてくるようで
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詩村あかね
4 years
冬の日 さびしさにきみをさがした さがしだしたきみは わたしの手のなかにいて わたしをだいていた 言葉のないかんけい すれちがう時のながれ はいりこむよちのない 交歓が 生きるもののすべてと 死をふくんであまやかな きみの息づかいが言う さびしくてわたしを さがしていたのだろ 今ならわかる
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詩村あかね
3 years
旅に出たい。 人に会いたい。 何気なく通りかかった店に入り、ちょっと珍しいものを食べたい。 「これ、美味しいですね」 「そうですか、それはよかった」 などという会話をお店の人と交わしたい。 地方の在来線に乗りたい。 車窓から山をみたい。 海を見たい。 歯を見せて笑う、人の笑顔が見たい。
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詩村あかね
7 years
「晩夏」 夕暮れ 母という鎧を脱いで 晩蝉を聞いている 思い通りに ならぬ道行きよ どこへ向かうか 煮豆の匂いが 柔らかく体をほどく 台所の湿り気に 尖った気が溶ける 自らの一生をかけた 短くも長い切響 晩蝉よ 何を鳴く 何を胸に Akane.U/詩
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詩村あかね
7 years
「白木蓮」 白木蓮の作られかたを おもう。 白い喉を緩やかに反らせ 天を仰ぐ 葉をつけない幹は 孤独 卵の白は 清廉 肉厚の花弁は 官能 聖杯の様式は 高貴 かみさまは何を思って 白木蓮をつくり給いしか。 この殺風景な 団地の植え込みを あかるく あかるく灯して。 A kane.U
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詩村あかね
7 years
花は詩が好きだから 私に書かせてくれるのだ 水は私の一部だから 共に言葉を探してくれる 道は毎日通るたび 小さな新たを見せてくれ 樹は触れるたび 遠い思い出送ってくれる 無口なものたち こんな私に おもいを託して 書き終えたら いつも みんなで空を見る Akane.U/詩
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詩村あかね
7 years
「頂にて」 呼吸する事も 忘れていた 生きていたのだ こんなにも 悦ぶ力を持っていたのだ 山頂から円い下界を見渡す 地平を陽が溶かして 街がたゆたう 呼吸する 深く 鼻腔が起動して 感受の枝が空へ伸びる 新緑の 身体になる Akane.U/詩
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詩村あかね
2 years
目をそらした人の中に あなたはいたのかもしれない 永く手をつないで 決して離れない人と 出会わずにすませてしまった 沈丁花が薫る 参道のベンチに まだ座っている幼春を 迎えにいけない 夜のような昼 を抱えた地下鉄の駅を 歩いている 目のように見える 地下道の 壁のシミに 見入られる Akane.U
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詩村あかね
7 years
「秋宵」 湯で温まったはずの躰 首の根元が何故だか寒くて 手で触れると ひんやりとする 今日は街を歩き回ったから 無口な秋を 連れてきてしまった 秋の齎(もたら)す碧い影が 躰に繁り始めた もう一度 浴室に戻って 首まで湯に浸かる ふと 立ちのぼる 樹木の匂い A.U/詩
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詩村あかね
8 years
あけましておめでとうございます。 皆様の幸多き一年をお祈り申し上げます。 争いと食べらない子供たちとかなしい出来事がなくなりますように。 慈愛と希望の灯火が誰彼の心にも点りますように。
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詩村あかね
3 years
しずかに いのる あさ 鳥は啄みますように 木は踊りますように 花は歌いますように 春風の頬 パンとお茶は跳ね回り 会話はぬくもり 家はふっくらと膨らみ 思い出に陽が射し込み 写真は語りますように 大河は緩やかに 遥かまで 曲がりながらも 流れますように 子供が正しく 忘れますように A.U
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詩村あかね
8 months
ほんとうのことは 足元の土塊にある 野花にある 野花に眠る蜜蜂にある 蜜蜂の口についた 蜜にある 蜜をとろかす 太陽にある 太陽もいずれ過ぎる ほんとうは。 ほんとうのことは 緩やかに繋がって 負荷がない そこには負荷はないか? あるとすれば何? 蜜蜂は 考えない 感じてる 光を、ただ A.U
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詩村あかね
7 years
私の 仄暗い湿地 あなたの 陽だまりに乾かされ 肥沃な土も流れ来て 野花が咲いた 蔓草も伸び 適度に降った雨が 新たに私を潤し 湿地はいつしか 野原になった 木の芽が吹き 季節は巡り 大樹の陰で 生まれた命 野原は湿地を抱え 野原は野原で あり続けようと。 A.U
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詩村あかね
8 years
「言霊」 人は人と繋がりたくて 言葉をつくった 人は人を知りたくて 言葉を操った はじめに出来た言葉は だから愛にみちていた 愛の受け渡しが 言葉の役目だった 心の震えを 言葉で差し出す 結晶になれ 言葉 Akane.U/詩
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詩村あかね
6 years
「漢字のじゅもん」 漢字を習いたてのきみが 漢字表をながめながら ひとりごと 音と青は にていて いつもまちがえちゃう 青は下に月がついて 音には日がついてるから おひさまの おと つきは あお 静かな夜に きみの声 おひさまの おと つきは あお Akane.U (絵は当時4歳の次男作)
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@AkMomo510
詩村あかね
10 months
あと5日で還暦を迎える私に長男夫婦がプレゼント🎁してくれた個性的なネックレス。 同封のカードに書かれたメッセージに胸が熱くなった。 「長生きしてね」と言われる年齢になったことに、まずは感謝です。 いよいよ60代が始まる。 楽しみだなぁ〜☺️💓
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