大学院レベル(学部生でもok)で非ネイテイブへの配慮もある論文の書き方本としては、今でもJohn M. Swales & C. Feak (2012) Academic Writing for Graduate Students, 3rd Ed. を超えるものがないかなあ。自分が大学院のライティングを英語で教えるなら、これをテキストにするしかない。
Looks like the internal investigation into John Searle, launched after the harassment lawsuit, has concluded.
(After getting this email, I looked for other news of what happened, but found nothing.)
主演の一人が哲学の大学教員(倫理専門)で、主人公が良い人間になれるように毎回倫理の講義を行なうという設定のあるNetflixのドラマ、グッドプレイス、英語圏の哲学業界で話題なので見始めたけど、めちゃ面白いな。第6話では主人公にScanlonとWhat we owe to each otherを紹介したりする。
Mick Healey, Kelly E. Matthews, and Alison Cook-Sather (2020) Writing about Learning and Teaching in Higher Education. アカデミックライティングの教科書としては、この本がかなり良い。ライティング研究の過去の蓄積に基づいた内容になっている。オープンアクセス。
Mick Healey, Kelly E. Matthews, and Alison Cook-Sather (2020) Writing about Learning and Teaching in Higher Education. アカデミックライティングの教科書としては、この本がかなり良い。ライティング研究の過去の蓄積に基づいた内容になっている。オープンアクセス。
哲学史をギリシアから始まるものとするようになったのは18世紀末のドイツで、それはそれまで哲学に含まれていたそれ以外の哲学の伝統の排除を伴っていたということを丁寧に論証する、P. K. J. Park (2013) Africa, Asia, and the History of Philosophy、はすごい本だなあ。
Kiesewetter (2017) The Normativity of Rationality は、ほんとにすごい本で、ここ20年ぐらいの認識論の本でもベストの1つだと思うけど、文献指示の詳細さもほんとすごい。膨大な文献が参照されるのだけど、ほとんど文献指示にその文献のどこを参照するのかページ番号が書かれている。
Cheryl E. Ball & Drew M. Loewe (eds.) (2017) Bad Ideas About Writing. オープンアクセスのこの論考集、今まで知らなかった。めちゃくちゃいいじゃないか。ネットでよく見かけるような「書く」こととその教育についてのよくあるが間違っている見解が研究成果に基づき挙げられ、反論されてゆく。